宮崎市に新しいコンセプト型シェアハウスが誕生します

今年4月、宮崎県初のゲストハウス型シェアハウス「ミヤザキ村Coming館」を宮崎市にオープンしました。 「ミヤザキ村Coming館」では平均年齢28歳の男性3名、女性2名の計5名で共同生活を営むと同時に、誕生日パーティーや天然酵母のパン作り教室などのイベントを合計18回 開催してきました。訪問者の年齢は、下は0歳、上は90歳までと非常に広く、合計人数は県内外合わせて140名以上です。年齢も職種も違う人々が有機的にいり混じる、ちょっとした出逢いの場としての機能が今もなお継続して育まれ続けています。 そして今回、「ミヤザキ村Coming館」での出会いや経験を生かし、今年12月に”新しい働き方”を発信しシゴトを生み出す、次世代ハローワーク型シェアハウス「ハタラクラス」をオープンします。 しかし現在、オープンにあたって物件のリフォーム費用や新しい働き方にまつわる書籍の購入費用などが不足しています。 もしこのプロジェクトへご賛同頂けましたら、ご支援いただけますと幸いです。

「ハタラクラス」はコワーキング兼シェアハウス?

今回立ち上げようとしている次世代ハローワーク型シェアハウス「ハタラクラス」は「住まい」と、近年都市部を中心に拡大している「コワーキングスペース」のような場所を融合させた場所となっています。 (コワーキングとは…事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。) 図中にある多目的スペースと呼ばれる場所では、カフェのようにくつろいだり、”新しい働き方”をテーマにセレクトされた本を読んだり、パソコンを持参して調べ物や仕事をすることもできます。 また、ここを訪れる自分と同じような考えを持った人同士が仲良くなったり、不定期に開かれるイベントを通して様々なことを学ぶ事の出来る場所にもなります。 場所は、宮崎市内近くの中村西2丁目 松田ビル3Fです。 将来に対して漠然とした不安や、期待、夢をもった若者が気軽に集い、本来であれば生まれなかった縦横の繋がりができ、更には宮崎を活性化する新プロジェクトがより多く立ち上がるのではと期待しています。

サラリーマン時代を通して感じたこと

当プロジェクトの発起人であるボク(戸越正路29歳)は、20歳で上京し千葉で5年間サラリーマンをしていました。 幼い頃から社会問題を身近なこととして捉えるところがあり、卒業後は環境浄化関連の会社に自ら志願し就職しました。 しかし、入社してすぐに“利益を得るための環境浄化”という会社としてのスタンスに違和感を抱き始め、日に日に仕事へのモチベーションが落ちていきました。そして気が付けば、「週2日の休日のために仕事をしている」というどうしようもない気持ちになっていました。 ストレスフルの仕事を深夜まで行う。寮で食事を頼んでいても時間が過ぎて廃棄され、帰って自炊するのも面倒なのでコンビニ弁当を買い、部屋でボーっとテレビを見ながらそれを食べ、いつの間にか寝てしまい、テレビも電気もつけっぱなしで朝を迎える。休日は溜まったストレスを発散させるために高価な洋服を買い、大容量の電気を使った娯楽を楽しむ。 そんなことを繰り返すうち、自分の生き方そのものは社会を良くするどころか、むしろ悪くしてしまっているのではないかと思い、ハッとさせられました。 そして時が経って、向き合う仕事の内容は違っていても、自分が置かれていたあのような物質的・精神的環境は、その他多くの人にも当てはまり、その中にこそ、今の日本が抱えるあらゆる問題の根幹があるような、そんな気がし始めました。 ▲戸越さんの実家のある、都城市山田町から見える霧島

「生活のために仕事をする」というライフスタイルから抜け出したい

ゲストハウス型シェアハウス「ミヤザキComing館」を作った一番の目的は、「日々の暮らしの中で必要なお金の量を減らす」ことでした。 生活費の中で最も大きなウエイトを占める“家賃”に目を向け、数人で居住空間をシェアできれば、家賃だけでなく水道光熱費なども低減できると考えたのです。 なぜ生活費を減らすことに力を注ぐかというと、単に「自分の好きなことをする時間を増やしたい」と考えたからです。生活する上でお金は必要不可欠ですが、そのお金を得るために、好きでもない仕事をするというのがボクは苦手です。 生活に必要なお金が多ければ多いほど、好きでもない仕事をその分しなければならない。 生活に必要なお金そのものを減らすことができれば、その分好きでもない仕事をする時間は減り、そこから、本来好きなことを仕事にするために試行錯誤する時間が生まれ、生きる上でもっと目を向けるべき「大切なこと」が見えてくるのではないかと考えました。 これはとてもシンプルなことだと思いますが、自分が生きていくためにどのくらいのお金が必要かということを知らずに、盲目的にお金を稼いでいる人はボクの周りにも意外と多いように感じています。

現代には多様な働き方がある

稼ぎに行く時間が減って自由に使える時間が増えたからといって、好きなことを仕事にすることはそう簡単なことではないと思います。 そこで、今の世の中にはどんな働き方(お金の生み出し方)があるのかということを学ぶことのできるスペースが必要だと以前から考えていました。クラウドファンディングやクラウドソーシング、ソーシャルデザインといったものは現代における新しい働き方の代表と言えると思います。しかし、その存在を知っている方は全体のほんの一部です。 そういった既に世界や全国で成功している働き方のモデルを集積して、書籍やイベントなどを通して紹介することができれば、そこから新たな発想が生まれ、この宮崎でもその土地に合った新しいシゴトが生まれてくるのではないかと考えました。 また、今「就職難」というただそれだけの理由で自殺をする若者が増えています。 多様な働き方を提示することは、そのような無意味な自殺を抑制することにも寄与できるのではないかと考えています。

生活の中の「働くこと」と「暮らすこと」が心地よく繋がる、新しい働き方の学び舎

今回のプロジェクトでは、上述のようなことを促す“場”をつくりたいと考えています。 「好きなことを仕事にしたい」と考えている人たちの居住スペースも用意して、好きなことを仕事にするために試行錯誤する時間を同じ境遇の方たちと共有することでお互いに励まし合える場所になればと考えています。 ハタラクラスでは、自分のやりたい『シゴト』を通してこれからより良い社会を創っていきたいという人たちが、自主的に新しい働き方を学び、またそういう同じ志を持った仲間達同士が、住人・非住人問わず繋がっていく場にしたいと考えています。 そして、そこで新たにチームが生まれたりして、ここを拠点に新しい仕事やプロジェクトが次々に生まれていく。 ゆくゆくはこの場所に地域の問題解決にポテンシャルを持った若者が集い、行政などからここへまちづくりに関する仕事の依頼が来て、それぞれの価値を発揮してまちづくりと『シゴト』を同時に行っていけるような土壌ができたらいいなと考えています。 生活の中の「働くこと」と「暮らすこと」が心地よく繋がる、新しい働き方の学び舎「ハタラクラス」の設立にどうかご協力ください。

ハタラクラス物件紹介

住所: 宮崎市中村西2丁目 松田ビル3F 仕様: 鉄筋コンクリート造 5LDK 多目的スペース面積: 25畳以上

支援金の用途

今回、このプロジェクトに必要な経費の一部を、共感して頂ける皆様からご支援頂ければと考えております。 尚、目標金額を上回った場合、その分の支援金についても同様に当プロジェクトの運営費用として使用させて頂きます。 支援金の用途内訳は下記の通りです。 物件リフォーム費が20万円、 書籍購入費が10万円

最後に

嬉しいことに、ゲストハウス型シェアハウス「ミヤザキ村 Coming館」へ遊びにお越し下さる皆さまから、お菓子やお野菜、手料理といったお土産をよく頂きます。そうしたものは、なるべく住人だけでなくお越しくださる方々やご近所さんにおすそわけをします。そうして、今度はご近所さんへ頂いたものを、お越し下さった方へお渡しするなど、私たちの家は物々交換のようなものが日常的に交わされる、昔の村的なコミュニティスペースにもなっています。私たち住人はそのお陰で食費も減り、なおかつ沢山の方々と毎日美味しい物が食べられています。 こういった、本来宮崎にもあった世代間を越えたおすそわけと助け合いの精神を「ハタラクラス」は引き継いでゆきたいです。 そして、生活の中の「働くこと」と「暮らすこと」を心地よく繋げ新しい働き方の学び舎として、宮崎を末長く盛り上げてゆけたらと考えています。 「ハタラクラス」スタートアップへのご支援、どうぞよろしくお願いします

起案者情報

【起案者氏名】戸越正路(とごえまさみ) 【起案者Facebook】https://www.facebook.com/masami.togoe 【起案者Twitter】@TogoeMasami 【電話】080-3476-8163
  • 2014/12/15 18:39

    FAAVOにてハタラクラスにご支援頂いた皆様、こんにちは。 かれこれ1年ぶりに御目にかかります、ハタラクラス室長の戸越です。 おかげさまで、ハタラクラスはこの度1周年を迎えることができました。 これもひとえに、皆様のお力添えのおかげでございます。 ここに、この1年間の活...

  • 2013/11/27 18:09

    ご挨拶が遅くなりました。 この度は次世代ハローワーク型シェアハウス「ハタラクラス」のプロジェクトを応援して頂き、ありがとうございました。 おかげさまで目標金額を大幅に越えて達成することができました。 これもひとえに、情報の拡散にご協力頂いたみなさま、直接ご支援を頂いたみなさま...

  • 2013/11/18 01:15

    一昨日はハタラクラスの居住スペースである、8畳の和室の壁をリフォームしました。 ちなみに塗装前はこんな感じ。(壁の色がくすんでいて、部屋全体が暗め・・) この壁を全面にわたってコテで剥がし、残った粉末を取り除いてから漆喰を塗る、という作業を行いました。 メンバーは...