はじめに

ープロジェクトの概要

 2011年3月11日の東日本大震災から9年が過ぎ、私たちの住む茨城県鹿行地区の復興もだいぶ進み、生活するには不自由がなくなってきました。

 その一方、東北では復興が中々進まないとの事実が、新聞やニュース、また被災地出身の友人を通じて、現地の過酷な状況を伺う事が出来ました。

 この状況を「風化させたくない!」との思いと「何か私たちに出来ることはないか?」と仲間達で考えました。

 その第一歩として、鹿嶋市内での農業体験を通じて、子供達と学んだ「人や自然との繋がり」を、何か形にする事が出来るのではないかと考え、米(支援米)や野菜(サツマイモ)を継続的に育て「復興を目指す東北に、みんなで届けに行こう!」と決意致しました。

 鹿嶋市には稲作をするのに適した土地があります。その中でも、田谷地区という稲を作るには最高の地域があります。震災後、皆で立て直してきたその土地で、活動を始めて、現在5年が経ちました。

 私たちが震災で感じた、人と人との繋がりや助け合い。そこで得られた「絆」をこれからも太く、強いものに築いて行きたいと考えています。


解決したい社会課題

 日本は様々な自然災害からは逃れる事は出来ません。

 自然と向き合い、共存して行くことは、とても大きな課題だと考えます。

 勿論、国を主導とした「公共事業」は大切で、私達が出来る事は小さな取り組みかもしれません。

 しかし、地域社会の中で、自然との向き合い方を考える事は、とても大切だと思います。

 この国には、古くから営まれてきた「農業」「林業」「漁業」があり、そこには行政からでは伝えきれない「知恵」が沢山あったと感じます。

 高齢化や過疎化で進む「担い手不足」は、産業としてのダメージだけでは無く、地域で育んできた「教え」をも、徐々に失いつつあるのではないかと、先の震災で強く感じさせられた事の一つです。

 ネットや教科書だけでは伝えにくい「繋がり」や「絆」。また、地域の中で育まれてきた「教え」は次の世代、その先の世代へ、様々な教訓として、伝えて行かなければならない事だと感じています。

 この活動を通じて、地域内外での人々の交流を太くし、先の震災で感じた事を、風化させずに伝えて行くことは、とても大切な事だと考えております。

このプロジェクトで実現したいこと

ー具体的な活動の内容

 本活動を通じて「子供達の未来」に繋がる事を充実させていきたいと考えております。

 現在、震災が深刻ではなかった地域では、教科書の一部(過去の出来事)として風化が進みつつある事も事実です。今後、震災を知っている子と知らない子の間にも溝ができ、相互理解に苦しむ事も想像出来ます。

 私達大人が、子供達に自然の偉大さや恐ろしさを伝えて行くことは重要であり、地域の繋がりの中から「教え」を学ぶ場を提供していく事も大切だと考えます。

 大きな自然災害が起きた場合でも、瞬時に命を守る行動がとれ、被害を最小限にくい止める知恵や勇気を様々な体験の中から知ってもらいたい。

 子供達には稲やサツマイモの栽培、キャンプやスポーツの体験を通じて「食育」や「自然との向き合い方」を体験してもらいたい。なんと言っても、子供は「友達になるのが早い」という天才的な才能があります。その場から始まる「繋がり」が、その先の「絆」になって行く事を望んでおります。

 私たちNPO鹿クラブは、将来の日本を担う子供達への架け橋になりたいと考えております。

応援メッセージ

地元 神栖市出身 

プロ競艇選手  大橋由珠さん


私は神栖市で生まれ育ち、大切で大好きなこの場所で、沢山の人達から色々な事を経験させて頂きました。

 そのとなり、鹿嶋の街から東北の復興にと、支援活動をしている事を知りました。

 私も、震災から考えさせられる事が多くあり、少しでも力になれる事があればと、いつも感じていました。

 この鹿クラブの活動に少しでも参加して、応援して生きたいです!!!

 皆さん『鹿クラブ』をどうぞ、よろしくお願い致します。



地元 神栖市出身

奎太さん


 初めまして。奎太と申します。

 僕は11歳の時、あの震災に遭いました。

 あれから、時間が経つのはアッという間で、僕も20歳を迎えます。

 今の僕は、アルバイトをしながら芸能プロダクションのスクールに通い、タレントになる事を目指しています。

 鹿クラブの活動は、幼なじみのお父さんを通じて知りました。鹿クラブの皆さんは『子供達の未来の為に』と、この活動に取り組んでいるとわかり、ビックリしました。

 今の僕が『夢』を描けるのは、家族や地域の人達の『応援』があっての事だと、改めて気がついたからです。

 まだ、復興途中の東北の子供達の『未来』の為に、同じ様に『夢』を描ける様に、僕も鹿クラブの活動をこれからも応援し続けていきたいです!






資金の使い道

ー目標金額の内訳、具体的な資金の使い道
 
設備費:約 60万円 

現在 全てを手作業にて行っており、トラクター&畝上げ機(30万)&芋洗い機(25万)を購入し、効率の良い作業をしたく思っております。 本年は猪被害もひどく 鹿嶋市から補助のでる電熱線購入(約7万)にも補填して被害を最小限に抑え栽培したいと思っております


地 代:約 5万円(5反歩を1反歩1万円で農地使用中)
広報費:約 4万円
手数料:約11万円 (14%+税)

実施スケジュール

ープロジェクト自体の実施スケジュール

3月7日   さつまいも苗床 製作

4月24日   支援米田植え

5月13日  さつまいもマルチ張り

5月15日  さつまいも苗植え開始 

7月5日  さつまいも苗 植え完了

8月  鹿クラブキャンプ場 完成イベント開催

10月 岩手県大船渡市・陸前高田市へ 支援米届け

10月~11月 さつまいも収穫

11月下旬  リターン発送



<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターン

ーリターンの紹介

1 さつまいも (紅はるか)

 茨城県鹿嶋市で減農薬で栽培し、一般的に大型農家さんで使用するピクリン(土壌消毒剤・除草剤)は使用せず、苗作りから収穫までを、当メンバーで栽培するさつまいも(品種 紅ハルカ)です。

 紅はるかは、外観が優れ、しかも蒸しいもにした時の糖度が高く、とても美味しい芋です。その高い糖度/糖質の中でも、麦芽糖が占める比率が高い傾向にあると言われ、食べてみると強い甘さにもかかわらず、後口はすっきりした上品な甘さを感じさせてくれます。

 果肉の色は黄白色、やや粉質で、加熱するとしっとりとした食感に成り、焼いた時の甘さはあの安納芋とも比較されるほどで、非常に甘く美味しい焼き芋の資質をそなえています。

最後に

 震災直後にはテレビで取り上げられることが多かった東日本大震災。しかし、9年が過ぎた今、テレビやニュースで取り上げられる機会は減り、同じ日本にいながら被災地の現状を正しく把握することは難しくなってきています。

 被災地の人々は100%復興したとは言えない状況の中頑張り続けています。遠く離れたところにいる私たちにも被災地の人々と繋がり、応援することはできます。

 私たちは鹿島から被災地の人々と繋がり続けます。

一緒に応援するため、お力添えをよろしくお願いします!





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