私たちは「高知県生涯学習支援センター」と申します。
初めての皆さま、いつもご支援いただいている皆さま、アクセスいただきありがとうございます。
引きこもりや発達障害の方を中心に、できるだけ幅広い障がい者の自立支援をするために、簡単な農作業を体験し将来の就労を目指していただく「しばてん大学農学部」を2018年9月にスタートしました。
地元企業の清和ファーム様、和建設様、ミタニ建設工業様、轟組様のご支援により、ビニールハウスやプレハブ作業所、トイレ、冬用加温ボイラーなどを整備してきました。しかし、本格的な事業運営を行うにあたり、子どもたちが作業するビニールハウス(800平米)が古いためその整備に多額の資金が必要です。その他自動灌水システム※の導入資金など多くの課題を抱えており、このたびクラウドファンディングに挑戦いたします。
※自動灌水システム:灌水ホースやスプリンクラーをあらかじめ設置して、自動で水やりを行うシステムです。灌水作業は重労働ですが、今は人手に頼らざるを得ません。
野菜の苗づくり「接ぎ木作業」
深刻な社会問題である「引きこもり」問題を一緒に考えてみませんか?
「引きこもり」の子どもを抱える親御様は年々増え続け、深刻な社会問題となっています。
引きこもりが長期になると社会生活に順応できなくなり障がい者となってしまうケースが多くなっているのが現状です。そうした子どもを支えている親御さんは「私達が死んだら子どもたちはどうなるんだろう」という悩み、将来への不安を抱えています。
「障がい者」を受け入れる施設は採算を取るのが困難で、一般的な作業所では月収が2~3万になってしまい、親元を離れ独立して生活することが難しいのが現実です。そこで、現代農業では病気に強い作物の根に高品質の苗を接ぐ育苗事業が中心となっている、その技術を身につければ、正規雇用を得られて安定した収入を得ることが出来るのではないだろうか、と考えました。
残った課題解決のために。
農作業では、野菜、花の苗づくり、トマト作りの、水やりや誘引(苗の高さ合わせ)、脇芽取りや収穫作業などを行います。一人ひとりの事情に合わせて作業内容や時間などを十分に検討し、無理のない範囲で技能を習得していただきます。
引きこもりや発達障害の方を中心に、できるだけ幅広い障がい者の子どもたちに正規雇用の道を整える取組について清和ファーム様と話し合い、設備提供、技術協力などの目途がつき、自立支援を含めた収益化モデルも整えることができました。
残った課題は、
①有限会社FKSを運営母体とし、安心して子どもたちを受け入れられる施設にするために「就労継続支援B型事業所」の認可を得ること
認可を得ても障害者手帳を持っていなければ対象とならないが、私たちは障害者手帳を持っていなくても受け入れをしたいと思ってます
②業務継続のために最低限の設備投資が必要であること
③最低限の設備投資でも多大な費用負担が発生すること
です。
この取組について、地元企業の皆さまと話し合い、支援をお願いする中で、
インターネットで大きな声を上げることで社会が抱える問題とその解決策を世に問う機会になるのではないか?もっと多くの、同じ悩みを抱えている親御さんに知っていただく機会になりはしないか? と考えました。
クラウドファンディングに挑戦することで、事業を発展させるのと同時にこの取組を知ってもらうこと、利用してもらうことを目指したいと考え、お金では得られない「需要」と「声」を求めて、このプロジェクトを開始しました。
引きこもりや発達障害の方の自立を目指して。
隣人が、友人が、親戚が、家族が「引きこもり」という時代、誰にとっても身近な問題です。一人の親としてこの問題に向き合ったとき、自分のいなくなった後の子どもの将来を思うと言いようのない不安を感じるのではないでしょうか。
子どもたちの将来のために、是非、声を聴かせてください。行動を起こしてください。
そして、全国の親御さんにも、いつかこの取組の運営に協力していただけるよう、子どもと一緒に高知に移住し野菜の苗づくりをしてみませんか。
皆さま、この取組に対するご理解とあたたかいご支援をお待ちしております!!
将来的には、障がい者の方が障がい者の方に教えて学ぶ環境を作りたいとも考えています。
ご支援いただいた方には、心を込めたお礼状とネームプレート掲載、旬のフルーツトマトをお届けいたします。
※支援内容により内容が異なります。
上 トマト(大)清和ファーム「はこいりむすめ」
下 トマト(小)清和ファーム「はこいりむすめ」
※トマトが苦手な方は備考欄にてその旨お知らせください。
プレート(例)しばてん大学農学部内に掲示します。
頂きましたご支援金は以下のように大切に活用させていただきます。
【設備投資】
自動灌水システムの導入費用 200万円
ビニールハウスの整備費用 150万円
練習用の苗の購入費用 50万円
クラウドファンディング手数料 100万円
今、このメンバーでがんばっています。
(高木理事長以外は障害者手帳を持っています)
実行スケジュール
【これまで】
2018年9月 地元企業様の全面的な協力を得る
・ビニールハウスの準備
・ 休憩室(プレハブ・トイレ)の設置
2018年10月 学習支援体制の用意、販路の確保
【これから】
2019年7月 クラウドファンディング 開始
2019年9月 クラウドファンディング 終了
2019年10月 「指定障害福祉サービス」として「就労継続支援B型事業所」の認可取得
2019年10月 追加設備投資(ビニールハウスの整備・自動灌水システムの導入)、トマト栽培の本格始動
お問い合わせ先
〒780-0844 高知市永国寺町6-16-3F
特定非営利活動法人 高知県生涯学習支援センター(担当:井上)
TEL:088-855-7606 / FAX:088-855-7607