● アレルギーでチーズが食べられない子供や大人に、大豆を原料にした植物性発酵クリームチーズを届けたい!
はじめまして!
私たちは、宮城大学と農業法人と食品企業が連携して、世の中で食に困っている方へ新しい食を提供することを目的に活動しています。私は、プロジェクトの代表の二上達也と申します!
写真が少し苦手なので、イラスト風に載せています。
東日本大震災以降、災害時の食に対する関心が高まりました。当たり前にスーパーで販売された食材や惣菜、インターネットで購入できたお気に入りの加工食品が、突然、買えなくなり困った方が多くいました。
現在も至るところで災害は発生しており、被災地にお住まいでは無い方も他人事ではありません。
食の困りごとは、人により様々で「離乳食がない」「加工食品は塩分が高くて健康が気になる」など、いろいろな方がいます。その中でも特に、食物アレルギーの方は「食べられるものがない」という危機的な状況がありました。
私たちは、食物アレルギーの方、特に子供が災害で苦しみ、加えて食でも苦しみを感じることに非常にショックを受けました。そこで、「日常でも常備でき、かつ美味しいアレルギー対応食を届けたい!」という気持ちになり、このことが、植物性発酵クリームチーズ「スプレ」を開発した動機になっています。
● 昔に比べてアレルギーは増えており、子供から大人まで困っている人が多い
今から50年前の日本ではアレルギーはほとんどありませんでしたが、今では3人に1人の割合で何かしらのアレルギーを持っていると言われています。
例えば牛乳では、小学校1年生の4人に1人がアレルギーを持っています。年齢とともにその割合は下がりますが、成人でも食物アレルギーの方がいます。また、最近では動物性原料を摂取しないベジタリアンやビーガンの方が増えてきているようです。動物性原料が含まれている調理品や加工品は食べず、豊かな食事という点では満足が得られていないかもしれません。
● 植物性発酵クリームチーズ「スプレ」って?
植物性発酵クリームチーズの特徴は、「乳や卵などの動物性原料を全く使用していない」ことです。また、なめらかな食感であることから、パンやクラッカーなどに塗りやすく、また様々な調理品の風味づけに使用することができます。
商品名である「スプレ」の由来はスプレッドと、フランス語の”souple(しなやかな絹)”という言葉を語源にしています。
乳酸菌によるさわやかな酸味と大豆臭が抑えられたくせの無い風味であることから、子供でも食べやすく、サンドイッチやグラタン、チーズケーキなど、いろいろな食べ方ができます。
「スプレ」でグラタンを作ってみました。
野菜は一口サイズに切り、お皿にのせて塩と胡椒で味付けし、上から「スプレ」をのせてオーブンで焼くだけ。超簡単です!
クリーミーな味わいと滑らかな食感がたまりませんよ。
そして、本当に大豆特有の臭みはしないので、お子さんにこっそり食べさせても、大豆とはばれないと思います!
「ケーキなどのスイーツはどうしても卵や乳などの動物性食品を使うもの。。。」
「やっぱりアレルギーの子供には食べさせられない。。。」
そんなことはありません!
牛乳や卵など動物性の食品は一切使用せず、「スプレ」でクリームチーズが作れるんです!
材料を混ぜて、型に入れて冷蔵庫で冷やすだけです。写真はレアチーズケーキに仕上げていますが、
オーブンで焼けば、ベークドチーズケーキにもなりますよ。
糖分が気になる方はお砂糖を控えめにしてください。
お菓子が大好きなお子さんには、お砂糖を少し多めにすると、きっと笑顔で一杯になりますよ!
● 大豆は宮城県産「ミヤギシロメ」を使用します
宮城県は大豆の栽培面積が北海道に次いで全国第2位であり、代表的な品種は「ミヤギシロメ」で、宮城県で誕生し、宮城県が栽培を奨励する大豆です。
「ミヤギシロメ」は、大粒でふっくらとしていて見栄えが良く、色が白いことを特徴としており、外観のみならず、風味やコクも豊かで、良質な大豆として位置付けられています。
岩沼市は、実は「ミヤギシロメ」が誕生した場所でもあり、私たちは、東日本大震災で津波被害を受けた岩沼市の農業法人と提携して、大豆を確保します。
農業法人では、農業面積の大規模化にともない、稲刈りなどの農繁期に作業が集中することを避けるために、大豆の栽培も積極的に行われており、大豆の栽培が農業経営の安定化につながっており、経営の安定化により若い農業者や新たに農業を始めたい人などの雇用を生んでいます。
今年は天候に恵まれ生育は良好で、12月には収穫できます。
さやは水分が抜けて、写真のように茶色になりますが、大豆はきれいなクリーム色をしています。
● 「スプレ」開発は足掛け10年、「0.1%以下の確率」の発見!
私たちは、「乳アレルギー子供が食べられるチーズが世の中に無いか?」と考え、国内外から牛乳を全く使わないチーズ風の食品を取り寄せて試食したところ、牛乳を使わないチーズは、値段が高く、美味しくなく(本当に!)、「これでは子供が食べて満足する食品ではない」と考えました。
その折、宮城大学では、発酵や醸造の研究をしている金内教授がおり、10年かけて1345種類の酵母から大豆加工に有用な酵母を探し、1種の酵母が「大豆臭を抑える」ことと「豆乳を固める」特徴があることを発見しました。
最初は、金内教授が発見した酵母をどのように活用して良いかわからず悩んでおりましたが、試行錯誤しながら製造工程を何度も改良し、ついにチーズ様の食感と風味を有する加工食品を開発することできました。
そして、「奇跡の酵母」と「改良した製造技術」を発明として、宮城大学と㈱二上が共同で特許出願することができました!
酵母を探す作業は、地道に一つ一つの酵母の特徴を把握することです。強い熱意と志が無いと良い酵母は見つかりません。その分、適した酵母が見つかったときの驚きと感動は何にも代えがたいです。
と話すのは、宮城大学食産業学群の金内教授です。
金内教授は、味噌や醤油などの発酵食品のほか、日本酒やワインなどの醸造品も研究されており、一見、美味しい食品やお酒が飲めて楽しそうと思いますが、その背景には様々なご苦労があるようです。
0.1%以下の「奇跡の酵母」を見つけたときも、きっと、感動されたのではないでしょうか。
金内教授の研究室で学ぶ学生の皆さんです。
10年かけて「奇跡の酵母」を探されたので、多くの学生がこの研究に関わったことでしょう。
金内教授から、熱くご指導を受けている学生の皆さんの充実した笑顔が素敵です!
● 支援金の使いみち
・パッケージのデザイン費 20万円
・添付するレシピの製作費 10万円
● 実行スケジュール
・ 11月11日(チーズの日!) クラウドファンディング開始
・12月11日 クラウドファンディング終了
・12月中旬 パッケージ・レシピ印刷
・12月下旬 ご支援くださった方へ商品発送
・1月~ 正式商品販売
● お問い合わせ先
㈱二上
090-7326-1224
乳を使用せず、かつ美味しいチーズを世の中に生み出せるよう、皆さんのご支援をなにとぞよろしくお願いします!