「民間救急」を広めて、救える命を増やしたい!

こんにちは、一般社団法人「滋賀福祉輸送協会」代表の高畠信也と申します。私たちのページを見に来ていただきありがとうございます。

 

〈滋賀福祉輸送協会メンバーと。上段右から2人目が私。〉

 

「滋賀福祉輸送協会」は、2015年7月に、福祉タクシーなど民間4事業者が集まり、設立した協会です。

 

高齢の方や障害をお持ちの方など、移動手段にお困りの方が、移動したい時に安心して、送迎サービスを受けられるよう、共通のコールセンターを設置し、日常の移動から緊急輸送まで行っています。

 

私たちは、介護タクシー事業者が連携することにより、日常での救急搬送や福祉車両の充実を進め、災害時などの非常時に想定されている救急車不足を、民間が補う仕組み「民間救急」(患者等搬送事業)の普及を目指しています。

 

〈高齢の方や障害をお持ちの方々の移動に対応できる私たちの車両〉

 

現在、当協会のコールセンターに介護タクシー利用の依頼があった場合には、現在は、配車可能かどうかを1車1車に電話で確認して配車しているため、依頼があったときに速やかに配車できない場合もあり、誰もが利用しやすいところまでには至っていません。

 

今回のプロジェクトでは、利用の依頼があった際には、一斉に配車が可能かどうかを確認できるようにするという、介護タクシーでは初となるシステムを導入することにしました。

 

介護タクシーを必要とされている、高齢の方や障害をお持ちの方など、移動手段にお困りの方が、移動したい時に安心して、送迎サービスを受けられる環境をいち早く実現できるように、そして誰もが非常時でも安心して暮らすことができるインフラとして「民間救急」の普及が進みますように、皆様からのご支援をよろしくお願い申し上げます。

私たちが取り組んでいる「民間救急」(患者等搬送事業)とは? 

119番での救急車要請は、年々、増加していると言われています。救える命を確実に救うためには、緊急度に応じた救急医療を提供することが大事ですが、

 

2016年の救急搬送は5万6838人で、そのうちの約60%が入院する必要の無い軽症者だったと言われています。さらにそのうち、救急車が出動したものの実際には搬送しなかったものが4804件(包丁で指を切ったなど)だったそうです。(読売新聞記事から)

 

このように出動が増えてしまうと、病院への搬送が必要な場合に、出動ができず対応が遅れてしまう恐れがあります。

 

救急車を要請する人の多くは、気持ちが動転しているので、重症か軽症か見極めることは難しいと思いますが、明らかな救急性がなく、安定期に入っている要介護者等については、私たちの福祉輸送サービスを使っていただくことで、必要な人に必要な救急医療が提供されることにつながると思っています。

私たちは、介護タクシーをもっと広めることで、災害時の救急搬送や福祉車両が充実し、より多くの命を救うことにつながると考えています。

県の防災危機管理局によると、県内の各消防が持っている救急車は、昨年4月現在、全部で66台です。災害の規模にもよりますが、広域にわたる被害が出た場合には、全く足りません。

 

県内の福祉輸送サービスを行っている事業者の中には、消防から払い下げた救急車を所有しているところ、ストレッチャーを搬入できる車両のあるところ、車椅子を搭載できて比較的小回りがきく車両のあるところなど、事業者それぞれ特性があります。

 

〈当協会のストレッチャー車両〉

 

県内の事業者全てと連携し、それぞれの特性を活かして、必要な人に必要なサービスを提供する仕組みづくりができれば、災害時など非常時に、公的な救急車ではまわりきれない部分を担い、命を救うことに役立つことができると信じています。

滋賀福祉輸送協会として介護タクシーの連携を進めてきました!

私たちは、県内の介護タクシーが連携して、受付窓口として電話「#7199」(つながらないときは「0120−39−7199」)を設けて、事務局のあるアザレア掛橋コネクション内のコールセンターにつながる仕組みを作りました。

 

ちなみに、7199の番号は、「ナイ キュウ キュウ」、救急でない移動は、まず気軽に私たちを頼ってほしいという思いから、考えました。コールセンターの開設からこれまでの間に、実際に多くの方々にご利用いただいております。 

 

また、「滋賀福祉輸送協会」には、現在、高島市を除く県内各市町の20事業者が参加していただいておりますが、協会では、県内の全事業者に参加を呼びかけ、意見交換会や研修会を開催しています。

 

〈AED(自動体外式除細動器)を使った心肺蘇生研修の様子〉

 

これまでも、AED(自動体外式除細動器)を使った心肺蘇生研修などを行ってきましたが、今後は、車内の衛生管理や介護技術向上のための研修も催し、民間救急の担い手としての機能も強化していきたいと考えています。 

 

地震や災害で大勢避難が必要になった時、体の不自由な人、寝たきりの人の輸送はどうするのか、消防の救急車だけではとても足りません。民間の輸送事業者が力を合わせないといけません。しかしながら、介護タクシー業者の多くは個人事業者です。

 

協会では、各事業者独自ではなかなか受ける機会がない、介護技術の講習会や研修会を行いサービスの向上を図りながら、現状や課題、目標を語り合い、各事業者とのつながりを作っています。

「民間救急」をもっと広めて、救える命を増やしたい! 

こうした民間の力をつなぎ、それぞれにあった輸送手段を選べるようになることを目指します。必要な人に必要な救急サービスが提供されることで、家族を守り、そして自分も守るシステムづくりになると信じています。

 

しかしながら、これまで進めてきました圏内の介護タクシーの連携により「民間救急」の輪は着実に広がってきてはいますが、共通のコールセンターに依頼があった際に、配車可能な車両の確認が困難な場合もあり、まだまだ誰もが利用しやすいところまでには至っていません。

 

今回のプロジェクトでは、利用の依頼があった際には、一斉に配車が可能かどうかを確認できるようにするという、介護タクシーでは初となるシステムを導入します。

 

これにより、介護タクシーを必要とされている、高齢の方や障害をお持ちの方など、移動手段にお困りの方が、移動したい時に安心して、送迎サービスを受けられる環境をいち早く実現したいと考えています。

 

皆様からの応援をよろしくお願いいたします。

支援金の使いみち

今回のクラウドファンディングでご支援をいただきました資金は、私たち滋賀福祉輸送協会の介護タクシー事業者との配車確認を円滑にすることができる配車システムの導入費用の一部として大切に使用させていただきます。

支援いただきました皆様へのお返し品

ご支援いただきました皆様全員に対しては、お礼状と当協会のチラシにお名前を掲載させていただくとともに、もしものときの救助人工呼吸の際に使用することができるポケットマスクをお届けさせていただきます。

 

〈ポケットマスク〉

 

また、より多くのご支援をいただきました皆様には、当協会のこれまでの活動報告書として、

「滋賀の民間救急白書」(10,000円コース)

をお届けします。滋賀での介護タクシーの現状や課題とそして私たちがこれまで取り組んできたことを情報提供させていただきたいと考えております。そして、私たち滋賀福祉輸送協会の活動に、ご協賛いただけます企業様などを対象に、

「当協会の介護タクシーにマグネット広告を掲載(1年間)」(30,000円コース)

をご用意しております。マグネットでの広告は 、一般社団法人滋賀県福祉輸送協会へご協賛企業等として、1年間、当協会の福祉車両に掲示させていただき、PRをさせていただきます。

応援を宜しくお願いします! 

介護タクシーが連携し、より身近になり充実していくことは、もしものときの救急搬送を担うことができる民間の福祉車両の充実につながり、災害時の救護支援ネットワークの構築することができます。

 

今回のクラウドファンディングでは、多くの方々にこのことにご関心をお持ちいただき、私たちの活動を応援していただけますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせ先

(団体名・メンバー写真)   一般社団法人 滋賀県福祉輸送協会

(代表者名)         代表理事 高畠信也

(ウェブサイト)       https://swtc.jimdo.com

(ウェブサイト)       https://azaleakc.jimdo.com

(フェイスブックページ)   https://ja-jp.facebook.com/siga.fushi7199/