島原半島から、この先の農業の形を創りたい!

 第1次産業である農業、それは皆さんの食生活を支える重要な産業です。

 しかし昨今、外国産農作物の流入や農業人口の減少などにより農業は

 衰退していく一方です。

 学生時代より私は、この先の時代の変化や社会情勢に対応できる農業の

 新たな形を創りたいとの思いを強く持っており、現在動き出しています。

 

 

 みなさまこんにちは!

 本プロジェクト発起人の光野竜司です。

 

 地域おこし協力隊として島原へやってきて9カ月、

 農業の新しい形を作っていくため、

 島原半島の農作物を全国へアピールしていくための新会社、

 「株式会社トトノウ」を設立します。

 (9月15日現在、設立手続き中です) 

 

トトノウって?  

1.トトノウの成り立ち

 私が島原にやってきたのが今年の1月、これまで多くの農家さんと出会って来ました。

 またこの土地の農業をたくさん見て、聞いてきました。

 その中で島原半島の多くの魅力やよいところ、反対に課題を学びました。

 これを踏まえ今年の5月より事業計画を練り始め、実際に私の考えに共感いただいたり

 興味を持ってくださった農家さんと一体となりプロジェクトを進めてきました。

 現在15軒ほどの農家さんが集まり、島原半島の農作物を全国へ販売、ブランド化して

 いくための会社、「株式会社トトノウ」ができようとしています。

 

2.トトノウが目指すところ

 そもそも「トトノウ」には、

 ①「都と農(ととのう)」 都(都会/消費者)と農(農業/農家)のよい関係性を創る

 ②「整う(ととのえる)」 いまの農業、農家の形を新しいものへ整えていく

 これらの意味が込められています。そこに目指すところがあります。

 

3.トトノウと農家さんの関係

 生産者(農家)と消費者(みなさん)の良い関係性を創るために考えたこととして、

 農家さんがいかにトトノウの経営や販売に参加できるかがあります。

 単なる仲介や卸売りの組織ではありません。

 農家さんから直接購入することができるための仕組みを、

 消費者の方々ないしは農家さんへ提供するものです。

  

  それはどのようなものかと言いますと、

 「農家さんがトトノウの株主である」

 ということです。

 会社を設立するにあたり農家さんも発起人の1人として参加していただいています。

 

 本多泰輔さん(20) 株式会社トトノウ発起人の一人

 

 これにはもう一つ目的があります。

 それは、農家さんに経営に関わってもらうことで、

 新しい農業の形を創っていきたいということです。

 私が見てきた島原半島の多くの農家さんは、

 第1次産業の生産者としてプロ中のプロです。

 ただ売ること、その先に関しては時間的な問題などから

 なかなか厳しいものがあります(中には凄い方もいらっしゃいますが)。

 そのため、株式会社トトノウとして農家さんが経営、販売になるべく参加できる

 仕組みを作るため、株主となっていただくことに決めました。

 将来的には農家さんが取締役として会社に関わってもらい、

 農家さんの中で運営できる仕組みづくりを目指しています。

 

トトノウが行うこと 

 株式会社トトノウは何を行っていくのか、一部ここでご紹介します。

 

1.「食べれば食べるほど美味しくなる」しまばら野菜のインターネット販売

 主な事業として、しまばら野菜のインターネット販売を行います。

 このネット販売は、トトノウが目指すところとである

  ①消費者である皆さんへのおいしい野菜を食べたときの感動を提供する

  ②生産者へのさらなる品質向上のための情報,機会を提供する

  ③生産者と消費者の一生にわたる関係性を構築する

 これらを実現させるための仕組みを有しています。

 

 一部簡単にご紹介しますと、インターネット販売による売り上げの約1割を積み立て、

 さらなる品質向上の目的に利用していきます。

 消費者である皆さんにご購入いただければその分だけ、品質が向上していく、

 つまりは「食べれば食べるほど美味しくなる」仕組みを作っています。

 

 このほかにもインターネット販売のためのシステム(ECサイト)におきまして、

 生産者と消費者の関係性を構築していくための機能を独自で作っております。

 

2.長期の農業研修生の受け入れ

 島原の農家さんの栽培技術、経験は素晴らしいものがあります。

 先細りしていく一方である農業に、この島原の農業技術を活用すべきと思っています。

 そこで、新規就農者の増加や農業技術の水準の底上げのため、

 トトノウでは農業研修生の受け入れを行っていきます。

 島原半島で習得した技術が全国へと広まり、農業の活性化に繋げていきたいです。

 

全体のスケジュール

 

2016年

     5月 事業計画を練りつつ、ECシステム(ネット通販)の構築を開始

     7月 本事業が総務省による「地域おこし協力隊ビジネスアワード事業」

    の1つとして採択される

     8月 資金調達の一環でFAAVO長崎と出会い、利用することを決定

     9月 株主となっていただく農家(11軒)の同意を得る

    7日 会社設立の手続きに入る

       20日 FAAVO長崎リリース

       28日 会社設立完了(予定)

   11月 クラウドファンディング終了

   12月 インターネット販売(ECサイトの運用)スタート!

 

支援金の用途(資金関係のご説明)

 

 株式会社トトノウ

  支出(概算)

   ・設備投資 420万円

   ・運転資金 640万円

   ・クラウドファンディング手数料 40万円

  収入

   ・資本金 300万円

   ・総務省によるビジネスアワード事業委託金 300万円

   ・金融機関融資 300万円

   ・クラウドファンディング 200万円

 

  皆様からのご支援は、主に会社運転資金として利用させていただきます。

 

島原ってこんなとこ

 

 長崎県の南東部に位置する島原半島。

 

その中心都市である島原市には島原城や武家屋敷などの旧城下町の街並みが残り、

市内には湧水群のある名水の街である。

 

平成2年に噴火した、島原半島の中心に位置する雲仙普賢岳。

 

その裾野に一円に広がる農業地帯は肥沃な土壌が多く、名水と相まって

年間を通じて多種多様な農作物が栽培されている。

 

終わりに

 最後までお読みいただき、誠に有難うございます!

 皆さまのあたたかいご支援を、心より申し上げます!