大勢のみなさんのご支援、本当にありがとうございました!
FAAVO香川での、70日の挑戦が終了いたしました!
支援下さった、139人の皆さま、
期間中励まして下さった皆さま、
応援メッセージを下さった皆さま、
今、言うのですが、昨年秋には沢山の壁、ふがいなさ、未熟さゆえに、活動を続けていくべきなのか?いけるのか?本当に悩みました。
そんな時、理事の一人から、FAAVOというクラウドファンディングがあり、これは地域の人と作り上げる形のもので、FAAVO香川で中心になってる人が本気でやろうとしてるから、これに挑戦してみないか?
続けるなら前向きに思い切ってやろう、と、再び決意させてくれたのが、このFAAVOだったのです。
だから、挑戦の背中を押して下さった方々、支援して下さった方々、いいね!と意思表示して下さった皆さま、
絶対に良いものを作りますから!
1パーセントも努力を惜しみません。
ありがとうございます。
今日からは、事業実現まで、とにかく、ベストを尽くします!
瀬戸内サーカスファクトリー 代表 田中未知子&スタッフ一同
みなさんのご支援の下、7月2日、3日に屋島山上で公演する
日仏共同創作公演 空中パフォーマンス「YA!」
メインイメージデザインが仕上がってきました!
演出の、ブノワ・ベルヴィルさんからコメントをいただきました!
こちらでも最新の情報を発信しています。
【HP】http://www.setouchicircusfactory.com
【Facebook】https://www.facebook.com/setouchicircusfactory/
拠点のための「サーカス器具を製作」し、7月に「日仏共同制作の公演」を実施!
こんにちは!瀬戸内サーカスファクトリー代表の田中未知子と申します。2012年から香川県で「現代サーカス」を発信する活動を続けています。
現代サーカスとはフランスで70年代に産声をあげた新しい芸術ジャンルで、演劇やダンス、美術などあらゆるアートを取り入れ、鍛えられた身体で「空中までを使って」表現します。日本でも近年、本格的な作品創作をしたいと願う若手アーティストが現れてきました。
しかし現状では、滞在制作施設もサーカス器具も、経済的支援も、ツアーできる仕組みも日本にはありません。
香川で、国内外のアーティストとともに、電車工場、学校、お寺、倉庫などあらゆる場所で実験的創作を重ねて5年。
アーティストたちがここで「創作しながら生きられるしくみ」を確立するために、常設の創作拠点がどうしても必要な段階にきました。
まずは第一ステップとして、拠点の中身となる本格的サーカス器具の製作に着手します!
長期ビジョンに基づいた、人材育成、ネットワークづくりにリンク!
このプロジェクトはいくつかの段階とセクションに分かれています。
時系列の段階は
①サーカス器具制作とそれを使った作品創作と公演(2016年夏までに)
※ 全体経費 約500万円のうちの150万円を「FAAVO」の支援で集める目標です!
②物件確定と常設拠点のオープン(2017年春までに)と滞在制作宿泊場所の確保
③常時創作や練習を受け入れ(2017年夏~)
同時に、「人材育成」と「ネットワークづくり」を行います。
「人材育成」は、(A)アーティスト養成や交流事業、 (B)技術者養成(サーカス器具設置や使用の特殊技能)、 (C)サーカス器具制作者(チーム)を念頭においています。地元の建築、鉄工、造船などの製造業と連携した、独自性のある産業創出につなげたいと考えています。
「ネットワークづくり」は、創作した作品がその後も国内外で公演できる仕組みをつくるということ。作品は本来、初演からさらに観客とともに育ち熟成されるもの。そこまでできて初めて本物の文化になると考えます。
文化は「創作」なくして生まれない!また、地方だからこそ「創作」ができるのです!
カナダのシルク・ド・ソレイユでも、小劇場の作品でも、深く胸を打つ作品は、丁寧で濃密な「創作」を経ているはずです。
しかし日本では「創作」に時間やお金をかけられるプロジェクトは、ひとにぎりのアーティストに限られていて、ほとんどのアーティストは、創作をしたくても非常に難しい状況にあります。
ここに豊かな文化をつくりたい、ここから発信したい。ひとつひとつ、プロジェクトを終えるごとに人材がひとりひとり育っていき、10年後に独自性と魅力と力に溢れたまちになっていて欲しい。
だから私たちは
①必要な器具が揃い年中「創作」できる施設を創設し(環境づくり)
②アーティストにとって刺激的な芸術交流の機会を提供し(創作や交流)
③技術者を育て(人材育成)
④地域の子どもたちが情操教育としてサーカスに触れ(教育)
⑤かつ、ビジネスとしてアーティストが活躍できるイベントの機会も増やす…というところまで目指しています。
創作のためには中長期の「滞在制作」が必要となります。大都市よりも滞在費や物件が安い地方のほうが「滞在制作」には向いていることは明らかで、地方だからこそ可能になる文化発信の切り札だと考えます。
すぐれた人材の育成と、魅力ある地域でUIターンで、人材流出をポジティブに解決☆
やる気のある人ほど首都圏や関西に出て行ってしまう「人材流出」の現象は、アーティストに限ったことでなく、四国全体にみられます。
出て行く理由が「ここには面白い仕事がない」あるいは「一流の人々と交わりたい」ということならば、他の場所では出来ないことができ、かつ、生活が成り立つ収入があれば、留まる人や他所からやってくる人は必ずいるはず!
この5年間、海外からのアーティストを多く受け入れてきて、彼らが一様に「また来たい」「最高の環境」と口をそろえるのを目の当たりにし、滞在制作を日常的に行っている海外アーティストにとって、瀬戸内の美しい自然、豊かな文化がいかに作品に良いインスピレーションを与えるかを確信した私たち。
常設の拠点をつくり、国内外のアーティストを常に受け入れられる体制を整え、人を育て、ここで起こっていることが人々に驚きと喜びを与える、「現代サーカス」が暮らしに浸透してアーティストの仕事が増える…という好循環を生み出すことができれば必ず、流出する人材より、育つ人材、やってくる人材が地域を豊かにすると考えます!
第一段階としての、サーカス器具製作と創作公演まで
2016/5末までに 器具設計と制作
2016/6 日仏共同作品の滞在制作(高松市)
器具設置技能講習会実施
2016/7 日仏共同作品 発表公演(高松市・屋島)
器具制作経費の一部: 1,000,000円
滞在制作、公演経費の一部: 500,000円
10年後の香川県が、ドキドキするほど豊かで魅力的になるために!
「文化」は、自分たちがつくるもの。
時間は多少、かかります。最初は見た目、地味かもしれません。だけど、私たちは毎日、10年後の香川をイメージして活動を続けています。
小さな子どもたちが今、私たちのサーカスワークショップを受けてくれています。目をキラキラさせて、自分にこんなことができた!あんなことができるかな?と。
サーカス器具の設置や製作は、日本では馴染みのない、特殊なもの。そうした技術を学んでもらうために、交渉してフランスから指導者を呼び、研修を始めたりしています。
安定した助成金がなくても、地域や思いのある全国の協力者個人や法人から資金を集め、アーティストの創作経費に当てています。
それもこれも「10年後にきっと、ドキドキするほど豊かで魅力的なまちがここにある!」と確信しているから。
やるべきことは、たくさんあります。ひとつひとつ実現して、ひとつひとつ、山を越えます。
その先にある未来のために☆
皆さまのご参加とご協力をお待ちしております!
<応援メッセージ>
NPO法人アーキペラゴ 代表理事 三井文博
瀬戸内に現代サーカスの種をArchipelago(英)アーキペラゴは、多島海・群島の意味。それぞれの個性を尊重し、協調し、自律するという思想です。現代サーカスのアーティストは、私人としての想いを身体で表現するという作家個人ですが、複数人のコラボになると、互いが共鳴して放たれる輝きが火花のようにスパークします。まさに、芸術家の掛け算のアート。田中さんたちが制作するサーカス・ファクトリーは、そんなアーティストの化学反応の現場です。
昔から、人や物の往来の盛んな瀬戸内で、様々な文化芸能が育ち伝承されてきました。21世紀も10年経ち、フランス欧州から先端の身体アートの種がここ香川に田中未知子さんの手で蒔かれました。数百年前の農村歌舞伎小屋で、門前町のまちなかで、現在も活躍中の鉄道倉庫で、演じるところは様々ですが、生で目にする私たちは、次回の開催場所も気になるところです。きっと数年後には、瀬戸内のここという場に、サーカスの種が落ちていった歴史図ができるのではないでしょうか。そこで出会った、多くの人に、人の可能性の素晴しさと勇気をお土産にして。
今回のクラウド・ファンディングでは、屋島山上での空中芸を実現するというプランの為の設備を持つ!という具体的なプロジェクトも控えているようです。さらに、その先には、香川の歴史深い芸能文化のまちに現代サーカスを紹介するという活動も続くとのこと。ますます、目が離せないプロジェクトの進展を、ぜひ、一歩前に出た応援席で鑑賞しようではありませんか。皆様の応援の拍手とご支援(投げ銭)を期待いたします。
☆ ☆ ☆
金井ケイスケ
僕は東京育ちのせいか、地方に住みたい願望がありました。
そして今は、長野県に住みながら、東京やいろいろな地方に出向いて仕事をしています。
香川にも瀬戸内サーカスファクトリーのプロジェクトで訪れています。
瀬戸内サーカスファクトリーは、僕の中ではすでにブランド。でも、日本、香川の多くの人にとってはまだまだ未知の存在。香川を代表する「うどん」の知名度にはかないません。でも、もしかすると海外と繋がれる可能性はうどん以上かもしれません。
「アーティスト・イン・レジデント」とは早い話が芸術家の滞在制作です。
新しいタイプの感動を生み出す、アーティストのための短期アトリエです。
そこでは、劇場で出来上がった作品を見るのとは違う感動に出会えるチャンスがあります。
漬物にたとえてみましょう。
ヌカ床にいろんなところからやって来たみんなの手(手アカ)でキュウリとカブを漬けたら、複雑な味わいになってしまうかもしれません。
そこに外国人がズッキーニとかポルチーニ茸、さらにオリーブまで入れて、一緒に漬けてしまったら…、まさに現代漬物。味覚に革命が起こりそうではありませんか。
そんな風にアーティスト・イン・レジデントは地域の人も積極的に関わると、とんでも無い作品や感動を一緒に生み出せるかもしれないのです。
僕も何度かレジデント・アートに観客、市民の立場で参加して、言葉では言い表せない感動を体験したことがあります。その場所でアーティストが地域の人や文化と関わりながら作っていく、作品に至る過程も含めた感動です。アーティストの持つ個性と彼らの柔軟な思考、そして地域の人との繋がりの中で生まれる新しい価値観。そんなアート体験ができる可能性があるのです。
さて、全く新しい「現代サーカス」という文化には、想像もしないようなことがいろいろと必要です。機材でいつも一番大変なのが、空中ブランコ!
吊る場所は? 耐荷重は? セキュリティは万全?専門スタッフは? …で、誰が作るの? いくらかかるの? 場所は?(都会では、なかなか難しいです)。
頭の中で考えただけでも、どこから手をつけていいのやら…。
そんな問題をひとつひとつクリアしながら経験を積んで、さらなるステップアップをしようとしているのが、瀬戸内サーカスファクトリー。
ぜひ、皆で応援して、一過性のプロジェクトで終わらせないように、地域の未来のためにも応援しましょう。
見たことも聞いたことも無いサーカスが生まれる可能性を、サーカスファクトリーは秘めています。
僕は、瀬戸内の美しい自然とサーカスが一緒になった景色をみたい!友達やみんなで夕日の中で見る空中ブランコなんてサイコーだよなぁ。
西洋の昔からのサーカスには、必ずポップコーン売りがやってくるのですが、もしかしたらサーカスファクトリーでは、うどん売りがやてくるかもしれない(個人的なアイデアですが)。
夢をどんどん膨らませて、そんな夢の醍醐味を、瀬戸内サーカスファクトリーと一緒に実現できたら、素敵です。
現代サーカスのためのアーティスト・イン・レジデント施設をぜひ成功させて、皆で夢が見れる、いや夢を実現できる場所にしていきましょう!
◇フランスに数百あるサーカス学校の最高峰、CNAC国立サーカス学校に日本人で始めて入学を許され、10年間フランスを拠点にプロとして活躍してきたアーティスト、金井ケイスケさん。サーカスファクトリーもいつも頼りにしています!
☆ ☆ ☆
衣裳 Chihiro TAFUKU
そこに面白いものがあれば、東京からだって世界からだって人は集まる☆
東京から香川県高松市に移住して、約3年が経とうとしています。
私は以前、シルク・ドゥ・ソレイユの日本初となる常設劇場公演『ZED』の衣裳部にて働いていました。残念ながらZEDは2011年の震災の影響でその幕を閉じることとなり、そのタイミングで、以前から思い描いていた地方移住を実現するべく、移住先を探していた矢先のことです。
香川県へは、瀬戸内国際芸術祭で訪れて以来、瀬戸内地方の穏やかな人や街並にとても惹かれ、いつか移住するならこんなところがいいな~とぼんやり思っていました。
しかし、いざ本当に移住するとなるとやはり不安なのは仕事。
これからも出来れば大好きなサーカスに関わっていきたい。でも地方で私の仕事を活かせるだろうか?正直とても不安でした。
そんな中で出会ったのが「瀬戸内サーカスファクトリー」です。
ちょうど彼らは、ことでん仏生山工場で行われた『100年サーカス』の公演を終えたばかりで、その映像を初めて見たときは衝撃が走りました。
地方で、しかも香川で!??
こんな本格的なサーカスの滞在制作をしているところがあったんだ!!!
驚くままに直ぐに代表の田中さんに連絡を取り、直接お話を聞くうちに、どんどん瀬戸内サーカスファクトリーの思い描くビジョンに魅了されていきました。
この人は "ただ突発的に面白いことがしたいのではなく、地域や人をぐるっと巻き込んで、この地に文化をつくろうとしている"
それはとても容易なことではないし、時間もかかるけれど、根付くと凄いことが起きる!!そう強く感じました。
その後私は香川へ移り住むことを決め、実際に暮らし始めてからは瀬戸内サーカスファクトリーの仲間として、数々の滞在制作に関わらせて頂いています。
瀬戸内サーカスファクトリーの活動に関わった人が「香川×サーカス」の虜になっていく姿を見るのは、とても嬉しいことです。(私もその一人!)
地方であっても、そこに "確かに根付いた面白いもの" があれば、どこからだって人は集まります!!地方が元気な国って、とても豊かですよね。
「現代サーカス」の垣根のない、とてもシンプルなところが好きです。
楽しいときも悲しいときも、どんなときもサーカスが目の前にブワッと現れると、誰もが時を忘れて、大人も子どもも素になって口をぽか~んと開けたり、ハッと息をのんだり、思わず笑顔になってしまいます。
そんな誰もを温かく包み込むサーカスの魅力を、もっともっと皆に知ってほしいです。
ここ香川を、港や島や山や公園や学校、至るところで日常的にサーカスに触れられる街にしたいです。
今回のチャレンジは、そのための大事な大事な第一歩。
まだ何処にもない、誰も知らない現代サーカスの拠点を、一緒につくっていきましょう!!
<田中未知子プロフィール>
札幌市出身、高松市在住。2004年、北海道新聞社事業局時代、現代サーカス公演「ヴォヤージュ」に携わり、たちまちサーカスの人々と世界に魅了される。2007年、サーカスと生きるために、退職。現代サーカス概説書を執筆するためにフランスに渡り、2009年「サーカスに逢いたい~アートになったフランスサーカス」(現代企画室刊、仏大使館助成)を出版。
越後妻有・大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭でパフォーミングアーツ担当をへて2011年香川県に移住し、現代サーカスを発信する仕事を始める。2012年任意団体瀬戸内サーカスファクトリーとして、ことでん仏生山工場内で「100年サーカス」公演を実施、話題となる。2014年一般社団法人化、代表理事。同年より、ヨコハマパラトリエンナーレのパフォーミングアーツ部門ディレクター、東京都ヘブンアーティスト審査員などをつとめる。
起案者情報
【団体名】一般社団法人 瀬戸内サーカスファクトリー
【代表名】田中未知子
【HP】http://www.setouchicircusfactory.com
【Facebook】https://www.facebook.com/setouchicircusfactory/
【Twitter】https://twitter.com/100nencircus