≪静岡シネ・ギャラリーから支援のお願い≫

サールナートホール/静岡シネ・ギャラリーは2020年4月18日から5月28日までの期間、臨時休館となりました。新型コロナウイルスの感染拡大状況と緊急事態宣言を受けての決断であり、それがその時点での適切な判断だったと頭で理解はしていても、やはり残念で、悔しく、むなしい思いは拭えませんでした。このような時代においては、映画館は、ミニシアターは、世の中に必要がないのだろうか、と。

しかし休館を発表して以来、本当に多くの激励の声がSNS等に寄せられ、シネ・ギャラリーが皆さまに本当に必要とされ、また愛されていたのか、改めて気づかされることになりました。ここで働く私たちも、どれだけ勇気づけられたことか! ’18年11月『イーちゃんの白い杖』初日舞台挨拶(テレビ静岡製作)

また、これはただの思い込みなのでしょうが、休館中に保守点検のためテスト上映をしていると、映写機やスクリーンや観客席の座席たちも、お客さまが映画館を恋しがっているのと同じように、お客さまの存在を恋しく思っているように感じられてなりませんでした。

お客さまのためにも、上映されることを待っている世界中のたくさんの映画たちのためにも、この映画館を存続させなくては!再びここが、お客さまの人生と映画たちとが出会う豊かな空間になるまで、生き残らなくては!それが今の私たちの、何よりの願いであり使命です。

しかし、営業を続けていた3月下旬から4月上旬の時点でも、こちらから「劇場にお越しください」とは積極的に申し上げられない状況になっていて、動員数と売り上げはゼロに近づいていました。

休館中はもちろん劇場収入は途絶えてしまいます。

また、緊急事態宣言が解除され営業が再開されても、それでコロナ禍以前の世界が帰ってくるわけではありません。観客動員数も、公開される映画の本数や規模も、かつてのような状況になるまでには、長い長い時間がかかると覚悟しています。にもかかわらず、仕方のないことですが、ミニシアターの窮状に対する世間の関心は、だんだんと薄れていくことになるでしょう。…映画文化とミニシアターを愛している、この文章をここまで読んでくださっているあなたのような方を除いては。

ミニシアターに限らず、この社会のあらゆる分野が大きな打撃を受けていることは承知しています。ですが、もしも「暗闇の中でスクリーンに向かい合って2時間をかけて映画を観る」という体験に「不要不急の暇つぶし」以上の意味と価値を見出していただけるなら、静岡シネ・ギャラリーをこれからも存続させるため、クラウドファンディングでご支援を賜りたいのです。わずかばかりですが、御礼のチケットやグッズを用意しました。ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

サールナートホール/静岡シネ・ギャラリー スタッフ一同


'18年10月『止められるか俺たちを』先行上映     左から白石和彌監督、井浦新さん、井上淳一さん

≪静岡シネ・ギャラリーの概要≫

2003年12月、サールナートホールを一部改装してオープン。開館以来、世界三大映画祭や米国アカデミー賞などで受賞・評価された作品中心に、年間180作品以上の多種多様な映画を独自に編成、それまで静岡市では見ることのできなかった良質なインディペンデント系作品を上映してきました。


'18年10月『止められるか俺たちを』先行上映     舞台上でのサイン会 

監督をはじめとする映画人を招いて、先行上映や公開初日舞台を開催し、お客さんとの交流できる機会をできる限り提供してきました。 

映画の上映に合わせて、地元の団体や店舗、学校などとタイアップした関連イベントを企画・実施して、「映画鑑賞+α」とできるような機会を提供してきました。



3階映写室にあった35mm映写機
デジタルシネマ設備の導入に伴い、2013年に劇場内の椅子やスクリーン、ロビーなどもリニューアル、隔月発行しているスケジュールリーフレットも一新しました。年間を通して様々なサービスを受けていただける会員制度を設け、映画ファンのみならず、幅広い層の皆様に支えられてきました。



≪今後の決意≫

劇場を再開できた際は、これまで以上に多種多様な映画を取り揃え、またお客様の声に耳を傾け、静岡の皆様に愛される劇場づくりを心掛けます。皆様が気持ちよく映画鑑賞できるよう環境設備を整えてまいります。 

コロナ禍が収束し、皆さんが安心できるような時が来ましたら、今後もまた、監督や俳優をはじめとするゲストをお招きし、交流できる機会を積極的に提供していきたいと考えています。




 

    ≪静岡2019年度の静岡シネ・ギャラリー動員数ベスト5≫


≪支援の運用方法≫

’16年3月『ハッピーアワー』濱口竜介監督

静岡シネ・ギャラリーがこのコロナ禍に耐え、その後も静岡のミニシアター文化を守り続けていく営業資金として使わせていただきます。当面は家賃、光熱費、設備費、修繕費、人件費などに充当させていただきます。

また、皆様が安心して集まる時が来ましたら、地域に根差した上映活動に加えて、地元の店舗や団体、学校などとタイアップした企画・イベントを考えてまいりますので、その時の経費としても活用させていただきます。

’15年11月『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』上映タイアップ展示会とchubby×eight POP-UP SHOP@シネ・ギャラリー

’16年4月『A FILM ABOUT COFFEE  』上映&イベント


≪支援コースとリターン≫

【3000円 シンプル応援コース】

・お礼のメッセージ
・イラストレーター信濃八太郎さんがサールナートホールの外観を描いたオリジナルポストカード
※リターンの劇場受け取りをご希望の方は備考欄に「劇場受け取り希望」とご記入の上、受け取りの際は、窓口にてユーザー名と支援IDをご提示ください。

【5000円サポート鑑賞券コース】

・お礼のメッセージ
・イラストレーター信濃八太郎さんがサールナートホールの外観を描いたオリジナルポストカード
・サポート鑑賞券1枚
※リターンの劇場受け取りをご希望の方は備考欄に「劇場受け取り希望」とご記入の上、受け取りの際は、窓口にてユーザー名と支援IDをご提示ください。

【10000円サポート鑑賞券コース】

・お礼のメッセージ
・イラストレーター信濃八太郎さんがサールナートホールの外観を描いたオリジナルポストカード
・サポート鑑賞券3枚
※リターンの劇場受け取りをご希望の方は備考欄に「劇場受け取り希望」とご記入の上、受け取りの際は、窓口にてユーザー名と支援IDをご提示ください。

【30000円サポート鑑賞券+フィルム缶コース】

・お礼のメッセージ
・イラストレーター信濃八太郎さんがサールナートホールの外観を描いたオリジナルポストカード
・サポート鑑賞券3枚
・16mmフィルム缶×2個(一辺約10cm/角型100フィート用)
※リターンの劇場受け取りをご希望の方は備考欄に「劇場受け取り希望」とご記入の上、受け取りの際は、窓口にてユーザー名と支援IDをご提示ください。

【50000円サポート鑑賞券+フィルム缶2種コース】

・お礼のメッセージ
・イラストレーター信濃八太郎さんがサールナートホールの外観を描いたオリジナルポストカード
・サポート鑑賞券5枚
・16mmフィルム缶×2個(一辺約10cm/角型100フィート用)
・35mmフィルム缶×2個(直径約18cm/丸形400フィート用)
※リターンの劇場受け取りをご希望の方は備考欄に「劇場受け取り希望」とご記入の上、受け取りの際は、窓口にてユーザー名と支援IDをご提示ください。

【100000円 年間パスポート+フィルム缶2種コース】

・お礼のメッセージ
・イラストレーター信濃八太郎さんがサールナートホールの外観を描いたオリジナルポストカード
・一年間、シネ・ギャラリーで上映する映画をご覧いただける年間パスポート
・16mmフィルム缶×2個(一辺約10cm/角型100フィート用)
・35mmフィルム缶×2個(直径約18cm/丸形400フィート用)
※リターンの劇場受け取りをご希望の方は備考欄に「劇場受け取り希望」とご記入の上、受け取りの際は、窓口にてユーザー名と支援IDをご提示ください。

≪リターンについての補足≫
※それぞれのコースの支援金額は支援者さまが支援を申し込む際に、任意で引き上げていただくことができます。
※サポート鑑賞券の有効期限は2023年3月31日までです。先行上映や特別料金の作品にはご利用いただけません。また、ご使用いただくと通常の前売り券同様に、売上の一部がご覧になった作品の映画配給会社の収益となります。
※サポート鑑賞券の販売は禁止いたします。ただしご家族・友人・知人・恋人に、そして静岡シネ・ギャラリーを知らない、行ったことがない、ミニシアター作品に出会ったことのないお知り合いにプレゼントしていただくことは大歓迎です。
※年間パスポートは一年間有効です。有効開始希望日を「8月1日以降」でご記入ください(記入なき場合は、発送日または受け取りの日から1年間とさせていただきます)。先行上映や特別料金の作品にはご利用いただけません。販売・譲渡・貸与は禁止いたします。
※画像はすべてイメージです。フィルム缶に35mmフィルムは付属していません。

≪実施スケジュール≫
2020年7月17日(金)プロジェクト終了
プロジェクト終了後~2020年8月中 リターン発送

サールナートホール/静岡シネ・ギャラリー
〒420-0857 静岡県静岡市葵区御幸町11-14
TEL:054-250-0283(劇場直通) FAX:054-250-0280
公式ウェブサイト…http://www.cine-gallery.jp/

  • 2020/07/18 09:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2020/07/07 09:00

    本プロジェクトは残すところ、10日間となりました。既に280名を超える多くの方にご支援いただいており、支援金も300万円を突破しています。ご支援とともにいただく温かいコメントの数々に励まされ、スタッフ一同、元気をいただいています。再開後のある日、お客さんから「クラウドファンディングをやっている...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください