● 富士山が見える耕作放棄地(荒地)を観光ぶどう園に!

 

はじめまして。

山梨県山梨市でぶどう・桃農業を家族経営で営んでいる飯島果樹園の園主・飯島大樹と申します。

私たちの地域は南に富士山を望む盆地にあり、日本有数の日照時間と激しい寒暖差は果物の育成に最適と言われています。そんな地域で「1歳になった自分の子どもに、安心して美味しく食べてもらおう」という思いで果物を育てています。


自分が作って、「自分の子どもに食べさせるのだから、世界で一番安全だ」と考えています。

 

 

 

● 当地域は「日本農業遺産」に登録されました。


さて、

山梨市がある「山梨県峡東地域」は、2017年3月14日に『盆地に適応した山梨の複合的 果樹システム』で農林水産省の「日本農業遺産」に登録されました。

この地域は、“日本のぶどう栽培発祥の地”と言われており800年以上の伝統を誇っております。日本では一般的な葡萄の棚栽培は、世界でも類をみない日本独自の手法で、養分や保水力が乏しく一般的に農業に不利とも言える傾斜地で発展してきました。

 

(江戸時代の、ぶどう栽培の様子)

私の農園でも、家族連れでも楽しめる農園を目指しています。


 

 

● ところが・・・。危機の真っただ中にあります。


残念ながら、現実的には地域全体でみると、農業者人口の減少と後継者不足、

それに伴う耕作放棄地の増加という問題が顕在化しています。

 

耕作放棄地は、

・野生の害獣の住処になってしまう。

・ゴミが不法投棄されやすくなってしまう。

・火災の原因になりやすくなってしまう。

 

といった問題があります。

特に冬場は、いったん耕作放棄地で火災が起こると、周辺の畑、民家にまで燃え広がり大変危険です。

(私も地元の消防団で火災現場に何度も行っており、特に夜中の火事は危険です)

 


残念ながら、こうした耕作放棄地が増えているのが実情です。。

 

● 耕作放棄地を「観光ぶどう園」に蘇らせてみませんか??

 

しかし、

荒地となってしまっている農地ですが、ぶどう園として蘇らせることが可能です

ぶどうは非常に強い作物で、いったん草木を駆って、農地に戻せば再生させることが可能なんです。

 

特に近年、大人気のシャインマスカット!

世界でも注目されている超高級品種を、再生した農園で美味しく食べてみませんか??

 

 

ヤフーニュースより)


 

他にも注目されている新しい品種を植えることも可能です。

 

「ハート形のぶどう」で人気上昇中の品種「マイハート」

 

 

せっかくなので、

ベビーカーの家族連れや、車椅子の方でも楽しめる観光ぶどう園にできればと思っています。


● 「ほったらかし温泉」「フルーツ公園」の近く。富士山が一望できます。

 

JR中央本線新宿駅から、特急で90分+車で10分。

甲府盆地からの富士山の眺めが一望できる場所です。

観光ぶどう園に蘇らせれば、荒れ地が一気に思い出の地に!

ゆっくりと富士山を一望しなばら、ぶどう狩り、そのまま取立てのぶどうを味わうことができます。

 


https://youtu.be/CliBIA449KY


 

● 支援金の用途

 

荒れ地の開墾、伐採、ぶどう棚の整備(資材費)、ぶどうの苗購入に使用します。

当初予定している面積は10a(1000㎡)からになります。



● 実行スケジュール

 

平成30年3月~4月上旬に開墾・畑の整備を実施いたします。

 

ぶどう苗の植え付けは4月になります。

ぶどう苗が育ち、結実するまでに2年~3年、成園になるまでは約5年の歳月を要します。

その間はいかにぶどうが育っていくかを随時レポートいたします。


支援金の返礼品は、平成30年7月からのお楽しみとしてお送りいたします。


 

 

 

● 最後に


来年度、地元の小学3年生を対象とした農業出前授業を行うことになりました。(場所は地元の小学校近くのぶどう畑の予定です)

「総合学習」の一環で、自分たちが普段食べている食べ物がどうやって育っていくか。また、日本の果物が今、世界でどのような視線を受けているか。

今、自分たちが目にしている風景が、将来どのように変わっていくか。


まだまだ、どう話せば良いかはまとまっていませんが、子ども達がこの地域に誇りを持ってもらえるような授業ができればと考えてます。

 

・・・と、

偉そうなことを言っていますが、実は私は農家の長男でありながら、高校卒業から15年以上、

東京に出ており、大学卒業後も帰郷せず、東京でサラリーマン生活を送っていました。

「農作業はきついし、田舎暮らしも嫌だ」と、『なんとなくカッコ良さそう』という理由でIT業界に務めてました。

 

転機になったのは、2011年3月11日の東日本大震災です。

かつて転勤していた東北地方の町並みは津波と火災に飲まれ、営業に行っていた福島原子力発電所は建て屋が爆発。これまでの自分の価値観が一気に吹っ飛びました。今思い出しても震えが来ます。

 

呆然としていた中で、かつての顧客だった、気仙沼市のある水産会社の社長の必死な姿が

たまたまTVニュースで流れました。

「この地域で生まれ、海に育ててもらった。だからこの地で生きていく」

そのインタビュー映像を見て、自分が生まれてきた意味を真剣に考えました。

 

「自分が一番、世の中の役に立つことは、

生まれ育った山梨でぶどうと桃を作ることかも知れない」


結論は、こうなりました。

自分が15歳の時に父親が他界した後、母親が細々と続けていた零細農業を継ぐことを決めました。

 

それから6年になります。

かつての私は、畑に入ることが大嫌いでした。

 

それが、この地で育つ、桃や葡萄達のことが、そして、この仕事がこれほどまで愛おしくなるとは想像だにしませんでした。


生きることとは、思いもよらないことが起こることだと思います。

 

まだまだ、上手に話すことはできないかも知れませんが、「農業は、日々の移ろいを通じて、色々、生きることを考えることがある仕事です」ということを伝えて行けたらと思います。

 

ぶどうは、私が育てている作物の中でも、その実が美味しいだけではなく、春先には芽が天ぷらになったり、樹液が滴る季節は、化粧水の原料になったりと1年を通じても、非常に興味深いフルーツです。

 

一緒に思いをはせながら、旬の季節には、その味わいをご支援していだける皆様と楽しめたらと考えております。

 

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。


● お問い合わせ先

 

飯島果樹園:園主 飯島大樹

iju2010@gmail.com

080-3533-4837

 

Facebook

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  • 2018/02/23 06:50

    おはようございます。 昨日は、桃の若木の剪定が終了しました。   若木は、まだ木自体が弱いために 厳冬期を過ぎてからの剪定でないと、枯れこんでしまう恐れがあります。     昨日、山梨市は雪が少し舞いました。 寒かったので、切った枝で焚火をして、焼き芋を作りました。   ...

  • 2018/02/21 08:17

    来年度、私が所属している若手農家グループ「東仲倶楽部」で 地元の小学校にて小学3年生向けに「食育」の授業を行うことになりました。   たまたま私の借りている葡萄畑が小学校のグラウンドの真ん前にあり、 その畑で、生育状況の観察や農作業体験、そして収穫期には いくつかの葡萄を味わっていた...

  • 2018/02/19 07:12

    おはようございます。 今回のプロジェクトが新聞やTVニュースでもニュースに扱っていただけるよう、 プレスリリースを書いて、各社に送付しました。   ご支援いただいた方の応援に何としても 応えていきたいと思っています。   記事やニュースに取り上げられたら、随時報告いたします。 ...