民族音楽スタジオを作り、民族楽器を演奏できる人材を育てたい。

 

私は45年かけて世界中の民族楽器を集め、それらの演奏方法を体得してきました。その民族音楽や民族楽器を後世に引き継いでいくためにたくさんの書籍や音源(CD等)を残してきました。今まで蒐集してきた多くの民族楽器を1ヶ所に集め、改めて整理・整備し、そこに民族音楽スタジオを作りたいと考えています。

※民族楽器講習会の様子

 

●福岡への移住

私は、今までは東京での活動がほとんどでしたが、2007年より祖父の仕事の拠点であった九州(福岡)に、導かれるように移転しました。九州北部は、古代シルクロード音楽文化の日本の玄関口でもあります。もっとたどれば数百年以上前の先祖は、放浪の楽師として九州に来たのでは?などのイメージも抱いています。

※福岡の小学校での民族音楽演奏会の様子 

 

移住してからのこの10年は、別の活動に取り組み、演奏活動・レッスン活動はやや控えめに行っておりました。そのため、日本各地の応援者さまのところに一時的に預かって頂いている楽器がたくさんあり、メンテナンスをすることも後回しにしておりました。その活動もひと段落したので、いよいよ、眠らせてしまっていた楽器たちと、45年のキャリアを今こそ活用し、より深い音楽をお伝えする活動に本腰を入れるべき時が来た、と強く思ったしだいです。

※様々な民族楽器を演奏する若林

 

●私と民族音楽

1972年のインド音楽修行に始まり、1980年代にアジアのほぼ全域、1990年にアフリカ・中南米の民族音楽を修行しました。インド・東南アジア・中央アジア・スペイン現地研修の他、来日演奏家の楽屋・ホテルLessonに加え、世界中に十数人の師匠がいます。師匠との出会いのエッセイは、ヤマハ出版から「世界の師匠は十人十色」が出版されました。1978年都内吉祥寺での日本初の民族音楽教室開講以降39年間で、延べ300人以上の生徒・お弟子に教え、演奏会は2千回を数えます。 

 ※若林忠弘の演奏風景 

 

●貴重な民族楽器

楽器は「生き物」であると言われます。使っていないと音が沈んでしまうようです。現在の日本では手に入れることが難しい民族楽器も数多くあります。45年で集めた民族楽器を一か所に集め、整理し整備したいと考えています。世界中から集めた民族楽器は単なるコレクションではなく、学術的に非常に貴重なものもありますが、演奏してこそその真価を発揮するものと思います。民族楽器をメンテナンスし演奏できる人材育成も行っていきたいと考えています。

 ※太平洋の楽器

http://www.musiqasangeet.com/museum.html

 

●集まった資金の使用用途

本格的な防音された音楽スタジオを建設するとなると多大な費用となりますので、まずは現在住んでいる家屋の一部を改装して民族音楽スタジオを作ります。その費用の一部としてご支援いただきたく思います。

・民族音楽スタジオの整備費 防音パネル等購入140,000円

・楽器保管庫の設置費用 90,000円

・散逸している楽器の輸送費用 50,000円

・FAAVO経費 70,000円

等に使わせていただきます。また、この民族音楽スタジオは、私一人が作るのではなく、共感いただける皆様方と一緒に作り育てていきたいと考えております。

※ワークショップ・レクチャーコンサートの様子

 

●リターンについて

2017年5月より順次お送りさせていただきます。

民族楽器レッスンの開始については、スタジオがひとまず2017年6月完成予定をしておりますので、準備が整いましたら始めたいと考えております。

演奏会やセミナーについては、すぐにでも実施可能ですが、事前の打ち合わせや会場手配、集客などを考慮すると2017年7月以降にさせていただきたいと考えております。 なお、レッスン、演奏会、セミナーに関しましては改めて個別に詳細打ち合わせをさせていただきます。

 

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●民族音楽・民族楽器への想い

民族楽器とは、世の中にたくさんある楽器のうち、特定の民族との結びつきが強く、その民族音楽を演奏するために使われる楽器のことです。日本国内にも、三味線や和太鼓などたくさんの民族楽器があるように、世界中にたくさんの民族楽器があります。その民族楽器を使って演奏する民族音楽は長い時間をかけて歌い継がれてきました。様々な民族の土着した音楽は私たちの魂に実に多くのことを語り掛けてきます。これらのことを民族楽器を通して、たくさんの方々に伝えたいと考えています。

※古代~中世のインドの太鼓 

 

●民族音楽スタジオに常設する書籍とCD

【著作(一部)

 

民族楽器を演奏しよう (学びやぶっく) 単行本 – 2009/6

ハバネラ、チャチャチャ、マンボ!ビートルズ、サイモン&ガーファンクル、バッキー白片、大橋節夫等々。日本への民族音楽の流入と受容を説きながら、民族楽器の楽しみを語ります。

 

【CD(一部)】

世界民族音楽 CD「中南米の弦楽器」
世界民族音楽”心の琴線”弦楽器と抒情詩の世界13
メキシコ~アンデス、シペイン楽器とインデオ楽器の出会い 、中南米の弦楽器

 

●サポーターの募集

2017年5月末から6月にかけて、民族音楽スタジオ設立のための楽器整理や楽器移動を行いますのでサポーターも募集しております。興味があるという方は下記あてにご連絡ください。

※サポーター連絡先:chametabla@yahoo.co.jp 若林

 

以上、よろしくお願いします。