初めまして!!
僕は Green Fingers代表 岸 大悟(きし だいご)
と言います!
プロジェクトに興味を持っていただきありがとうございます。Green Fingersは、『サンゴの保護・養殖を行うことで未来の海を守る』ために活動しているチームです。
僕はそこで愛してやまないサンゴを守るべく、日々奮闘しております、サンゴ大好きサンゴオタクです!笑
突然ですが、みなさんはサンゴ、そして海と聞いたときにどんな景色をイメージしますか?
写真のような美しいサンゴの色、様々な形、生物の多様性、透き通った海を想像されるのではないでしょうか。
(※画像参照:chacing coral ~an exposure labs production~)
実は今、このような美しい景色が失われつつあります。
海の基盤とも言われるサンゴが海水の温度上昇、埋め立てなどにより死滅していっているからです。
様々な海の生物の家でありながら、僕たちに素晴らしい景色を見せてくれるサンゴは絶滅の危機に瀕しています。
(※ほとんどの海域でサンゴは絶滅の危機にあります)
この現状に立ち向かうため、僕たちGreen Fingersはサンゴの養殖を行い、サンゴを増やし守ることで未来にも綺麗な海を残していきたいと考えています。
そこで今回、サンゴの養殖場を作るために必要な費用をご支援いただきたく、本プロジェクトを行うことにしました!
なぜ僕がサンゴを守るのか
僕がサンゴを想うようになった「きっかけ」を少しだけお話させてください。
僕はサメとウミガメの保護並びに、サンゴ礁の調査をフィジーで行っていました。多くのボランティアをリードしながらとても楽しく自然保護を行なっていました。美しい色、様々な形、生物の多様性、透き通った海。サンゴ礁の色や形は人工衛星から見ることができ、宇宙にまでその存在を示すサンゴという生物が実はとても小さな命の集まりであることに、僕は魅了されました。
僕はサンゴに一目惚れしてから、大好きなサンゴを増やすためにサンゴの養殖で起業をしたいと考え始めました。そして、サンゴのことをもっと知りたいと思い、サンゴ礁の調査により力を入れるようになりました。
(※フィジーで行ったインターンの様子)
しかし、自然保護において考えさせられるキッカケとなる日が突然やってきました。それは、自分が帰国する前に思い入れのある場所で最後のダイビングをした時のことです。僕が一年前に見ていたはずの色彩が海から消え、魚の数が減っている様に感じました。
「自分の気のせいだっただけなのかもしれない。沖縄に帰ってもう一度海を見よう」と思い、沖縄で自分の大好きなポイントでダイビングをしました。
そこに広がっていたのは、かつての自分が潜っていた海ではありませんでした。
( ※画像参照:chacing coral ~an exposure labs production~)
僕が沖縄でダイビングを始めた時の色鮮やかな海はもうそこには無く、まるでモノクロの海へ潜っている感覚に陥りました。その時に「僕がフィジーで見た悲しい景色は勘違いじゃなかったんだ。」と確信しました。ふと、サンゴ礁調査並びに共に起業を決意してくれていた友人の言葉を思い出しました。
「Daigo, coral is crying and telling us “We are here. Help us. Look at me ”. That looks like the tear of pierrots. Pierrots are also crying but beautiful.
Coral is beautiful even they are dying. But the most beautiful thing in this world is we know they are crying with colorful way, and we notice it and help them from sorrow world.
(大悟、サンゴは僕たちに「ここにいるよ。助けて。僕たちを見て」って泣きながら伝えているんだよ。まるでピエロの涙の様に。ピエロは泣いている、でも美しい。サンゴだってたとえ死を目前にしても尚美しい。でもね、この世でもっとも美しいものは彼らの美しくも悲しい涙を知り、気付き、彼らを悲しみの世界から救うことなんだよ。)」
友人は不運にも亡くなってしまいました。しかし彼が残した言葉とサンゴが悲しみに染まっていた僕の心を変えました。
「僕にはまだ、守ることができる命がある。守らなくては!」と奮起しました。それがサンゴの養殖で起業をしたいという想いが固まった瞬間でした。そして僕は起業を夢ではなく確固たる目標にしました。
今ある自然保護ではサンゴの嘆きに耳を傾けることが難しいことを体感し、守りたいものを自分の手で守っていくためにも、ビジネスとして自然と人間が共存できる世界を作る必要があると思いました。
そのために僕が結成したのが「Green Fingers」というチームです。
サンゴは繊細な生き物のため、養殖には技術が必要であり、その技術を僕は実際に学び身に付けることができました。そしてその僕をサポートしてくれるメンバーも集まりました。だからこそ、僕たちGreen Fingersはこの地球規模で起こっている問題に立ち向かおうと決意することができました。
なぜ宮崎でやるのか
おそらく、このページを見てくださっているほとんどの方は、なんで宮崎でやるの?サンゴと言えば沖縄じゃないの?と疑問を抱いたと思います。
僕たちがサンゴの養殖を宮崎でやろうと思った理由は、大きく二つあります。
それは、「①サンゴ採捕許可の取得が可能であること」と「②サンゴが根付くことができる土地であること」です。それぞれ簡単に説明させていただきます。
①サンゴ採捕許可の取得が可能であることに関して
サンゴの採捕許可とは、サンゴを自然界から採取する許可のことです。この許可がない状態でサンゴを採取すると希少野生動植物種保存基本方針に乗っ取っていないとされ窃盗になります。
宮崎県ではサンゴの採捕許可を民間企業・団体でも所得することが可能です。しかし沖縄県では”生育環境が整っているか”“研究としてサンゴを採取するに当たり、研究目的として用いているかを確認する”この二つが主な採捕許可を獲得するための条件であり、研究を主とする機関に対して許可は出ますが、基本的に企業や団体に対しての採捕許可は出されていません。
②サンゴが根付くことができる土地であることに関して
現在、温暖化の影響によりサンゴが次第に北上してきています。宮崎県では温暖化の影響により北上してきたサンゴと、もとより宮崎県の海域に生息していたサンゴの群衆が存在している可能性があります。つまり、すでにサンゴが住むに適した環境があるということです。
宮崎県の海水温は黒潮(暖流)の影響もあって平均して18-28°という水温を保っており、サンゴを飼育する上で問題のない数値であるため、サンゴが生息できていると考えられます。
どうやってサンゴを増やすのか
ではどうやってサンゴを守っていくのかというと、僕たちは老若男女問わず誰でもできるサンゴの植え付け体験を提供し、その皆さんの想いを乗せたサンゴをある一定のサイズまで養殖場で育てた後に、海へ還すことでサンゴの群集を増やしていこうと考えています。
そのため、まず初めに養殖場を作る必要があります。(赤ちゃんサンゴは自然環境の影響を受けやすいため、陸上養殖によって飼育する必要があります)
何もないところにいきなり養殖場をつくるとすると莫大な資金が必要となります。
そこで僕たちは廃校のプールを使うことにしました!
なにより費用を抑えるだけでなく廃校のプールを養殖場とすることで
「子供を海に連れて行きたいけど危なくて・・・」
「海ってちょっと怖くて・・・」
というような想いを持つ方々でも、プールで安全にサンゴの植え付けを通して海を体感していただくことができます。
しかしながら廃校のプールを使いたくても海の近くが望ましいことや、実現までに長い年月がかかることもあるため、適した場所・共感してくださる方が中々見つかりませんでした。
そんな中僕たちに「ぜひ一緒にやろう!」と声をかけていただいたのが、日南市にある潮の杜の代表 小椋祥司さんでした。
小椋さんは、破壊されてゆく自然環境を目の当たりにして「生きた自然の環境なくしては人の未来はない」という観点から、自然体験事業を通じて、人が本来持つはずの野生の本能に刺激を与え、人と自然がどのように共存共生し合えばよいのかを1人でも多くの人に考えていただけるように、潮の杜をベースに活動されています。
僕たちの想いに共感してくださった小椋さんとの縁もあり、プールを貸していただけることに!
(※写真:潮の社のプール。改装するにはお金もかかるし、許可を得ないといけないのです。早く改装したい!そして早くサンゴを飼育したい!とりあえずは掃除からスタートしていきます!)
クラウドファンディングを行う理由
「潮の杜 プール」は長い間使用されておらず、手入れがされていませんでした。
僕たちはこのプールをサンゴ育成に適した環境へと改装していきます。
そこで冒頭にも記載しておりました通り、サンゴの養殖場を作るために必要な費用をご支援いただきたく、本プロジェクトを行うことにしました。
下の図がサンゴの育成できる養殖場完成までの、大まかな道のり及び計画です。
集まった資金の使い道
本プロジェクトでご支援いただいた資金を、プール改修費用の一部に充てさせていただきます。
今、僕たちが必要としているのは上の図中にある「プールをサンゴ飼育に適した形状へと改装」するための資金です。
(なぜ内装を変える必要があるのかというと、サンゴ植え付けのための土台を作り、そしてサンゴの成長に欠かせない細菌を棲みつかせるためです。)
そのためにプールの内装費用だけでおよそ200万円必要です。
その費用の一部であるセメント代に充てさせていただきたいと思っています!
(内訳)
使用予定セメント・・・ホワイトセメント
おおよその値段は20kgで2300円
必要なセメントの量はおよそ1tで、その他にもセメントに混ぜる配合物を含めると200万程度必要と見込んでいます。
”未来に美しく綺麗な海を残す”ため今回みなさんにご支援いただきたいと思っています!!
よろしくお願いいたします!
宮崎県に住まれている方へ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
突然、宮崎に所縁もない若者4人が来て「サンゴを守りたい」と言い出したことに、「え?誰なのあなたたち?」と思うかたもいらっしゃると思います。自分たちが逆の立場だったら正直怪しいなと思うかもしれません。
しかし、日本のひなたである宮崎県の自然をより一層豊かにするためと思って、僕たちの想いにぜひ耳を傾けていただけますと幸いです。
先日、日南市へ移住してから、海岸沿いをドライブしたり、海岸へ降りたり、サンメッセ日南へ訪れて寝転んでみたりと宮崎の綺麗で壮大な自然をこの身で感じております(暖かすぎて春じゃなくてもう夏ですね 笑)。商店街で話すおっちゃん達は皆優しく親切で、宮崎ってこんなに住みやすかったんだと毎日驚いています!
(※モアイ像の後ろに回ればこんなにも海を見渡せました。 )
一方で、景色を見たり海に潜ったり、自然を体感することはできるのに、自然のために何かできる場所ってあんまりないなぁと感じました。
自然からいろんな恩恵を受けているのに、自然に恩返しできないと、未来の子供達にも同じ体験をさせてあげることが難しいかもしれません。
自然への恩返しの一歩、そして未来の子供達が同じかそれ以上の自然を体験できるように、宮崎のサンゴ群集を守っていきたいと思っております。
応援の声もいただいております!
(※いただいた応援メッセージの全文は本プロジェクトのレポートまたはSNSにて記載させていただきます。)
最後に
ご協力よろしくお願い致します!
【Green Fingers メンバー】
【Twitter】
https://twitter.com/GF___official
【Facebook】
https://www.facebook.com/GreenFingersOfficial/
【実績】
株式会社talikiが主催しているイベント「BEYOND 3.0」にてオーディエンス賞受賞
photo by Toru Harada
【リターンに関して】
今回、クラウドファンディングのリターンとして"HADASHI”さん、"合同会社LC”さんにご協力いただいております。
※リターンで用意している自然体験サービスに関しては、HADASHIのホームページをご参考ください。
※合同会社LCさんは潮の杜にてLC宮崎 〜香りカフェ〜を運営されております。