高知県の大学生を対象に地域防災リーダーを輩出するためのKochi Leaders Programを実行したい!!

はじめまして。プロジェクトページを見てくださってありがとうございます。

関西大学社会安全学部の4回生弘田光聖です。私は大学1年生の時から東北の復興支援や防災イベントの企画に関わってきました。

その中で、強く感じた事は自分自身、生まれた場所である高知県の防災のために行動したいという思いでした。そこで考えた企画は、東北で防災を学ぶきっかけを作り、高知の防災現場で学び、自分たちに何が出来るかを考え、高知の防災のために行動するというものです。

私は高校2年生の時、東北に訪れました。

初めに、私が防災に取り組み始めたきっかけを話させてください。高校生の時、東日本大震災の様子を目の当たりにし、何か出来ることをしたいと考えました。震災後、高校にボランティアの募集があり、迷わずボランティアに参加しました。

私は東北でがれきの山を見て、言葉が出ず、ただただ無力感に苛まれました。その後、何かしたいと思っても部活や受験があり東北に行けず、防災のセミナーや防災士の資格を取ることしかできませんでした。「防災を学ぶことも一つの復興」と伝えてくれた東北の方の思いに答えるためにも自分に出来ることを行い続けました。 

 (大学時に企画した、東北スタディーツアー)

自分にできることをやろう。

大学では、防災を学びたいと思い、関西大学社会安全学部という防災を学べる学部に進みました。大学生になり私は、学生団体で東北スタディーツアーの開催や面白い防災イベントを企画する事に注力してきました。東北スタディツアーは30~40人を連れ、5回実施、防災イベントは4回実施しました。

 

その中で、東北や防災に関わる学生が協力出来ていないのではないかと強く問題意識を持ち、Tohoku "RE" Daysという学生ネットワーク構築団体を立ち上げました。その団体では、年に一度仙台で全国から東北支援や防災に関わる学生が100人程度集まるイベントの開催、関西や中部など地域別で3ヶ月に1度程度ネットワーク形成のイベントを開催するなど、情報交換の場を作ってきました。

大学生活の4年間は、自分に何が出来るのか?そう考えて、10回以上は東北に行き、行動してきました。

※Tohoku "RE" Days

http://tohoku-redays.com/

(立ち上げた団体でのイベント集合写真)

やっぱ、向き合いたい地元の防災に。

私は、東北での経験から、人とか関わり、人の役に立つ仕事がしたい。

本気で誰かの為に仕事をしている人たちと一緒に働きたいと思っています。

そして、いろんな経験を積んで、その力を高知のために使いたいと考えていました。

その中、2016年4月、熊本大震災が起こりました。

そこで、私はこれが南海トラフ大震災だったらと考えました。

 

「私たちと同じ失敗を、繰り返さないで欲しい。」

 

何度も、東北で言われた言葉。僕は今、この言葉に大丈夫ですと答えられるだろうか?と考えると、このままじゃ後悔すると思いました。そして、東北でお世話になった方々にも顔向けできないと。高知の防災の為に、いまできる事をやりたいと思い、行動することを決めました。

(プロジェクトのロゴ 高知の形に、情熱の赤色)

Kochi Leaders Programの東北での合宿費、高知での研修費の45万円が足りません。どうかご支援、ご協力よろしくお願いいたします。

(KLP実行委員のメンバー達)

長期実践型の防災リーダー育成プログラム!

高知の大学生が防災課題のために何が出来るかを考え、それを通じて高知の防災リーダーになる半年間のプロジェクトです!東北合宿、高知研修、企画会議と一気貫通で行っていきます。

東北合宿では、2泊3日で宮城県気仙沼市を訪れ、現地での語り部やNPOとの交流をします。NPO法人底上げ代表理事矢部様に、現地でのコーディネートをお願いします。

※NPO法人底上げ

http://www.sokoage.org/

 

高知合宿では、高知の防災に携わる方々や地域の消防団の方にお話を聞き、高知の防災課題を考えます。協力者として、地域防災に関わる方々、NPO法人ONE嶺北など高知で行動を起こしている人々の協力を一部受け、高知の防災課題を解決するためのインプットをします。

 

企画・実行では、様々な経験を積んだ実行委員メンバーや高知で活躍する難波ファシリテーション事務所の難波様のご協力をおかりして、参加者と共に「こうしたい」を「できる」に変える伴走者になり、共に行動していきます。

企画の概要

日 程:2016年9月中〜2016年3月中

対 象:高知県在住大学生

定 員:7名

参加費:無料(高知から仙台までは実費)

主 催:Kochi Leaders Program実行委員会

なぜ、リーダー育成プログラムなのか?

私たち実行委員は、様々な企画の代表や立ち上げメンバーとして活動してきました。そこで、感じた事は自ら声を上げ、リーダーとなり行動する人の少なさです。

 

だからこそ、今回のプログラムは、主に高知県の大学生を運営メンバー含め10人程度で行います。少人数な代わり、その10人が地域防災リーダーとなるためにしっかりと参加者に機会提供をしていきます。

もちろん、私たちが活動をやらない訳ではありません。そうではなく、実行委員以上の思いと行動力を兼ねそろえた高知の地域リーダーをこの企画で育成し、リーダーがリーダーを作っていく仕組みや流れをこのプロジェクトから作っていきたいのです。

そして、なぜ、長期実践型プログラムなのか?

私達は大学生活を通じて、多くの防災や東北に触れ合うきっかけを作ってきました。その中で、行動を続けているひとに共通点がありました。それは、「きっかけを掴んだ後、すぐに行動を起こしている人」です。東北ツアーに参加した後、「自分も出来る事をしたい。」という人、防災のイベントに参加して、「自分もこんなイベント企画してみたい。」という人を沢山見てきました。ですが、実際やる人は少なかったと思います。

 

すぐ行動を起こす人は、行動を起こした後に見えてくる景色があります。そして、またこうしたほうがいいなと考え、次の行動をおこしていきます。だからこそ、本当に強い問題意識を持ち動き始めるリーダーを作っていくためには「きっかけ」から「実行」までセットで行う必要があるのではないかと考えました。

(以前、メンバーと協力し、地域の方と共に考える防災イベントを開催しました。)

東北で防災を自分事に捉え、高知で現場の課題を学ぶ。

阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本大震災とここ20年程で大きな地震が立て続けに日本で起こっています。また、これから首都直下地震や南海トラフ大地震など私たち若者が生きている間に起こる確率はかなり高いと言われています。高知県黒潮町では、34mの津波が8分で町に到達するという被害予測があります。

このように、災害大国日本という現状から、防災と向き合わずには生きていけないと思います。ですが、人は不安な事や怖い事には逃げてしまいます。災害に対してもそうです。だからこそ後回しになってしまいます。でも、地震が起きるのは確実です。

 

だからこそ、東北の現地の方々の「同じ過ちを繰り返してほしくない。」という生の声を聞いてほしい。東北と高知を重ね合わせ、自分たちの住む町の未来を創造し、自分たちに何が出来るか考えて欲しいのです。

 

そして、高知で防災に取り組む人々との交流や現場での課題感を知り、よりいっそう、自分たち若者か高知の防災のためにできる役割や行動を考えてほしいと思います。

自分達の住む高知は、自分たちで作るという意識を。

この長期実践型プログラムは、高知への防災啓発のプログラムでありつつ、それだけではありません。

これは自分たちの周りの課題は自分たちで解決していこうという意識、つまり自主性を育てるためのリーダー育成プログラムでもあります。今後、日本でも多くの問題が考えられます。でも、そこで社会の課題や身近な問題に対して「誰かがやってくれるだろう。」「そこは私の責任じゃないから。」「国がなんとかすべきだ!」と言って、自分は何もしない。それで、ワクワクした、安心した町は作れるのでしょうか?

私は作れないと思います。だからこそ、自分達のために、自分たちの地域の問題は、自分たちで解決していこう!そう考える若者が増える事を望んでいます。そういう若者を、このプログラムで、輩出していきたいと思います。

(参加者のプログラムの前後)

企画のゴールは、参加者自身が決める。

このプロジェクトの具体的なゴールとはなにか?東北合宿と高知研修で学んだ後、行動をおこすといったものの、その行動とは?と疑問に思う方が多いと思います。

 

それは、私たちが明確に用意するものではないと思っています。東北での学びや高知での課題を自分たちで整理し、それを活かすことができるよう参加者が主体的に自分たちで創造していくことが重要です。参加者が自らの意思と共に動くことが、本プロジェクトの一番大きなポイントであります。ただ、何らかの企画・実行は行うことは間違いありませんのでぜひ、期待して頂きたいです。

 

そのために、東北合宿では防災知識から動機付けまで、高知では防災現場の方や行政の方、大学教授とあらゆる角度から知識を入れます。また、企画・実行では、専門のファシリテーターやアイデアコンテストなどを活用していきます。

学生だがらこそ、素人だからこそ。

学生が半年活動しただけで、高知の防災に影響を与えるレベルはたかがしれているレベルかもしれません。高知県には、多くの防災のプロフェッショナルがいます。県としてもレベルがかなり高いと思います。ですが、学生や若者にその意識は浸透しているのか?本当にこのままで、災害が起こったときに後悔する人を0人に出来るのか?と考えると自信を持つ事は私たちはできません。

だからこそ、一度、何もないところから考えて、新しい視点や知識のない学生の視点で本気で高知の防災のために何が出来るか?課題は何なのか?を考えて行動を起こしていきます。

 

それを通じて、少しでも安心した高知県により、近づけていきたいのです。

 

まったく、団体としての実績がないことは承知しております。

ですが、少しでも、若者が高知県から東北に足を運ぶハードルを低くしたいです。

少しでも、若者がこの高知の防災に取り組むきっかけを掴みやすくしたいです。

皆さんからのご支援、ご協力心よりお願い申し上げます。

 

45万円の用途

★東北合宿

 交通費 4万円(仙台から気仙沼の往復交通費 4000円×10人)

 研修費 3万円(NPOや語り部さんにお支払いする費用 語り部さん10000円 NPO法人様20000円)

 宿泊費 10万円(5000円×10名でホテル望洋に宿泊)

 ※高知から仙台までの交通費は参加者負担にします。

★高知研修

 研修費 7万円(高知県での講師代、研修時の交通費など)

     (5回の研修謝礼金10000円×5回、参加者のプロジェクト終わるまでの交通費2000円×10人)

 場所代 2万円(高知研修で使い場所、企画実行の場所代)

 備品代 2万円(印刷費、メモ付きファイル、ポストイット、模造紙など) 

★手数料・リターン代

 リターン費 8万円

 手数料 9万円

    

(KLP実行委員会スタッフ 高知工科大学鈴田和基)

(KLP実行委員会スタッフ 高知大学 細木玲仁子)

(KLP実行委員会プログラムリーダー 関西大学 弘田光聖)

 

  • 2017/03/29 19:50

    ご支援者の皆様へ お久しぶりです。KLPの弘田です。大変遅くなりましたが、2月19日に報告会が無事終わりました!!厳しい意見から、応援の声まで多くのお声がけをいただきました。そして、リターン品と活動報告書の発送が完了しました!!フカヒレスープ、芋けんピなど是非楽しみにしていただきたいと思いま...

  • 2017/01/24 15:07

    皆様、遅れながら明けましておめでとうございます。昨年は、本プロジェクトへのご支援、ご協力誠にありがとうございました。まだまだ、未熟な団体ですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 現在、本プロジェクトは東北合宿、高知研修を経て、参加者と共に新たなアクションを高知県内で生み出すための企画・...

  • 2016/11/24 21:16

    【企画・実行MTGを行いました】 先日、KLP参加者の今後のアクションを決めるMTGを行いました!!多くの方にご支援、ご協力して頂いたからこそ学んだ事をしっかりと生かすためにも、高知の防災課題と自分たちに出来る事を考えながらプランを考えております。 KLPで大事にしている事、それは誰か...