《靴下工場から毎日大量に廃棄される糸くずとアーティストの感性がふれあい、生み出された世界でひとつだけの【残福ソックスモンスター】。彼らは夜な夜な工場のゴミ箱から飛び出し、全国へと広がっていきます…。》

 

そんな絵本を作り、現代の子どもたちに想像力の豊かさやゴミを工夫して遊ぶ楽しさを伝えたい 

こうした想いから誕生したプロジェクトです。

 

                                                              

 

 

 

 

同じものはふたつとない、個性あふれる姿で工場内を縦横無尽に駆け回ります。

そして世界中に飛び出し、魔法の糸の力で人々を幸せにしていくのです…!

 


 

 

 

そんな物語を、長野の靴下工場とアーティストとのコラボレーションで作り上げました。アーティストならではのアイデアと工夫で、捨てられる運命だった糸くずが素敵な【残福モンスター】へと生まれ変わり、絵本となって子どもたちの遊び心をくすぐります!

 

  

 

子育てを通じて感じた子どもたちの可能性、大人になったら忘れてしまうこと

 

 

 

 代表取締役社長 神田一平(発起人)

 

はじめまして。このプロジェクトのリーダーである株式会社タイコーの神田一平です。

 

私には幼稚園に通う子どもがいますが、ある日、その子が卵パックなどのゴミを持って登園して行ったのです。何に使うのか聞くと、イラストや工作の材料として用いるようでした。

 

大人にとってはゴミでも、子どもたちにとっては絵の具のような道具のひとつだということに気づきハッとしました。

 

「ゴミであるというのは大人が勝手に決めたこと。子どもたちの想像力は豊かなのに、大人になったら忘れてしまうのだ…」

 

子育てを通じ、子どもの可能性を改めて考えさせられた瞬間でした。

 

 

 

 

そして、それはゴミだと考えていた糸くずも同じこと。そこで、大人だけでなく、スマホ世代の現代の子どもたちにも、ゴミを工夫する想像力の大切さ、面白さの指標になればよいと絵本作りを思い立ったのです。

 

 

新しいものづくりの価値を提供したい!

 

 

 

 

こうして生み出してきたのは、足袋型ソックスやスポーツソックス、介護用ソックス、医療機器に分類される製品など、専門性が高く長く愛される特徴的なものばかり。OEM(ブランド製品の製造)を中心に、手がけた靴下は数千種以上あります。

 

 

 

特に20年ほど前から力を入れてきたのが、現在、生産の3~4割を占める高機能、高付加価値のスポーツソックスの開発です。身体機能と運動機能を向上させるハイパフォーマンスウエアを製造する大手メーカーのOEMのスポーツソックスをはじめ、トップアスリートたちの機能の向上を靴下からサポートしてきました。

 

これまでに数々の特許を取得し、グッドデザイン賞も受賞しています。

また、医療機器製造業に登録しているため、医療用製品の開発の実績もあります。


 

こうした画期的な開発の根底に流れるのは、脈々と受け継がれている「新しいものづくりや価値観を創造し、よりよいものを作りたい」という想いです。

 

私たちは、大量生産ではなく履き心地や機能性を重視したこだわりのあるものづくりを心がけてきました。お客様と密にコミュニケーションを図り、顔の見える関係を大切にしつつ、失敗した技術も貴重な財産として積み重ねることで、高品質で専門性が高い製品を作り出しています。


 

カラフルな糸くずをただ捨ててしまうのはもったいない!

 

皆さんはご存知でしょうか?

 

毎日新たな製品が生み出される一方で、靴下工場では大量の糸くずがゴミとして廃棄されていることを…。

靴下を作る過程では、どうしても糸くず(残糸)や余剰在庫が発生してしまいます。

 

ものづくりの現場には新しいものを生み出せる楽しさがある反面、こうしたデメリットも持ち合わせています。

 

 

しかし残糸は、元は上質な靴下などになって生産・販売される予定だったもの。カラーバリエーションが豊富で品質がよくフカフカなのに、ただ捨ててしまうのはもったいない!何か有効に使える手段はないだろうか…?

 

 

 

ずっとそんな想いを抱いていたなかで出会ったのが、長野市を中心に画家・イラストレーターとして活躍するTOMOYAARTSさんでした。  

 

偶然、工場見学に来ていたTOMOYAARTSさんが発した「色がどんどん出てくる」という言葉に、私たちは大きな可能性を感じました。

 

 

靴下工場の糸くずとアーティストが出合ったら…!?

 

ここは不思議な靴下工場。どんな靴下のオーダーもさまざまな魔法の糸で作ってしまう、世界一の工場。

木に履かせると大きく成長する栄養満点靴下、足の速くなる靴下、砂漠をらくらく歩く靴下、空飛ぶ靴下…。

毎日たくさんの靴下が生み出され、世の中に送り出されています。

 

でも、忙しく稼働する機械の横には大量の糸くずが…。カラフルでフカフカなのに、ゴミとして捨てられてしまうの? いえいえ、静まり返った真夜中の工場のゴミ箱から出てきたのは、色とりどりの魔法の糸くずから生まれた鮮やかな【残福モンスター】たち。

 

 

 

実はそれまで、私たちは「糸くずはゴミ」と考え、クッション材として棉のように詰め込むなど“隠す”発想しかありませんでした。ところが、TOMOYAARTSさんとの出会いにより「糸くずを前面に出そう」という新たな方向性が導かれたのです。

 

 

個展にイベント、ワークショップ…「TOMOYAARTS」はこんなアーティスト!

 

 

美術学校を卒業後、東京で活動し、2009年より出身地の長野市に拠点を移したTOMOYAARTS(鶴田智也)さん。「優しさ、心地よさ、温かさ」を作品のテーマに掲げ、全国各地で個展やイべント、子どもたちに絵を描く楽しさを知ってもらうお絵描き会といった活動を展開しています。

 

また、これまでにいくつもの絵本も出版。アパレル業界や音楽業界へのイラスト提供も多く、現在はお土産品などのパッケージデザインも手がけています。

 

(トモヤさんの作品や制作風景)

 

 

そんなTOMOYAARTSさんの作風は、長野の風景に空想を重ね合わせたファンタジーの世界が中心。唯一無二の独自性と合わせ、どこか懐かしさも覚える不思議な魅力に溢れています。

 

(トモヤさんの作品)

 

また、オリジナルのライブペイント「キャンバスアニメーション」は、音楽に乗せて1枚のキャンパスの中で次々と絵が変化し、まるで動く紙芝居のような作品です。福祉施設や学校での開催も多く、幅広い世代の観客を魅了しています。

 

 

(ライブイベントの様子)

 

 

ある日、タイコーの工場見学に訪れたTOMOYAARTSさんは、糸くずを見るなり「何か作れるかも」と少年のように目を輝かせました。そして大量の糸くずを持ち帰ると、即興でモンスターを作ってしまったのです。それを見たお子さんは大喜び。

 

しかし、私たちはそれ以上に、斬新な発想力と作品のクオリティの高さを感じ、同じものはふたつとできない面白さに意表を突かれました。

 

そして「この【残福モンスター】を多くの人に見てもらいたい!ユニークなアイデアを子どもたちにも生かしてほしい!」と考え、絵本の制作に至ったのです。

 

 

一つひとつ針で刺し込み、手間ひまかけて作られる【残福モンスター】

 

さて、この個性的な【残福モンスター】はどのように作られるのでしょう?  

 

TOMOYAARTSさんはスポンジやウレタン、針金で芯材を作り、返しのついた特殊な縫い針で糸を一つひとつ刺し込んで作っています。

 

一体にかかる制作時間は約6時間

 

あらかじめ下絵などを描いてデザインしておくのではなく、色合いも形もインスピレーションで作業を進めていきます。

 

 

正月に行われた【残福モンスター】のワークショップの様子をご覧ください。

子どもたちの楽しそうな様子が伝わってきませんか?

 

 

 

 

 

 

 


 

 

そして、今回の絵本の制作はプロジェクトの第一段階であり、ここからが本格的なスタートです。今後はTOMOYAARTSさんの個展と絵本関連のイベントをドッキングさせたり、工場見学とソックスモンスター作りのワークショップをコラボレートさせるといった展開も考えています。

 


また【残福モンスター】も、国内に100社以上あるさまざまな靴下・ニット工場へとモンスターが出かけたり、ゆくゆくは世界の工場に出没するといった絵本のシリーズ化も考えています。

 

同時に、絵本(空想)と工場(現実)がシンクロすることで、より親子で長く楽しめる世界を提供し、ものづくりの現場のリアルさ、楽しさも伝えていけたらと夢が膨らみます…。

 

そんな夢を実現するためにも、皆さんのご支援をお待ちしています。

 

 

このプロジェクトを支える人たち

 

タイコーのスタッフやTOMOYAARTSさんをはじめ、カメラマン、グラフィックデザイナー、ライター、編集者などがチームを組んでいます。

 

  

 

 

企画・制作:株式会社タイコー

監修:TOMOYAARTS

編集:ch.books

撮影:金井文×文


● 支援金の使いみち

 

支援金は以下に使わせていただきます。

・絵本のイラスト作成費

・絵本の印刷、製本費

・絵本に出てくる靴下・手袋の作成費

・お返しの品の配送費用

・クラウドファンディング手数料 

 

 

FAAVOの支援方法が分からない方やクレジット決済に抵抗がある方へ

 

当案件は「コンビニ決済」や「現金持参」も対応しています。

<現金持参をご希望の方へ>

現金持参をご希望の方は、ご足労をおかけしますが、株式会社タイコーでお預かりいたします。

<株式会社タイコー所在地>

〒381-0008

長野県長野市大字下駒沢字五反田793-14

TEL:026-296-5211 FAX:026-296-9442

  • 2019/02/10 10:39

    チクチクワークショップやります!   日付 2月10日(日)   時間 13:00-17:00   場所 やってこ!シンカイ    所在地: 長野県長野市三輪7丁目8−5       料金 無料   内容 糸くずをチクチク体験出来...

  • 2019/01/31 09:27

    SNSをやらない世代の方にもわかりやすい用に紙媒体のPR用の冊子を作りましたので、 置いてくださる心優しい方がいたらお声がけください。   サイズはA5を2折してA6仕上がりになっております。     名刺サイズのカードもご用意しております。    

  • 2019/01/30 14:18

      Dr.スズキです。 多くの方々にご支援をいただき感謝いたします。   絵本の進捗についてご報告しますね。   1月28日、鶴田智也(tomoyaarts)、青木圭、金井、神田一平が参加して 絵本「残福モンスター」制作の打ち合わせをおこないました。     まずは絵本の構...