出雲の正月伝統行事「吉兆さん」を中学生の手で継承します!
●300年伝わる出雲の正月行事「吉兆さん」
吉兆行事は、300年前から続く出雲地方の正月の風物詩です。
正月3日には、威勢の良い囃子と優雅な「大社神謡(たいしゃしんよう)」の朗唱にあわせ、高さ10mもある14組の吉兆幡(きっちょうばん)が町内を巡行し、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願するものです。
この吉兆行事を大社町では、親しみを込めて「吉兆さん」と呼んでいます。
今回、地元の大社中学校生徒を中心に「15番目の吉兆さん」を作って伝統行事を継承したいと考えています。
クラウドファンディングでご支援していただいた資金は、15番目の吉兆さんを作る費用の一部に充てたいと考えております。
「吉兆さん」の存続が・・・!!
吉兆行事は、島根県の無形民族文化財に指定されており、「吉兆さん」継承のために各地区の保存会で後継者を育成してきました。しかし、「少子高齢化」「若者の地元離れ」「人口減少」等によって年々その存続が危ぶまれています。
「吉兆さん」が北九州市から招待される
福岡の夏の三大祭の一つ「戸畑祇園大山笠行事」は、H28年12月にユネスコ無形文化遺産として登録されました。
H25年の出雲大社平成の大遷宮の際、「戸畑祇園大山笠」が奉祝参加された経緯から
ユネスコ無形文化遺産登録の奉祝行事に戸畑祇園山笠実行委員会から「吉兆さん」が招待を受けました。
その際、地元中学生による「小山笠」が参加しており、会場から大きな声援と注目を集めていました。
「大社中学校生徒吉兆」の立上げ
戸畑の中学生による伝統行事の継承に感銘を受け、「出雲市文化財課」「大社中学校」「大社中学校PTA」「大社吉兆保存会」等に働きかけ、16名の参加希望者と町ぐるみで「15番目の吉兆さん」を立上げる運びとなりました。
「大社中学校生徒吉兆」を作ることで
①在学中に「吉兆さん」へ参加できる機会を提供し、若い世代の吉兆行事への関心を持つ事が出来ます。
②大社吉兆保存会の方の協力を通じて
「大社神謡」「笛」「太鼓」などの技術的な継承を行います。
③中学生を中心として出雲大社に吉兆さんを奉納する事で地元の伝統行事に参加できる喜びと誇りを感じることが出来ます。
● 支援金の使いみち
吉兆さん1流で1000万円以上!!
「吉兆さん」のシンボルとなる高さ10m、幅1m余りの「歳徳神(としとくじん)」と書かれた金襴の吉兆幡だけでも1000万円!!
そのため、出雲市が保管する吉兆幡の借用や協力団体からの大太鼓の寄付等で一部をまかなうことが出来ますが、「大太鼓台車の製作」の費用が捻出できません。
クラウドファンディングで得た支援金は、この費用に充てます。
<内訳>
大太鼓台車製作費:¥300,000
返礼品・送料:¥100,000
FAAVO手数料:¥100,000
合計 ¥500,000
● 実行スケジュール
H30年12月28日 本番想定のリハーサル
H31年1月5日(土) 「15番目の吉兆さん」を出雲大社に奉納する
<当日のスケジュール>
10:00 大社中学校出発式(立兆・大社神謡)
10:20 神門通り・勢溜まり経由 出雲大社御本殿前(立兆・大社神謡)
10:40 北島國造館(立兆・大社神謡)
11:20 神楽殿前(立兆・大社神謡)
11:35 千家國造館(立兆・大社神謡)
12:10 大社中学校帰着(立兆・大社神謡)・解散
<最後に>
今回の事業は、「種をまく」ことだと思っています。
私たちと一緒に参加してくれている中学生たちは、この活動で得た自信と誇りを糧として、まいた種を十年後、二十年後に開花・結実させることでしょう。
郷土への愛着と、先人たちが培ってきた伝統が、来年、再来年と、これからも絶えることなく繋がっていくことを信じています。
それが、ふるさと大社の『宝物』になっていくことを願って止みません。
引き続き皆様のご支援を切にお願い申し上げます。
この活動を応援し、支えて下さった多くの方々に、心より感謝申し上げます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「大社中学校生徒吉兆」支援保存会
※リターン品として「出雲の特産物」を用意させていただきました。
● お問い合わせ先
「大社中学校生徒吉兆」支援保存会 事務局
クラウドファンディング担当
松井 和生(まつい かずお)
TEL:090-6405-0818
E-Mail:izm-k_matsui@rf7.so-net.ne.jp