ご挨拶

 ▲あってくれてありがとうと言いたい滋賀のちいさな企業/滋賀県

 

初めまして。東近江市の洋菓子工房「パピエ」オーナーパティシエの久世研と申します。

 

京都市で生まれ育ち、19歳でパティシエの世界へ。その後、フレンチレストランや、新阪急ホテルなどでコースデザートなどを担当。1991年には、全国の有名ホテル、レストランから84人の一流パティシエが集合し、二日間に渡り腕を競う「第1回フランス食材を使ったプロのための全国洋菓子コンクール」で3位に入賞しました。

 

1999年、独立し、八日市市に「パティスリーパピエ」を創業。2013年に現在の場所に移転しました。

 

 

 

 

 

パピエのケーキ作りの基本は、「美味しさの余韻を楽しめること」。

 

その肝は、甘さの質にあります。砂糖の塊のようなケーキではなく、食べると安堵感のある奥行きのある甘さ。「食べるとホッとする」とお客様に言っていただけた時は最高に嬉しい気持ちになります。

 

もう一つ、「素材の味」を活かすという大切な想いがあります。

 

素材の味を生かしたケーキは感動するような美味しさがあります。


 

 

納得できる素材を求めて、店舗のある東近江市を中心に、県内の若手農家を積極的に訪問し、卵やかぼちゃ、さつまいも、イチゴ、サクランボなど、ケーキ作りに欠かせない様々な素材を仕入れてきました。

 


 

また数年前から「若手農業者クラブ」と手をつなぎ、若手農業者が生産した農作物を直売するパピエマルシェも開催。「本当に美味しい野菜とはこういうもんや」と目を輝かせる若手生産者たちを応援したいと思うようになりました。

 

他産地に引けを取らない滋賀の農作物の美味しさを伝えるにはどうしたらよいだろう。

 

洋菓子店として、京野菜に負けない「近江野菜」のブランド力の向上に貢献するにはどうしたら良いだろう。

 

そこで考えついたのが、贅沢を極めたプリンの開発です。

味は、信長が好んだと言われる「かぼちゃ・さつまいも・茶・栗・はちみつ」の5種類。全国的にも圧倒的に知名度のある「信長」の力を借りて、滋賀の食材の美味しさを県内外の人たちに知っていただこうという試みです。

 

プリンの主役素材の卵には、近江八幡にある木下鶏卵園様の3人娘が雛から健康に気をつけ、大切に育てられた鶏が朝に産んだ、こだわりの卵を使用。はちみつは、近江八幡市の安土養蜂園から、かぼちゃとサツマイモは、「第55回全国青年農業者会議園芸・特産作物部門 農林水産省経営局長賞(2016年)」を受賞した片山恵美さんから、茶は東近江市永源寺地方で栽培されている「政所茶」の煎茶を、高齢化する産地の復興に取り組む山形蓮さんから仕入れています。

 

▲政所の茶畑

 

▲木下鶏卵園のこだわりの卵 

 

▲「第55回全国青年農業者会議園芸・特産作物部門 農林水産省経営局長賞(2016年)」を受賞した片山恵美さん。かぼちゃとサツマイモを提供していただいています。

 

 

それらの素材を活かすために、使用しているのが白下糖という和三盆の原料となる砂糖です。舌の上に残らずにすっと引いていく甘さが、素材の味を引き立てます。生地作りも一般的なプリンとは異なり、沸騰した牛乳と卵を合わせることで抵抗のないとろみと、濃厚な味わいを表現しました。

 

素材の質、手間、すべてにおいて、贅沢を尽くしたものができたと自負しています。

 

 

試作に3年をかけて完成させた近江信長プリン。皆様に知っていただくために、クラウドファンディングに挑戦します。集めたお金は、若手農家さんと実施するPR活動費や味を広めるための宣伝費、プリンをより多く生産する為に充填機(プリンの記事を流し込む機械)を購入する費用として使います。

 

 

 ぜひ、みなさんもご賞味ください。よろしくお願い致します。


問い合わせ先

洋菓子工房パピエ

〒527-0091 滋賀県東近江市小脇町402-1

電話…0748-26-2111

HP…http://www.papier-web.jp

メールアドレス:info@mediart-llc.com(担当:植田)