皆様 はじめまして!
はじめまして プロジェクト代表の首藤きょうこと申します。(写真 右 プロジェクト協力者と)
2009年ボランティアでパラグアイで活動したことを機に、その後も度々パラグアイを訪ね、現在も農村地域の人々と交流を続けています。パラグアイはボリビア・ブラジル・アルゼンチンの3国に囲まれた内陸にある国で、対象の地域はさらに内陸に位置し、以前は携帯電話も使えなかった地域でしたが今ではインターネットも使えるようになり、電気や水道も安定供給できるようになるなど、良くなっている反面、流通面では周りに取り残されています。
目次
パラグアイ人を宮崎に!
*どちらにも共通する農業ばなれ
*お互いの共通点~だから 宮崎~
共通点1 時間 (ひゅうが時間とパラグアイ時間)
共通点2 気候
共通点3 伝統農法
*山間部地域での国際交流
*これまでとは異なる視点で宮崎の強み再発見‼︎
*視察を呼び寄せる利点
*パラグアイの団体紹介
*資金内訳
*プロジェクトスケジュール
*視察先例
しょうご農園
延岡東幼稚園
諸塚村
*リターン品について
地図:パラグアイの場所
延岡もこの数年でようやく高速道路がつながり始め陸の孤島返上ですが、以前の延岡市は周りから取り残された感がありました。
パラグアイのタバイ市.タプタ自然保護区の状況が以前の延岡市と重なったことで思い入れが強く、このプロジェクトを計画するに至り、友人知人の協力やアドバイスを受け実現に向かっています。
パラグアイ人を日本・宮崎に!!
このプロジェクトはパラグアイの農村地区を支援している団体の技術者を宮崎に招き、宮崎の農畜産業や林業を体験して自国の地域の農村改革へつなげてもらおう!というもので、宮崎で農畜産・林業の体験・視察を実現させるプロジェクトです!
パラグアイ・タバイ市・タプタ自然保護区周辺で先住民・小農家の農畜産業・生活改善支援を行う団体の技術担当者3名を呼び寄せ、日本の農業等を体験しながら宮崎の農村地区の人々との交流を深めてもらい、地域の農家さん、特に農村に住む若者達に宮崎の農業が途上国の農業に貢献できることを肌で感じてもらい、自分たち地域の良さを再発見・再確認してもらいたいという思いがあります。
どちらにも共通する若者の農業離れ
世界では食料問題が深刻していくなか、肥沃な土地を持つパラグアイの農家の若者は農業の大変さを知っているからこそ他の道を探します。農村地区での生活は決して華やかではない。頑張っても頑張らなくても同じなのでは?と感じる村の閉塞感。
延岡市の田んぼ(2月)
パラグアイにおいては小型の機械すらない為(存在を知らない)鍬で少しずつ耕す方法。日本の農家さんより広い土地を持っているけれど、アメリカなどの農業大国の大農家程は無く、大きな機械を使った農業は適さない。昔ながらの農法以外に土地を耕す方法は知らない、牛車や馬から車やバイクに変わって行き、テレビも携帯電話も使えるようになってきていて、農法だけが昔のまま・・・。そんな農村にのこる若者が好む仕事が“草刈り機”を使っての草刈りです。
写真: 農家さん個人所有のトラクター
一方、日本の農業もしかり、高校を卒業したら地域から離れ他に職を求める人がほとんど、若者に農業に興味を持ってもらいたい、農業を継いでほしい!!というのは共通した願いだと感じています。
その取組としてタプタ自然保護区地域では今、目指す未来として大型機械を必要としない日本の農業を知ることによって、タプタ自然保護区地域の若者達が持つ農業のイメージを変えるところからはじめたいと考えました。
タプタ自然保護区周辺の人々は持っている農業用地を有効に使えていません。また、ブラジル大農家の流入で高齢になった農家さんは耕せなくなった農地を貸し出すのですが、大量の農薬や連作を続けると土地は痩せていきます。それは自然保護区を有するこの地域では避けたいこと。長年にわたりハーブ等を用いた駆虫剤作りや、ユーカリの植林と養蜂の普及も行っています。
有機農法での家庭菜園の普及をして野菜栽培の技術を普及してきましたが、今後は野菜栽培の規模を拡大し生産量も安定させることで、農地を保護、自然環境の保護と農家の収入につなげてもらう必要性があります。技術者に日本の技術を知ってもらうことは、収穫量を安定させるためにも重要、そして環境の為にも必要です。
お互いの共通点 だから 宮崎 × パラグアイ
日本の技術を視察するのになぜ宮崎なの?と思われるでしょう。発案者の地元ということもありますが、宮崎の人に紹介したい!ということと、やはり共通点が多いことがあります。
●共通点1 時間(ひゅうが時間 と パラグアイ時間)
宮崎には日向時間と言われる時の流れがあります。延岡の盆踊りの歌詞にも「3日もしたら日向ボケ」してしまう。時計の時間で動くのではなくゆったりとした、適当に折り合いを合わせた時間。言葉では説明できませんが…。
そしてパラグアイにもまたHora de Paraguay ~オラ・デ・パラグアイ~訳すると“パラグアイ時間”とよばれる時間の感覚があり、説明するならひゅうが時間と同じ。
その時の時間の感覚は時間に対する寛容さを生むので、時間に対するストレスをお互いにうまく処理できる。いや、ストレスが無い…という。カルチャーショックを軽減できるのです。
●共通点2 気候
気候は農業の作物の種類や農法、家畜においては管理法を応用するうえで重要。パラグアイで栽培されている農作物は宮崎の集荷量が多い物。気候が共通するということは、栽培作物が共通する、また新たに取り入れることもできるということです。
蘭のある風景 左)宮崎市内 右)パラグアイ●共通点3 伝統農法
高千穂が農業遺産に認定されましたが、その中の焼畑農業はパラグアイでも行われている農法。地域の人は焼畑農法を意義を理解したうえで、共通点の中に違いを見つけるなど新たな発見ができる可能性があります。
また、宮崎は“高千穂・椎葉山農業遺産”や“綾ユネスコ・エコパーク”狂牛病の経験などもあります。タプタ自然保護区周辺の参考となる歴史が多数。だから宮崎です!
山間部地域での国際交流
宮崎県内に住む海外の人は少なく、主に国際交流イベントが催されるのは市街地。大都市はグローバル化されていく中、宮崎県のさらに山間部では国際交流の機会も外国人が日常に生活の中にいるという機会にも都市部と比べ圧倒的な差があります。
山間部地域に招来することにより、日常の仕事がそのまま国際交流・技術支援の機会となり、改めてその土地の人達が文化・風習や生活の知恵を学ぶ機会となります。子ども・学生に対して与える影響も大きく、学習意欲の向上、差別・偏見をしない人間性の形成やコミュニケーション力を高めるなどの効果があります。実際にドミニカ共和国で日本人の視察を受け入れた経験がありますが、子どもたち、とくに一緒に受け入れ準備をしてくれた子たちは、英語の学習意欲が高まり、また、夢や目標を具体的に持つようになりました。今回は宮崎においてそのような機会を作り、個人同士がふれあうことで興味の範囲を広げてもらいたいと思います。
パラグアイの農村の風景
これまでとは異なる視点で宮崎の強み再発見!!
住んでいる人にとってのあたりまえのことも県外から来た人にとっても新鮮に映り、異なる視点に気づかされることも。国外の人との異文化コミュニケーションで得られるのは、そのような異なる視点で見る地元の強みや、個人の中おこる新たな発見や感情の変化。外国を鏡とし自らの文化を相対的にみることができることで、気付かなかった地域の魅力や価値にを高めるきっかけとすることができます。たとえば、日本では猟師が減り鹿やイノシシが増え問題になっていて、ジビエ料理を普及させていこうとする流れですが、反対にパラグアイでは保護対象になりどのように保護し増やしていくかが課題です。また、日本ではあまり馴染みがないカピバラ肉も食されています。状況が異なる立場からお互いの問題を見ることで問題を多面的に考えることが可能になります。
カピバラ肉の料理
視察を呼び寄せることの利点
視察を通して地域の多くの方と触れ合う機会を作れます。たくさんの宮崎の人をパラグアイに招待することは難しいけれど、呼び寄せることでは可能になります。農畜産業関係者とは仕事を通して。地域や学校をとおして学生やこどもたち、高齢者とも交流する機会を持つことが出来ます。
百聞は一見にしかず。視察の実現!
7年の間に日本の農畜産業や作物など、作物の規格や品質などを紹介したり試してもらったりしましたが、それだけではなかなか伝わらなければ浸透もしない。百聞は一見にしかず。という諺があるように、1度見てみるということは他に勝る知識の吸収法。
パラグアイでは、国外で研修を受けられるチャンスがあるのは公務員や国立大学の教員になります。NGO団体にチャンスが回ってくることはほとんどありません。
そのチャンスを一緒に作ってください!
このプロジェクトは始まりです。この視察のあと、地域で取り入れられそうなものから地域に普及させていきます。また視察後の協議により必要な技術や導入したい技術を絞り、若者を育成します。その中から特に有望な若者。タプタ自然保護区地域で就農を希望する農業大学の学生や、学歴はなくても真面目に農業に従事する若者が一定期間、県の制度やパラグアイの奨学金を利用し、宮崎で農畜産業の研修や技術の勉強ができることを目標にしています。
また、日本からのパラグアイでの視察希望などあれば受け入れ、相互に行き来して交流できるような可能性があるか等の判断材料になります。そのためにも、実績と地域の人々の信頼がある技術者による視察や農業体験は今後の判断材料を得るためにとても重要になります。
3名の技術者の航空券代は確保できています、あとは滞在時に必要な資金の支援をお願いします。
タプタ自然保護区を管理している団体について
今回呼び寄せる技術者はモイセス・ベルトーニ財団(Fundación Moises Bertoni)タプタ自然保護区(Reserva Natural TAPYTA)の長である農村開発技術者を代表とし、その技術協力者と教育関係者の3名(男性2名・女性1名:20代後半~30代前半)
タプタ自然保護区内は自然保護区地域とユーカリ植林事業地域があり、ユーカリ事業地域は民間企業ポメラ林業が管理しています。林業の収入の一部はのモイセス・ベルトーニと協力し地域の開発に使用されています。
モイセス・ベルトーニ財団ホームページ
http://www.mbertoni.org.py/v1/en
写真 技術者による家畜飼育支援
各家庭やグループに対して家畜飼育法の改善や新たな作物の栽培支援を中心に活動。また、緊急時の対応や救急時の搬送なども行っています。
日本人のボランティアを2006~2011までに3名受け入れ、野菜栽培技術指導や生活改善の活動を行った実績があります。
資金の内訳
技術者3名分(航空券代は確保済み)
国内移動費 150,000円
滞在費 350,000円
諸経費 60,000円
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合計 560,000円
FAAVO手数料 140,000円
プロジェクトスケジュール
期間 2016年7月 1か月間(30日未満)
対象 パラグアイ・タプタ自然保護区地域
パラグアイ人農業技術者・農村開発担当者 3名
視察地域 宮崎県内全域
(予定)日南市:林業 都城市:有機養鶏・養蜂 諸塚村:林業 都農町:ワイナリー・食肉加工
綾町:綾エコパーク・有機農業・ワイナリー 延岡市:養鶏・養蜂・食品加工
日之影~高千穂 観光業・農業・学校訪問
2016年4月 クラウドファンディング開始
各種関係者との調整、受け入れ準備
2016年5月末 クラウドファンディング終了
研修 スケジュール最終確認
2016年6月 返礼品手配 配送準備
2016年7月 関係者3名宮崎県に受け入れ
農業視察. 体験実施
返礼品配送開始
2016年8月 報告書作成&支援者様へ郵送
2016年9月 研修後のフォロー
視察例 :協力 しょうご農園
都城市にあるしょうご農園の佐々木昌吾さん毎年中南米からの研修生を受け入れ、スペイン語で研修を実施できる有機農業、自然養鶏のスペシャリスト。
鶏の餌の配合や管理や有機農業の病虫害対策について学びます。
写真:中南米の農業技術者の研修の様子
写真 しょうご農園の鶏の様子
返礼品に含まれている有機ヒノヒカリができるしょうご農園様の田んぼの様子
HP しょうご農園様ホームページ
http://www.btvm.ne.jp/~shogo.noen/
視察例: 協力 延岡東幼稚園
幼稚園では子ども達との交流や、先生方が指導している姿を参観させていただき、また、園内設備を視察します。
視察例:協力 諸塚村 観光協会
諸塚村ではエコツアー、体験型のツアーが充実。農業世界遺産にも認定され、牛の飼育、林業.林業関連業、椎茸栽培など農畜産業.環境保護が充実した地域を視察.体験させていただきます。
宮崎県北部の山間に位置する諸塚村では地域の良さを知ってもらうためのエコツアーを積極的に開催。体験学習の実績を持っています。エコツアーは定例開催だけでなく、フリープランも受け入れており、コーディネーターの方が希望を取り入れながら、計画をたててくださりますが、今回は途上国の農業発展を意識した農畜産業体験ツアーの実現にも快く協力してくだることになりました。
写真 :エコツアーの様子(もろつかナビ ホームページのエコツアー紹介例より)
もろつかナビ様ホームページ
これから色々な人と縁をつないでいきこのプロジェクトを成功させたいです。
何卒応援の程よろしくお願い致します‼︎
首藤 きょうこ
【e-mail】aglo20162016@gmail.com
【ブログ】http://ameblo.jp/aglo2016/