はじめに・ご挨拶

 初めまして。この度は当プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。
 私たちは、和歌山県美浜町で、国の地方創生事業による交付金により、廃校となった小学校を利用して「こども達による地域の歴史や見どころを英語で紹介」する語り部ジュニア育成事業を運営しているNPO法人日ノ岬・アメリカ村です。 また、他にも古民家をミュージアムゲストハウスに、公民館の一部をレストランに、それぞれリノベーションし、地域の活性化にも取り組んでいます。

このプロジェクトで実現したいこと

 今年度より公的な助成金が終了し、その上新型コロナウィルス感染防止のため、収益事業の目途が全く立たないことから、皆様に語り部Jrの活動資金を応援していただきたいのです。

私たちの地域のご紹介

 美浜町は、国内最大の紀伊半島西半分を占める和歌山県のほぼ中央部にある、東西約9キロメートル、南北約2.5キロメートル、面積12.77平方キロメートルの町です。
 海岸には、全長約4.5キロメートル、幅最大500メートルの近畿最大の松林「煙樹ヶ浜(えんじゅがはま)」があり、年間平均気温16.6℃と高く、年間平均降水量は1809ミリです。また、以前から台風銀座とも言われ、水害、高潮などの被害を数多く受けています。

アメリカ村について

 1888年(明治21年)、美浜町(当時は三尾村)出身の工野儀兵衛ら数名の若者がカナダに渡航、バンクーバー郊外の漁村スティーブストン付近のフレーザー川で「鮭が湧く」ように見えるのに鮭漁がまったく盛んでない状況を郷里に伝え移住をすすめ、1889年(明治22年)より集団的な移民が始まった。
 三尾村出身のカナダ移民は1940年(昭和15年)頃には2000余人に達し、郷里への送金により三尾村は富裕な村となった。
 また、帰国した人々はカナダの生活様式を持ち帰り、近代の洋風住宅を建てる人々もいた。これらのことから、第二次世界大戦前より、アメリカ村として知られるようになった。

プロジェクトを立ち上げた背景

 アメリカ村では、明治以降から民間による多くのカナダ移民が行われていました。この歴史的な国際性から、ルーツを求めて日系カナダ人等が多く訪れ、その対応や、インバウンドを拡大し、地域の活性化に取り組んでいますが、現在の課題として、人口減少と高齢化率約50%があります。
 今回のプロジェクトによる資金で、この歴史的な国際性を背景とした、英語版「語り部ジュニア」養成事業を実施し、ふるさと教育の充実を図り、その教育を通じて、子どもの頃からふるさとを愛する気持ちを醸成し、ふるさとに残りたくなるようにすることが可能と考えられ、人口減少に歯止めをかけていきたいと考えています。
 ところが、みなさんもご存知の通り、今般の新型コロナウイルスによって全国的に様々なビジネスは勿論のこと文化的な活動やイベントも深刻な影響を受けています。
 私たちの活動も和歌山県からの要請に従い、収益事業であるレストラン、ミュージアム、ゲストハウスが休業を余儀なくされました。

 そもそもが非営利活動であり、運営主体のNPO法人日ノ岬・アメリカ村には金銭的な体力もなく、今回の休業は、本当に痛手です。
 今回のプロジェクトで、みなさんにご支援をいただくことで、「語り部ジュニア育成」活動のコストを埋め合わせるとともに、今後の運営につなげたいと考えています。
 どうか応援をよろしくお願いいたします。

これまでの活動

 昨年4月より毎週日曜日、自主製作したテキストを主な教材としていますが、活動担当の理事や講師等からも自前の教材資料の提供を受け、1回2時間程度で英会話は勿論の事、アメリカ村の歴史やカナダ移民についての勉強をしています。時には、アメリカ村地内を散策もしながら、フィールドワークも行っています。

 Facebookでご確認ください。

資金の使い道

 ご協力の支援金は、講師への謝金や印刷等の消耗品のカバー等や固定費など、語り部ジュニア育成活動維持の為の費用に充てます。

  講 師 謝 金:約30万円
  人 件 費:約25万円
  文書交通費:約15万円
  消 耗 品 費:約10万円
  雑   費:約 6万円
  手 数 料:約14万円

実施スケジュール

 2020年 7月 第二期生による講義スタート
 2020年 9月 クラウドファンディング終了
 2020年10月 クラウドファンディング終了感謝イベント開催
 2020年10月 リターン発送      

リターンの紹介

最後に

 世界的に感染が広がる状況で、外出自粛要請が出され不安な気持ちが募り、特に人々が集合しての活動に関する危機感が高まることは、致し方ないことであります。
このような状況が長引いてしまうと、歴史的な背景に裏付けられたこのアメリカ村における英語による地域の紹介、ルーツを尋ねて訪れた日系カナダ人たちとの交流も途絶えてしまうかもしれず、何としてもこの「語り部ジュニア育成」活動を継続したいと考えています。
 直接的な支援ができなくとも、このプロジェクトのことを周りの方にお知らせいただくだけでも大変ありがたいです。是非、皆さんのお力添えをお願い申し上げます。
 このような経験のない状況の1日も早い収束がくることを祈るとともに、皆様におかれましても、健康には十分にお気をつけください。

<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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