自然栽培で栽培した大豆、米で足掛け2年かけて丁寧に仕込んだ味噌を味わってみませんか?

 こんにちは、八ヶ岳南麓ファームの八巻と申します。

私は八ヶ岳南麓ファームで農薬も肥料も一切使わず、自然の力だけで植物を育てる自然栽培をしています。自然栽培も取り組み始めてから9年目を迎えました。農は奥が深く、まだまだ序の口です。

しかし八ヶ岳南麓という自然豊かな土地で、自然の力をいただき、生物が本来持つ生きる力を最大限に生かしながら、自然界にも生き物にも優しい循環型農業を実施しようと日々奮闘しています。

 

自然にも人にも優しい農業

 無農薬、無肥料で自然に負担をかけずに栽培した固定種のお米や大豆、そして野菜は身体にも優しく、美味しい。

そんな丹精込めて作ったお米と大豆を使って、味噌を足掛け2年かけて手づくりしました。
今現在、お米・大豆の生産から味噌までを全て手づくりで行なっている農家は全国を探してもなかなかいないと思います。

そんな手塩にかけてつくった手づくり味噌をたくさんの人に届けたい。この味噌を通して地域を盛り上げたい。
これがクラウドファンディングに挑戦しようと思ったきっかけです。

 

 味噌づくりで小さな商い

 その昔、地域ぐるみで丹精込めて栽培した大豆、お米、野菜を原料に発酵を活用した味噌、醤油、漬物等の調味料や保存食を作ることは当たり前のことでした。

その伝統的な技で栽培した農産物を生かし加工することにより付加価値がつき、暮らしが立ち、小さな商いにもなりました。

 

 「農で暮らしを立てる」=簡単なことではない

現在、農で暮らしを立てることはそう簡単ではありません。

農業、林業、漁業といった第一産業では暮らしが立たなくなってきています。

その結果、実際に農業をしたいといった若者もいなくなり、農業人口は減少しています。

 

若い就農者達が暮らしが立つ地域づくり

 この地域ならではの風土の中で農を行い、暮らしを立てる。そんな若者たちが居住し、家の中や外で遊ぶ子供たちのにぎやかな声が集落に響き渡る地域社会が実現できたら、山梨だけではなく農業が盛り上がりを見せるはずです。
都会へと一極集中が進む中、こうした営みも大切なことではないでしょうか。

四季と共に生き、いつまでも続く百姓の生業の一つが味噌づくりです。味噌づくりが、農を豊かにして暮らしが立つ。そうすることで田舎の若者たちが安心して農業で食べていける。

そんな地域を作っていかなくてはいけないと思います。

その手本に、まず若者が農業で食べていけるモデルづくりを行いたいと思います。
豊かな自然界との関係性の中で農を営みとして暮らす。村々がかつての賑わいに包まれる世界を目指します。

 

 

八ヶ岳南麓という価値 

  農場のある八ヶ岳の南麓の大泉は、名前の由来にもなっている「泉さん」と呼ばれている大きな湧水が存在します。「泉さん」は市民の間でも親しまれ、この他にも大小様々な湧水群が八ヶ岳南麓にはあります。これらの湧水群は何十年、何百年の時を経て今、この瞬間も湧き出しています。

この美しい水は昔から山梨の自然を支え、人の生活も支えてきました。これは自然豊かな山梨の価値と山梨の農業の価値をさらに高める1つであると思います。

こういった価値を農に生かす他はありません。価値を持った農産物を丹精込め自然栽培し、さらに美味しく、地域の産物として開発、製品化して育てることがこれからの地域づくりに必要になると思います。

 

 

保健所の許可を受け本格的に「ここにしかない手づくり味噌」を始動しました。

これで地域に賑わいが生れるように。

 

 

「世界に一つしかない手づくり味噌へのこだわり」

 

大豆、お米は無農薬、無肥料

手づくり味噌は先ずは原料となる美味しい大豆、お米を栽培し確保します。

この大豆、お米は無農薬、無肥料の自然栽培です。

太陽、土、水等自然のエネルギーだけで育つことで、

素材本来の素直な味を出してくれます。

 

 

 麹菌は優れもの乳酸菌も酵母菌も大活躍 

お米を籾摺り、精米し発酵の元になる米麹を作るのです。

米麹、大豆(茹でるか蒸す)、塩(玄界灘、平釜仕立て)を混ぜ合わせ

長期間醗酵熟成することで麹菌からたんぱく分解酵素、でんぷん分解酵素が生れ、

大豆のタンパクをアミノ酸に変え旨味となり

お米のデンプンを糖分に変え耐塩性乳酸菌の餌となります。

この乳酸菌は私たちの腸内で悪玉菌の増殖を抑える重要な役割を果たしてくれます。

 

天然醸造、麹歩合15分

特に天然醸造のお味噌には体に優しい菌が途方もなく多量に活躍しているのです。

また使用する大豆と米麹の比率を麹歩合と言い当農場のお味噌は麹歩合15分です。

比較的塩分控えめのやさしい味のお味噌で男性は勿論女性やお子様にも好まれています。

 

一貫した❑大豆栽培 ❑お米栽培 ❑麹づくり ❑味噌づくり

栽培から加工まで一連の工程を一貫して行っている我が農場だからこそ

製造できる美味しく、健康にも優しい世界に一つしかない手づくり味噌

皆様に味わって頂きたいのです。

 

 

今回のプロジェクトの目的は「蒸し機」の調達!

 

麹づくりにはお米を蒸す工程があります。 現在一般的に使われている麹製造機を使うには一度に最低30㎏の蒸し米を必要としています。しかし、今この蒸し器がなく作業が思うように進みません。その為のお米の蒸し機の設置がこれからどうしても必要なのです。

 

 八ヶ岳南麓で実際に味噌作り体験、農業体験してみませんか?

 

今回の返礼品の中には実際に八ヶ岳南麓の自然にあふれた土地で、味噌作り体験、農業体験ができる支援コースもご用意いたしました。普段の生活では体験することのできない経験ができることを保証いたします。体験の中で、自然と接し、農業ついて深く考えるきっかけを作るのはいかがでしょうか?

 

 

 

 

❑スケジュール

 

 ・クラウドファンディング開始 平成29年2月1日(水)

 ・クラウドファンディング終了 平成29年3月21日(火)

終了後直ちに蒸し器を発注、導入したいと予定しています。

 

❑支援金の使途

 

・既に導入済みの麹製造機に対応する一度に30kg以上お米を蒸すことが出来る蒸し機の導入とそれに伴い発生するフード、換気扇等取り付け費用に充当します。

 

  

❑プロジェクト発起人

合同会社 八ヶ岳南麓ファーム 

農場長 八巻珍男(やまき よしお)

 

農産物を「奇跡のリンゴ」の木村秋則氏が提唱する無農薬、無肥料の自然栽培で生産するとともに栽培した大豆、お米で麹を作り自前で手づくり味噌を製造することを始めました。一方、もち米、大豆、小麦を地元の和菓子屋さん、豆腐屋さん、パン屋さん、麺屋さん達との連携でお餅、豆腐、パン、ほうとう、うどんなどの健康に良い、美味しい加工食品を企画、製造し、付加価値を高め、農で暮らしが立つこと、また地域にお金が循環し小さな商いで地域や農場が元気になることを願っています。

麹製造に欠かせない大型の蒸し器導入のプロジェクトへのご賛同を心よりお願い申し上げます。

 

HP http://yatsugatakenanroku.web.fc2.com/nanroku-aboutus.html