初めまして、無人本屋「ほん、と」店主の杉本です。

『日南市の奇跡』と呼ばれる油津商店街の中に、本屋をつくります!

 

本と、人と、商店街と、出会うお店です。

店員はいないんですけどね。

 

 

(写真)油津商店街・アンブレラスカイプロジェクト

 

   

コンセプトは

「読んでみてよ!ほんと面白いから」

「ほん、と」は古本を取扱う本屋です。

 

店員のいない空間には、誰かが読んだ本が、他の人にも読んで欲しいという気持ちと一緒に、並んでいます。

 

本を通して、人と出会う。読んだ人は、感想を伝えられる。本を並べた人は、誰かから感想をもらえるかも。そんな本屋です。

 

そんな「ほん、と」のことを紹介させて下さい。

 

  

  

 

  

①並んでいる本は誰かが選んだ本

②無人であること

③選書棚

④感想を伝える「ほん、と」カード

⑤あなたへの本棚

⑥油津商店街とつながる

⑦ABURATSU GARDENとコラボ

⑧ほん、と◯◯

 

①並ぶ本は誰かが選んだ本

「ほん、と」に並ぶ本のほとんどは、誰かが寄付してくれた本か選んだ本です。大型書店やネットで買う場合、そこで受け取るのは「本」だけ。ですが、ここには本を寄付した方と本を買った人が、繋がる仕組みがあります。自分がオススメした本の感想が返ってきたら、嬉しいですよね。誰もいないお店なのに、人と繋がれるという不思議なお店です。

 

  

②無人であること

「ほん、と」は無人の本屋です。会計システムはガチャガチャで、価格は300円、500円、800円、1000円の4種類。この形態は、東京都武蔵野市にある「BOOK ROAD」という、無人本屋さんを参考にさせていただきました。

 

小さいお店に店員さんがいると、立ち寄りにくかったり、勇気を出して入っても気まずいな…と感じる方もいらっしゃるかと思います。無人にすることで、そういった人たちが気軽に入りやすく本を手に取りやすい環境をつくることができると思っています。

 

 

  

③感想を伝える「ほん、と カード」

店内に、名刺サイズの「ほん、と カード」を置きます。「ほん、と カード」は、ここで出会った本の感想や「ほん、と」への感想などを自由にご記入いただけるもの。書いていただいた感想は、店内の掲示板に掲示したりSNSで紹介させていただきます。宛名が書いてあるものは、本人に届けます。遠方から来られた方は、送っていただいてももちろん大丈夫です。

 

寄付をする際に、その本にメッセージを添えたい方はぜひ「ほん、とカード」に言葉を添えて置いていってくださいね。

 

 

  

④選書棚

選書棚は月額5000円で店内に設置できる棚です。設置していただいた方を、選書人と呼びます。置きたい本を送っていただく、もしくは好きな本をお伝えいただければ、私たちが用意します。(こちらで用意する場合は、古本を仕入れます)

 

選書棚には、選書人の方のお名前と写真、そして紹介文を展示するので、「ほん、と」に来るお客様に知って頂けます。そして、「ほん、と」では、実際に本を買った人とつながることができるので、「本を通して、自分のことややっていることを紹介したい」「本を通して、誰かにメッセージを伝えたい」そんな方に選書人になっていただけたら嬉しいなと思います。

 

ゲスト用の棚をつくり期間限定の展示として、こちらから選書人をお願いすることも考えています。

 


 

⑤あなたへの本棚

「あなたへの本棚」にある本は一冊だけ。そして、横にはその本のオススメコメントが書かれたメッセージカードが置かれています。「あなたへの本棚」の本を買うときは、ルールがあります。

 

・オススメコメントが書いてあるカードも一緒に持って帰ること

・自分が持ってきた本、もしくは店内にある本を選んで、あなたへの本棚に置くこと

・その本を選んだ理由や、本の好きな言葉をカードに書いておくこと

 

「紹介された本を買っていただけるなら、あなたも何か紹介しませんか?」そんな本棚です。本を紹介することで人と繋がっていきます。立ち寄ったら、「あ、私が紹介した本と違う本になっている」ってこともあるかもしれません。誰かがコメントも一緒に連れて帰ってくれたってことですね。

 

 

  

⑥油津商店街とつながる

商店街に来ても、どこに行けばいいのか、どこでご飯を食べればいいのかわからない…でも、道行く知らない人に声をかけるのは恥ずかしい。無人の空間に、商店街の情報やお知らせがあったら、行ってみたくなるかも。

 

商店街マップやオススメスポットの紹介の準備はプレオープンには間に合いませんが、これから進めていきます。「ほん、と」を起点に、商店街をより楽しんでいただければと思います。

 

 

  

⑦ABURATSU GARDENとのコラボ

「ほん、と」は「ABURATSU GARDEN」というコンテナモールの中にあり、その中にはベンチや喫茶スペースもあります。店内にある本は、ABURATSU GARDEN内であれば持ち出し・試し読みすることが可能。外のベンチで、コーヒーを飲みながら、読んでみることができます。ちょっとした図書館みたいな役割も果たせたら嬉しいなと思います。

 

 

  

⑧ほん、と◯◯

ほん、と コーヒー

ほん、と 雑貨

ほん、と 服

 

「ほん、と」では、お店をやられていたり商品をつくられている方と、コラボイベントを開催していきます。例えば、ポップアップショップとして店内の一部に商品を置いたりABURATSU GARDENにでコーヒーの屋台を出したり、近くにあるスペース『油津yotten』というで本にまつわるイベントをしたり。

 

「ほん、と○○」 ○にあなたがされていることを入れませんか?

 

「ほん、と」とコラボしてくださる個人・企業の方も探しております。すでに東京の素敵な雑貨屋さんやコーヒー屋さんと話を進めています。皆様にお知らせするのが楽しみです。お気軽にご連絡くださいね。

 
 

 

  

  

   

油津商店街は、2013年からの4年間で29店の新規出店(企業誘致含む)に成功し、シャッター街から復活した「奇跡の商店街」と呼ばれています。市の施策として、4年間で20店舗誘致することをミッションに課せられた木藤亮太さんが、まちの人を巻き込み実現しました。

参考リンク:https://greenz.jp/2016/05/31/nichinan_shutter_saisei/

 

 

そこから2年。29店舗という箱ができた商店街では、人の流れをつくる必要があります。現在、油津商店街の中には多数の飲食店が入っています。休日には市内外から多くの方が訪れていますが、ランチを食べた後に立ち寄ることができるお店が少ないのが現状です。

 

実際に、いつもお世話になっている湯浅豆腐店の店主の方から「ランチを食べたあとどこをみたらいいですか?と聞かれて、紹介できる場所がなくて困っている」という話をお伺いしました。

 

イベントスペース、飲食店、幼稚園など、近隣住民の方に便利な施設が多い中、外から来た人がもっと「商店街を楽しむ」ためにはどんな場所が必要だろうか。

 

そして、本屋を開店することを決めました。きっかけとなったのは、先ほど紹介した「BOOK ROAD」さんを知ったこと。

BOOK ROADインタビュー

 

  

無人の本屋さんができ、そこで交流を生むことができると知りました。「油津商店街で無人の本屋をやったら?」と考え始めると、ドンドンアイデアが出てきて、実際にBOOKROADを見に行った時には、油津で本屋をやることを決めていました。

 

BOOK ROAD店主の中西さんに、「商店街でお店をやりたい。仕組みを参考にさせていただけないか」と伝えると、二つ返事で「どうぞ!」と言っていただきました。本当にありがとうございます。いつか宮崎に中西さんに来ていただき、「ほん、と」コラボイベントを開催したいなと思っています。

 

「本は儲からないが、人を呼ぶ」を言われています。

そこに本屋があることで、商店街に人が来ます。

 

例えば、ランチを食べた人が、外のベンチで試し読みをした。

例えば、本を買ってカフェで本を読むことにした。

例えば、読んだ本の感想を伝えに「ほん、と」カードを書きにきた。

例えば、「ほん、と」のコラボイベントに参加しにきた。

 

例えば、ほん、と、出会うのが楽しみな場所になった。

 

それまで商店街に来てランチだけで帰ってしまっていた人が「ほん、と」を通して、油津商店街を散策するようになる。本を通じて誰かとコミュニケーションを取っている。また、来たくなる場所になっている。

 

本と商店街を通じて、誰かと誰かが、そして僕と誰かも、繋がるんじゃないかな。

そう思うとワクワクします。

  

  

  

 

杉本恭佑:「ほん、と」の店長

店主である僕は、日南市の地域おこし協力隊として活動しています。熊本県出身で、大学編入を機に20歳の時に宮崎に来ました。大学時代に宮崎で出逢った素敵な方々から僕の人生が開けるきっかけをもらい、宮崎が大好きになりました。そんな縁をもらった宮崎を通して、関わる人たちの人生を彩っていきたいと思っています。

 

今年の1月より、「奇跡の商店街」と呼ばれている油津商店街の新しい流れをつくる、ということをミッションに地域おこし協力隊に任命されました。地域おこし協力隊から株式会社油津応援団に出向という形で活動しています。

 

「ほん、と」は、4/28にプレオープンをします。今回は、所属する株式会社油津応援団の事業としてではなく、僕の個人事業として開業します。外から関わるだけではなく、自分自身が商店街の一員になれるように、責任を持ってお店をやります。八百屋の店長や、イベントスペースの臨時店長など、これまで店長をやる機会はなぜか多かったのですが、「ほん、と」は初めての自分のお店です。みんなに愛されるお店にしていきます。

  


 

五味春佳「ほん、と」見た目担当
店長杉本の友達。杉本の想いや伝えたいことをより伝えるための、世の中との橋渡しをしています。

職業としてはアートディレクター。企画、空間装飾、グラフィック、演出、制作など、見た目に関わる全てに「人の想いや意味」を通し、最終的につくって届けるところまでこだわるお仕事です。

普段は東京を拠点に、イベントや結婚式のアートディレクションをしています。

宮崎、油津に、ほんっと行ってみて!楽しいとこあるから!と言ってもらえるように頑張ります!

 

油津商店街の皆さま

株式会社油津応援団 黒田社長はじめ、商店街のたくさんの方に応援していただき、「ほん、と」の開店準備を進めさせていただいております。本当にいつもありがとうございます。

  

誰かに自分の本を読んでもらいたいと思ってくれる方。

  

  

 

   

今回のクラウドファンディングの支援金は開業資金の一部に充てさせていただきます。

 

例:

・お金の管理をしてくれるガチャガチャ筐体

・本をおいていきたくなるような棚

・誰かにおすすめしたくなるお店にするための内装費

・念のための防犯カメラ

・お店に入りたくなるような看板作成費

・ちゃんとお店にするための申請費用

・支援していただいた方へのお返し

 

  

 

    

4/16 クラウドファンディングスタート

4/28 ほん、と プレオープン

4/30 クラウドファンディング終了

 

※4/28の時点で通常通りお楽しみいただける形でお店をオープンします。

実現したい空間設計に少し時間をかけるため、それまでの期間をプレオープン期間と設定しております。

 

  

  

   

杉本恭佑

mail:kysk.kmmt@gmail.com

Tel:08017801290

facebook
Twitter

 

誰かに読んで欲しい本を寄付してくださる方おりましたら、お手数ですがご連絡頂けますと幸いです。県内の近い地域の場合、直接受け取りに伺わせていただきます。

  

  

 

  

僕は本がずっと好きでいつもたくさんの本を読んでます…というタイプではありません。

ただ、働き始めてから前より本を読むようになりました。知識を得たかった、というのはもちろんですが、もう1つの理由は、本をおすすめしてくれる人いたこと。「この本はあなたに読んでほしい!」とオススメされた本はどれも面白かった。読むスピードが遅いので、まだオススメされて読んでない本もありますが、読みます。商店街でみんなで本を読む会、しようかな。

 

開店したら、ぜひ遊びにきてください。ほん、と!

 

杉本恭佑

 

(写真)油津商店街にあるゲストハウスfan!

  • 2019/05/02 22:03

    こんばんは!無人古本書店「ほん、と」店長の杉本です。 平成の終わりと共に、クラウドファンディングのプロジェクトが終了致しました。   2週間という短いプロジェクトでしたが、151%達成。35人の方にご支援いただきました。ほん、とにありがとうございました!   最終日のレポートでも書い...

  • 2019/04/30 20:08

    クラウドファンディング最終日!4/28・ほん、とプレオープン! こんばんは、「ほん、と」店長の杉本です! 本日は何が終わる日でしょうか。そうですね。ほん、とのクラウドファンディングの最終日です。 たくさんの方にご支援いただき、プロジェクトとしては無事目標金額を達成しております。ほん、とに...

  • 2019/04/27 20:02

    4/28(日) 12:00 ほん、と プレオープン! こんばんは、無人古本書店店主の杉本です。 沢山の方からご支援、あたたかい言葉をいただきありがとうございます! プレオープンという形ですが、明日ほん、とにお客様にご来店いただくことがとても楽しみです。   お店として、本を取り扱う者...