初めまして、こんにちは。
上田涼子と申します。
私はブログやFacebookでの発信をベースに、
フォトグラファー/ライター/セミナー講師/コンサルタント
として大阪を拠点に活動しています。

 


昔から好奇心が旺盛で、自分の興味関心の赴くままに学んだり
それを発信したり活かしたりしているうちに、
会社を辞め起業し、今のような仕事にたどり着きました。

私のように興味関心が多方面に渡るため、
ひとつのことを極められず
時に「器用貧乏」と揶揄されてしまいがちな性質を持つ人を、
「スペシャリスト(専門家)」と対比して
「ゼネラリスト」と呼びます。


この「ゼネラリスト」の性質を持つ人や
その働き方についてブログでコラムを書き始めたところ、
「私もゼネラリストです!」
「専門家になれない自分を否定していましたが、希望が持てました!」など、
とても大きな反響を頂きました。

■ゼネラリストコラムリンク集
http://ameblo.jp/citrus-blossom/entry-12188988789.html


以前の私と同じような悩みを持つ人はこんなにも多いんだ!と気付かされ、
以来「ゼネラリストの働き方」について考え発信することは
私のライフワークにもなりました。
今私はこのテーマで初の著書を執筆中で、
5月には都内でトークイベントの開催も決まっています。


■トークイベント詳細
スペシャリストを目指さずに
「自分の名前」で仕事を続けるために覚えておきたい5つの視点
http://www.sanctuarybooks.jp/eventblog/index.php?e=1306
5月12日(金)19時半〜21時
※参加申し込み受付中です

 

 


少し前置きが長くなってしまいました。
ここからが本題です。

このトークイベントの開催準備を進めていた時に
イベントを主催する会社に届いた一通の問い合わせメールが、
今回の事の発端になりました。


そのメールには、

上田さんのファンなのでぜひイベントに参加したいのですが、

ろう者(耳が聞こえない)なので手話通訳をつけていただけないでしょうか。

とありました。


主催会社は
「ろう者本人に手配・費用負担してもらえるのなら構わない」との考えでした。
もともとそれほど収益性の高いイベントではないため、
主催会社の判断は無理もありません。

しかしご本人だけにその費用を負担してもらうことには違和感がありました。
こちらが主導して手話通訳を用意すれば
他のろう者さんにもお越し頂けるかもしれないのに、
ろう者本人に負担してもらうことになれば、その機会は生まれません。


それほど大きな額ではありませんので、
私個人や私の会社が経費として負担すれば済みますが
それだと何の問題提起にも、根本的な解決にも繋がらない気がしました。

そこですぐに自分のFacebookでこの件を投げかけところ、
たくさんのご意見を頂戴しました。
手話通訳以外の方法をご提案頂いたり、
手話通訳の派遣団体を紹介してくださったり・・・。


メールをくださったNさんご本人とも何度もやり取りをし、
どんな対応をすることがご本人にとってベストなのかを模索し、
一週間後にようやく手話通訳派遣の目処が立ちました。
その過程でろう者や手話を取り巻く環境について
今まで私が知らなかったことを知る機会にもなりました。


今回このクラウドファンディングを立ち上げるにあたり、
勇気を出して主催会社にメールをくださったNさんに、
経緯や想いをメッセージで頂きました。


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誰かのFacebookで上田涼子さんのことを知り、
Facebookやブログを見るようになりました。
彼女の生き方というか文章も写真なども含めてすごく好きで、
いつか彼女に会いたいと思っていました。

そんなとき、彼女が東京でイベントをすることを知りました。
しかもテーマも私が聞きたいテーマ。
私は以前働いていた会社で
「君はスペシャリストじゃなくてゼネラリストかもね」
と言われたことがあるのです。
絶対に参加したい!と強く思いました。


ですが私には、
まったく別の会社主催の別の講師のトークイベントに
「手話通訳をつけてもらえますか?」と
お願いして断られた経験があります。今年の3月のことです。
断られたときはショックで悶々としていました。
戦うという方法もあったのかもしれませんが、
その時の私にはそんな気力はありませんでした。


もしかしたら、今回も断られてしまうかもしれない・・・。
そんな怖さがあり、初めはなかなか踏ん切りがつきませんでした。
でも、断られるかもしれないという怖さより、
彼女の話を聞きたいという思いが勝りました。
そして勇気を振り絞って、
主催会社にメールした日の夜に、

上田さんから直接メールを受け取りました。
すぐに動いてくれた上田さんの気持ちがすごく嬉しくて、
帰りの電車で泣きそうになりました。

 

いま、世間ではいろいろなイベントや茶話会が開催されています。
参加したいなぁと思っても通訳者がいなければ理解することができません。
通訳もれっきとした仕事なので、
ボランティアでお願いするようなことはしたくないですし、
かといって毎回自費で通訳を手配することは
ろう者にとって現実的ではないのも事実です。


今回の上田さんのクラウドファンディングで
もっとたくさんの人にろう者や「日本手話」の存在を
知ってもらえたらうれしく思います。

またこれをきっかけに行政関連のイベントだけではなく、
あらゆるイベントに「手話通訳をつける」という
選択肢が広がっていくことを願っています。



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公的派遣の場合、
趣味の講座であっても派遣してくれる地域もあれば
それが認められていない地域もあります。
派遣ができるとしても、
今回Nさんが希望された「日本手話」を使って
通訳してくれるかどうかはわかりません。

そもそも「日本手話」って何?
そうじゃない手話は何と呼ぶの??

※簡単にいうと、
 「日本手話」はろう者の間で自然と発達してきた
 「独自の言語体系」であり、
 日本語を一語一語順に訳していく「日本語対応手話」
 とは語順や表現方法がかなり異なるそうです。
 詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
 
  
今後自分たちがイベントやセミナーに
手話通訳をつけるとしたらどんな配慮が必要??



手話通訳をつけたいけれど予算がない!
というケースも多いかと思います。
例えそれが少額であっても今回のように
クラウドファンディングという解決策があるよ、
というのを多くの人が知り
イベント主催者の選択肢が増えれば、
Nさんのように悔しい想いをする人を
一人でも減らせるのではないでしょうか。


また今回リターンのひとつめに
■イベント手話通訳対応についての詳細レポート
を出品しています。

まだイベント当日を迎えてはいませんが、
今回私が得た情報や検討事項などを
レポートに詳しくまとめてお渡しすることで、
今後同じように手話通訳対応を検討される
イベントやセミナーの主催者さんに
お役立て頂けると嬉しいです。


私はこのプロジェクトを
実用であろうと趣味であろうと
ろう者が自由に得たい情報を得て
もっと自分らしく生きたり、
もっと社会で活躍したりする機会を増やす
ひとつのきっかけにしたい。

もちろんこれはろう者に限らず、
目の見えない人、車椅子の人など
様々な事情を抱える人全てに言えることですが、
私はまず目の前に現れた人の声に応えたいのです。

スペシャリストーゼネラリストというのは
人が持つ個性のいち側面ですが、
障がいと呼ばれるものもそのひとつだと私は思います。
様々な個性を持つ人が自分に誇りを持てる社会を作るために、
今の私ができる第一歩がこのプロジェクトです。

 


嬉しいことに、
手話通訳をつけます!とFacebookで宣言してから、
別のろう者さんからもトークイベントにお申し込みを頂きました。
このクラウドファンディングがシェアされることで
イベント開催までにあと何人か
増えたら良いな、とも思っています。

 

本プロジェクトの目標金額は
手話通訳派遣費用19,000円(2名×3時間)
+通訳者の交通費3,000〜4,000円(2名分)
+CF手数料8%
≒25,000円
です。

これを最低金額とし、
25,000円を超えた集まった金額は
今後私が開催するイベントなどで
今回の手話通訳のような
「個性に対応」するための費用として
大切にプールさせて頂きます。
(使用目的が決まれば随時私のブログFacebookでご報告します!)



短い期間ではありますが
ご支援、よろしくお願いいたします!


【プロジェクトオーナー プロフィール】


上田涼子(kikka)
株式会社ジェネラリスタ 代表取締役

写真の撮り方を始め、各種セミナー講師として
これまで全国17都市&のべ1,500名以上に
指導実績のある「魅せ方」のプロ。
専門用語を使わない、丁寧で判りやすい説明には定評がある。
受講年代も10~70代と幅広く、同業者の受講も後を絶たない。
企業や行政機関でのセミナー開催実績も多数。

自然体でバラエティ豊富、独自視点の発信は根強い人気があり
現在ソーシャルメディアのフォロワーはのべ18,000人。
(FB投稿最高値:いいね!2,251件 コメント334件 シェア2,033件)
写真を駆使したネット上でのコミュニティづくりを得意としている。

また個人の資質や特性を重視した
セミナーやコンサルティングのクライアントは
北海道から沖縄、オーストラリアなど広範囲に及ぶ。

アーティストとしては、
フランスのアートイベントに出展経験があるほか
大阪、宮城、飛騨高山で3度個展を開催。
2017年に初の書籍を出版予定。

趣味は夫と二人でドライブを楽しむこと、
実験と称し発酵食品をちまちま手作りすること、
写真を撮ること、読書など。
3才と1才、二人の娘を放牧育児中。

※更に詳しくお知りになりたい方はこちらをどうぞ!

 

 

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください