東北の今を、東北の若者の声を、未来に、世界に繋ぐ。
そんな出逢いの旅が6年目の東北で始まります。
みなさま、はじめまして。JCC-DRR Youthの井上です。
私たちJCC-DRR Youthは、災害が世界各地どこでも起こりうるものになってしまった今、防災・減災を世界に広げるために頑張っている若者を応援するべく、日々活動しています。
今回は6年目に入る今、私たちだからこそ伝えられることを世界に発信するために、東北に、東北の若者に、会いに行きます。
JCC-DRRとは??
JCC-DRRとは日本防災・減災CSOネットワークのことです。
2015年に仙台で開催された国連防災世界会議をきっかけに、全国の防災・減災に関わる市民社会組織(CSO)がひとつのネットワークで繋がることとなりました。
以後、災害や防災・減災に関する国際的な主要会合において、日本を代表する防災ネットワークとして、東日本大震災(特に福島の原発事故)からの教訓について積極的に発信し続けています。
JCC-DRR Youthとは??
JCC-DRRには8つの小委員会が設置されています。その中のひとつがYouthです。
JCC-DRR Youthは、2016年8月から「若者による若者のエンパワメント」を大きなテーマとして活動しています。
今までに、未来の若者となる子ども向けの防災イベントの開催や、大学の授業での防災・減災に関する講演などを行ってきました。
若者による若者のエンパワメント
・防災・減災に関わる国内外の若者と出会い、話を聞き、繋がることで、若者の防災・減災ネットワークを構築します。
・「出会う→知る→発信する→広がる、そしてまた出会う・・・」という出会いのサイクルを通して若者間の情報共有や頑張っている若者を様々な立場の人から応援してもらう仕組みを作ります。
・日本の災害や防災・減災の経験を世界へ発信することで、防災・減災に関わる海外の若者とも繋がり、お互いに自国の防災・減災活動を盛り上げて行けるような取り組みを行います。
なにをする??
》》》東北の若者と出会う、学ぶ、繋がる旅!!
「出会う→知る→発信する→広がる、そしてまた出会う・・・」という出会いのサイクルを実現するため、まずは、出会って、知るための旅に出ることにしました。
そこで今回企画したのが、「東北の若者と出会う旅」です!
岩手、宮城、福島の東北3県をめぐり、それぞれの地域で復興や防災・減災を頑張る若者と地域について、防災・減災について、復興について、未来について、、、東日本大震災から6年が経った東北に住む若者だからこそ話せる、若者同士だから語り合える、様々な話をします。
そして、若者から伺ったお話、東北の現状などをJCC-DRR Youthメンバーがメッセンジャーとなり世界へ発信していきます。
これからの復興や防災・減災を担って行く若者の言葉を広く発信することで、防災・減災について知る・考える種を蒔くとともに、他の地域で頑張る若者と繋がるきっかけとし、防災・減災ネットワークの活発化を図ります。
どうやって発信する??
東北で出会った若者との話やそれに伴った学び等は、以下のツールを使って発信していく予定です。
また、支援者のみなさまから頂いた応援コメント等の紹介も行う予定です。
・仙台防災未来フォーラム:ブース出展、ミニプレゼンテーションで防災・減災に関わる団体へ
・海外:様々なメディアを英語に訳し、世界会議などの場で世界の若者へ
・インターネット:FacebookやYouTubeなどを活用し、様々な立場の若者へ
・報告会:JCC-DRR Youthメンバーが所属する大学等で授業や報告会を行い、大学生へ
・防災・減災関連イベント(しんじゅく防災フェスタなど):ブース出展し、防災に興味のある一般市民へ
・内閣府:JCC-DRRのネットワークを通じて日本政府へ
様々な立場の人々に発信することで、広く防災・減災について考えてもらう、興味を持ってもらうきっかけを作ります。
さらには若者の防災・減災活動を応援したいという人を増やすことで、若者が活動しやすい環境作りに繋げて行きます。
いつ行く??
期間は3月12日~3月15日を予定しています。
12日は仙台防災未来フォーラムへの参加です。ブース出展とミニプレゼンを行います。
13~15日は岩手、宮城、福島の3県を回り、頑張っている若者と出会う旅を行います。
誰と会う??
仙台市、宮古市、大槌町、唐桑町、気仙沼市、石巻市、福島市、南相馬町、浪江町への訪問を予定しています。
各地域で活動している若者とつながり、6年経った今だから、若者同士だから聞ける東北の若者の本音をみなさまにお届けします。
具体的な訪問団体(一部)は以下の通りです。
大槌町:一般社団法人おらが大槌夢広場
岩手県大槌町で町づくりに関する事業を行っています。今回は東日本大震災当時の大槌町の様子や現在の復興、町づくりについてお聞きする予定です。
気仙沼市:NPO底上げ
https://www.facebook.com/sokoageJAPAN/
東北の高校生が”自分のやりたいこと”と “地元のためにできること”を考え、 行動をおこすサポートをしています。「高校生の視点で気仙沼の観光を盛り上げる」が主なテーマとなっています。
誰が行く??
》》》東北を元気にしたい若者集結!!
今回、ユースと出逢いに東北へ行くJCC-DRR Youthメンバーは、災害・復興支援経験者、東北出身者などから構成されています。
それぞれのフィールドで国際会議への出席やボランティア活動などの経験を積み、現在では防災・減災に関わる企業や組織でのインターンシップなどを通して防災・減災に関わる知識を身につけています。
井上綾乃(起案者)
大学4年生。2012年夏から岩手県大槌町吉里吉里での復興支援活動に携わり、現在までに計1000時間を越える現地での活動を行ってきた。復興支援を通して防災・減災に興味を持つようになり、防災士の取得や国際会議等での発表経験もある。2017年4月からはピースボート災害ボランティアセンターで職員として防災・減災に携わる。
東北の若者と出逢い、繋がり、発信していくことで国内外で頑張っている若者を全力で応援していきます!
高橋海奏
2013年多良木町(熊本県)の町おこしに携わり、NHKドキュメント番組「青春リアル」に約半年出演。2015年、WCDRR(世界防災会議)にUNHCRの学生スタッフとして参加。ASEACCUアジア学生会議に聖心女子大学の代表学生として参加。2016年〜現在、国連UNHCR協会でインターンをし、国際協力NGOセンター(調査提言グループ)でアルバイトをしている。また、JCC-DRRの事務局員としてJCC Youthにも参加している。
佐々木真琴
大学2年生。岩手県宮古市で生まれ、中学2年の時東日本大地震を経験。祖父母の家が全壊するなど、変わり果てた姿を間近で見る。親戚を津波で失い、守れるはずだった命を守れなかった悔しさから、防災教育に携わり始めた。高校3年で子ども向けの津波防災紙芝居「ちちんぷいぷい」を作り、各地で実演。現在は防災について学ぶため、NPO法人プラスアーツでインターンをしている。
長島楓
大学4年生。福島県福島市で生まれ、高校1年に東日本大地震を経験。震災後、退職した恩師の国語の先生から詩の朗読を依頼された。その詩は、浜通りの避難して来た小・中学生が書いた作文を詩にしたものだった。その後、被災体験を語り継ぐことの大切さに気づき全国や世界で被災体験を語り継いでいる。自身の活動はドキュメンタリー映画『種まきうさぎ』〜フクシマに向き合う青春〜として取り上げられる。
関根拓人
大学2年生。小学校から現在まで部活動でバスケットボールを続けている。以前からボランティアに興味を持ってはいたが、時間がとれず行動できていなかった。大学の部活動で、「部活動だけでなく、社会貢献にも繋がる活動をしよう」との意見が生まれ、毎年合宿先にしていた福島県でボランティアをする事に。ボランティアするにあたり、東北の現状を自分の目で見て、現地の人の声を直に聞きたいと思いJCC‐DRR youthの活動に参加した。現在、人との繋がりを広げるために行動している。
お金の使い道は??
・交通費:バス、電車、レンタカー、ガソリン(5名分)
約12万円
・宿泊費:4泊×5名
約16万円
・返礼品:物品購入、送料、報告会開催費
約8万円
・謝礼:各地域でお世話になった方へ
約15万円
・資料作成費:報告書等
約2万円
・雑費
約2万円
合計 55万円
私たちはこのうち、15万円をみなさまからご支援いただきたいと思っています!
*15万円を超えた場合は今後の活動資金に当てさせていただきます。(ミーティング交通費、ネットワーク運営費等)
クラウドファンディングという形でご支援いただくことで、より多くの方に若者の活動を知っていただくきっかけになればと思っています。
クラウドファンディングを通して支援者の皆様と東北、若者を繋げます。
東北の若者の今を、これからを、私たちが繋ぐ、そんな始まりの旅はここから。
皆様のご支援をどうぞよろしくお願いします!
応援コメント
JCC-DRR事務局より、JCC-DRR Youthへの応援コメントを頂きましたのでご紹介します。
将来の防災・減災の担い手を応援してください!
日本は、町内会や消防団といった地域での防災・減災を育ててきた国です。ただ高齢化が進み、この仕組みだけでは災害から命、生活、尊厳を守ることが難しくなってきています。気候変動の影響などで災害リスクが高まるなか、災害ボランティアに参加する、IT技術を活用する、海外の防災・減災ネットワークとも協力するなど、これからの時代に合わせた新しいアイディアと実践が求められています。その可能性を持つのは若者たちです。東日本大震災から6年が経った東北被災地の現実を知り、そこで活動する若者たちとつながることで、これからの新しい防災・減災を力強く担っていってほしいと思っています。私も全力で応援します。ぜひ、皆様からも温かい応援のほど、よろしくお願いします。
一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンター 理事
防災・減災日本CSOネットワーク(JCC-DRR)事務局
合田茂広