コロナウイルスの影響で出荷停止。。日本で唯一の在来豚である今帰仁アグーを遺伝資源・種の保存を目的に活動、生産しています。他のブランド豚であるアグー豚とは別の遺伝子グループに属する唯一の在来豚です。食べて頂くことで種の維持ができ命を繋いでいます。この豚を後世に残すために応援をよろしくお願いします!!

プロジェクト本文

コロナショックが直撃した日本で唯一の在来豚である今帰仁アグーを応援するプロジェクト

農業生産法人有限会社 今帰仁アグー代表 髙田勝と今帰仁アグー

はじめまして。

 沖縄本島北部、「やんばる」といわれる地域の今帰仁村で琉球在来豚・今帰仁(なきじん)アグーの生産をしている髙田と申します。


 アグーが知られていなかった20年前に資源として残す為に利活用を考えた営農を本格的に始めました。

 在来家畜である今帰仁アグーは、食べて頂くことによって種の保存が成り立ち、命を繋ぐことができます。

しかし、理解あるレストランやホテルへの取引が殆どである今帰仁アグーは今回のコロナウイルスの影響で行き場をなくしてしまい、餌代、維持費がかさみ危機的経営状況になり種の存続が厳しい状況まで追いつめられています

 そこで、今までお店でしか味わえなかった今帰仁アグーを、皆様がご自宅で食べて頂くことによって未来へ種の保存・命を繋いでいく手助けをしていただきたく思います。



今帰仁アグーって他のアグー豚となにがちがうの??

 今帰仁アグーは美味しさ、安全や安心の追求とともに、文化・社会資源の継承、遺伝資源の維持を目的に経済的成立をいかにするかと言う課題をひとつずつクリアーする努力を続け活動してきました。

 2014年には食べる世界遺産としてSlow Food International“The Ark of Taste(味の箱舟) に登録されています。

 アグー豚と言う名称の豚が数万頭出回る中、その1%ほどの生産頭数にしか過ぎない今帰仁アグーについて、「他のアグー豚と何が違うの?」とよく質問を受けます。

 そこで簡単ですが今帰仁アグーの特徴と説明をいたします。


・今帰仁アグーは、他のアグー豚と起源が異なる別の豚です。

 離島で供犠専用に飼育させていた豚と農林高校で保存されていた原種豚が基礎の豚です。

 ゲノム解析ではアジア起源の別のクラスターに入ります


•外貌的特徴が異なります。

 背線が緩く、腹が下垂し、鬣(たてがみ)も観られ、尾が巻きません。典型的なアジアで見られる古いタイプの豚です。

•豚の原種イノシシと同じ背骨の数です。

 改良品種は背骨の数が多く胴が長くなっていますが、今帰仁アグーはイノシシと同様に胴が短くロース、バラが短く、乳頭数も少ない いのが特徴です。供犠用の家畜はミュータントを嫌う傾向があり、この伝統的な形態を今帰仁アグーは維持している豚です

•温和で人に向かってくることはありません。

 子育てがうまく里子の子豚もすんなり受け入れ育てます。改良品種は臭いで他豚の子を嗅ぎ分け簡単には受け付けませんが、今帰仁アグーは誰の子豚でも分け隔てなく育てるのです。


•生態的特徴として

 腸が体長に対し長く太いとされ、腸内の微生物・細菌も多いと言われています。そのため、人が食べない物も含め広範囲のものを消化し栄養とする能力が高いとされています。現在も泡盛のモロミ酢粕などの給与も行っています。


•耐暑性・耐病性

 日射の強い場所、風雨にさらされる事、病気にもなりにくい体質は長い年月沖縄に順応し獲得したものだと考えられます。

 1935年に古堅宗昌により琉球在来豚の形態と性能に特徴が記されています。

 強健で下界の感作に良く堪え、病毒に犯される事も少なく、不完全きわまる畜舎に飼養あれながら、激烈なる炎暑をものともせず、風雨に暴露されても平然としている。

 体躯軽快で性活発なるに関わらず、豚舎を壊しこれを飛び越えることもなく、騒擾(そうじょう)性は認められない。

 今帰仁アグーが当時の形態を維持していることがわかります!

 改良品種やその交配種は7か月程で性成熟に達しますが、今帰仁アグーの性成熟は3ヶ月程と早く、成長期が短いため小柄で皮下脂肪も厚くなります。そのため、改良品種の多くは生後6ヶ月で約110㎏になり出荷となりますが、今帰仁アグーは出荷まで12ヶ月~18ヶ月ほどかかり、制限給餌で皮下脂肪をなるべく付けずに90kgまでにします。小柄ながら完全に性成熟した成豚です。

今帰仁アグーと他の豚をざっくり説明してみました。


 次に今帰仁アグー独自の飼育方法を紹介したいと思います。

 親豚の放牧は、ストレスフリーと言うより自然状態のストレスを体感させ、沖縄の気候に適応できる能力を維持させる為に行います。

 分娩、育成、肥育の期間は、カラス、マングース、野猫のなどの被害が大きいため現在は行っていません。


 豚舎内は毎日清掃を行い、バガス(サトウキビの搾りかす)を敷き、臭いの少ない環境で飼育するようにしています。


餌の特徴

 お米でエネルギーをアルファルファ―豆などでタンパク質を計算し、遺伝子組み換えをしたトウモロコシや大豆等を与えない、Non-GMOの厳選選飼料を与えています。

 沖縄県産のマグロ粉末などの不飽和脂肪酸の給与により、脂肪融点のコントロールと身体に良い脂になるような餌を給与しています。

 腸内細菌を整える飼料を食べさせ、臭いが少ない肉質、脂質にするようにしています。


今帰仁アグーがおいしいといわれる理由!

・遺伝的に脂肪融点が低いのですが、不飽和脂肪酸を含む飼料の給与により人肌で溶ける脂肪融点になるよう心掛け舌に馴染む様にしています

筋繊維が細かい特徴と育成、肥育期間、遺伝的特徴もあり張りが強くなています。肉の味と歯ごたえ、歯切れの良いのもその特徴です。

アクがでにくい特徴があります


 改良品種のマニュアルに沿った飼育方法では脂が多くなり喜ばれる精肉に至りませんでしたが、遺伝的形質を考慮し、餌や飼育環境などを研究機関も交え研究し続け現在に至っています。

そして、これまでの今帰仁アグーの活動がようやく国内外に理解、評価していただけるようになりました。

◎立ち上がる農山漁村 「在来豚による地域興し」(平成18年度・農林水産省)

◎ディスカバー農山漁村の宝  琉球孤の在来家畜資源を利活用した産業化(平成26年・農林水産)

◎Slow Food International“The Ark of Taste(味の箱舟)”登録(2014) 

◎bean47  2019年 全日本・食学会  生産者大賞    など

 食べる世界遺産と称されるようになったのですが、このような存続の危機に面してしまいました。

 日本で現存する唯一の在来豚である今帰仁アグーを親子2代で何とか未来へ残すために日々奮闘しております。

 今帰仁アグーを一人でも多くの人に知ってもらい、理解していただく、食べて頂くことが未来へと繋がります。後世へ種を繋ぐ応援をしていただければと思います。


今帰仁アグーFacebookページ


資金の使い道・スケジュール

 本プロジェクトはALL-in方式で実施します。費用は全て今帰仁アグーの飼育費用とリターン商品、発送費用に当てられます。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターン品をお届けします。

開始日〜8月2日 クラウドファンディング
6月1日~8月2日 発送準備
8月3日~ 順次発送開始

 新鮮な美味しい今帰仁アグー肉をお届けするため、支援を頂いた後の精肉作業となります。

 可能な限り迅速な発送を行いますが、職人1人での精肉作業となっておりますので支援数によっては9月まで月をまたぐ可能性がありますのでご了承のほどよろしくお願いします。

ご質問、問い合わせ等は画面右上のAkinori Takada90までメッセージをお願いいたします。

このプロジェクトの問題報告やご取材はこちらよりお問い合わせください