宮崎県新富町でおいしい小麦が作られていることを、皆さんはご存じですか?
でも、新富町の小麦はまだまだ知られておらず、パンにもほとんど使われていないそうです。
いちパン職人として、生産者さんを応援したい!
そこで私は、新富町産の小麦を使った最高にうまいパンを作ります!!
(既に試作品に取り組み中!)
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はじめまして。宮崎市内で34年続いているパン屋「リビエール」の2代目として修行中の押川裕一郎と申します。
2年前まで県外に住んでいた私は、宮崎に帰って来てその食材の素晴らしさにびっくりしました!
いろんなご縁もあり、県内各地の食材をアレンジしたパンを「じもっとパン」として販売しています。
例えば、こんなパンを作っています!
◉お土産でも大人気のスパイス「マキシマム」を使ったジャーマンポテトパン!
◉お酒のおつまみにもおすすめです。百年味噌を使ったラスク!
他にも、延岡市の「月の塩」を使った塩パン、綾町の切り干し大根を使ったお好み焼きパンなどがあります。ラインナップは今現在、9種類です。
そんな中で、先日新富町でおいしい小麦を作っていらっしゃることを知りました。
ご縁をいただいてパンを作ってみたところ、とてももっちりしていておいしいパンができました。地元の食材を使ったパンを作るのに、生地となる小麦が地元じゃなくてどうする!
私は、パンの材料に使わせていただく食材の生産者さんには必ず会いに行くようにしているので、新富町の小麦農家さんにも会いにいきました。そしていろんなお話を聞かせていただいたのですが…
「新富町は、県内でも有数の小麦の生産地。
でもパンにはほとんど使われてないとよね」
…と生産者さん。使われるのは麺が多く、パンにはほとんど使われていないそうです。「麺としては使われているけれど、麺はスープと一緒に味わうものなので、小麦の味を楽しんでもらうには、パンにしてくれるとうれしいよね」とのお話も。
パンに使う量が少しでも増えれば、生産者さんの支えになりますし、より多くの人に新富町の小麦を知ってもらうことができます。
でもパンにするだけなら広がりも薄い。何かいい方法はないかなあと考えていた時、ふと閃きました!
保育園でのパン教室でヒントを発見!
昨年、私が通っていた保育園の先生から「子どもたちにパン教室をしていただけませんか?」と声をかけていただき、これまで2回のパン教室を開催しました。そこではパンをこねたりして楽しみながら、パンに使う食材のことまで覚えてくれる子どもたちの姿を見ることができました。
子どもたちなら、パンづくりを楽しみながら小麦のことも知ってくれる!
私はそう感じて、子どもを対象にした新富町産小麦のパン教室を思いつきました。小麦の生産者さんに小麦のお話をしていただければ、大人も楽しく小麦のことを覚えてくれるのは、と考えて教室は親子で参加できるようにしたいと思います。
このことを新富町の小麦農家で小麦生産振興会会長でもある井崎誠さん、同じく小麦農家の長友嘉美さんにお伝えしたところ、とても喜んでくださいました!!
生産者さんのためにも、パン教室に参加してくださるみなさんのためにもしっかりおいしいパンになるよう試作を重ねて、楽しいパン教室を開催したいと思います!!
「じもっとパン教室」の概要
日時:小麦の種まきが行われる11月頃(予定)
場所:新富町総合交流センターきらり~新富町内の小麦生産現場
対象:幼稚園年長~小学校3年生までとその保護者
人数:10組20人程度
内容:①ゆういちろう先生のパン講座(材料説明)
②パン生地づくり~生産者さんの小麦トーク
③焼き
④焼き上がり~みんなで試食!(終了)
「じもっとパン教室」の4つのポイント
①新富町の小麦生産者さんとお話ができる!
教室では小麦生産者さんをお呼びし、新富町の小麦の話を聞かせていただきます!お天気にもよりますが、生産しているところをのぞきにいったりできるといいですね。
②自宅でもできるレシピ付き!パン職人が目の前でパンをこねます!
教室ではパン職人の私がみなさんの目の前でパンをつくります。材料や手順をていねいに説明し、レシピもお渡ししますので、保護者の皆さんには後日ご自宅で再現していただくこともできます!
③やっぱり自分で作るパンはおいしい!楽しい!
自分で生地をこねてつくるパンは愛情もひとしお。ものづくりの楽しさはもちろん、そこに使われている宮崎の食材も知ることができ、子どもたちの貴重な食育の機会になります。
④教室は新富町を皮切りに県内各地で開催します!
今回の新富町だけで終わらせず、県内各地の生産者さん・加工業者さんと協力し、その地域の食材を使った親子パン教室を開催していきます。今回支援していただいた資金の一部は、その費用にも活用させていただきます。
さらに今回のプロジェクトではとっておきのお返しの品を用意しました!!
私のパン店「リビエール」は、実は私が高校を卒業する19年前まで、お店で作ったパンは宮崎北高校内で販売していただいていました。
私が卒業した年までの提供でしたので、来年で20年になります。が、当時を懐かしんでくださる卒業生が今でもお店で「あのパン、また食べたいね」と口々にいってくださるパンがあります。
それが「北欧パン」です!
現在は「カステラパン」として出しているパンが近いのですが、違いはクリームのないプレーンなパンであること、そして表面をサクサク食感のクッキー生地が覆っていることです。「割れて袋に残ったクッキー生地をサクサクお菓子のように食べてたね」と、卒業生のお客様と幾度も盛り上がったことがあります。
↑これは現行の「カステラパン」。ここからクリームを除き、あの日が蘇るサクサクのクッキー生地で 復刻します。
今回のプロジェクトを支援してくださった方のために、2代目の私が20年ぶりにこの「北欧パン」を復刻します!
特に北高卒業生のみなさんには喜んでいただけるとうれしいです。どうか楽しみにお待ちください。
資金の内訳
お返しの品・送料(50%)
faavo手数料(20%)
レシピ開発(10%)
パン教室費用(20%)
最後に
パン職人としては道半ばですが、新富町の小麦を使ったパンが作れることにワクワクしています。そしてそれが生産者さんやパン教室に来てくださるみなさんに喜んでいただけるものにできるようしっかり準備したいと思います。
そして、パンづくりを通して、子どもたちや保護者の皆さんに、そのワクワクと宮崎の食材の素晴らしさ、生産者さんや加工業者さんの努力を少しでも知っていただければ幸いです。