【塩竈みなと祭 前夜祭花火大会】
塩竈の夏の風物詩、そして東北の夏祭りの先陣を切るお祭りとして盛大に開催されています。みなと祭の前夜を彩る花火大会は、塩釜水産青年連合会が平成元年にヒカリピア塩釜と命名し、大々的に始まり今年で29回となります。震災の影響を受けながらも、なんとかこれまで継続することができました。
◆震災前は1万発!花火大会も今年で29回目
東北の夏祭りの先陣を切るお祭りとして盛大に開催されてきた、みなと祭の前夜を彩る花火大会は過去1万発を超える花火大会を継続してきました。塩釜水産青年連合会が平成元年にヒカリピア塩釜と命名し、大々的に始まり今年2017年で29回となり、我々、塩釜青年会議所も2015年より塩竈みなと祭前夜祭花火大会の運営の協力を執り行わせていただいております。
◆震災後、花火大会を取り巻く現状
過去1万発を超える花火大会を継続して行ってきた花火大会ではありましたが、東日本大震災の影響により、魚市場の改修工事の影響で、魚市場を会場として使用できない現状、護岸工事により桟敷席が設けることができない現状、そして、団体の会員の減少等により地域の担い手の減少もあり、震災以前の規模に花火の数を戻すことが難しい状況下にあります。
また来場者の数も減少傾向にあり、震災後は花火打上発数が4000発に減少してしまい、震災以前と同等の花火大会に復活させるために、塩釜青年会議所が先頭に立ち、誇りを持って行動して参ります。
◆それでも、だからこそ、みんなの元気と笑顔のために繋いでいきたい!
私たちの地域も東日本大震災の影響や景気低迷の影響による企業協賛の減少、地元商店からの寄付の減少、地域の担い手の減少で、年々縮小と来場者の数も減少しつつありましたが、我々が関わることで震災以前の活気を取り戻しつつあります。
この地域に住まう方々が当事者意識を抱きながら多くの人に参加いただき、これまで以上に地域に誇りを抱いて頂き、脈々と繋がれてきた伝統を未来に繋なぎ、新たな歴史を創っていかなければいけません。
また、これまで以上に様々な企業やこの地域に住まう方々とともに参画し、このまちの元気を広く県内外へ発信し多くの方にご来場いただき、心豊かに地域に根差した『元気』溢れるまちにしていく為に頑張って参ります!!!
・プロジェクト担当者紹介
皆様、はじめまして。塩釜青年会議所の星直人と申します。私は、2012年に塩釜青年会議所に入会し、これまで多くの地域活動に携わってきました。そして本年は、2017年度未来の塩釜JC創造委員会委員長の役を引き受け、塩竈みなと祭前夜祭花火大会の成功に向けて、委員会のメンバーと共に日々活動をしております。本年は、東日本大震災から6年が経過し、塩竈みなと祭も第70回と節目の年にあたりますことから、復興の先にある明るい未来へ向けて更に歩みを進め、私たちが住み暮らす地域の元気を発信して参ります。また花火大会は多くの方々に頂きました協賛金によって運営されております。今年も安全な塩竈みなと祭前夜祭花火大会を地域の皆様と創り上げてまいりますので、何卒ご協力のほどお願い申し上げます。
・支援金の使い道
皆様より頂いた支援金は、塩竈みなと祭前夜祭花火大会の打ち上げ花火費用・安全対策費に使わせていただきます。
◆塩釜ってどんなまち?
塩竈神社の門前町であり、港町であること。などなど。
塩竈市は宮城県のほぼ中央、仙台市と日本三景で知られる松島との中間に位置しています。奥州一の宮鹽竈神社の門前町として、またみなとまちとして栄えてきました。古くは、陸奥の国府多賀城への荷揚げ港として、藩政時代には伊達藩の港として、明治以降は国内有数の港湾都市として、また、近代になってからは近海・遠洋漁業の基地としても発展してきました。「日本一の鮮マグロの水揚げ港」に代表されるように、新鮮な魚介類が豊富にあり港町独特の食文化がつくられています。すし店の数も多く、水産加工業も盛んで、笹かまぼこ、揚げかまぼこなどの水産練り製品など、日本有数の生産量を誇るものが数多くあります。
また、「奥の細道」には松尾芭蕉が塩竈から松島へ舟で渡ったことが綴られていますが、塩竈には松島観光の海の玄関口としての一面もあります。あまり知られていませんが、八百八島といわれる松島の島々のうち半分以上は塩竈市の行政区にあります。特に人が住んでいる浦戸諸島には、菜の花、潮干狩り、海水浴、釣りやマリンスポーツなど海や島を楽しむため多くの人が訪れています。
◆記念すべき第70回!塩釜みなと祭とは?
終戦直後の混乱が鎮静化の兆しを見せ始めた昭和23年、港町塩竈の産業復興と疲れきった市民の元気快復を願って始められたお祭がこの塩竈みなと祭です。
陸奥国一之宮鹽竈神社のお神輿を、御座船「鳳凰丸」に奉安し、日本三景の松島湾内を渡御するという、海の祭典としては全国有数の規模であり、百隻に及ぶ大小の供奉船を従えてご巡幸される姿は、さながら平安絵巻を見るようです。
鹽竈神社の神輿が海を渡る、東北で初めての神輿海上渡御は、古来、海からの道案内の役割を果たされ、この地に残られた御祭神の鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)を、年に一度海へお連れするという、神社を崇敬する氏子たちの感謝祭といえるお祭りです。
海上渡御中の御座船を待つ間に、より祭を華やかに楽しくと、陸上パレードが行われるようになり、前夜祭の花火大会も含め、海と陸とが一体となったお祭になっています。平成元年からは「よしこの鹽竈」という新しい唄と踊りが入って、一層にぎやかなお祭となり、平成17年度からは、開催日を祝日の「海の日」(7月第3月曜日)に変更し、前夜祭(花火大会)をその前日に行い、東北の夏祭りの先陣を切るお祭りとして盛大に開催されています。
平成18年度には水産庁から「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に認定。さらに平成26年度には「ふるさとイベント大賞」において『内閣総理大臣賞』を受賞しました。
・塩釡青年会議所について
1975年12月7日、全国で594番目に承認された公益社団法人塩釜青年会議所は2017年創立42年目を迎えます。私たちは、これまで本気で行動し地域のため、子供たちの未来のため、苦難を乗り越え様々な事業・運動を展開し、繋げ紡いでこられた塩釜JCに関わる全ての方々に感謝するとともに、これからも地域をより輝かせる団体であることを誓います。
・塩釜青年会議所の概要
名称 公益社団法人塩釜青年会議所
創立 1975年12月7日
事務局所在地 〒985-0053 宮城県塩釜市南町1番10号-2階
TEL 022-366-5893(月・水・金の9:00~13:00)
FAX 022-366-2149
会員数 63名
事務局員 1名
理事長 深谷晃祐
直前理事長 安住陽一
副理事長 赤間竜樹
副理事長 菊池博史
副理事長 小鷹雅至
専務理事 沼田真一