ご覧くださりありがとうございます。

私たちは東京芸術大学と桐朋学園大学の学生・卒業生9人で、

演奏会「祈りの鏡 〜近現代の作曲家による〜」を開催予定でした。

しかし、新型コロナウイルスの影響で延期せざるを得ませんでした。




movie directed by (euglena) 

時期を改め開催するにあたり、開催できなかったにも関わらず全額払わなければいけなかった会場費やチラシの印刷費など約10万円が大きな痛手となっています。これらの費用は改めて開催するにあたりもう一度必要になります。

これらは入場料だけで補うことはできません

それでも、この危機的状況で痛感した毎日のありがたさ、当たり前の生活への祈りも込め、今生きるということに思いを馳せる時間を音楽を通しお届けするために改めてこの演奏会を開催したいと考え、今回クラウドファンディングに挑戦させていただくことにしました。



【演奏会の概要】
2021年1月31日(日)

 @両国門天ホール(東京都墨田区両国1-3-9)


曲目

プロコフィエフ: 五重奏曲

村上りの: 4つのライミング・ゲームズ (委嘱作品・世界初演)

メシアン: 世の終わりの四重奏曲



出演者

ピアノ: 深尾愛  (桐朋学園大学卒業)


オーボエ: 沖響子  (東京芸術大学音楽研究科修士)


クラリネット: 林みのり  (東京芸術大学音楽研究科修士)


ヴァイオリン: 重松彩乃  (東京芸術大学音楽学部)


ヴィオラ: 山本佳輝  (東京芸術大学音楽研究科修士)


チェロ: 下島万乃  (東京芸術大学音楽研究科修士)


コントラバス: 布施砂丘彦  (東京芸術大学音楽学部卒業、桐朋オーケストラアカデミー)


指揮:  藤川大晃 (東京芸術大学音楽研究科博士)



将来の日本現代音楽界を担うことが期待される、既に数多くの初演も行なっている若手音楽家が演奏を担います。


演奏会プログラムについて

この演奏会のプログラムは「祈り」をテーマにプロコフィエフメシアンという時代に翻弄された2人の作品と現代日本を生きる作曲家村上りの の新作3曲で構成されています。

プロコフィエフの「五重奏曲」はロシア革命後に亡命先で書かれ、メシアンの「世の終わりの四重奏曲」は第二次大戦中ドイツ軍収容所内で作曲、初演されたものです。

そして、村上りのさんがこの演奏会のために書き下ろた新作「4つのライミング・ゲームズ」では「動的・外的」な視点から捉えられた「祈り」が表現されます。


作曲家 村上りの  プロフィール

現在東京藝術大学修士3年作曲専攻、及びライプツィヒ音楽演劇大学修士課程作曲専攻に在籍。

これまでに作曲を森垣桂一、神本真理、小鍛冶邦隆、Fabien Lévyの各氏に師事。

「言葉におけるリズムと身体性」、「新しい音楽(演奏)空間の創出」を主な創作テーマとして活動する。


資金の使い道

・会場費 (延期前の費用も含む)

・チラシ、チケット印刷費

・リターン制作費、郵送費    

・ CAMPFIRE決済手数料   など


リターンについて

500円からご支援していただけます。

♪ 出演者からのお礼のメッセージ をはじめ、

♪ プログラムご芳名掲載

村上りの「4つのライミング・ゲームズ」作曲者サインと本人による解説入りCD、DVD

カスタマイズCD、DVD

♪ 【プライベートコンサート】

♪ 【作曲家村上りの があなたのために新作を作曲】

など、様々なリターンをご用意しています。


【リターン詳細】
① 出演者からお礼のメッセージ


② プログラムにご芳名を掲載 (ご希望の方)

演奏会当日に配られるプログラムに感謝の気持ちを込めてご芳名を掲載します。

※ ご支援時に掲載ご希望のお名前を備考欄にお書きください



③ 村上りの「4つのライミング・ゲームズ」作曲者サインと本人による解説入りダイジェストCDまたはDVD(2020年7月お届け予定)  

この演奏会にて演奏される新作「4つのライミング・ゲームズ」の解説入りダイジェストCDまたはDVD(どちらかご指定ください)をお届けします。


④ ご招待チケット

(演奏会当日いらっしゃれる方、2020年1月お届け予定)

または 

④ 演奏会当日の演奏CD または DVD  
 &作曲者・出演者サイン入りプログラム 

(当日いらっしゃれない方、2020年2月お届け予定)

演奏会ご招待チケットをお届けします。

演奏会にいらっしゃれない方も、後日お送りするCDまたはDVD(ご指定ください)でご自宅にてお楽しみください。

※「チケット」か「記録CDまたはDVD&プログラム」は、2020年12月ごろにメールでご希望を伺います。



お好きな曲をレコーディングします!

頂いたリクエストを演奏し、CDまたはDVDにてお送りします!(お届け時期等要相談)




⑥ 当日ゲネプロ見学権

演奏会直前に行われるゲネプロ(リハーサル)をご見学いただけます!




⑦ プライベートコンサート

(日付要相談、交通費等諸費用別途)

あなたのためのコンサートを開催します!




⑧作曲家村上りのさんから新作を作曲!

(詳細要相談)

あなたのために 作曲家村上りの が作曲します!

そして、プライベートコンサートにて新曲を含むプログラムを演奏します!

新作の著作権は作曲者に属します(コンサート等、私的な範囲を超える場での使用に際しては著作料を頂く場合があります)。




実施スケジュール

2020年 

〜6月  クラウドファンディング実施

    7月  お礼のメッセージ、村上りの「4つのライミング・ゲームズ」CD、DVDお届け


2021年

    1月  ご招待チケットお届け(ご希望の方)

    1月31日  【演奏会】

    2月  記録CD、DVDお届け、ご芳名掲載のプログラムお届け(演奏会にお越しいただけなかった方)

(カスタマイズCD、DVDやプライベートコンサート、新作プレゼントの時期は要相談)


最後に

日本のクラシック音楽の室内楽演奏会は、多くの場合未だ 19 世紀までのレパートリーが中心で、20 世紀の作品を取り上げる場合も 19 世紀までの作品との組み合わせである場合が少なくありません。この演奏会では 20 世紀以降の作品に焦点を絞ったうえで、大きく世界を変えることとなった 2 つの世界大戦に挟まれた作品を軸に取り上げることで現代社会における「祈り」を考えるプログラムになっています。


新作を除いて今回とりあげる 2 人の作曲家はいずれも革命や戦争など、国家や社会の変動に翻弄された人物です。プロコフィエフはロシア革命を経験しやむなく亡命し、帰国後もソビエト連邦という恐怖政治のもとに生き、メシアンは第二次世界大戦を収容所で過ごし戦後のフランスを生き抜いた作曲家で、2 人ともその時代に翻弄されつつもそれぞれ自らの音楽を書き抜いたという共通点を持ちます。特に 50 分を要する大作である《世の終わりのための四重奏曲》は収容所で作曲・初演された作品で、その創作背景やヨハネの黙示録を投影した作品内容は、絶え間なく不安定な情勢となっている 21 世紀を考える上で最もふさわしい作品と言えます。


それに加えて演奏される、現代日本の若手作曲家による新作委嘱を行った村上りのは、精力的に新作発表を行い、ライプツィヒへの留学をも控えている作曲家で、自らもヴォーカルパフォーマンスを行うなど非常に独創的な活動を行っている若手の注目株です。今回の作品「4 つのライミング・ゲームズ」古来の祈りの形の一つである舞踏を連想させる高揚感が感じられる作品になっており、「祈り」の多面的性格を音楽に昇華させています。各楽章につけられたタイトルはまさに「ライミングゲーム(韻を踏む遊び、語呂合わせ)」そのもので、現代音楽に忘れられが ちな遊び心に溢れています。日本において特に室内楽作品の新作は現代音楽に特化したコンサートで行われることも多いですが、今回の公演では 20 世紀の大家と並べて演奏することで、その系譜、影響を感じることができるでしょう。


《日本の音楽界を担う若いメンバーによるこのコンサート、ご支援をどうぞよろしくお願いします!!》


(本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。)


#東京藝術大学 #藝大 #桐朋学園大学 #クラシック音楽 #現代音楽 #コンテンポラリー #室内楽 #アンサンブル #演奏会


  • 2020/06/08 11:11

    この度、演奏会紹介動画の第2弾が完成いたしました!この動画は、当演奏会で初演される村上りのの新作「4つのライミング・ゲームズ」を簡単にではありますがご説明するものです。素敵な曲の一部分だけでなく、作曲者本人が語る曲への思いもお聞きいただけます。ぜひご覧ください!

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください