恋史郎コーヒーはまだ焙煎しないの??その声に応えたい!!
こんにちは!
宮崎市にあります恋史郎コーヒーの店主、田中友太と申します!
恋史郎って名前じゃないの?とよく聞かれますが、恋史郎は息子の名前です。
3年前の春に恋史郎が生まれて、夏にお店をオープン。「恋」の字は自分の地元の地名である「恋ケ浦」という地名から取りました。色んな想いがあって息子につけた名前、地元を離れて店を出す決意をした事からもこの名前をお店にもつけようと思いました。
昨年3月「日本一コーヒーを飲まない宮崎に、コーヒーカルチャー旋風を巻き起こす!!」
と題して実施したクラウドファンディングからちょうど一年。
このクラウドファンディングの成功でコーヒーミルEK-43を導入でき、恋史郎コーヒーの味のクオリティは確実に高まってきたと思います!実際にお客様からも好評をいただき、来客数も徐々に増えてきました。
またこれまでに自店でのコーヒーワークショップやカッピング イベントはもちろん、コーヒーイベントへの積極的な参加、MUKASA-HUBを会場にお借りしての「コーヒー塾」の開催、さらには県外から有名バリスタやロースター(焙煎士)をゲストにお招きしてのコーヒーイベントの開催など、宮崎のコーヒーカルチャーを刺激すべく色んな活動を続けてきました!
(ドリップコーヒーワークショップの様子)
恋史郎コーヒーのオープン以降、コーヒーショップやコーヒーイベントも増えて来ており、少しづつですがコーヒーが宮崎にも浸透してきているような気がしています。
昨年調べた平成25年〜平成27年の全国コーヒー消費額データ(総務省統計調べ)ではなんと・・・
宮崎が最下位!!(悲しすぎる...)
そして今回!統計データが更新されていたので改めて調べてみたところ・・・・
宮崎は、コーヒー消費額が全国ワースト2位!!
前回より、ひとつだけランクが上がりました!
しかし、宮崎のコーヒー消費額が少ない事に変わりはありません!
つまりは、良いコーヒーを飲んでいない!コーヒーにお金を使う文化がないのです!
示した消費額のデータの他に、消費量のデータも合わせてみた時、コーヒーショップでのコーヒー飲料の消費も少なく、コーヒー豆の購買数も少ないというのが現状です。
コーヒーショップが増えてきて、コーヒー熱も高まってきたのは事実としてありますが、宮崎のコーヒーシーンも次のステージにステップアップする時期にきていると思います。
次のステージこそ自家焙煎店の増加だと思います!
実は自分もオープンと同時に焙煎をスタートしたかったのですが、出来ずにここまできてしまいました。ただ、全てはタイミングです!
仲間うちで将来のビジョンを話をしていたところ、、資金が必要ならもう一度クラウドファンディングに挑戦するべきではないかと声をかけてもらいました。
焙煎をするとなると場所が必要だなと思っていたら、、なんと恋史郎コーヒー隣の物件が空きました!そしてその物件がまたベストな広さ!!
(ここに焙煎所を作ります!!)
そして何より、1番の決め手は、
「恋史郎コーヒーはまだ焙煎しないの??」
という、お客様をはじめいろんな方からのたくさんの声です!
コーヒー屋としてこんなに嬉しい事はありません!
これはもう焙煎するしかない!!
さて、焙煎するとなると・・・
「焙煎機」が必要です!
ただ、なんでもいいというわけではありません。今回導入する焙煎機はこちらのGiesen(ギーセン)というオランダのメーカーの焙煎機です!
こちらの焙煎機は鋳物で、非常に蓄熱性の高い構造になっています。
蓄熱性が高いという事は、外気温の影響も受けにくく毎回安定した焙煎をすることが出来ます。
また、この焙煎機は小型のものですが、他のメーカーが大型機にはある機能を省いて小型機を作るのに対して、ギーセンは大型機と同等の機能を小型機にも搭載していますので、その機能を使いこなすことでよりハイクオリティな豆を焼くことが可能です!
焙煎する豆は最高グレードのスペシャルティコーヒー!
恋史郎コーヒーで焙煎する予定の豆は"スペシャルティコーヒー"というトップグレードのコーヒーです。
スペシャルティコーヒーは生育環境や、誰が作ったのか、などの記録である"トレーサビリティ(生産履歴)"が示されていて、さらに採点を受け一定基準をクリアしたコーヒーだけに与えられるグレードです。
採点はもちろん味をみて決められます。その味を決定する要因は、まず「素材(豆)」。素材そのもののクオリティは土地や環境、そしてなにより生産者の方々の熱意と探究心で作り上げられます。
そして、その次に大事なのが「焙煎」
焙煎をすることによって、コーヒーの味は立体的になり酸味や甘さ、滑らかさなどがうまれます。
最後に「抽出」です。
多くの方にとって目の当たりにする抽出こそがもっともコーヒーの味を決める重要なポイントだと思っていらっしゃる方が多いのではと思いますが、実はそうでもないのです。もちろん抽出がうまくいかなければそこまで100点に近い状態できたコーヒーを0点にもしてしまいます。
色んな考え方があると思いますが、自分の感覚でコーヒーの味を決める割合をいうと、
「素材6割、焙煎3割、抽出1割」ぐらいです。
つまり、自分は今、抽出の1割しか担えていない事になります・・・
もっと重要な部分、味を作る核となる仕事である焙煎をして、より多くの情報をお客様と共有してこそもっと面白いコーヒーの世界を伝える事が出来、それがゆくゆくの消費額向上、宮崎のコーヒーカルチャーの発展に繋がると信じています!
浅煎りを中心にコーヒーの味わいの本質を表現したい!
自分は常々、本質を表現するコーヒー屋でありたいと思っています。
焼きの度合いによって味が大きく変化するコーヒー。浅煎り(焼きの弱いもの)では豆本来の味わいである華やかな酸味や優しい甘さ、それぞれの産地由来の香りなど、様々なフレーバーを感じる事が出来ます。
逆に、コーヒーでイメージしやすい苦味は「深煎り」(焼きの強いもの)にすることで形成されます。
自分は、浅煎りで感じられる味わいがコーヒーの本質的な味わい(素材の味)だと思います!
(左が恋史郎コーヒーで提供の浅煎り、右が市販の深煎り。)
写真右の深煎りほどの煎り度合いまでいくと、産地によっての味の差を判断するのはかなり難しくなってきます。
自分はスペシャルティコーヒーを宮崎牛に例えてお客様に説明することがあります。
和牛品評会で3回連続の金賞を獲得した宮崎牛、そのA5ランクのお肉を食べようという時に、丸焦げにして食べる方はいらっしゃらないと思います。レア〜ミディアムがお肉の味がしっかり感じられて美味しいですよね?味付けも塩のみで、などの考え方が自然ではないでしょうか?
宮崎牛とコーヒーではもちろん"焼き(焙煎)"の考え方は違いますが、
スペシャルティコーヒーは宮崎牛のような、選ばれしコーヒーに違いありません!
そんな素晴らしい味わいをもったコーヒーだからこそ浅煎り(お肉でいうところのレアな状態)に価値が生まれてくるのです!
最後に・・・
以前、県外の先輩に宮崎のコーヒー屋さんを紹介する時に、「宮崎にはこのお店!って強く言えるところがない。」と言われた事があります。これは非常にショックな言葉でしたが、ごもっともな言葉でした。
なぜなら、自分がお客様から県外のオススメコーヒーショップを聞かれれば、紹介するのはほぼ間違いなくロースター(焙煎をするコーヒーショップ)だったからです。
自家焙煎店でなければ発信力や説得力に欠けるという事だと思います。
そしてその県を代表するようなロースターやコーヒーショップは「TOKYO COFFEE FESTIVAL」や「JAPAN COFFEE FESTIVAL」のような大きなコーヒーイベントはもちろん、海外のコーヒーイベントにも参加しています。
自家焙煎をスタートし、県外・海外のイベントに積極的に参加する事で、宮崎のコーヒーの魅力を広める。恋史郎コーヒーの当面の目標はこれだなと思っています!
もちろんイベントに出る事が全てではありませんが、挑戦する事が大事です!
宮崎からも全国に向けて発信力を持ち、積極的に活動するコーヒーショップが増えてくればその動きが地元にも広がりをみせ、コーヒーカルチャーの普及に繋がっていくと思います。
恋史郎コーヒーは挑戦を続けます!そしてこの焙煎所を必ず、宮崎のコーヒーシーンにワクワクを与える場にしていきますので、ぜひご支援をお願いいたします!
支援金の使い道
焙煎機購入&焙煎所開設費用 50%
返礼品 30%
FAAVO手数料 20%
お問い合わせ先
恋史郎コーヒー
宮崎市橘通東3-3-8カブトビル102
0985-67-5775
代表 田中友太