ご挨拶

はじめまして。

この度は、長野県木曽郡木曽町で現在2店舗の宿を営む㈱つたや本店のクラウドファンディングをご覧いただき、誠にありがとうございます。私は、中山道37番目の宿場となる木曽路・福島宿で、徳川綱吉将軍の下、旅篭として創業した蔦屋(つたや)の14代目女将でございます。

【中間報告とお礼】

5月28日からスタートした私たちのクラウドファンディング。
沢山のご支援のおかげで、1週間で208名様からのご支援を頂き、400万を達成することができました。

皆様、本当に、本当に、本当に、ありがとうございます!!!!

ご支援いただけた方々が、facebookやTwitter、お友達への口コミなどの拡散をしていただいたおかげです。宿のリピーターの方々からは、毎日のようにお電話を頂き、励ましのお言葉とご支援を頂き、コロナの影響で静まり返っていた事務所に少しずつ活気が戻って参りました!
改めて、お客様への感謝で胸がいっぱいです。

 「おん宿蔦屋」は6月19日を、「風里」は7月1日を、再出発の日と決めて、コロナによる休館を解除致します。この支援を励みに、皆様をお迎えできる日に向けて、社員と一丸になって準備してまいります。

これを期にNEXT GOALとして、500名様からのご支援を目標とさせていただきます。
先日、「宿泊されたことはないけれど、知り合いから蔦屋を応援して!」と言われたから、とおっしゃってお電話下さり、ご支援下さったお客様がいらっしゃいました。新しいご縁のお方から「頑張って下さい!」と励まして頂けることの嬉しさとワクワク感は、言葉では言い表せない、ご縁で繋がるこの仕事の醍醐味がググっと私の胸の奥でまた騒ぎ出す感覚を覚え、再オープン日に向けて、「負けるもんか!」と気を引き締めた所です。

どうか、この機会に私共とご縁を頂けますと幸いです。
引き続き、多くの方とご縁で繋がりますように!!応援を宜しくお願いいたします。
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現在は、「街道浪漫おん宿蔦屋」という宿名で、木曽川沿いの露天風呂と地元素材の創作和食の心和む宿として、変わらず中山道歩きを愉しむお客様の足元を照らしております。


京と江戸を結んだ五街道のひとつ中山道「福島宿」
(おん宿蔦屋から徒歩約3分)

おん宿蔦屋「街道を照らす提灯」

おん宿蔦屋「木曽川沿いの露天風呂」

そして、私の弟が専務として、同じ木曽町開田高原にて木曽御嶽山と満天の星空を望む一軒宿「つたや季(とき)の宿 風里(かざり)」を運営しております。風里は全客室から御嶽山を望むことができる絶景の場所にあり、まるでここだけが時間から切り離されたような瞬間を感じることのできる、安らぎの季(とき)を提供し続けております。

真夏でも平均気温が18℃の爽やかな開田高原
木曽御嶽山

風里「散歩道から眺めるそば畑と風里」

風里「特別室の客室露天風呂」

新型コロナウイルス感染拡大のため、3月中旬から海外・国内からキャンセルが相次ぎ予約台帳は真っ白。全国に発令された緊急事態宣言。私どもが何を努力したとしても、お客様をお迎えすることができないという未曽有の危機となりました。3月後半~初夏までは、木曽町は爽やかな風の吹くとてもよい季節です。年間売上の約8割を、この春と秋の紅葉の季節で担います。すなわち、新緑の興禅寺と木曽町の花桃今年の春から初夏にかけての営業停止事態によって1年間の売上の約半分がゼロになってしまったのです。この先も、お客様が戻ってきて下さるのか分からず、不安は募るばかりです。

そんな折、専務のもとに、風里を何度も訪れて下さるお客様より電話がありました。「生きているか?」この一言にどれだけの勇気と温かなぬくもりを感じたことでしょう。人影の全くない広々とした風里のテラスから見える木曽御嶽山はいつもと変わらぬ雄大な姿で、残雪を抱いた姿は見事に美しく、脅威に包まれた混沌とした世の中が嘘のように感じます。風里「テラスから望む木曽御嶽山と菜の花畑」電話を下さったお客様にいつものように、この美しい風景の中で過ごして頂けないことに、やり場のない猛烈な悔しさがこみ上げてくると同時に、木曽の風をお客様に届けたい!!と感謝の気持ちでいっぱいになりました。風里「2階客室から望む庭」  専務は、すぐ私にこのことを話してくれました。私たちは、改めて、お客様に支えられて今があることに感謝し、このまま今を終わらせてはいけない!私たちの代で、332年の歴史を潰すわけにはいかない!しかも、こんな理由では悔やんでも悔やみきれない!と、心を強くしました。

沢山のお客様との関わりの中から生まれた絆や教えて頂いた沢山のおもてなしの心やサービスは、数え切れません。「お客様に喜んで頂くために考えている企画を何が何でもやり遂げたい!このまま老舗の旗を衰退させてたまるか!」という想いで、弟とともにこのプロジェクトを立ち上げました。どうか最後まで、お読み頂けましたら幸いに存じます。

14代目・女将と専務・左の写真は昭和52年の蔦屋調理場・右側は現在の風里のテラス

私たちが成し遂げたいこと

① 中山道街道歩きの人々と情報が行き交う、中山道・木曽路のハブ宿になりたい。

注)ハブ宿:各地からの路線が集中し、乗客や貨物の目的地となる他の空港に中継する機能を備えた、地域の拠点(ハブ)となる空港をハブ空港と呼ぶことから、私たち自身が目指すものを共有し、次の旅路へ向かうための拠点(ハブ)になる宿として名付けました。

・まるで江戸時代の茶屋の賑わいを感じるような、中山道を旅する人々が情報交換する場
・次の目的地までの、交通情報や見所などの情報を手に入れられる場
・地元の美味しいものや隠れた名品を気軽に食べられたり、買えたりする場
・蔦屋でしか手に入らない木曽路オリジナルの地図を作成し、ニーズに合った情報が得られる場
・330年の歴史や古き良き日本を感じられる空間づくり
・快適に木曽路を歩くための案内に詳しいスタッフの育成

3密のない安心できる究極のプライベート高原リゾートを届ける宿になりたい【つたや季の宿風里】

➡︎ 滞在コンセプトは『風里には、日常を忘れてしまうぐらいの大切な人との豊かな時間がある』

風里「露天風呂付客室」夜空を見上げながら・夏にはテント、冬にはそり滑り、バーベキューや星空観察など、特別な時間の演出
・広い敷地や館内からドリンクオーダーなどが手軽に行えるオペレーションの実現
・開田高原の清水でいれた専務自慢のコーヒーを飲んで頂くなどの、山の男のサービス
・高原の散歩道の木々や草花の名称、生息する鳥やりすなどの説明がある散歩を楽しめる仕掛け作り

風里「高原の散歩道」企画がうまれた背景

私たちの企画は、今までお泊り頂いたお客様がいたからこそ、考えられたことです。332年もの長い間、なぜ幾多の苦難を乗り越えて、現在に至るのか。それは、蔦屋に泊まりたいと来て下さるお客様が332年間、どの時代にもずっといて下さったから。初めての出会いが、2回、3回と続いていくご縁。ご家族が3世代にも渡って続くご縁。お客様がお友達をお連れして下さり広がっていくご縁。

左側写真は14代目女将の伝筆文字/右側写真は、明治時代に宿泊されたお客様の台帳

中山道・木曽路は、この2~3年でインバウンド需要が強まり、外国人のお客様が多く訪れております。外国人のお客様は、おん宿蔦屋のロビーやラウンジを大変気に入って下さり、「ビューティフル!ワンダフル!」と言って、時間があればお部屋ではなくロビーやラウンジで寛がれます。

おん宿蔦屋「ラウンジ」そして、別の宿泊客の方とまるで一緒に旅を続けてきたお連れ様のように、情報交換をしてお話をされます。 ロビーで国籍を問わず多くの人が語らい、時にはお酒を酌み交わす、こんな素敵な光景を私たちは、実際にお客様から見せて頂きました。ある朝、お客様のご出発のとき、お礼にと1人のお客様が歌い始めた歌が大合唱になった時には、日本人のお客様もご一緒にロビーで拍手して下さいました。この宿で毎日世界中のお客様をお出迎え出来ることに心から感謝し、ここを「中山道・木曽路のハブ宿」にしたいと思った日でした。

風里には、100回も訪れて下さったお客様がいらっしゃいます!他にも、季節が変わるごとに、または1か月ごと、時には1週間に1回と、風里を訪れて下さるお客様がいらっしゃいます。本当に、本当に、感謝してもしきれません。このようなお客様から、風里にしかない、他のどこにもない素晴らしさを風里が持っていることを、改めて教えて頂きました。

風里「露天風呂付客室のベランダ」風里「冬の朝日に照らされる木曽御嶽山」風里「特別室」
(本間10畳+ツインベッドルーム6畳+サンルーム4畳+露天風呂)
風里「大浴場露天風呂」お客様の為に、もっともっと!まだまだこれからも、木曽のすばらしさを伝え続ける宿であり続けたい!何度でも、何度でも、お客様がいらして下さる場所として、もう100年!次の世代へ!!

資金の使い道

集めた支援金は、私たちの成し遂げたいこと①②に付随する旅館の運営費用に充てさせて頂きます(蔦屋オリジナル「The!地元!木曽路!」 MAPの制作費用、ロビーやラウンジで新しく提供するものの仕入れ費用、風里ならではの宿泊体験の為のテント購入や庭の整備の費用など)。このプロジェクトで考えていることを、実際にお客様にも体験して頂き、ご意見承れるようなリターン内容も考えておりますので、是非お力添え下さい。 このプロジェクトを機に、達成への第一歩を必ず踏み出したいと思います。

リターンについて

■ 3,500円で5,000円分!2店舗で使えるプレミアムご利用券(お泊まりに、親戚やお友達の集まりの時や・特別な日の会席など、ご自由にご利用頂けます♪)

■ 自宅で木曽の香りを楽しめるお届け便(3回4種発送・15,000円)

■ 自宅で木曽の香りを楽しめるお届け便(1回1種発送・6,000円)

■ 専務がもてなす風里テラスでのサンキューバーベキュー会♪宿泊券(サンキュー価格の3万9千円!)

おん宿蔦屋から感謝を込めて「江戸時代大名おもてなし料理を食す」豪華夕食1泊2食の宿泊券(2名様10万円!)

■2店舗どちらも半年間泊まり放題宿泊券(サンキュー価格の1枚39万円!)

日帰り湯が半年間入り放題(サンキュー価格の3,900円!)

■木曽ひのきのアマビエ箸[名入れ](1,000円)

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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★6/24リターン2品追加【木曽の香りお届け便 第二弾】【プロジェクト達成記念品】

■【プロジェクト達成記念品】(1回発送10,000円)
<14代目女将の直筆ラベル地酒+木曽漆器グラス+風里ブルーベリー>セット
■ 自宅で木曽の香りを楽しめるお届け便(1回4種発送 15,000円)
~木曽街道の4酒蔵が、木曽にこだわった希少な地酒の逸品をご提供して下さいます!!~

-----銘柄紹介(酒造名のあいうえお順)-----

■【中善酒造(木曽福島)】ご提供銘柄:風越青嵐(かざこしせいらん) 純米吟醸
木曽郡上松町産の自家栽培の酒米「山恵錦」は、長野酵母を使用することにより華やかでありながら爽やかでキレのある後味を楽しめる純米吟醸。中善酒造が自ら酒の原料である米を作り、米作りの大変さや喜びを感じて生まれた酒は、まさに、木曽を味わうことができるお酒です。

■【七笑酒造(木曽福島)】ご提供銘柄:七笑 純米酒(木曽産美山錦)
「木曽のお米で造った純米酒」は、その名の通り、木曽で造った酒造好適米『美山錦』を100%使用して仕込んだ純米酒。口当たりがやわらかく、すっきりしながらも、米の味がしっかりとあり、地元木曽の人のような優しい純米酒です。玄米の量が限られているため、限定販売品。

■【西尾酒造(大桑村)】ご提供銘柄:木曽のかけはし 杣酒(そまざけ)
江戸時代、御用林であった木曽山で、山仕事に従事した男達「杣人」に愛されたお酒。間伐や伐採の労働に疲れた体と心に沁みこむ美味しさ、昔ながらの素朴などぶろく風味の味を再現しています。木曽谷きっての名水の里を天然蔵とし、三百年続く老舗が醸す伝統の風味。

■【湯川酒造(木祖村)】ご提供銘柄:燦水木(さんみずき) 純米酒
地元・木祖村の木祖村で獲れたお米『ヨネシロ』で仕込んだ、「おらが村の酒」です。木祖村は木曽川の源流の地。木祖村の人達の心と、造り手の心と木曽川源流の恵まれた自然がいっぱい詰まった味わい深いです。商品名は村内からの公募により決定し、題字は木祖村在住の書家に書いて頂くという、まさに地元にこだわり抜いたお酒です。

<お届けについて>

日本酒を含むリターンについては、すべて「七笑酒造株式会社」より発送いたします。

私たちの宿が存在する木曽町とは

このクラウドファンディングを行うにあたり、長野県木曽町という町を、もっとたくさんの人に知ってもらいたいという思いも大きくありました。東京方面から中央自動車道で約3時間半/
名古屋方面から中央自動車道で約2時間

 木曽町を流れる木曽川と崖屋造り
(おん宿蔦屋の裏)
木曽町は御嶽山麓にあり、中山道の要として政治・経済・文化の中心地として栄えました。全工程が約540kmの街道に69ヶ所の宿場が置かれ、そのうち11宿が木曽にあります。「木曽路」とも呼ばれ、参勤交代や大名や皇族のお輿入れにも盛んに利用されました。中山道・木曽路を代表する「妻籠宿」
(おん宿蔦屋より車で約50分)

日本四大関所の1つ国指定史跡「福島関所」
(おん宿蔦屋から徒歩約5分)

当時は規模の大きい宿場として発展した「福島宿」 当時の原風景を残す情緒ある宿場町や、木曽川や中央アルプスを望む景色が非日常へ誘う注目の観光地として、日本にとどまらず、世界中の人々がこの中山道の街道歩きに訪れています。 毎年2月に開催される「雪灯りの散歩路」古き良き日本の懐かしさが残る木曽町の風景木曽路は、日本遺産としても認定され、文豪島崎藤村の名作長編「夜明け前」のあまりにも有名な書き出し「木曽路はすべて山の中」が、木曽路ストーリーのタイトルとなりました。 今も木曽谷に息づく木曽の代名詞である、木曽檜、木曽馬、木曽漆器など伝統を語り継ぐ活動とともに新しい試みを取り入れて、多くの人へアピールする努力もしています。木曽漆器

珍しい日本在来種「木曽馬」
最後に

《 木曽にこだわり、木曽の良さを伝えていく宿でありたい 》

長い長い文章をお読み頂きまして、本当にありがとうございました。

私たちは、この機会を、改めて地元の魅力を再発見することにつなげたいと思います。コロナの状況が徐々に緩和され始めたときに、地元の人や地元の生産者に宿泊してもらい、地元ならではの産品や工芸品についてアドバイスをもらったり、意見をもらい、より木曽らしさを表現できる宿になりたい。そして、近くの都市圏、遠くの大都市圏、インバウンドという順に需要が戻ってくるときに、蔦屋がコロナの影響を受ける前以上にお客様に喜んで頂ける、木曽の魅力を発信する宿になっていたいと思います。

お客様と共にもう100年続く宿になるよう、ご支援頂きますよう、心よりお願い申し上げます。

                           街道浪漫 おん宿蔦屋 女将 宮﨑昌美
株式会社つたや本店
0264-22-2010
長野県木曽郡木曽町福島5162

おん宿蔦屋ホームページ:http://www.kiso-tutaya.com/

風里ホームページ:http://kiso-kazari.com/

インスタグラム:https://www.instagram.com/kisotutaya/?hl=ja

フェイスブック:https://www.facebook.com/kiso.tutaya




  • 2020/08/12 18:29

    蔦屋本店をご支援してくださった皆様、ありがとうございます。返礼品の開田高原「風里のもろこし」今、日々大きく成長しております!!7月の雨続きで心配しておりましたが、収穫まであと少し!!トウモロコシのひげの部分が茶色になるのは、お盆明けでしょうか?今しばらくお待ちくださいませ。収穫が始まりましたら...

  • 2020/07/29 11:12

    蔦屋本店を応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。また、「素朴な味で、ほうば巻美味しかった!!」や「届きました!!」と写真を送ってくださる方やメールを送ってくださる方がたくさんいて、本当に嬉しい限りです。あらためて、皆さんに支えて頂いていると実感し、もう百年続けていく決意を再認識...

  • 2020/07/08 14:40

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

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