葛黒火まつりかまくら来場者用の休憩所をもっと快適な場所へ!
● 今回取組むプロジェクトの概要
プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。起案者の佐藤俊晃と申します。
秋田県北秋田市の小さな山里集落、葛黒(くぞぐろ、現在24戸)。ここに宝暦年間より伝わるという小正月行事「葛黒火まつりかまくら」がありました。しかし農作業の機械化や人口減少などにより、伝統行事の中止を余儀なくされていたのですが、6年前に復活。以来、多くの人に支えられて今年も開催の運びとなりました。日中は約二百名、夜は約五百名という来場者にスタッフ一同うれしい悲鳴ですが、困っているのは来場者用の休憩施設。農業用ハウスにブルーシートを掛けた簡易なものですが、降雪時にはとても対応できなくて、祭り行事の進行と並行してハウスの雪落しをしなければなりません。そこで次回からはもっと頑丈なテントを用意して、ボランティアやご来場のみなさんに暖かい休憩場所を提供したいのです。どうかよろしくお願いします。
▲昨年開催されたお祭りの様子
●お祭りの運営側がかかえる問題
もともとは葛黒集落のみで開催していた行事です。集落内の子どもたちが年長者の手を借りて行っていました。
ですから昔はよそからお客さんが訪れるなんてことはほとんどなく、「来場者への対応」という問題そのものが生じていなかったのです。けれども平成以降、すこしずつ観客も増えてきて、その頃は集落内の女性たちが自前で甘酒や煮物などを振る舞っていたそうです。ただそれが組織的な対応とならなかったこともあり、かえってお客さんの増加が小さな集落にとっては負担ともなっていました。かまくら行事一時中断の理由はそれも一つの原因でした。
再開後、地元小・中・高等学校の協力はじめPRの効も奏して、この数年は日中のご神木立ち上げ時で約百五十名以上、夜の点火時では五百名以上の来場者となりました。その対応は集落の方ばかりではなく、地元の任意団体「おさるべ元気くらぶ」(←私も所属しています)はじめ多くのボランティアスタッフの受け持つところとなっていますが、肝心な休憩用ハード施設がウィークポイントとなっています。
ご覧の画像はこれまでの休憩用テントです。
ふつうの農業用ハウスのものですから降雪が多いとその重みに耐えかねてつぶれてしまう心配があり、雪落しと、内部からのつっかえ棒が欠かせません。またできれば中をほっこり温めるための暖房器具もほしいのです。
●集落の一行事から市を代表するお祭りに育てていきたい!
そこで今回のお願いなのです。
毎年お祭りを楽しみに来場して下さる方々、さらには域外からもっとたくさんの方々を呼び込むために、「もっと頑丈な休憩施設を用意したい」のです。開催場所が北秋田市のなかでも山奥へと進んだ豪雪地帯であることから、寒さが非常に厳しい場所となります。せっかく足を運んで下さる方々に楽しんでいただくためにも、快適に過ごせる場所を提供するのが運営側の務めであります。
今考えているのは、簡易に組立できるもの、それでもしっかり降雪にも耐えられるもの、必要な暖かさを確保できるもの。
これを来期に向けて準備したいと考えています。
北秋田地方でこの時期に行われる冬の行事は「大館のアメッコ市」が知られていますが、そのほかにあまり大きな行事はありません。立木を山から切り出し、ワラや豆ガラを巻き付け巨大なご神木に拵え、百数十名の力で起ち上げ、夜空を焦がす大きな火柱にして、「ごんごろう」の叫び声でしめくくる、まるまる一日がかりのスケールの大きなこのお祭りは、秋田の冬の行事の中でも独特なものです。
私たちはぜひこのお祭りを北秋田を代表する冬祭りに仕立てあげ、そこから「冬の行事」だけではない、この山里の四季を通じた魅力の発信への手がかりとしたいと思っています。
そのためにこのお祭りを、次年度以降も来場者対応のしっかりとしたものとして育てていきたいのです。
どうか皆さまからのご支援をお願いします。
● 支援金の使いみち
今回25万円を計上しました。その内訳は
テント用ポール 約10万円
専用シート 約5万円
暖房器具 約5万円
手数料 約5万円
合計 25万円 と見込んでいます。
作業経費はできるだけ自分達でまかなおうと話し合っています。
● 実行スケジュール
毎年2月に開催していますが、今回(2019年2月17日)の開催までには間に合わないので来年の実施に向け、雪が融けてからの作業を予定しております(5月頃)。
●お祭りの日程
トップ画像にも掲載していますが、2019年2月17日(日)の開催日程は以下のとおりです。
多くの方のご来場をお待ちしております!!!
● お問い合わせ先
おさるべ元気くらぶ事務局 佐藤俊晃
mail ryusen301@gmail.com