生まれ故郷の里山を再生し、安心安全なお米「きぬむすめ」を作ります。
耕作放棄地の水田化と安心安全な米作り
全国の中山間地域では、少子高齢化により過疎化が進んでいます。新見市においては、農業者の減少や高齢化の進行などにより耕作放棄地の増加が益々顕著になっており210haもの耕作放棄地があります。これは、全農地面積の4.8%にもなっています。新見市哲多町の重宗地区も同様です。私が小学生の頃に両親が米づくりをしていた棚田も一部は雑木やススキが茂り、崩れかけた石垣があることで水田であったことが確認できる状態のところもあります。
そこで、里山を再生して、標高450Mの生まれ故郷の地での米づくりを目指しています。耕作放棄地となっている棚田を開墾して水田を広げ、かつて両親が耕作していたと同じ広さの田んぼでの米づくりをしていきたいと思っています。
耕作放棄地の水田化と水田周辺の雑木を伐採し草刈り山に整備し、有機肥料(堆肥)を作り安心安全な米づくりをする里山再生の取り組みを多くの方々に知っていただくとともに、工事機材購入の一部のご支援を募らせて頂きました。
▼このような耕作放棄地を。。。
▼「きぬむすめ」の実る水田に。
田んぼには、米づくり、景観、遊水池としての役割がある。
数百年前、田んぼが開墾される前は、山であり川原であった。その場所を田んぼにするために雑木や雑草を除き、岩を砕き石を集めて石垣を作り、土を運び長い年月をかけて美田にしてきた。それも人力で。重宗地区の谷間の棚田に春は早苗が植わり、秋には黄金色に色づいた稲穂が揺れていた。その美しい里山の風景も失われつつある。大雨が降ると、遊水地として水を溜め下流での水害の防止にも役立っていた。田んぼが耕作放棄地となると雨が降っても水が留まることなく川に流れ下流での洪水被害を引きおこすことにもなる。これらの役割のある田んぼの再生をしていきたい。
安心安全でおいしい米作り
耕作放棄地に茂っている雑木を切り、ススキなどの草を刈りとり、それらの根を掘り起こして開墾をして水田化を図ります。崩れかけた石垣は補修し水漏れを防いでいきます。再生した田んぼには、現在作っている品種と同様に「きぬむすめ」を植えます。
周辺の山から集めた落ち葉と整備した草刈り山から刈り取った草で作った有機肥料(堆肥)を主体に減農薬で育てた安心安全な米づくりを目指していきます。
岡山県産の「きぬむすめ」は、日本穀物検定協会が行った2017年度産米の食味ランキングで最高ランクの「特A」に選ばれました。これは岡山県産として初めて選出された一昨年に続き2年連続になります。「きぬむすめ」は、ほどよい粘りと甘みが特徴でツヤと白さに自信があり、多くの人に食べてもらいたいお米です。
私が作る「きぬむすめ」の美味しい秘密は、標高450Mの中国山地の谷間の豊かな自然にあります。落ち葉に浸透した雨が地下水となり、その地下水が湧き水となり川に注いだ清らかな水を田んぼに引き込みます。夏の寒暖の差により、お米にタンパク質が蓄えられ美味しい米に育ちます。
棚田は、耕作するには非能率的ですが、美しい景観を見せてくれます。谷間に黄金色の稲穂がなびく光景を心に描いて米づくりを進めます。
● 支援金の使いみち
1 機材購入
①土や有機肥料の運搬機 356,000円
②チェンソー 40,000円
③草刈り機 45,000円
④イノシシ防除 電柵一式 65,000円
2 工事
耕作放棄地の伐採と木やススキの根の掘り起し費用と
石垣の補修費用 68,000円
3 手数料、リターン品の準備・配送費用
326,000円
● 実行スケジュール
3月 石垣の補修、雑木の伐採、ススキの除去。
4月 客土して田んぼを平らにする。
5月 耕運・・荒起し、荒かき、代掻き、田植え
6月 イノシシの防除・・電柵、トタンで田を囲む
10月 収穫、出荷。
どうかご支援をよろしくお願いいたします。
● お問い合わせ先
大久保勉
tel 08038924594
mail otsutomu3@gmail.com