2019年、スコットランド代表が長崎にやってくる!


〜長崎市は2019年ラグビーワールドカップでのスコットランド・ラグビー代表の準備キャンプ地に決まりました〜



【誘致決定までの道のり】

1.2019ラグビーワールドカップ試合開催都市「落選」

「すべてはこどもたちのために」というスローガンを掲げ、2019年ラグビーワールドカップの試合開催都市に立候補しましたが、2015年3月2日落選。
しかしながら、長崎県ラグビー協会理事長は「ラグビーは倒されてもすぐ立ち上がらなくてはならない。キャンプ地誘致は背水の陣で臨もう」と私共に激を飛ばしました。 苦境に立たされた時にこそ、諦めずにチャンレンジすることがラグビーに携わってきた者の存在意義そのものです。この理事長の激は、キャンプ地誘致に向けてのリスタートとして大きな原動力になりました。

2.誘致国の選定~誘致決定

私共はキャンプ地誘致に必要な要件を収集・整理し、まずは長崎市に協力を要請したところ、ご快諾いただき、早々に招致国の選定作業に入ることができました。
協議の結果、長崎と幕末より縁が深いトーマス・グラバーの出身国スコットランドを第1候補としてアプローチすることになり、昨年のワールドカップ・イングランド大会期間中にプレゼンテーションの機会を得ることが出来たわけです。

スコットランド人は情に厚い人柄で、トーマス・グラバーとの150年前の縁を頼りに訪れた私共に対し、非常に感激され大歓迎を受けました。そして2015年12月には早々に長崎視察にご訪問いただき、その1週間後には内諾の通知が届きました。
プレゼンテーションからわずか3ヶ月。まさかのスピード感で決定に至ったわけです。



【2016年より交流がスタート】

おかげさまで長崎では2019年まで待たずに、早くもスコットランドとの交流事業がスタートすることになりました。

第1弾・・・6月26日~30日にスコットランド代表の選手・コーチによるラグビークリニック(費用は長崎市が全額負担)
日本での長期滞在と日本代表との試合を終えたばかりでしたので、選手たちは大変疲れていたことと思います。ところが、長崎空港到着後、出迎えてくれた100人以上のこどもたちひとりひとりに、握手、サイン、記念撮影に笑顔でご対応いただきました。

 

翌日からは雨が降りしきる中でのクリニック。

「悪天候はスコットランドで慣れている!それより、こどもたちは大丈夫か?」と気遣い、笑顔で優しく、そして熱心にコーチングをしてくれました。参加した小学生、中学生、高校生だけでなく、見学していた保護者にまでスコットランドのジェントルマンシップが十分に伝わったことと思います。

 

この場をお借りして、ヴァーン・コッターヘッドコーチをはじめ、リッチー・グレイ(LO)、ショーンラモント(WTB)、ジョン・ハーディー(FL)の3選手、コーチ・役員の皆様に心より御礼申し上げます。

 

 

★第2弾(今回のプロジェクト)・・・8月に長崎県中学選抜チームによるスコットランド遠征

長崎県ラグビー協会でセレクションを実施し、選手24名を選抜しました(グリーンとネイビーのジャージが長崎県代表選手。うち長崎市在住は15名)。

【遠征費用がピンチ!】

旅費が1名あたり約45万円かかります。個人負担額を10万円とし、差額の35万円を捻出しなければなりません。幸い長崎市から長崎市在住の15名に対し1名あたり35万円の助成が受けられました。

しかしながら、その他の自治体からは助成が受けられていないため、35万円×9名分=合計315万円が現状不足しています。

 

私共は将来のラグビー界を牽引するかもしれない長崎県中学選抜チームの選手をラグビー強豪国であるスコットランドへ連れて行き、現地で貴重な経験をさせたいと考えております。

 

そのためにも、今回のプロジェクトならびに街頭募金や企業からの寄付、長崎県ラグビー協会からの拠出金などで遠征費用を是非集めたいと思っております。

【遠征のスケジュール】

8月19日:長崎からバスで福岡空港へ。同日の夜に首都エジンバラ着

8月20日:エジンバラアカデミーとの合同練習

8月21日:スコットランドアカデミーU16.U18.U20決勝観戦(この日からホームステイ)

8月22日:終日ホストファミリー過ごす(ホームステイ2泊目)

8月23日:George Watsons School U15との交流試合(長崎市公式訪問団合流)

8月24日:準備キャンプに関わる契約の調印式立ち会い(マレーフィールド見学後、ロンドンに移動)

8月25日:ロンドン観光(トゥイッケナム・スタジアム見学)後、ヒースロー空港より帰国へ

8月26日:福岡空港着、長崎へ

生徒たちには、英会話もラグビーに必要なスキルだと言い聞かせており、ホームステイで困らないような日常英会話の習得と交流会で披露する「蛍の光」(スコットランド民謡)を英語で合唱できるように日夜、猛特訓中です。

なんとかスコットランドの地で、貴重な体験をしてもらいたいと切に願っています。

【最後に】

私共はこのようなご縁をラグビーのみならず、他のスポーツにも好影響を及ぼすよう、更には文化的・経済的交流につながるよう今後も努力する所存です。

どうか皆様のご支援をよろしくお願い致します。

  • 2016/07/09 16:29

    引き続きご支援のほどよろしくお願いします。動画は6/27 スコットランドチームによるラグビークリニック(小学生向け)の様子です。※NBC長崎放送でオンエアされた映像です。 ヴァーンコッターHC、ショーンラモント選手、ジョン・ハーディ−選手、リッチーグレイ選手の笑顔の指導が素敵です。   ...