職人が地域の暮らしを守る!

はじめまして!「雨ニモ風ニモ」プロジェクトの代表の藤田です!

僕は三豊市三野町に生まれ、このまちでずっと過ごしてきました。あ、ちょっとだけ神戸に住んでいましたが、すぐに地元に戻りました。そしてその時から20年、ずっと屋根屋として仕事をしてきました。毎日毎日いろんなお宅に訪問し、様々家を見てきました。

 そこで思ったことは、「もっと早く相談していてくれたら、ここまで傷むことはなかったのに・・・」ということと、「どうしてこんな直し方をしてしまったんだ!?」ということ。専門知識のない業者に騙されて酷い仕事をされていたり、法外な金額を取られている場合も多々あったんですね。それを解決するために、なにか貢献できることはないかと思い、この住まいの定期点検サービスを始めようと思いました。

住まいの業者による、定期点検サービス!

どんな家にもメンテナンスが必要です。たとえ建ってから最初の10〜15年は何もしなくてもよいとしても、それ以降はやはり常にチェックしていた方がいいと感じています。

今まで僕に住まいのことで依頼があった時は、間違いなく不具合が出てからの連絡でした。その場合、もう手遅れとなり、大きな修繕費用がかかる場合があるのです。また、例えば雨漏りは、実は家の方では気付かない場合が多々あります。その早期発見、また、古い屋根だと経年で少しづつ瓦がずれていくことがあるんですが、それも定期点検を行っていれば安心できます。

メンテナンスの必要を感じてくるのは、建ててからおよそ10年過ぎた頃です。また、保証期間も築10年までが多いです。逆に言えば、それ以上の期間は保証出来ないってことなんですね。また僕がそれ以上に危惧しているのは、もっと古いお宅。築20年を過ぎたお宅にとってはなおさらですし、築30年以上のお宅もたくさんあり、メンテナンスされていないお宅も多いです。そういったところの劣化をいち早く発見し、住宅の寿命を延ばしたいと考えています。

家とは、住んでいるご家族を守るもの・・・。だからこそ、プロの目による診断、定期点検をお手頃価格で出来ないかと考えました。チェックシートをつくり、外壁や屋根に異常がないかを調べます。それを2ヶ月に一回の間隔でお客さんに提出します。近年ではゲリラ豪雨、台風も非常に多くなりました。それらが起こったときには、お客さんが気づかない異変が起こっているかもしれません。災害の後でも、しっかりチェックすることで、異常を早くに察知し、お客さんに安心、安全を届けたいと思っております。それを、地元の住まいに関わる業者と協力し、活動をしていきます。

1ヶ月980円〜のサービスとする予定ですが、このサービスは、地元の住まいに関わる業者と連携し、協力しながらやっていきたいと思っているんです。それに必要なユニフォームをつくって[点検三太郎]チームを発足する準備を整えるのが、今回のクラウドファンディングのチャレンジです。

どうしていろんな業種の方と手を組むのか?というと、チームを組むことで、その人たちの強みを生かし、素早い対応が出来るようになるからです。チェックするのは屋根屋さん、でも、問題箇所は壁にある。・・・そんな時は防水屋さんや大工さんにいち早く連絡し、問題を解決してもらう。そんな仕組みです。今までお客さんからはもしもの時に「誰に頼んでいいかわからなかった」という声をたくさんいただきました。その窓口となり、お客さんの暮らしに貢献したいと考えています。あと、人と人との触れ合い。これもめっちゃ大事だと思っています。高齢で一人暮らし。そんな暮らしをしている人もたくさんいる。そんな人のためにも僕らが何かお手伝いできないかなと。そう考えています。

家自体の寿命を伸ばすのはもちろんですが、それだけではなく、「うちの家は定期的に見てくれているから大丈夫」という安心感を持ってもらおうと思ったのが、今回のプロジェクトのきっかけなんです。

ユニフォームを作るのも、サービスを利用して下さる方の「安心感」のため。お揃いのユニフォームで対応できれば、チームの中の別のメンバーが行っても、安心できますよね。なによりも、服装はきちんとしている方がお互いに気持ちいい。今回のクラウドファンディングを成功させて、僕らの想いがそのまま表現できるような、そんな素敵なロゴやキャラクターが生まれればいいと思っています。

まちが豊かになるってどんなことかって考えました。

僕らのまちは人口が減っているのに、住宅の数が増えているという現象が起きています。これは、若い世代の方が独立し、家を建てる機会が増えているということなんですね。その結果、お年寄りの方たちの多くが、夫婦二人、もしくは一人で住んでいることなりました。その傾向は今後も顕著となっていくでしょう。

まちが豊かになるってどんなことかって考えました。

僕のその答えは、「人と人が笑顔でつながること」でした。この仕事は、安心で安全な暮らしをしていただく、そして人と人の触れ合いがある場所つくり・・・。そんなことを考えながら思いつきました。ただ、僕一人では限界があります。だから、仲間を募りたいんです。真剣にお客さんのことを考えてくれる仲間を。

もし、何か住まいのことで困ったことがあったら、相談出来るような仕組みも作りたいんです。誰に頼んでもいいか分からない、そして悪徳業者にぼったくられる。この悪循環を食い止めたい思いもあるんです。地域のことは地域で解決。暮らしにも地産地消を取り入れていきたいと考えています。

人と地域と企業がつながる仕組みこそが、地域活性化の最も大事な根幹

生活の安心・安全を守る家ですが、ご自分で住まいの異常を見つけることは簡単なことではありません。仮に見つけたとしても、それを直す方法を知らなかったり、直すには危険が伴います。だからこそ、僕ら住まいのプロがチェックしていける仕組みを考えたいと思います。それは、この先も安心してその場所で暮らしてもらうためです。

また、点検に行ったときに、会話もできます。ただ会話をするだけでも意義があると思っています。人と会わなくなった、話さなくなったなんて状況も多々あります。そんな時に良き話相手になれないかな、なんてことも考えています。そういう意味では、僕らのお宅訪問は、防犯の面からもいいと考えています。

地元業者と地域の人々を心豊かにつながれば、それは地域の課題、人口減少や高齢化社会への問題の解決の糸口が見えてくる。そう僕は信じています。

 

作業工程

随時業者仲間募集

随時資料作成

2016/1 ユニフォームデザイン依頼

2016/2 ユニフォーム作成

2016/3 サービス開始

集まった支援の用途とその内訳

企画ロゴ キャラクターデザイン料:100,000円

ユニフォーム代1人一式12,000(ジャケット・帽子・Tシャツ):120,000円

お返しの品1式:70,000円

ファーボ手数料:76,000円

人件費:30,000円

合計:396,000円

こんなリターン品をご用意致しました!

いずれも「いぶし瓦」による製品です。

「いぶし瓦」というと、あの独特の銀色が印象的ですが、どうしてあの色をしているのかご存じですか?あれは、釉薬等を掛けて銀色にしているわけではありません。

「いぶし瓦」を作る時、窯の中の工程というのは大きく二つに分かれます。まずは焼成。焼いて固めるんですね。ここまでは普通の焼き物と同じです。ここで窯から出すと素焼き状態。まだ赤い感じなんです。 素焼きだから撥水効果はなく、水が浸透してしまいます。ですが、いぶし瓦を作る時には、焼き終わったあとに、窯の中を真空状態ににし、炭素を送り込み、燻製にしていきます。瓦の表面に炭素を付着させることによって、撥水効果が初めて発揮されます。瓦の中にもその色は浸透して、表面も中も銀色になるんです。

つまり、あの「いぶし瓦」の独特の銀色は、炭素、炭の色ですね。

また、モチーフにしているのは、讃岐独特の装飾瓦。

讃岐というか、四国といった方がいいでしょうか。徳島もなかなか凝った屋根が多いですが、他の地方と比べて凝った装飾が多いのが特徴で、 『隣の棟より低くてはいけない』みたいな見栄が昔はありました。そのため、とても豪華な屋根が多いと聞いています。

〇箸置き:瓦づくりも一般的な焼き物と同じく、大地から取れる土に火を入れ作られます。粘土をこねて作るんですね。この箸置きもそれと同じ。一つ一つが手作りです。同じモノは二度と作れません。希少性の高いモノとなっております。

〇鬼面コースター:鬼面の瓦のコースターです。こちらもいぶし瓦の製法と同じです。瓦コースターの素晴らしい点は、「結露」を吸い取ってくれること。一般的なコースターだと、水滴が落ちたりしてテーブルが濡れてしまうことがありますが、このコースターはその水分を吸収してくれるんですね。瓦の特性を活かした一品です。

〇鯉のコースター:これは他では絶対に手に入れることが出来ない、ウチだけのオリジナルコースターです。モチーフにしているのは、水板の装飾に使われることも多い「鯉」。縁起がいいとされていて、お客様にお出しする時などの特別な場合にも、大変喜ばれます。

〇瓦コースターセット:こちらも、装飾瓦をモチーフにしたもの。その季節感が味わえるモノをかたどり作ったものです。紫陽花や桔梗、雪などなど。瓦コースターの集大成です。

つながる笑顔を創りたい。

「つながる笑顔を創っていく!」そんな想いでこんなサービスを始めます。僕らはこのまちに生まれ、このまちに育ちました。その地域に少しでも還元したいと思っています。高齢化社会、人口減少、その先にある空き家問題、すべてに一石を投じるポテンシャルを秘めたサービスだと思っているし、それに向けて精一杯努力を続けます。小さな力が大きな問題を解決する。僕はそのことを信じて走ります。もし、共感していただければめっちゃうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。

起案者情報

【代表者】藤田隆志 【hatenablog】http://kawarasista.hatenablog.com/ 【blog】https://www.facebook.com/takashifujita510213

  • 2016/02/13 08:02

    今日がボクのクラウドファンディング、最後の日です。 今まで投稿したレポートがどうなるのかは知らないのですが、ここに書いたことは自分に言い聞かせる意味でもすごくよかったです。やりたいことややらなければいけないことを自分でも振り返ることが出来るから。そしてみんなに見てもらうことによって「約束する...

  • 2016/02/09 23:04

    皆様のおかげで達成することが出来ました。本当にありがとうございます。 いただいた支援金は主にキャラクターデザインとユニフォームに使わせていただきます。 これはボクの会社のキャラクターなんですが、このように「雨ニモ風ニモ」専用のキャラクターをプロの方に作ってもらう予定です。 これは、ボクの...

  • 2016/02/06 11:39

    今、ボクは絆を感じています。 それは全く予期しなかったことでした。 絆ってそう簡単に手に入れられるものではないと思っていたのに なぜか少しだけ自分の心にある、そんな気持ちになっています。   なんて表現すればいいのかよくわかりませんが、   やっぱり絆って言葉が一番しっくりきます...