【おかげさまで目標1,000,000円達成いたしました!】

2,000,000円の達成で「みんなの遊具小屋」を作ります!



長屋広場には、子どもから大人までが楽しめる、大きな遊具や屋外備品が欠かせません。
2,000,000円集まったら、そういったアイテムを強化し、使いこなすための屋根付きのスペースを新たに設けたいと思います!引き続きよろしくお願いします!

 

外資系IT会社を辞めてでも地域づくりを

 

みなさん、はじめまして。「しぇあひるずヨコハマ」を運営する、株式会社ここくらす代表の荒井聖輝です。

母の実家である横浜に住んで18年。子育てをしながら、大好きな横浜が魅力的なまちになるために自分に何ができるか、日々考えてきました。

 

僕は、「魅力的なまち」に必要なのは、「地域」という小さい単位の中で

 

暮らしている人同士がゆるやかにつながり、お互いを支え合えること

その地域に「愛着」と、ちょっとした「誇り」を持てること


だと思っています。

 

しかし、そうした思いとは裏原に、現実の地域社会は少子化・超高齢化の波にのまれ、
合理的な開発によって、地域と人のつながりが失われていくのを目にしてきました。


今から地域社会で生きていく子どもたちのためにも、まず自分たちの暮らしを変えるところからはじめよう。

 

その決意を胸に、僕は、外資系IT会社を退職しました。



▲代表の荒井聖輝(あらいきよてる)です!「よく生きる」がモットー✩

 

 

 「なんとかしなくては」という危機感

 

横浜市内だけでも、18万戸あると言われている「空き家」


祖父より母が引き継いだのが、居住者1世帯あとは物置か空室という、町内で最も老朽化が進んだ「空きアパート」でした。

 

僕はサラリーマンとして、会社勤めも頑張りながら育児にも参加していたところ、家族で次々に入院や介護に関わる問題が浮上したのをきっかけに、残業だらけの働き方、家族バラバラの暮らし方、分断的な賃貸住宅の建て方など、いろいろな社会の仕組みに強い違和感を覚えました。

 

  

さらに、子どもが育っていく日本の将来のことを考えると、このまま個人の問題を放置しても、社会は助けてはくれないだろうという「危機感」が芽生えてきたのです。

 

何から始めたらよいのかも分からない中で、「ソーシャルビジネス」「リノベーションまちづくり」という新しい働き方と、それをすでに実践しているメンバーに、地域内外の講座を通じて出会いました。


それによって、今必要なことは「自分を育んでくれた家族や地域の記憶を伝える」
という「地域の場づくり」であることが分かってきました。


「やれることは、とにかく全部やる」

 

横浜市からの創業支援が受けられる実践創業講座、神奈川区地域づくり大学校、そして、町内会の役員参加などなど、自分一人の力ではできないことでも、地域のたくさんの方と一緒に汗を流しながら、今日まで活動を続けることができました。

 

 ▲開発されると失われる風景と空間資源

  

「しぇあひるずヨコハマ」とは何か?

今回の舞台となる「しぇあひるずヨコハマ」は、戸建て1棟、築50年以上のコンクリート3階建てアパート2棟。そして、畑と中庭で構成される「住宅型複合施設」です。


横浜駅徒歩圏の840平米という広い敷地には、大きな桜の木や池もある、自然豊かな空間が広がります。

2つのアパートは、いずれも外階段が設けられており、屋上までダイレクトに、自由に行き来することができるのが特徴です。

 

「しぇあひるず」という名前は、モノ、ヒト、コトを共有し合う「Share」と丘の上の建物群を表す「Hills」を掛け合わせたもので、ひらがなを使っているのは、より「親しみやすさ」を込めているからです。

 

アパートを初めとする住宅は、たいていの場合「ハード」のスペックが価値として捉えられていますが、しぇあひるずヨコハマでは、その空間でどのように豊かに暮らせるか、「ソフト」の部分に主眼をおきつつリノベーションを進めています。

 


 ▲池(手前)と畑(奥)、かつて母の実家だった空きアパート

  

地域に必要な「つながり」が生まれる場

 

しぇあひるずが位置する地域は、「横浜駅」への利便性から新築住宅の開発が盛んで、古い住民と新しい住民の、世代の違う人々が混在し、お互いのことを知らない住民の割合いが多い「都市型」の課題を抱えています。

 

区が行った意識調査でも「交流拠点」の必要性が浮き彫りになっているものの、具体的に拠点づくりが進んでいないのが現状です。

 

 

そうした中、しぇあひるずでは建物同士の境界がない独特の空間を開放し、どういった活動のニーズがあるのか、半年間のミニ社会実験を行いました。

 

その結果、屋外ワークショップ、防災キャンプ、青空教室、寄席など、幅広いジャンルのグループ、コミュ二ティから共催のお声がけを頂きました。

 

イベントも回数を重ねるうちに、町内会長さんも応援に来て頂けるようになり、近隣住民の参加者も増えて、地域内の「交流の場」としての認識がだんだんと広まりつつあります。イベント回数は12回、参加者は延べ300人を超えました。 

 

しぇあひるずに来た人も、子どもを思い切り遊ばせたいママから、歴史を研究しているご年配の方まで多様です。

▲「世界一周学校」の開校式は青空教室で 

 

この社会実験で気がついたことは、空きアパートは「旧いまま」であっても、誰も寄り付かなかった場所に、集まる「目的」が生まれたということです。 

 

 

青空教室は3回ほど開きましたが、屋外で何かをしていると、まず近所で遊んでいる子どもが興味をもって、敷地で遊び出します。

子どもを呼びにきた親御さんも、青空教室の内容に関心をもって参加者との何気ないコミュニケーションが始まり、屋台でビールやアイスクリームを買い出す頃には、会話も弾んでいます。

 

僕の娘もお友だちが遊びにくるので、とても嬉しそうです。

もっともっと近所のお友だちが集まって、自分たちで建物の裏に「秘密基地」でも作ってくれたら良いですね。

 

 

行政が管理する公園でも、個人が占有する庭でもない「あいまいな場所」が多世代・多様性のある人々の交流、地域に求められている「つながり」の一つのあり方だと感じています。

 


 花火大会のBBQの様子。ケータリング注文で地域経済にも貢献。

 

このプロジェクトで実現させる「長屋広場」

 

これまでのイベントは、「仮の状態」という条件でどうにか開催してきましたが、敷地全体の地面の状態が悪く、劣化で危険な箇所も多数あり、雨天時や夜間において、十分に活用できる状況にはありません。 


このプロジェクトでは、活動の中心になってきた屋外のスペースを重点に、横浜のまちづくり関係者の協力を得ながら、改良工事を進めていきます。

 

プロジェクトによって実現できる場を、僕は「長屋広場」と呼ぶことにしました。
 

かつて、庶民が共同の炊事や家事を営んでいた「長屋」

そこでは「シェア」によって暮らしを豊かにする知恵がありました。

 

ただ消費することから、生産・創造することへの欲求が高まる中、地域に潜在しているさまざまなリソースを、互いにシェアすることができれば現代においても長屋のような豊かな暮らしが実現できると信じています。

 

自宅や、学校・職場以外の、第3の生活の拠点として、使う人の目的よって必然的に生み出させる「場所」。地域の中で、暮らす人とつながる場として活用できるよう、みなさんと一緒に発展させていきたいと願っています。

 

 

【改良によって実現できる長屋広場活用例】

 

・定期的な地域家庭内防災訓練

・横浜野菜の、地域の人との共同栽培とマルシェの開催

・紙芝居、屋台など地域の懐かしい風景の復活

・トップデッキを使った「ヨガ教室」

・夜景を見ながら楽しめる「屋外上映会」

・屋内屋外併用の、風を感じる「こども食堂」

 および 子育てママの共同夕食会&相談会

・「東海道まち歩き」の方の休憩・学習スポット

・訪日外国人向けお花見、花火、寄席の体験会

 

 

制作スケジュール

 

しぇあひるずヨコハマの建物の改修は、今年の12月から着工予定です。
敷地やデッキの工事についても2月初めにはスタートし、全体の完成は2月末頃を見込んでいます。


 ↑しぇあひるずシンボルの旗の制作風景

 
集まった支援の用途とその内訳

下記工事費(総額400万円)の一部に充てさせていただきます。


 土木工事(土壌補修、旧式浄化槽撤去等)


 外構工事(ブロック塀・鉄柵撤去、コンクリート、敷石等敷設、看板)


 建具工事(屋上柵、ウッドデッキ、道具小屋等)


 設備工事 (電気照明、給排水等)


 その他 (庭園管理・屋外ベンチ・イベント用備品等)

 

100年先でも通用する拠点を目指して

 

「しぇあひるずヨコハマ」は、戦国時代に「青木城」、幕末は「アメリカ領事館」があった「神奈川宿」に位置しています。
 
歴史ある旧い建物が点在することは、横浜のまちとしての魅力ですが、耐震化を迫られる中、そうした建物もどんどん失われています。

 

僕は、幼い頃に走りまわった下町の街角や横浜に住んでから遊び場として使った水産会社の社宅などが消え、どこにでもあるマンションやコインパーキングに変わっていくのを黙って見過ごすことができません。

 

そして、建物と共にまちの記憶を残し続けることが、「神奈川宿」として見た場合にも、市民共通の財産になると思っています。


未使用のまま放置されている場所の個性を見出し、そこを「長屋広場」として地域に開放していく。
そうしたつながり豊かな場所が地域に増えていくことが、横浜が魅力的なまちでありつづけるために必要ではないでしょうか?

 

僕は、人生をかけて、地域に必要とされる場を実現させます!


横浜の未来と、子どもたちの将来のために、ご一緒に始めましょう!

 

  • 2017/01/21 08:36

    皆さま、あたたかな応援ありがとうございました! 支援総額:2,548,000円支援者数:163人いいね数:2508 ストレッチゴールも大きく上回る達成となり、これ以上の感激はありません。 この数字を達成するまで、どれほど厳しかったか。 工事が進むにつれ、設備や躯体などの妥協できない...

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