いろんなことを学ばせてくれた青島の海で、今度は次世代を担う子供たちを育んでいきたい! はじめまして! NPO法人宮崎ライフセービングクラブの藤田和人(ふじたかずと)と申します。 2010年6月に発足した、全国でも初となる「渚の交番」の施設の運営を柱に活動しています。年間を通じて海辺の安全を守るために、ライフセービング活動や、海岸沿いと周辺地域をパトロールする青色回転灯防犯パトロール活動、さらには水害・水難事故発生時に出動する公的救助機関と連携をとった水上バイク隊など、地域の防犯・防災に勤めています。 これらの活動に加えて、この青島の海を拠点にしながら、生き生きとした子供たちを育もうと海の環境や海洋生物が学べる渚の教室や、海をもっと楽しむために、セルフレスキューの習得を目的としたジュニアライフセービング教室を、昨年度よりスタートしました。 今回は、青島の海で宮崎の子供たちを育むことを目的として発足した「宮崎ジュニアライフセービングクラブ」の活動を一人でも多くの方に知っていただきたく、そして出来れば皆さまにこの活動を応援いただければと思っております。皆さまからいただいたご支援は、「宮崎ジュニアライフセービングクラブ」の運営費として大切に使用させていただきます。 留学先での運命の出会い 日本では浸透していないライフセービングという文化を一から築き上げたい! 少しだけ私自身のお話をさせていただきます。高校時代ラグビーしながら過ごしていた私は、18歳のとき、ニュージーランドに1年半ラグビー留学に行きました。そこで出会った方が、ライフガードのお仕事をされていたんです。ニュージーランドではライフガードという仕事は、日本の消防士のように公務員という位置づけで、職業として確立しているという話を聞き、衝撃を受けました。 日本のライフセービング事業は湘南が一番進んでいますが、それでも30年程の歴史です。海外は、既に100年もの歴史があり、文化として根付いていたのです。 「日本のライフセービングが遅れているということを、せっかく知ったんだから、自分でやってみたら!」という知人からの一言で、日本では浸透していないライフセービングという文化を一から築こうと決意しました。 それから17年、勉強と訓練を重ね、現在は青島はじめ宮崎の海を管理するライフガードとして活動しています。 青島海水浴場の今 子どもたちの生活から遠く離れてしまった”海“という存在 夏と言えば、海水浴。幼い頃、青島の海へ泳ぎに行ったという人も皆さんのなかには、いらっしゃるのではないでしょうか。  近年はサーフィンのメッカとしても有名な宮崎の海ですが、「海=危険」といった認識や、プールとは異なり海に入ると体がベタベタしたり砂がついたりという煩わしさから、海へ行くことが敬遠される傾向にあります。 また、少子化や人口減少といった社会的な変化に伴い、海水浴客数は年々減少しています。これらは青島の海に限った事ではないのですが、実際、昨年度の青島海水浴場の入場者数は12万人台にとどまっています。口蹄疫被害の影響が大きかったこともありますが、前年度と比較すると8万人にも減っているのです。   青島の小学生とその家族が抱える問題 中学校進学を前に立ちはだかる壁 青島地区には、小学校と中学校がそれぞれ一校ずつ存在します。 これまでだと、青島の中学校に進学する子どもたちが多かったのですが、在校者数が年々減少していくに伴い、部活動もごく限られたものしかなくなりました。 集団競技の代表ともいえる野球部やサッカー部などは、もちろんありません。 このような現状のなかで「切磋琢磨出来る仲間が少ないと子供の成長に影響するのでは…」という親御さんの不安から、宮崎市内の中学校へ進学していく子供たちも増えています。 少子化という課題に輪をかけて巻き起こっている現状が、青島という地区から子供たちの存在を奪いかねない状況を招いているのです。 大自然から、学校生活では学べないことを子供たちに学んでほしい 青島で起きているこの現状をどうにか打開したい! そんな想いもあり、昨年「宮崎ジュニアライフセービングクラブ」立ち上げました。 活動内容としては、セルフレスキューの習得を目的としたジュニアライフセービング教室の他、海と親しむことを目的に、海の環境や海洋生物について学べる教室などを実施しています。 海という自然の中では、時として予想だにせぬこともたくさん起こります。そんな海と触れ合うなかで、自分自身と向き合いつつ、忍耐力と競争力、そして生き抜く力を身につけてほしいと思っています。 そして、「宮崎ジュニアライフセービングクラブ」で育った子どもたちの背中をみて、次の世代の子供たちも育っていく、そんな循環を青島の海を舞台に創っていくことが、私の夢です。 青島の海を拠点に、通年で海と親しむことが出来るプログラムを展開します 海と言えば夏に楽しむものというイメージがありますが、宮崎ジュニアライフセーブングクラブでは、子どもたちに1年間を通して海に慣れ親しんでもらいたいと考えています。 ■■■年間スケジュール■■■ 6/10 ジュニアライフセーバープログラム 2012 開校式 保護者説明会 6/30 海開き式典 サーフレッスン 7/16 海の日 サーフレッスン 簡易応急処置法(止血法) 7/22 サーフレッスン 心肺蘇生法 8/12 サーフレッスン 心肺蘇生法 8/26 サーフレッスン 心肺蘇生法 以下、予定 9月  海閉じ式 神恩感謝祭 ビーチクリーン 全九州ライフセービング競技会 10月 ビーチクリーン・マリンスポーツ体験 心肺蘇生法 11月 ビーチコーミング クラフト作成 簡易応急処置法(三角巾) 12月 ビーチコーミング クラフト作成 簡易応急処置法(三角巾) 渚のクリスマス会 1月  ビーチクリーン 新春餅つき大会 パームビーチホテルあったかプールスイミング 2月  パームビーチホテルあったかプールスイミング ビーチコーミング クラフト作成 3月  ビーチクリーン 2012年度プログラム修了式 宮崎だからこそ実現できる海をテーマとした子どもたち夢を育み、心身を鍛える教育機関の実現を目指します。  「宮崎ジュニアライフセービングクラブ」は昨年度に立ち上げたばかりの活動であり、まだまだこれからではありますが、私はこの活動を一つの地域の一活動で終わらせたくはありません。  子どもたちを取り巻く環境が急速に変わりつつある世の中ではありますが、子供たちが自然と触れ合う機会、そして自然の中から学ぶ機会を奪ってはいけないと考えています。  そして、普段の生活のなかで自然と触れ合う機会が失われつつある今、それを補完していく仕組みや機関を創っていく必要があると思います。  その役割を「宮崎ジュニアライフセービングクラブ」で目指していきたいのです!  マリンスポーツを学ぶだけではなく、日々違った顔を見せる海と親しむなかで、自然のもつエネルギーを十分に感じながら、自分自身と向き合い、また共に活動する仲間を思いやる気持ちを育んでほしいと思います。  学校や部活動とは違う、これまでにない「学び」を、県内はもとより全国各地の子供たちに提供できる組織を、この青島の地から生み出し、発信していきます! 予算の内訳 どんな家庭の子供たちに参加してもらいたいという想いから、現在「宮崎ジュニアライフセービングクラブ」は、年1,000円の会員費で運営をしております。しかしながら、それだけでは運営を賄うには十分ではありません。そこで今回、皆さまには「宮崎ジュニアライフセービングクラブ」の運営にご協力いただきたいと思っております。  具体的には、「宮崎ジュニアライフセービング」に参加する子供たちに専用のTシャツを作りたいと考えております。統一したものを身に着けることで、子供たちの士気を高めると共に、周りの仲間を思いやる気持ちを大切にしながら活動をしてほしいと思っています。  また、今後のプログラムのなかで必要になってくる備品等の購入費に当てさせていただきたいと思います。 宮崎の子どもたちを、県内外にいらっしゃる皆さまが一緒になって支えていただければ、心強いことこの上ないです! どうぞよろしくお願いいたします! ●予算の内訳   Tシャツ製作費    2500円×40枚 =125,000円   プログラム備品等購入費 25,000円   支援者様へのお返し 1,000円 子どもたちからのお礼メッセージ 宮崎ジュニアライフセービングクラブの子供たちからのお礼メッセージをメールにてお送りさせていただきます。 2,000円 子どもたちのお礼メッセージ/青島の海のポストカード 宮崎ジュニアライフセービングクラブの子供たちからのお礼メッセージレターに加えて 青島の海の写真をポストカード(3枚セット)をお送りします。 3,000円 子どもたちのお礼メッセージ/宮崎ジュニアライフセービングクブのステッカー/青島おいしいものセット(500円程度) 宮崎ジュニアライフセービングクラブの子供たちからのお礼メッセージレターに加えて、 宮崎ジュニアライフセービングのロゴマークをプリントしたステッカーと青島の名産品(500円程度)をお送りします。 6,000円 子どもたちのお礼メッセ―ジ/宮崎ジュニアライフセービングクブのステッカー/宮崎ジュニアライフセービングクラブのクラブTシャツ/青島おいしいものセット(500円程度) 子どもたちからのメッセージレターに加えて、今回作成する宮崎ジュニアライフセーブングクラブのクラブTシャツをお送りします。 合わせて、青島の名産品詰め合わせ(500円程度)をお送りします。 10,000円 子どもたちのお礼メッセ―ジ/宮崎ジュニアライフセービングクラブのクラブTシャツ/海の流木などを使って作った子供たちのオブジェ/青島おいしいものセット(1000円程度) 子どもからのお礼メッセージレター、宮崎ジュニアライフセービングクラブのTシャツ、青島のおいしいものセット(1000円程度)に加えて、子供たちが海の流木や貝殻を使って作ったオブジェをお送りします。 NPO法人宮崎ライフセービングクラブの最新の情報はFacebookページで随時更新していきます! NPO法人宮崎ライフセービングクラブFacebookページ http://www.facebook.com/LIFESAVING.Miyazaki 「渚の交番」公式ウェブサイト http://nagisa-koban.com/
  • 2012/10/10 13:32

    宮崎ライフセービングクラブの興梠です。 今回はジュニアライフセーバーのユニフォームプロジェクトにご寄付頂き感謝申し上げます。 現在、お礼品の準備を急いでいます。 今月末から来月初旬にかけ、発送を予定しております。 発送遅れの不手際については大変申し訳なく思っております。 また、6,000円...

  • 2012/08/26 11:31

    7月27日金曜日に、青島地域まちづくり委員会からの依頼をうけ、青島地元小学生29名にライフセービングと日本では唯一ここ青島にしかない巨大スタンドアップパドルボード、バナナボートの体験プログラムを開催しました。  写真をご覧ください!青島ブルーオーシャン&スカイ。そして程よい波!! 今回で3...

  • 2012/08/02 04:02

    先日、宮崎ライフセービングクラブの活動PR用キャラクターを宮崎日日新聞社さまに取材頂きました! 記事の通りですが、レスキューキャップをかぶったゴリラが、青島が舞台の海幸彦、山幸彦神話に登場するサメに乗って、海出動する場面を表現しています! これからも宮崎の海を青島から守っていきます...