● 島根県立美術館で、みんなの思い出に残るコンサートを開催したい!
あこがれの島根県立美術館のロビーで秋のたそがれ時、N響2人のアーティスト+2でコンサートを開催します。閉館後の美術館での演奏会は初の試みです。チェコ製ピアノ「ノヴィー」の音色を美術館で聴くのも初。支援いただく皆さんと最高の思い出を作ります。
〇コンサートの開催で実現すること
私たちノヴィープロジェクトは、松江市内の旧田野医院に眠っていた110年前にチェコで製作されたピアノを再生し「ノヴィー」の愛称のもと たくさんの演奏会を開いてきました。そんな中、人の心に残る、今まで経験したことのないようなコンサートを実現しよう!と計画したのが今回のスペシャルコンサートです。
1、最高のロケーション
ノヴィーは、再生した当初から松江城内にある興雲閣におかれています。ここで多くのコンサートが開かれていますが、もっと良いロケーションの中の中で響く音色を聞いてみたいとの想いがありました。
そんな中出会えたのが島根県立美術館です。美術館は松江市の顔ともいえる宍道湖岸に建ち、絶景の夕日が見えるスポットとしても有名な場所です。建物もロケーションの最高な場所で「ここでやってみたい」と思い、交渉を進め、今回、美術館としては初の閉館後のコンサートの開催にご協力いただけることになりました。
2、最高のメンバーで
これまでも素敵な演奏者の方たちとコンサートをしてきましたが、美術館の最高のロケーションをさらに高めてくれるメンバーをということで、今回、NHK交響楽団のヴィオラとコントラバスのお二人の奏者を特別にお呼びし、松江出身のヴァイオリンとピアノ奏者と共演していただくことになりました。日本の一線で活躍されている方の演奏を生で、そして目の前で聞ける機会はそうそうないと思っています。
〇コンサートで実現したいこと
地域の中にある音楽知っていただき、たくさんの人がつながること
松江市にゆかりがある多くの方々が地域や世界で活躍されています。コンサートを通じて少しずつですが、こういった音楽や活動を伝わっていることを実感できています。だからこそ、最高の場所とメンバーで開催するコンサートで、これまで出会うことがなかった音楽や活動とたくさんの人が出会う機会になってほしいと思っています。
■コンサート概要
日時:2018年 10月6日(土) 19:00開演 (18:30開場)
場所:島根県立美術館 ロビー (松江市袖師町1-5)
出演者
飛澤 浩人(ヴィオラ)
桐朋女子高等学校音楽科(共学)を経て同大学音楽学部卒業。卒業後、ヴィオラ奏者の店村眞積の薦めによりヴィオラに転向。1990年、第101回神奈川県立音楽堂推薦演奏会で第3回新人賞受賞。同年よりサイトウキネンオーケストラのメンバーとして公演に参加。92年、フランスの第4回モーリスヴュー国際ヴィオラコンクール第2位(1位なし)。95年、文化庁在外芸術家研修員としてパリに留学。97年、パリ エコール ノルマル音楽院でコンサート ディプロムを満場一致で取得。フランス国立ペイ ドゥ ラ ロワール管弦楽団にヴィオラ第2ソリストとして入団。帰国後,2006年にNHK交響楽団入団。これまでにヴィオラを店村眞積、ジェラール コセの両氏に師事。
矢内 陽子(コントラバス)
13歳でコントラバスを始める。2006年優秀賞を受賞し洗足学園音楽大学を卒業。 卒業演奏会出演。2008年同大学院を首席で修了。グランプリ特別演奏会出演。 在学中、洗足学園音楽大学フィルハーモニー管弦楽団とコントラバス協奏曲を共演。 洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団第1期生、首席奏者。矢吹けさみ、金岡秀典、井戸田善之の各氏に師事。現在、NHK交響楽団団員。
岡崎 真理子(ヴァイオリン)
3歳からヴァイオリンをはじめる。島根大学教育学部附属中学校、松江北高校を卒業後、洗足学園音楽大学へ入学。これまでに村上直子、福本泰之、水野佐知香、川田知子、井野邉大輔の各氏に師事。大学在学中にソリストとして演奏会に出演。また、室内楽オーディションにて選出により選抜コンサートに出演。現在、島村楽器講師の他、アーティストサポートやイベントでの演奏など幅広く活動している。昨年、東京で自身のリサイタルを開催。日本クラシック音楽コンクール審査委員。松江市出身。
三浦 芳男(ピアノ)
島根大学教育学部特別音楽課程作曲専攻卒業。作曲を西岡光夫、小林昭三、ピアノを田淵典子、小林昭三、電子オルガンを青野るみ、秋山純一各氏に師事。2005年9月辺見康孝&高橋アキ デュオリサイタルにて委嘱作品「ヴァイオリンとピアノのための“青の時代」を発表。妹尾哲巳氏とのピアノデュオをでは2008年1月以降6回のリサイタルを行うなど、作曲、編曲、ピアノ演奏、声楽・器楽との共演など県内、県外で幅広い音楽活動を行う。島根作曲家グループ「紫陽花の会」所属。
ノヴィー(三浦氏が写真の中で引いているピアノ)
松江市指定文化財「旧田野医院」に静かに眠っていた100年前のチェコ製ピアノ「ノヴィー」。多くの人たちの惜しみない協力で2016年4月16日に再生。現在は、松江城公園内「興雲閣」でたくさんの方に綺麗な音色を届けています。
〇ご協力いただきたいこと
私たちの活動は、有志のボランティアで運営しており、チケット販売から得た資金の中でコンサートの開催をしています。しかし、今回のスペシャルコンサートでは、興雲閣にあるノヴィーを島根県立美術館に運ぶ必要があります。そこで、今回のプロジェクトでかかる「ピアノ運送費」等をこちらのクラウドファンディングで得ることができればと思っています。
多くの方に地域の音楽のことを知っていただく機会をつくるためにも、ぜひ、ご支援をお願いいたします。
〇私たち「ノヴィープロジェクト」について
「ノヴィー」は1901年、チェコ共和国 Koch&Korselt社製作のピアノです。
松江市内・旧田野医院(松江市有形文化財)で静かに眠っていたピアノを市民の手で再生しました。
2015年2月4日に、ピアノは田野医院からアートピアノ社へ。ピアノ修理士・井土和幸さんに委ねられました。それから1年2か月。ノヴィーはみごと再生され興雲閣におさめられました。「ノヴィー」という愛称は、トマーシュ・ドゥブ チェコ大使に命名していただきました。チェコの偉大な作曲家・ドヴォルザークの「新世界」(ノヴィー・スヴィエト)から名付けられました。
2016年6月に、チェコ製ピアノ再生実行委員会はNPO法人松江サードプレイス研究会のノヴィー・プロジェクトとして活動の範囲を広めてきました。再生のその後として、私たちプロジェクトはより広く、より深くノヴィーの縁を大切に活動していきます。
(写真はノヴィー・フレンドシップクラブの集まり時に撮影)
〇主なメンバー
プロジェクトリーダー 福島律子
三輪利春/安部隆/石倉悟/糸川恵美子/井土和幸/井土洋志/
今岡克己/岩根洋一/加藤幹雄/寺田誘次/日野博/森下美津子/山下武之
〇これまでの活動
2014年10月、旧田野医院に眠っていたピアノ(チェコKoch & Korselt社製)との出会い。
2015年2月、松江市内八雲町のアートピアノ社 ピアノ修復師・井土和光の手で再生作業へ。
2015年6月、トマーシュ・ドゥブ、チェコ大使が ピノの名付け親に!「ノヴィー・シヴィエト」
チェコの偉大な作曲家・ドヴォルザークの「新世界」からの命名。短くして「ノヴィー」。
2016年4月16日、忘れることのできない「ノヴィー」再生の記念式典を興雲閣で開催。
チェコ大使、松江市長ほか たくさんの方にご出席していただき、コンサートなどを実施。
2016年4月~5月/ノヴィー再生記念コンサート
2016年8月/中山敬子&野々夏子コンサート
2016年11月/伊藤誠~いのちを歌う~
2017年1月/さわやかにノヴィーで新年
2017年4月/第1回ノヴィーウイーク音楽祭/宮本美香のごきげんライブ/懐かしい日本の童謡・唱歌/豊かなチェロの響きに包まれて/フランスのピアノ曲をノヴィーで/珍しく驚きのコントラバスデュオ/輝かしい金管の音色/木管楽器を楽しもう/やかにノヴィー再生1周年
2017年7月/ハンガリーへの想い
2017年8月/パリの響きを日本
2017年10月/ニューヨークの風を松江に
2018年4月第2回ノヴィー音楽祭/デュオ・アフェッティ/チェコのピアニズムをノヴィーで/ノヴィーと共に日本人の心を歌う/ピアノデュオで味わうノヴィーの魅力/藝大出身気鋭の弦楽
2018年6月/チェコ音楽に魅せられて
2018年8月/チェコ・バリの響きを日本へ
● お問い合わせ先
NPO法人松江サードプレイス研究会ノヴィー・プロジェクト
担当者:事務局 山下武之 080-1050-0832