300年以上続く住吉花火の伝統を守るためご協力をお願いします!
みなさんこんにちは。『おのみち住吉花火まつり』を実行する尾道住吉会事務局です。
『おのみち住吉花火まつり』は、尾道市民はもちろん県内外の方からも大変親しまれ、多くの観覧客で大変に賑わうお祭りです。
今年も多くのみなさまからご支援・ご協力をいただきながら、来る7月28日(土)に開催することとなり、尾道住吉会の会員一同(尾道市内にある当祭りの趣旨に賛同いただいている企業114社で構成)一致団結のもと、諸準備をすすめております。
この祭りは、江戸時代中期より始まり、「西の両国花火」としてあの隅田川花火大会と並び称されるほどのものですが、花火を安全にご覧いただけるように対策を講じてきた結果、年々安全対策費が増大している状況です。今回、この祭を後世にわたって存続させるため、当プロジェクトを企画しました。
是非みなさまのお力をお貸しいただけないでしょうか?
今年も尾道の夜空に13,000発の花火を打ち上げます
安全に花火をご覧いただくための安全対策費が増加し続けています
【転落防止用のバリケード(2017年より新たに設置)】
『おのみち住吉花火まつり』は、その運営財源の80%以上を地域の企業・団体の皆さまからの心温まる協賛金により賄ってきております。また、会員企業からは協賛金をいただくだけでなく、当祭りの運営にボランティアを派遣していただくなど多大なるご協力をいただいております。しかし、近年は雑踏事故の防止や交通渋滞の緩和といった安心・安全に花火をご観覧いただくための安全対策費が増加の一途を辿っております。例えば、10年前の安全対策費は900万円程度だったのに対し、現在はおよそ1.5倍の1,400万円程度にで膨らんでおります。
今後、当祭を安定して運営していくためには、現在のような地元企業さまに資金の大半を頼る形式だけでは、いずれ開催が危ぶまれることは明白です。そこで、できるだけ多くの皆さまから少しずつお力をお貸しいただきたく、新たな取り組みとして、本プロジェクトに至りました。
安全にかつ盛大に、そして夜空も足下も『きれいな祭り』を行いたい!
祭が終わった後、尾道中心部の街頭はゴミであふれていました。そうした状況を改善すべく地域のみなさんと始めた『きれいな祭り』事業も10年を迎えました。
祭当日は、多くのボランティアスタッフにご参加いただき、市内5か所のゴミ分別回収ステーションを中心に、ゴミの持ち帰りや分別回収にご協力いただき、ゴミの減量・リサイクル率の向上に努め、『環境にやさしい、きれいな祭り』になるよう取り組んでおります。
また、祭翌日は、早朝から尾道市内の中学生や高校生をはじめ、多くのボランティア(約540名)に参加いただき、市内中心部の清掃活動を行っております。
【翌日早朝の清掃の様子】
花火を通して、尾道での最高の思い出を残してほしい。そして、ふるさとへの想いと伝統を子どもたちへ託したい!
当祭では、多くの子どもたちや地域の皆様から開催ボランティアという形でご協力をいただいております。「花火への関わりを通して郷土愛を育んでほしい、子どもから大人までみんなに楽しんでほしい、自分が住む地域をもっと好きになってほしい」そんな想いを込めて祭を準備しております。そして、このプロジェクトにご協力いただいた皆様の想いも乗せて、尾道の夏の夜空に力一杯の花火を打ち上げたいと思います。
今回、応援いただいたご浄財は、増額する安全対策費(ガードマン警備費)として使わせていただきます。目標額を達成することができれば、混雑する尾道駅前の雑踏警備に新たに15名ほどの人員を割り当てることが可能となります。
支援のコースは、1,000円から30,000円まで用意しています。
皆さまのお気持ちに応じた金額で、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
<「おのみち住吉花火まつり」とは>
『おのみち住吉花火まつり』は正式名を『住吉神社例大祭』と呼び、尾道市役所から西の海岸沿いにある住吉神社の神事です。
もともと住吉神社は、境内全体が国宝である浄土寺の中にありました。元文5年(1740年・江戸時代中期)に当時の尾道町奉行である平山角左衛門(ひらやま かくざえもん)により、海を埋め立てた住吉浜(現在地)へ移転されました。その際、平山奉行は家伝の名刀正宗(現:浄土寺宝庫納)を神社に奉納し、港の守護神としました。
【住吉神社】
平山奉行が行った住吉浜の築造で港湾機能が強化され、北前船の入港が盛んになり、尾道は商都として大きく発展することとなりました。
『おのみち住吉花火まつり』は、住吉浜にあった海産物問屋の旦那衆によって、平山奉行の功績を称えるとともに、商売繁盛と海上交通の安全を願って、江戸中期頃から始められたもので、永い歴史と伝統を誇る尾道三大祭の一つです。
見所は、尾道水道に浮かべた台船から、勇壮なスターマイン・華麗な水中花火・早打ち・音楽花火を中心に約13,000発の花火を打ち上げ、日本遺産 尾道の夜空を彩ります。花火に先立ちまして、同日午後2時30分から市内商店街を神輿が練り歩き、午後6時からは、全国でも珍しい神輿を乗せた御座船(ござぶね)が提灯船とともに住吉神社前を出発します。そして、尾道水道を渡御(とぎょ)する古式ゆかしい『神輿の海上渡御』も魅力の一つです。
【神輿の海上渡御の様子…船の後方に神輿が乗っています】
【海上を行く提灯船】
実行スケジュール
『おのみち住吉花火まつり』
平成30年7月28日(土) 小雨決行 ※ 荒天時は翌7月29日(日)に順延
御幸祭施行 14:00~
神輿陸上渡御 14:30~
祭典施行 17:00~
神輿・提灯船海上渡御 18:00~
花火打ち上げ 19:30~
お問い合わせ先
尾道住吉会事務局
〒722-0035 広島県尾道市土堂二丁目10-3(尾道商工会議所内)
TEL : 0848(22)2165 FAX : 0848(25)2450