宮崎県の県北唯一の離島「島浦島(島野浦)」で、
漁師と一緒に極上の魚をさばき、食べて、
漁師文化を学んで、体験する
1日だけの限定イベント「しまたび」を開催します。

 

はじめまして。宮崎県の北部唯一の離島・島浦島で漁師をしている結城嘉朗と申します。

 

島浦島出身で、実家の結城水産でカンパチ、シマアジ、タイなどの養殖をする漁師です。高校進学を期に島を出て、福岡の魚屋で5年間働いたあと、島にUターンして、家業を継ぎました。

 

私は、島の若手漁業者で構成された島浦町漁業後継者部に所属しています。島浦島や島の魚のPRを担当し、島外の方々に島浦島の魅力を伝える活動を行なっています。

 

今回、島のみんなで話し合い、島の1番の魅力である美味しい魚と、私たち漁師の仕事や文化、そして島浦島を楽しんでほしいという思いで、人数限定の体験ツアーを開催します!2018年3月4日(日)が開催予定日です。

 

▲島の仲間たちと会議を重ねました

 

離島というと、「遠い」というイメージがありますが、島浦島は高速艇でわずか10分です。島浦島に遊びにきていただけるきっかけになればと思っています。

あの居酒屋も注目!豊かな漁場が魅力の島浦島

 

▲プロモーション映像を作成しました。ぜひご覧ください!

 

▲朝日を背にした島の全景

 

私たちが住む島を紹介します。 宮崎県北部、延岡市の沖合に浮かぶのが、宮崎県北唯一の離島「島浦島」です。

 

延岡市北浦町の下阿蘇ビーチや道の駅北浦から海の方を見ると真正面に見える島で、人口は約900人。 漁業・魚の加工業を主な産業とする島です。

 

 

▲透明度の高い海は、サンゴも観ることができ、スキューバダイビングのスポットとしても有名です。

 

島浦島はかつては「イワシの舞う島」と呼ばれていたほど魚が捕れ、まき網漁業により栄えていた島です。

 

▲秋の風物詩となっている「キビナゴの一夜干し」。港が銀色に染まります。



 

昔は、小さい島ながら、映画館もあり、日用品を売る商店も10軒ほどあり、お祭りも年に何回か開催され、みんなで演芸大会をしたりと活気ある町だったそうです。

 

さらに遡ると、江戸時代には参勤交代の際に海路を使う際に、立ち寄る島だったそうで、代名や家臣が行き交いながら、物資や情報が潤沢に集まる要所だったといわれています。

 

その名残りは、郷土料理や言葉遣いなどに残っており、昔の記憶を今にとどめています。

 

「島浦島の魚がおいしい」ということに注目したのが、某全国チェーンの居酒屋。島浦島の定置網漁でとれた魚を直接買い取り、その日のうちに首都圏の店舗に届けるほどのこだわりです。

美味しい魚が食べられなくなるかもしれない。島の危機。

 

実は、島はいま、危機を迎えています。

 

島を支えていたまき網漁業の衰退とともに、島から出ていく人が増え、同時に高齢化も進み、島の活気が失われようとしています。

 

ここ数年で、子どもの数も急速に減り、複式学級になり、団体競技の部活もできなくなってしまいました。

 

お祭りの回数や規模も小さくなり、現在は年に1回になりました。このままでは、そう遠くない未来に、神輿の担ぎ手もいなくなってしまうと思います。

 

何より「島浦島の魚が食べたい」と思ってくださる方々の願いが叶えられなくなり、数百年続いた島の文化がなくなってしまうこと、そして誰も島に住めなくなってしまうかもしれないことに危機感を覚えています。

 

島浦島を満喫!漁師の仕事を体験!

 

今回のツアーでは、漁業や魚に触れるツアーとなっています。養殖場のエサやり体験や、魚をすくって、実際に料理まで、漁師と一緒に行います。

 

もちろん、一番の目玉は、島の魚を美味しく召し上がっていただける昼食です。

 

まき網漁でとれる、イワシ、アジ、サバ、カマスなど、青モノを中心にそろえ、養殖魚として高い評価をいただいているカンパチ、タイ、シマアジ、メジナ・・・などのお魚を振る舞う予定です。(当日の水あげで変更の可能性があります)



魚のおいしさのポイントは鮮度。イワシやキビナゴなど、普段は加工したものしか食べられない魚も、生で味わっていただくことができるのも魅力だと思います。

 

そして島の郷土料理も揃えます。

 

漬けにした魚を乗せた「茶漬け」や、すり身で作った人気の「あげみ」、「たたっこ」というナメロウの一種、イワシのすき焼き、サバのすき焼きなど、島ならではの料理を一緒につくって食べましょう!

 

▲おみやげにも大人気の「あげみ」。島浦島の名物です。

 

ちなみに、イワシのすき焼き、サバのすき焼きは、昔から「ちり」と呼ばれ、島では当たり前の料理です。魚が豊富だからこそ味わえる料理というわけです。

 

一日体験ツアーの概要


体験ツアーは、1日を通じて島浦島で行います。

 

3月4日は、島浦島の山の祭である「とんば山祭」も開催されているので、島全体がにぎやかです。島の人もたくさん集う餅まきにも参加していただけます!


■ツアーの概要■

開催日:2018年3月4日(日)

時間:10:00〜16:00

場所:阿蘇港に集合。その後移動します。

参加費:7000円

備考:

※お子さんが参加される際には別途3500円/人の参加費がかかります。

※海上タクシー代(2000円/人)が別途必要になります。

 

■タイムスケジュール(暫定)■

 

10:00 阿蘇港に集合

 

東九州自動車道ができたことでアクセスしやすくなりましたので、ぜひ自家用車でお越し下さい。

集合場所となる阿蘇港は、宮崎方面からは【須美江インターチェンジ】降り、「道の駅北浦」を目指してください。

 

そこから388号線を北浦方面に約300m走ると、右側に小さな漁港が見えます。右折すれば阿蘇港到着です。


 

10:05 海上タクシーに乗船

 

貸し切りの海上タクシーに乗り込みます。まずは生簀を目指します!

 

 

10:15 養殖場へ移動

 

養殖場に行き、エサやりと実際に魚を捕る体験

※養殖場まで船で移動します。

 

11:30 宇治港に到着

 

いよいよ、島浦島に上陸!美味しい魚をもってたのしい昼食の準備を行います。

 

11:40 「魚さばき体験」・「料理体験」

 


刺し身や島の郷土料理を一緒に作ります。初めての方でも大丈夫。丁寧に魚の扱い方をお伝えします。漁師が魚を料理する際のコツもお伝えします。

 

13:00 昼食


 



 

 

みんなで一緒に料理をした魚を食べましょう!BBQセットも用意し、貝なども召し上がっていただきます。島浦島の海の幸をたっぷり召し上がっていただける時間です。

 

漁師も一緒に参加するので、交流も楽しんで下さい!

 

14:00 釣り体験

 

特別に用意した釣り堀で魚釣りを体験します。初めての方も、まずは楽しんでやってみましょう。釣りのコツを教えますので、きっとたのしいはず。

 

また希望者の方は、島の山にも登っていただけます。山頂からの景色は絶景。島浦島の隠れた名所です。

 

▲こんな景色を見ることができます

 

15:00 餅まき

 

島の子どもたちと一緒に祭りに参加。盛り上がります。

 

16:00 終了


16:15 海上タクシーに乗船

 

海上タクシーにて、阿蘇港まで移動します。

 

<雨天時の場合>
万一、雨天の場合は、
屋内で、魚さばき体験や島ご飯を
漁師・島民と一緒に作って食べる予定です。

 

また、雨の日の特別漁師体験として、
【網で巾着袋作り】を行います!!

 

できる限り、エサやり体験や釣り堀など
屋外で体験してもらいたいと、好天を願っておりますが、
雨天時でも楽しんで頂けるようにしたいと思っております!

 

お返し品の紹介

 

  

◎ツアー参加券

今回のツアーに参加できるチケットです。クラウドファンディングでしか参加いただけません。先着でお徳チケットもご用意しています!

 

含まれる内容は

・生簀での餌やり、魚とり体験

・昼食

・釣り体験

・島のガイド

がセットになっています。

 

◎オリジナルTシャツ

Tシャツは、サカナとサンゴの島をイメージしたロゴ入りのTシャツです。これを着ればあなたも「しまんだ(島浦)」ツウに!

  

スケジュール

2018年2月:クラウドファンディングスタート

2018年3月:クラウドファンディング終了

2018年3月4日:ツアー開催

費用の内訳

ツアーの準備費用:16万円

FAAVO手数料:4万円

 

最後に:島の文化を未来につなぐ

 

Uターンして、島の魅力を発信する中で、島に遊びにきていただく方々から島の魅力をたくさん教わりました。

 

島の出身ということにコンプレックスをもっていた自分でしたが、いつからか、島浦をかっこいいイメージの島にしたいと本気で思い、活動するようになりました。

 

いま、行動を起こさなければ、島に伝わる文化や、漁師の技術が近い将来失われていくかもしれません。

 

島のことを知っている人、遊びに来てくれる人、一緒に島を盛り上げてくれる人など、多くの島とつながりをつくっていきたいと思っています。

 

まずは漁師の仕事を体験して、おいしい魚を食べに、遊びに訪れていただけるとうれしいです。親子でのご参加も大歓迎です!

 

応援いただけますと幸いです。