【はじめに・ご挨拶】 

南天苑 店主 山崎一弘

今回のファンディングプロジェクトは、南天苑だけではできません。

「商店街全体をホテルに見立てたエリアリノベーション事業」は以前より構想があり、商店街活性のNPOなどと協力しながら水面下で進めてまいりました。
が、このコロナ禍によって主力の旅館事業は壊滅状態となり、この先の光明すら見えない状況です。

ここは、新たなビジネスモデルを生み出していくしかない、と考えているところ、NPO法人エリアリノベーションなど河内長野駅前地域の皆さまの強力な支持をいただき、前述の事業を前倒しで、早急・強力に推し進めていく事にしました。

この事業の成功は、南天苑だけでなく商店街や河内長野駅前の再生、そして新たな文化の創造に繋がっていくものと考えております。

皆さまのご支援・ご協力を是非ともよろしくお願いいたします。


【このプロジェクトで実現したいこと】 

「商店街全体をホテルに見立てたエリアリノベーション事業」で商店街内に新しい⽂化やスタイルを持つテナントを誘致し、南天苑だけでなく商店街や河内長野駅前の再生に繋げたい!!

そのためにまずは・・・

1.商店街の空き店舗(旧指直電気店跡)を改修・改装し、チャレンジショップやレンタルが可能なスペースを数軒分つくる。

2.スペースの一角に、テイクアウトやケータリングを主⼒とした新しいスタイルの飲食のモデル店舗を出店する。(南天苑が担当)


3.更にスペースの一角に情報発信基地である「多目的カフェ」をつくり、商店街内からインターネット動画チャンネル等(例:Youtube等)で情報発信できる体制を構築する。これにより、「昭和レトロな商店街の風景」「DIYによる空き店舗活用の状況」「商店街内の店舗PR」「起業家の情報発信」「大家の情報発信」など、商店街内のヒト・モノ・コトあらゆる情報を発信できるようにする。(地域NPOなどが担当)

そして、その後のビジョンとしては、

4.チャレンジショップやレンタル運用できるスペースを順次つくっていき、新しい⽂化やスタイルを持つテナントを誘致する。

5.商店街内の他の空き店舗も誘致のコーディネートをしていき、エリア全体で「遊べるまち」としてのリノベーションをおこなっていく。

をおこなっていきます。それらを通じて河内長野駅前エリア全体の再生に繋げていき、コロナ後の新しいまちづくり・文化づくりに貢献していきます!


【私たちの地域と南天苑のご紹介】

河内長野駅は大阪市内から電車に乗ってたったの30分。
そして、河内長野市には岩湧山(いわわきさん)、金剛山などおすすめのトレッキングエリアや、清々しい空気が満ちあふれる滝など、アウトドアを存分に楽しめるスポットがたくさん。
また、楠木正成のゆかりの地や、情緒あふれる高野街道、国宝や北斗七星の塚がある観心寺、女人高野で知られる天野山金剛寺、国の登録有形文化財でもある南天苑など、歴史ロマンもたくさんあります。
都会に近い自然の中で、憧れのライフスタイルを送る素敵な人たちが暮らしています。

南天苑は、大阪府河内長野市天見に位置し、四方を金剛葛城山麓の豊かな自然環境に囲まれた一軒宿の温泉旅館です。
本館は、東京駅や日本銀行本店など明治・大正時代を代表する近代建築の設計を手がけた建築家・辰野金吾氏による、希少な数寄屋造り和風建築となってます。

1839年堺市大浜に竣成し、1935年河内長野市天見に移築。1949年南天苑として開業。
3千坪の日本庭園に囲まれ天然温泉と四季の日本料理を楽しめる宿として、 大阪都心部から約1時間という近さもあり、またインバウンド利用も多く、現在まで国内外を問わず活況な状態でした。

昨年2019年12月に創業70年をむかえ、明けて今年年頭、世界的に拡大したコロナウィルスの影響は、創業70周年記念のイベント開催を計画する矢先の出来事でありました。


【プロジェクトを立ち上げた背景】

かつて賑わった河内長野の駅前は、時代の流れとともに衰退の一途を辿りつつあります。

しかしながら、「都会に近いのに、里山の自然環境も豊か」という河内長野の特性は、これからの時代のニーズに応えていけるポテンシャルを持っています。

私達はその河内長野の玄関口である駅前と商店街エリアを再び活性化させる事で、新たな活動人口などの流入を呼び起こし、河内長野市のブランドを揺るぎないものにできるという確信を持ち、
「時代のニーズに応える形での商店街の活性化」を目指してまいりました。

その一つが本プロジェクトの大ビジョンである、「商店街全体をホテルに見立てたエリアリノベーション事業」 であり、エリア全体で「遊べるまち」としてのリノベーションをおこなっていく事です。

また、河内長野はたくさんの歴史や文化を紡いできたまちでもあります。
そのポテンシャルを活かし、更なる「新しい文化の構築」をおこなっていける資源も持っております。
それらの沢山の資源を活かし、先ずは商店街から賑わいを取り戻すために、昨年私達は地域と連携しながら「NPO法人エリアリノベーション」を立ち上げました。

しかし、そこに「コロナ禍」が襲ってきました。
本プロジェクトの主要なパトロンでもあった南天苑は甚大な痛手を被り、資金計画は行き詰まりつつあります。

私達はけれども、「これは逆に挑戦の機会」であると捉え、より早急に、強力に本プロジェクトを推進させたいと考え、資金計画の一つとして本クラウドファンディングを活用させていただく事になりました。


【これまでの河内長野商店街の活動】 

かつて賑わった河内長野駅前商店街でしたが、空き店舗化・シャッター化・更地化などの歯止めがかからないという状況になりつつありました。


そんな中、2003年から河内長野駅周辺の中心市街地活性化に取り組むNPO法人にぎわい河内長野21が河内長野市と協働で手作り作品販売ブースや貸教室・貸ホール・高野街道まつりなどの各種イベントなどを提供してきました。


2017年には、元醤油蔵が大家さんによりイベントホールとして活用されはじめました。


2018年には「奥河内ムービープロジェクト」により商店街での活動を通じて様々な団体の繋がりも生まれました。


昨年はかわちながの未来創造実行委員会による「奥河内.me」というフェスティバルイベントも2回開催されました。


さて、「商店街全体をホテルに見立てたエリアリノベーション事業」は 2019年より、商店街内の旧指直電機店跡および旧パン屋跡を拠点としてスタートしました。

旧指直電気店跡

旧パン屋跡

地域や商店街活性のNPOなどと会議を重ね、時には自分達でDIYしながらリノベーションを進めてきております。

第一回全体会議

初期のリノベーションの構想


資金調達のために地域のイベント出店などもおこなってきました。
今回のクラウドファンディグでも、皆さまの暖かいご支援をいただけると嬉しいです!!



【資金の使い道】 

今回のご支援分は、新飲食モデル店舗の改装・出店費用(総額約500万円)の一部とさせていただきます。
総額約500万円の内訳は以下です。

・内装工事費 200万
・中庭工事費  50万
・屋根工事費 150万
・設備機器工事費 100万


【実施スケジュール】 

新飲食モデル店舗 は、9月に改装を開始し、11月にグランドオープンの予定です。

尚、その他全体の予定は下記です。

10月 情報発信基地「多目的カフェ」をオープン。インターネット動画配信のスタート。
    DIYワークショップイベントの企画構築
    レンタルスペース部分の改装をDIYワークショップと絡めてスタート。

11月 レンタルスペース の貸し出し開始


【地元スペシャリストたちが、商店街復興に立ち上がりました!】

●西義浩(河内長野市商店連合会会長、NPO法人エリアリノベーション副代表、米職人「玄米屋の玄さん」代表)
 私が子供の頃は各地に元気な商店街が沢山ありました。私は商店街に行くのが大好きでした。
 お味噌屋さんの、エベレストのように盛ってあるお味噌を指で突きたかったし、
 豆腐屋さんの、水槽に入っている豆腐が滑り台のような機械に入れられてパックされていくのを楽しみにしていました。
 魚屋さんの、ハエよけの紐がクルクル回る機械も好きでしたし、天井からぶら下げているお釣り銭のカゴも触ってみたかったです。
 一番の楽しみは、本屋さんでウルトラマンカードを買うことでした。

 幸いにも河内長野駅前の商店街は昭和の面影が残っています。私は、この昭和の面影が資産だと考えています。
 モデル店舗を成功させて、駅前商店街を再生させます。

 河内長野市は「中世に出会える街」として日本遺産に認定されました。
 日本遺産観光の玄関口として、ワクワクできる街を一緒に創っていきましょう。


●上堂友義(NPO法人にぎわい河内長野21理事長、「上堂醤油蔵」代表、歯科医師)
 私は河内長野商店街で生まれ、商店街と共に育ってきました。子供の頃は遠方より河内長野に買い物に来られる方も多くて、商店街内には映画館・市場・食堂等もあり、商店がずらりと並んで凄く賑わっていた事を良く憶えております。
 そのうちにだんだんと商店街には人の流れが少なくなり、店主の高齢化等により店を閉じるところが多くなりました。今では店すらなくなり、空き地だらけになりました。アーケードは部分的にめくれあがり、ボロボロな状態になっております。

 上堂本店も20年ほど前から店を閉じておりましたが、3年ほど前に残っていた醤油蔵を利用して多目的ホールの様に改装いたしました。
 何とか人を呼び込もうと頑張っておりますが、今の商店街にもう一つ魅力ある場所が出来れば相乗効果で良い方向に向かえると思っていました。そんな所に今回のエリアリノベーションのプロジェクトが立ち上がりました。
 計画している所の建物は老朽化が著しく、使える様にするにはかなりの費用が必要となります。新型コロナ禍の中、大変ご無理を申し上げますが、是非とも河内長野駅前商店街を活性化するために皆様のご支援・ご協力をお願い致します。



●八木 広樹(河内長野市商店連合会副会長、NPO法人エリアリノベーション副代表 、美容室「ヘアーズアッシュ」代表)


●髙比良昌也(NPO法人エリアリノベーション事務局長、奥河内ムービープロジェクト事務局長、リフォーム店主事)



※ 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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