タケノコに関するフリーペーパーを農産物直売所に設置して、過疎化や獣害に悩む中山間地域の農家を応援したい!


 

 

 皆さん初めまして。私たちは、滋賀の若手農家を応援するフリーペーパーを作ることを目的に活動しているNyokkeysと申します。


突然ですが、タケノコのアク抜きをしたことがありますか?米ぬかを使う理由はわかりますか?


 農家さんが新鮮な野菜や加工品を持ち寄る農産物直売所では、4月ごろからタケノコが販売されます。その隣には、米ぬかが並んでいます。

「どうしてタケノコの隣に米ぬかが並んでいるの?」と首を傾げる買い物客。

あなたは理由がわかりますか?

 

なぜタケノコのアク抜きに米ぬかを使うのか?

 その理由や米ぬかを使ったアク抜きの方法を紹介するフリーペーパーを農産物直売所に設置して、より多くの人にタケノコのアク抜きを実践してもらおう、ひいてはタケノコの売り上げに貢献しようというのが本プロジェクトで支援を募るフリーペーパーの目的です。

 


「スーパーで買える水煮は安くて便利だけど、外国産はちょっと不安」「どんな添加物が入っているか心配」という声もあります。自分で下ごしらえから調理した、春の味覚は絶品です。

 

 

 

中山間地域の農家は獣害に苦しんでいる

 中山間地域とは、山間地およびその周辺部の地理的条件が悪く農業の生産条件が不利な地域を指します。中山間地域は国土の約7割を占め、河川の上流域に位置し傾斜地が多い等の立地特性から農業生産活動等を通じて国土の保全、水源のかん養等の多面的機能を発揮しており、全国民の生活基盤を守る重要な役割を果たしています。

しかしながら、中山間地域の農業は傾斜農地の割合が高く基盤整備が遅れているなど、農業生産条件が不利な状況にあることから、農業生産性は他地域に比べて低く、過疎化・高齢化による担い手の脆弱化が危ぶまれています。(滋賀県HPより)

 

 

 簡単にいうと、山なので傾斜などがきつくて農業生産が難しい→過疎化・若手不足→やばい

ということです。

滋賀県では犬上郡多賀町をはじめ、大津市志賀町、甲賀市信楽町、東近江市永源寺町、彦根市鳥居本地域、米原市伊吹町、長浜市木之本町、高島市マキノ町などが中山間地域に指定されています。

※上記以外にも多く存在します。

 

 これに加えて、中山間地域では獣害が多いのも特徴です。

これも簡単にいうと、サルやイノシシ、シカなどが山から降りてきて、野菜をめっちゃ食い荒らします。

丹精込めて作った野菜が一夜にして食い尽くされた時の気持ち、わかりますか?

 

 滋賀県における平成29年度の主な野生獣による農作物被害は、被害面積約117ha 、被害金額約1億1千1百万円となっています。(滋賀県HPより)

中山間地域の農家「獣害半端ないって!電気柵平気で乗り越えてくるもん!そんなんできひんやん普通!」


 

 

 上記のような圧倒的に不利な立場で農業をされる方々にとって、山の恵みタケノコは貴重な収入財源となってきます。

そんなタケノコの売り上げに貢献できるフリーペーパーを農産物直売所に設置できたらなぁ・・・

これが、本プロジェクトで支援を募るフリーペーパーをつくることになったきっかけです。

 

 

 

今回制作中のフリーペーパーの紹介

内容:

・どうしてアク抜きに米ぬかを使うの?

・タケノコのえぐみの正体

・おいしいタケノコの選び方

・米ぬかを使ったアク抜きの手順

(用意するもの、切り方、茹で方、皮のむき方、切り方、保存方法)

・地元で採れた旬の野菜をおいしく食べる

・こんなに嬉しいタケノコの健康効果

・地元農家を応援しよう

 

部数:

300部

 

大きさ:

A4 4/4変形折り

これは縦向けのA4用紙を縦方向に切り、Z字になるよう2回折ったサイズです。

10×10センチほどのコンパクトな正方形になります。

 

設置した際に売り場の邪魔にならないよう、サイズにはこだわりました。

その分、印刷費用が高くなりました・・・。

 

 支援金の使いみち

印刷費用に充てます。

万が一業者様が大幅に値切ってくださり、余るようなことがあれば、Nyokkeysの今後の活動費用として使わせていただきます。

 

実行スケジュール

3月末、遅くとも4月頭には印刷を終え、各所に設置する予定です。

 

設置場所

初めての制作物ですので、まずは滋賀県湖東エリアの農産物直売所10か所を考えています。

順次設置いただけるよう交渉を行いますが、現在4か所OKをいただいています。

 

そもそもアンタら何者?

 私たちはNyokkeysという名前で滋賀の若手農家を応援するフリーペーパーをつくることを目的に活動しているグループです。現在は2人で活動しています。

 

 

 

■写真左=藤野良祐

ディレクションやプランニングなど担当

■写真右=ジョセフィーヌ(仮名)

主にデザイン担当

 

 なぜ最初からもっと直接的(ex.特定の若手農家を紹介する)なフリーペーパーをつくらないのか?

それには理由があります。簡単です。失敗するからです。

「小説を書きたい!」「映画を撮りたい!」とか言う人は、大体いきなり長編小説や超大作をつくろうとしがちです。その結果、途中で断念してそのまま放置・・・。

このような典型的なパターンに陥らないよう、まずは制作実例を重ね、よりクオリティの高いフリーペーパーをつくろうというのが、私たちの考えです。

活動報告や想いなどはInstagramに投稿していますので、よければ見てください。

お問い合わせもInstagramから受け付けます。

 

 

最後に

 最後まで読んでくださった方、誠にありがとうございます。

新規就農をしようと思うと、設備費等で大きな借金を背負う方がほとんどです。それでも懸命に農業をされる同世代の農家さんを見て「やばくね?」「すごくね?」「応援したい!」と思ったのが、私たちの活動の始まりです。

素人の私たちがもがいたところで、農家さんを手助けできるほどの力はありません。ですが、ほんの少しだけでも、それが米粒一つ分だけだったとしても、若手農家さんや未来の農業に貢献できる可能性があるのであれば、私たちはこの活動を全うしたいと考えています。

 

●私たちの想いに共感し、過疎化や獣害に悩む中山間地域の農家の応援にご協力いただける方

●ひいては日本の農業を応援する活動にご協力いただける方

 

皆さまのご支援、何卒よろしくお願い申し上げます。