新たな時代を生き抜く
インターネットローカルなコーヒービジネスを立ち上げる。


それが今回のクラウドファンディングの目的です


桐林館喫茶室のメンバー
左から「なっちゃん」「ぽっぽ」「のすけん」「りっく」「ぱっち」


三重県の最北端に位置する人口4万5千人の小さな町「いなべ市」に築100年の木造校舎を

リノベーションしてつくられたカフェがあります

名前を「桐林館喫茶室」と言います


青空の映える、木造校舎


自家焙煎の珈琲と地域の食材を使ったスパイスカレーなどが看板商品で

昔懐かしい学校空間で楽しめるカフェとして地域内外の人と人との交流の場にもなっていました。


フェアトレードスパイスと地域の食材を使った特製カレー


カフェ店内の様子


2017年のオープンから2020年の4月まで、売上は順調に伸びていき

今では4名の一緒に働く仲間も出来てまさにこれからという時に

この日本にもコロナウイルスがやってきました。



人と人との物理的、精神的な距離を保つ「ソーシャルディスタンス」

人と人とが集う「三密」の回避

これがこれからの世界の標準になるという事は

カフェをはじめとした飲食店、ライブハウス、観光産業など

「不特定多数の人と人とが集まる事が主たる収入」

である業種の構造改革が必要不可欠である

という事でもあります。


そして桐林館喫茶室は重要文化財でもあるので

行政、教育委員会と連携して運営しており

今回の一件で5月末までの全館閉鎖を余儀なくされてしまいました。

2016年に登録有形文化財に認定


そして僕は家に引き篭もりました

ひたすらに考えました

そしてひとつの結論を出しました。


新たな時代を生き抜く為に必要なのは

むやみやたらな売上拡大じゃない、売上の維持だ。


そして物を売る側、買う側で線引きする関係じゃなくて

コーヒーとインターネットを通じて

ゆるくつながりあえる関係

インターネットローカルをつくる事が僕のやるべき事だ。


なぜその考えに至ったのか、少し長くなりますが僕の物語を聞いて下さい。

名前を帖佐真之介 (ちょうさ しんのすけ、と読みます)

34歳 趣味は旅とけん玉 好きな食べ物はカレー

20代はバンド活動に明け暮れる日々で、パンクバンドでドラムをやりながら日本全国でライブしたり

たまには海外でもライブしたりと割と精力的に活動をしていました。

そしてひょんな事からスターバックスコーヒーと出会い、アルバイトで入社後は約10年間ほど勤めて最終的にはストアマネージャーも任され、カフェ経営の色々な経験を積ませていただきました。

そんな経験の中で「コーヒー産業を取り巻く世界と、カフェで生まれる人と人との物語」へ次第に心惹かれていくようになりました。

そして旅のひとつで、コーヒー生産地であるルワンダ共和国に行く事があり

実際にコーヒー産業に関わる人と接点を持つようになったとこから、自分の人生観が変わりました。

コーヒーの木になる、真っ赤に熟したコーヒーチェリー

コーヒーを天日干しにして、アフリカンベットという網の上で乾燥させている


アフリカ大陸の中でも最も発展してきているというルワンダ共和国

首都のキガリという町では日本の市街地と並ぶくらいに都市化も進んでいる国ですが

コーヒーの産地はやはり貧しい地域であったり、各インフラや医療や教育に関してもまだまだ十分に行き届いておらず、日本人の僕らがよく知る「アフリカ」という存在がそこにはありました。

そして訪れた一つのコーヒーの精製加工場で、みんなが集まって手作業で仕事をしており

「機械を導入すれば、もっと効率的に仕事が出来るのでは?」と質問したところ

「まず機械を導入する資金が無いし、あえてアナログな働き方を残す事で雇用を生んでいるんだよ」

と1人のオーナーさんに言われたのがとても印象に残っています。


農村地域では仕事にありつけること自体がラッキーであり、ルワンダにおいてはまだまだ農業という仕事が生活に占める割合も多いので、コーヒーの仕事はとても重要だと教えて頂きました。

そして学校に行ける子供なんていうのは本当に一握りで、ご両親からの援助と本人の相当な努力、覚悟が無いとまず大学には行けないという環境で1人の男の子に出会いました。


彼の住む町は自然に囲まれており、めったに外国人も来ないという事で僕ら日本人はかなり目立っていました。

歓迎の歌で出迎えてくれたり、彼らの働く場所を見せてもらったりした後に

たどたどしい英語で彼が夢を語ってくれました


「僕の夢はアメリカの大学に行って勉強して医者になる事、

                    そしてこの村に帰ってきて病院を作るんだ。」


この時に僕は仕事の本質に触れた気がして、

日本人として僕がこれから何をするべきかを考える日々が続きました。


日本に帰国後、桐林館喫茶室で様々なコーヒーに関するイベント開催やコーヒーセミナー活動の実施

2018年からはいなべ市と協働して「フェアトレードタウン活動」にも副会長として参加し、

2019年の9月に日本で6番目のフェアトレードタウンとして認定されるまでに至りました。


いなべ市市長と、日本フェアトレードフォーラムの皆様


しかし自分の中ではカフェを経営しながら毎日

「これでいいんだろうか」と苦悩する日々は続きました。

コーヒーを通した物語を伝えたいけれど、

店舗ではカフェ全体としての売上とのバランスや

様々な業務に追われる中で、

どうしてもコーヒーの事に注げる熱量が減っていってしまう...


テレビや雑誌で取材を受けても結局長くは続かず、

どうしても短期的な経営に目がいってしまい

不安定な日々の中で利益を出し続け成長し続けなくてはいけない

と自分自身を追い込んでいました。


そんな時にコロナウイルスが日本で急速に蔓延し、

文化施設でもある桐林館は休業せざるを得ない状況に


従業員の給与や家賃、生活費などは発生し続けているので現在は三重県の休業補償金、

雇用調整助成金や日本政策金融公庫の新型コロナウイルス感染症特別貸付の申請などの

やれる事は一通りやっていますが実際の給付日や給付額はまだ未確定であり、

そもそも収束後に店舗が再開出来るかも分からない。


だからこそ短期的な問題よりも、中長期的にこれからの時代を生き抜くためには

事業モデルの構造改革が必要不可欠である、と考えるきっかけになりました。


そして自分の仕事の価値観をつくった原点である

アフリカの地で経験した事を考え見つめ直し

真剣に自分の仕事として命を燃やせるものは何だろうと考えた結果


小さなコミュニティの中でも持続可能な
インターネットローカルコーヒービジネス

これが僕の人生をかけて向き合っていきたい仕事のひとつだと自覚するようになりました。



■実際にどんなコーヒービジネスをやりたいのか。

新たに乗り出す事業は「コーヒー豆のオンライン定期販売事業」


事業規模は小さくても、チームのみんなが普通に暮らしていけるくらいの収入と、

事業が持続的に運営できるだけの利益を確保し、お客様には売ってお終いではなく、

しっかりとした購入後のサポート体勢で長く一緒に寄り添っていられるようなコーヒー屋でありたい。


だからこそ事業の中核を安定した売上の確保できる定期継続販売とし、

飲んでもらう方には「季節毎に変わる様々な国のユニークなコーヒー」を楽しんでもらい

コーヒー豆生産者の方には安定した仕入れを約束し、

両者にとって持続可能なコーヒービジネス。


■差別化のポイント

・流通を通さないからこそ維持できる焙煎豆の鮮度

・アジア、アフリカを中心とした珍しいラインナップの高品質な珈琲豆

・チーム桐林館喫茶室の濃いキャラクター (経過報告でそれぞれ自己紹介していきます)

この3点を活かして他には無い、新たな価値を提供していこうと考えています。



■事業のビジョン

「コーヒーは、とにかくめんどくさい。だから楽しい」

実際に10年以上コーヒーに携わって来た経験値から、圧倒的に多くの方の抱える課題のひとつに

「めんどくさい」という感情があります。

どの豆を選べばいいのか分からない、どの器具を使えばいいのか分からない、誰に聞けばいいのか分からない、どこで買えばいいのか分からない、などコーヒーに関する悩みは枚挙に暇がありません。

だからこそ「コーヒーに関する全て」をこちらにお任せいただき、豆選びから抽出方法などをオンラインでサポートし、今までめんどくさいと思っていた事を楽しんでもらえるような体験を提供していきたいと考えています。



■どんなコーヒーを取り扱うのか。


2年程前からお世話になっている珈琲生豆卸売専門の「海ノ向こうコーヒー」さん。

様々なコーヒーの取り扱いがありますが、

中でもアジアを中心とした珍しい国のラインナップが充実しており、

産地のストーリーもしっかりとシェアしていただいている

とても信頼できる、プロフェッショナルな方々です。


そして今回のクラウドファンディングでの返礼品のコーヒー

- インドネシア バリ ディボン -

神々が住まう島、バリ島から届けられる

天然酵母と現地の湧き水で作られた

明るく凝縮された酸味とクリーンな味わいのコーヒーです。
コーヒー農家のパック=スラクマット氏


バリの主要なコーヒー産地キンタマーニから少し離れた、 プラガのボン村。

現地で長年コーヒー に携わってきた農家パック=スラマットが

地元のフルーツ などから作った秘伝の天然酵母と、豊富に手にはいる湧水で精製。

数ある品種から一つを選び、農薬がふりかかないように、みかんと農園を分けるなど

環境にも配慮して栽培されており、現地でも高い評価を得ています。


焙煎したてのインドネシアバリディボン 友人のプロカメラマンに撮影してもらいました


■スケジュール

5月現在

→Instagramのフォロワー様に向けて、ほぼ原価の金額でコーヒーのサンプルを配布。

実際のオンライン作業の環境づくりと、お客様からの声を活かして定期販売開始への準備中

5月後半〜6月

→珈琲の焙煎所である自分の自宅を「幻珈琲合同会社」として登記

→YouTubeチャンネルの開設、facebookグループ「幻珈琲オンラインサロン」の開設。

コーヒーに関しての動画や情報をシェアできる環境をつくる

6月

→クラウドファンディング終了、支援者の皆様への梱包作業、発送の準備

→パッケージデザイン、ロゴデザインの完成、HPの再構築

7月

→定期販売便のスタート

→桐林館喫茶室の新たな営業形態での再スタート


■資金の使い道

・事業が軌道に乗るまでの活動資金 

・写真撮影、動画編集

・ロゴ、コーヒーのパッケージ、HPデザイン

・夏までの珈琲豆の仕入れ代金

愛用の焙煎機


■最後に

誰も予想できなかったコロナショックという緊急事態の中、

これからの不確定な時代には正にこのCAMPFIRE代表の家入一真氏の言う

「小さな経済圏をつくる事」

これが本当に大切になってくると思います。


そして僕が目指すのは半給半足社会

自分の提供できる価値を誰かの必要な物と交換しながら、

ゆるく経済活動を続けていけるような社会。


そして僕が提供出来る価値、それが「コーヒー」

毎日飲む一杯だからこそ、信頼出来る人に育てられた物を、

鮮度のいい状態で飲む人に届ける仕組み。


それをインターネットローカルなコーヒービジネスとして軌道に乗せ、

この時代を楽しく生き抜きたい!!


そんな思いを持って、今回クラウドファンディングに挑戦させていただきます。


- 幻珈琲店 Promotion Video -



世の中には

超高級なコーヒーや、超一流の焙煎士、高価で大規模な設備を持った超大手ロースターなど

とても今の僕には勝てないコーヒーの市場があります

だからこそ僕は僕にしか出来ない事をしたい

目指すのは


高級スーパーに並んでいるオーガニック認証のキレイにパッケージングされた野菜じゃなくて、

まるで近所の人が持ってきてくれる泥だらけの滋味深い野菜みたいなコーヒー。


まだまだ未熟な焙煎士ではありますが

これからお客様になってくれる皆様と一緒に成長していけるよう

努力を続けて参りますので、どうぞご支援の程を宜しくお願い致します。



2020年5月某日

桐林館喫茶室オーナー、幻珈琲合同会社代表取締役(予定)

帖佐真之介


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2020/10/08 10:47

    支援者の皆様、こんにちは!今現在新たなパッケージを制作中です、11月から正式にリリース出来そうなのでご報告です。より幅広い方に倫理的に調達された、新鮮なコーヒーを届ける為の販路も開拓中です。また計画中のオンラインサロンの方も徐々に動き出していますのでこちらも情報公開まで今しばらくお待ちください...

  • 2020/08/14 12:33

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2020/08/02 08:39

    8月に入り、三重県いなべ市にも夏の訪れを感じるような晴天と空気の匂いがやって来ました。世界的にも一向に収まる気配の無い彼らの様相ですが、国内でも喧々諤々とメディアが騒ぎ、知識人が叫び、一般市民は不安に苛まれています。支援者の皆様も様々な影響を受けている事と思いますが、我々のような小さな飲食店、...

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