少子高齢化が進む中でも、地元に活気を生み出すには、子どもたち一人ひとりが学ぶことの楽しさに気づき、自らそれを実践することが何より大切です。私たちは「自ら学び、地域貢献する人材を育成する」という理念の下、みとよ未来創造塾として活動を始めました。
香川県三豊市の中学生が国語や読書に向き合う機会づくりを応援して欲しい!三豊市の将来を担う人材を輩出したい!
という思いから、みとよ未来創造塾のプロジェクト第一弾としてサマースクール『ホントニワカル国語』に取り組んでいます。
3日間で、中学1年生の生徒たちが、高校入試問題にじっくり取り組み、3年生でも苦労する論述問題を解けるようになります。
私の祖父は、香川県(旧豊浜町)出身で、苦学して政治家を志し、内閣総理大臣となった大平正芳です。
学ぶことは新しい自分に出会うこと…。読書をこよなく愛した祖父に代わり、三豊の将来を担う人材づくりに尽力したいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。
本企画では、生徒たちの学びを最大限サポートするため、豪華講師陣をお招きしました。
鈴木寛 *3日目のみ
文部科学大臣補佐官、東京大学教授、慶應義塾大学教授
大学生講師陣
なぜ自ら学ぶ力を養う必要があるのでしょうか?
これからの時代は、AIが生活のあらゆる場面に導入される等、身の回りの環境は目まぐるしい速さで変化していくと言われています。また自然災害等の突発的な変化に遭遇してしまうかもしれません。
予測できない未来を生きる子どもたちには、変化に柔軟に対応し、自ら学び、考え、判断していくことが求められています。
では、どうしたら自ら学ぶ力を養うことができるのでしょうか?
国語力(読解力・表現力)を伸ばすことによって、文章を読み解くことはもちろん、相手の考えを読み取り、自分の考えを伝えるスキルが上達します。「わかった!」という成功体験を積み、友達との学び合いが活発になることによって、学習意欲が向上し、自ら学ぶことにつながると考えます。
サマースクールでは、正解を丸暗記するようなことはせず、生徒が自ら考え、気づくことを促します。そのため、制限時間をタイトに設けず、自分で考えるための時間をたっぷりととります。また生徒4人に対して大学生1人(東京大学や慶応義塾大学など)が担当することによって、生徒の学びを最大限引き出し、国語の勉強方法を習得します。
また会場としては、廃校となった小学校(河内小学校)を使わせていただきます。
三豊市教育委員会の全面協力によって、24名の生徒が今回のサマースクールに応募してくれました。是非とも、国語の勉強が「わかった!」という生徒たちの得意げな表情を見たいと思っていますので、ぜひサポーターとしてご支援ください。
ご支援いただいた資金は、講師の交通費及び宿泊費、会場費、プログラム開発費等として、使わせていただきます。(プログラム実施には、100万円程度かかります)
サマースクールの概要は以下のとおりです。
狙い:
①香川県の高校入試問題を丁寧に読み解きます。
②問題の模範解答の採点基準を考え、生徒同士で議論し、お互いの意見の違いから学びます。
③国語力を養うのに最適な方法である読書について、その意義及び楽しさを学びます。
日程: 2017年8月8日(火)~10日(木)
実施時間: 1日目及び2日目10:00~17:00、3日目10:00~16:00
場所: 旧三豊市立河内小学校(図書室)
交通手段: 現地集合(自転車若しくは、保護者による送迎)
実施内容: 国語ワークショップ
参加者数: 24名
講師: 東京大学や慶応義塾大学などの現役大学生、鈴木寛文部科学大臣補佐官 *3日目のみ
主催: みとよ未来創造塾
後援: 三豊市教育委員会、公益財団法人大平正芳記念財団
企画協力: 一般社団法人Fora
みとよ未来創造塾塾長: 白幡光明(元・株式会社文藝春秋 常務取締役)