交野(かたの)マラソンの歩み
みなさんこんにちは。交野マラソン実行委員会事務局の魚住です。
今年で74歳になりますが、若い者に負けないように日々を楽しみながら奮闘しています。
さて、交野マラソンは2012年に交野市の市制40周年事業としてスタートしました。参加するランナーの皆さんに「交野(かたの)市」を知ってもらい市名を正しく読んでもらいたい。あたたかい「おもてなし」で、交野を好きになってもらいたいという想いで、「おもてなし」と「ランナーにとってストレスのない大会」をコンセプトに大会運営を進めてまいりました。おかげさまで参加者は第1回5,000人からスタートし、第2回6,400人、第5回には7,000人まで増え、北は北海道から南は沖縄のランナーまで参加する関西最大級の10kmマラソンと認知されるまでになりました。
最大のピンチに奮起
これまで順調に進んできた大会でありましたが、第5回大会が無事終了し第6回大会の打ち合わせに入った頃、資金面の調達を担当していた民間事業者が突然の離脱を発表しました。
大会運営のノウハウは交野市体育協会や交野市職員が創り上げてきたものでしたが、民間事業者の突然の離脱により第6回大会の資金準備が困難となり、交野マラソンは一旦終了することになってしまいました。
しかし、大会終了を発表した直後から、これまでご参加いただいたランナーやこれまで大会を創り上げてきたことに大きな誇りを感じていたゲームズメーカーや沿道応援を楽しみにしていた市民から非常に多くの「再開」を求める声があがりました。
あたたかい応援と大きな期待を受け、「めっちゃ期待してくれてはるやん!みんなの力でもう一度復活せなあかんやろ!」と交野市体育協会を中心に交野市内の各種団体が一致団結し、1年の準備期間を経て、この2018年4月に新しく生まれ変わった「交野マラソン」を開催することになりました。
その開催費の一部を皆さんのお力をお借りして、このクラウドファンディングで集めることができればと考えています。
あの有名なスピーチより前から実践していたゲームズメーカーによる「おもてなし」
この大会はボランティアスタッフを「ゲームズメーカー(大会を創る人)」と称しています。
体育協会の会員を中心に地元の高校生や銀行員、託児所を担当する市内公立こども園の保育士、救護を担当する医師会、消防、市職員、PTAなどの市内各種団体、一般応募でご参加いただく方など多くのゲームズメーカーの手による「おもてなし」でこの大会が創られています。
「役割を分担し機械的に配置され強制的に業務をこなす・・・」
こんな取り組み方では、開催する側も、参加する側も楽しくありません。
交野マラソンでは、全てのボランティアをゲームズメーカーと称し、またこの「ゲームズメーカー」には一つの大きな共通のキーワードがあります。
それは、「おもてなし」です。
最近では「おもてなし」という言葉が溢れています。東京オリンピックの招致委員会の滝川クリステルさんの言葉がとても印象的です。
そもそも「おもてなし」は、「もてなし」に丁寧語「お」を付けた言葉であり、その語源は「モノを持って成し遂げる」という意味です。 また、「おもてなし」のもう一つの語源は「表裏なし」、つまり、表裏のない「心」でランナーをお迎えすることです。
また交野マラソンでは、ランナーの期待をいい意味で裏切ることが「おもてなし」とも考えています。
つまりランナーにとって想定内のことは「サービス」でしかなく、ランナーの期待をいい意味で裏切るような気遣いこそが「おもてなし」だと考えているからです。
「おもてなし」という言葉を使うことは簡単ですが、交野マラソンでは東京オリンピック招致のあの有名なスピーチより前から、この「おもてなし」を実践してきました。
ランナーの皆さんがストレスなくこの大会を楽しんでいただけるように。
平成24年に第1回大会を開催するときに、前日全てのゲームズメーカーが、メイン会場の交野市立総合体育施設に集まりました。そこで当時、市の職員から「交野市には目立つ観光資源もありません。目立つ特産もありません。そんな交野市だからこそ“おもてなし”のココロで5千人のランナーをお迎えしませんか」という話がみんなのココロに火をつけました。
そんなきっかけで、これまで全てのゲームズメーカーが自ら考え、おもてなしの心でランナーを迎える大会になりました。
全てのゲームズメーカーがこのおもてなしを自ら考え実践することが共通の認識となった中で、実行委員会では、そのゲームズメーカーに対する「おもてなし」も考えるようになりました。
現在の交野マラソンの考え方は、
①ランナーホスピタリティ
②ゲームズメーカーホスピタリティ
③沿道の市民ホスピタリティ
④携わる全ての業者さんホスピタリティ
⑤スポンサーホスピタリティ
この5つのホスピタリティを常に意識しながら大会準備を進めています。
「ホスピタリティ」とは、「思いやり」「心からのおもてなし」という意味です。たくさんの笑顔が交野市を彩ることができるよう、この大会は創る側も永遠に挑戦の連続です。「クラウドファンディング」これもこの大会の大きな挑戦の一つです。
今回大会からの新たな試み「ゲームズメーカーキッズ」
今回大会から新しい試みとして「ゲームズメーカーキッズ」を募集しています。
「子どもたちが、子どもたちのために、子どもたちの力」で大会運営の一部を担います。
大会運営を通じて自ら考え行動する力、自由な発想で創造する力、仲間と協力する力、など3つの大切な力を育みます。また、それぞれ課題や目的を持ち、達成する喜びを感じていただきます。大会運営の立派な担い手としてランナーのみなさんの受付やスタートの誘導補助・ゴールされたみなさんに記録書をお渡しするなどの役割を任せる予定です。
ゲームズメーカーキッズの取り組みは子どもたちのボランティアマインドを育みます。また、子どもたちの「生きる力」を育む「キッザニア甲子園」が大会趣旨にご賛同いただき、ご協力をいただいております。
交野マラソンの魅力をご紹介
●公道を使ったコース設定、「あたたかい沿道応援」が魅力
交野マラソンは10kmマラソンでは珍しい公道を使った大会です。
地元の交野警察や警備会社のご協力のもと、みなさんが日ごろ走ることのできない公道を安全に走れる大会です。
交野マラソンの最大の魅力と大きな評価をいただいているのが、沿道応援です。本当のたくさんの市民が沿道で応援をします。大会アンケートでも満足度が非常に高く、交野市民の「あたたかいおもてなし」を感じていただける大会です。
また、大会前日の深夜から「選ばれし夜更かし組」がコースのごみを拾います。交野にお越しいただき、気持ちよく笑顔でご参加いただくランナーのみなさんのために、「たばこの吸い殻など」ごみひとつ落ちていないコースをご用意しています。
▲選ばれし夜更かし組
この作業が終わるころには、いよいよ大会当日の朝の光が差し込み、コースをきれいに輝かせます。この瞬間は「夜更かし組」悦楽の極みです。
●大きな更衣室と荷物預かりがあるので、着替えも安心
マラソン大会で気になるのが更衣室と荷物預かりです。更衣室と荷物預かりは空調が入った大きな体育館を利用するので、ストレスを感じることなく快適にご利用いただけます。こちらは女性ランナーやコスプレランナーからも好評をいただいております。
●充実した清潔なトイレ
マラソン大会でのお困り事といえば、トイレではないでしょうか。参加いただくみなさんにストレスのない大会にしたいという想いから、これまでの大会では充分な数をご用意しており、非常に高い評価をいただいておりました。トイレを担当するゲームズメーカーも配置されており、常に清潔なトイレをご提供しております。
●ママさんランナーも安心!託児所を設置
交野マラソンでは育児で忙しいママにもマラソン大会を楽しんでいただきたいという想いで、託児所を設置しています。交野市内の公立こども園の保育士が30名、お子さまを安全に保育いたします。毎年、託児所では子どもたちのたくさんの笑い声や笑顔で溢れていますの、安心してご利用いただけます。
●誰もが気軽に参加できる大会を
誰もが気軽に参加できる大会を目指して、手話・要約筆記のゲームズメーカーも配置しています。車いすランナーのみなさんには、来場に対して担当のゲームズメーカーが事前に来場方法等の電話打ち合わせを行い、当日会場にお越しいただいた瞬間からお帰りになるまで、会場をご一緒させていただきます。
メイン会場となる交野市立総合体育施設はすべてバリアフリーとなっており、オストメイトのトイレも完備しております。大阪府福祉のまちづくり条例の適合施設です。
●沿道に活気あふれる応援団。
交野マラソンの魅力である沿道応援ですが、地元高校である交野高校・関西創価高校の吹奏楽部も参加します。高校生の心のこもった演奏でランナーのみなさんにパワーを送ります。
交野を存分に楽しんで帰っていただきたい。
ご来場からご帰宅まで 心を込めたおもてなし
交野市体育協会会員の高潔なボランティアマインド
4月に開催される交野マラソンの準備は7月から始まります。
この準備期間体育協会では、実行委員会事務局で体育協会の会員が、自らの余暇を利用しながら手弁当でたくさん「おしゃべり」しながら楽しく作業をしています。各会員は、普段それぞれの連盟・協会等に所属し、自分の団体でスポーツの指導や普及活動を行いながら、時には自ら汗を流し、また家庭では、「おじいちゃん」「おばあちゃん」「おとっつあん」「おかん」もこなしながら日々の生活をされています。
その中で自らの余暇で、見返りを得ることなく純粋に「自分たちが生活をしている交野市に恩返しがしたい」との想いから、交野市を挙げて行う一大イベントであり、交野市の文化になりつつある交野マラソンの開催に大きな誇りを持って取り組んでいます。
この大会は、こんな体育協会の「おじいちゃん」「おばあちゃん」「おとっつあん」「おかん」達の熱い想いがベースであり、純粋で高潔なボランティアマインドで成り立っています。
交野市体育協会は、大阪府下10万人以下の自治体の中で会員数が8千人と、人口規模では府下最大の組織です。
そんな体育協会のみんなが純粋で高潔なボランティアマインドで取り組み、準備し、ランナーのみなさんをおもてなしの心でお迎えする。
また、開催当日には、コース沿道から市民の皆さんが、自ら小旗を振りランナーに声援を送りランナーの皆さんの応援をする。
この大会はそんなステキなことをこれまで繰り返してきた大会です。
そんな大会だからこそ大会当日、スタートのピストルが鳴ったあとランナーの皆さんが笑顔で手を振りながらスタートしていく様子に、感極まり涙するゲームズメーカーが沢山います。
これら全てが、他には無いこの大会の一番の自慢です。
大会概要
大会名称:交野マラソン2018 笑顔で走ろう春の交野路
日程:平成30年4月22日(日) 雨天決行
会場:いきいきランド交野(メイン開場)及び交野市域
コースマップ
その他詳細は以下サイトからご確認ください!
交野市について
最後に、改めて交野市の紹介をさせていただきます。
何度も書いておりますが「交野」と書いて「かたの」と読みます!
人口77,932人(平成29年5月現在)
大阪府の東北部、大阪と京都のほぼ中央に位置し、西は寝屋川市、南は四條畷市、北は枚方市に接しています。
多くの農地が残っており、四季折々の風景が楽しめます。美味しいお水も交野市の特徴です。
主な交野市の水道水源は地下水200m~300mからくみ上げた地下水です。
雨水が長い時間をかけて自然に濾過された適度なミネラル分を含む地下水を最新浄水設備で美味しい水に仕上げ、市内全域に供給しています。
市内には酒蔵(大門酒造・山野酒造)が2軒あり、
美味しい水で仕込まれた日本酒は全国的にも有名です。
今回山野酒造様には、リターン品でもご協力いただきました!
▲限定ラベルをご用意いただきました!!!
観光には、「星のブランコ」が有名です。
園地の空中に浮かぶ、 全長280メートル、最大地上高50メートルと全国でも最大級. の木床板人道吊り橋です。芽吹きから新緑、紅(黄)葉から落. 葉へと雑木林の四季の移ろいを、空中散歩の気分で楽しむことができます。
その他、ぶどう狩りやみかん狩りができる、観光農園や、高さ16.5mのクライミングウォールもあり、自然と触れ合える場所がたくさんあります!
ぜひ、この交野マラソンに参加して、交野市に足を運んでみてください!
今後のスケジュール
1月18日 クラウドファンディング チャレンジスタート!
2月28日 クラウドファンディング チャレンジ終了
ランナー募集締め切り
大会プログラム作成開始
3月初旬 大会準備作業が本格化
(のぼり・交通規制看板の設置、会場案内看板作成、袋詰め作業等)
3月31日 大会プログラムが完成
4月22日 交野マラソン2018 開催
集まった支援の用途とその内訳
ストレスフリーの大会を目指して、仮設トイレを充実させたい
仮設トイレの設置費の一部 60万円
ランナーのみなさん、参加者のみなさんにペットボトル飲料水等を用意
ペットボトル飲料水等の一部 40万円
現金でのご支援も受け付けております。
現金で支援したい・・・
インターネットで支援するのはちょっと・・・
という方々向けに、現金の窓口も設置しております。
ご希望いただける方は、以下まで「クラウドファンディングを現金で支援したい」旨をご連絡ください!
担当:交野マラソン実行委員会事務局
メールアドレス:info@katano-marathon.com
電話番号:072-892-7727
とにかく交野(かたの)マラソンを知ってほしい!
みなさんに交野(かたの)を知っていただき、ぜひ交野に訪れていただきたいです!
交野マラソンは最大10km、3km、1.5kmのファンランですので、どなたでも気軽にご参加いただけます。ランナーのみなさんはもちろん、応援に来ていただける方にも満足していただけるような様々な取り組みを考えております。
新しい大会の第1歩となりますので、背中押し・応援をよろしくおねがいいたします!
起案者情報
【団体名】交野マラソン実行委員会
【代表者】魚住 之宏