中国地方初!長期保存が可能な缶入りパンの製造・販売事業に取り組む理由
私たち「NPO法人よしかの里」は障がい者の就労機会・仕事の提供や働く訓練をするための機会を提供している福祉施設(就労継続支援B型事業所)です。福祉施設といっても民間企業と同じく市場の中で事業を展開して製品やサービスを提供して対価を得る経済活動を行っています。そこで私たちは2つのことを課題だと考えています。
1つは、障がいがある方の仕事があまり世間に知られていないこと。
2つ目は、就労継続支援B型事業所で働いて得られる月平均額は、ここ島根県で約2万円、全国平均で約1万5千円に満たないということです。
このことを解決するために、障がい者の仕事をもっと世間に伝えるため広く県外に展開できる事業の構築が必要だと考えました。また、これまで11年間製パン事業を行ってきた強みを生かし、長期保存が可能で災害の際には防災食としても活用できる缶入りパンの製造・販売を事業に取り組むことにしました。
後は、缶を巻きじめる機械を導入すれば製造販売体制が整いますので、この機械購入資金を皆球にご支援いただきたいのです。
【巻きじめ機械】[シーマー]
1日500缶の製造可能な体制をつくる。
就労継続支援B型事業所では、基本的に障がいのある方が中心となり製造体制をつくり必要に応じて、職員が支援・サポートします。缶入りパンの製造においては、粉や酵母、配合や計量から成形、缶に入れて封入、ラベル張り、箱に入れるまで、すべて障がいがある利用者が担当します。
障がいがあってもなくても共に支えあい笑顔で暮らせる社会を目指して!
就労継続支援B型事業所を含む就労系といわれている福祉施設は、障がいのある方の経済的な自立支援や社会参画機会創出、障がいのあるに対する理解促進など、社会的な使命を負っています。
質が高く社会に貢献できる仕事を福祉施設が行うことで、障がいのある方の仕事に関心を持ってもらえるのではないかと思います。また、本事業が民間企業を含めて中国地方では初の取り組みになることや、私たちの事業所がある島根県鹿足郡吉賀町は、清流日本一「高津川」の水源地があり、豊かで自然に恵まれている環境と比較的自然災害が少なく防災関連の事業を行うのに向いている地域であることなども本事業に取り組む理由です。
やわらかくおいしい缶入りパンが出来ました。
昨年度、(株)津々浦々、キリン株式会社の社内ベンチャー(株)Leapsinの技術指導のもと、製品開発に取組み、缶入りパンとしては、普通のパンのように柔らかくおいしい製品を開発することが出来ました。防災食としても、日常食としても満足していただける品質と自負していますので、行政の防災食や市場への展開も考え地元企業と連携をして取り組む予定です。どうか、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
● 支援金の使いみち
・ 保存食パンを巻き締める機械 (シーマー購入資金)
・FAAVO手数料
● 実行スケジュール
8月~9月クラウドファンデング実施
9月に設備を導入し令和元年10月より新事業をスタートする予定です。
● お問い合わせ先
0856-77-1681
特定非営利活動法人地域活動支援センターよしかの里
理事長 橋本 俊郎