言葉・文化の違いを乗り越えるために…
伊勢崎市で日本語学習支援を行っています!

FAAVOをご覧のみなさま、はじめまして。「子ども日本語教室・未来塾」の高橋清乃です。「子ども日本語教室・未来塾」では毎週土曜日に、伊勢崎市に住む日本語を母語としない子どもたちへの学習支援をしています。彼らは家ではスペイン語・ポルトガル語・英語などなど、親の話す言葉を使うので、学校で習った言葉を家では使わずに生活しています。そのため日本語が定着しにくい状態です。 また、そんな子どもたちの親御さんも近くの日本人と交流する機会があまりなく、日本語または日本文化への関心が薄い状態です。 ▼「子ども日本語・未来塾」での授業の様子 伊勢崎市は、群馬県内で1番外国籍居住者が多い地域です。外国籍居住者が多いからといって、特に交流イベントなどが大々的に行われているわけではありません。「子ども日本語教室・未来塾」では、これまで地域のイベント(七夕祭り、絣の郷交流まつりetc.)などに参加してきましたが、まだまだ交流の機会が少ないと感じています。そして言葉の壁・文化の壁を強く感じています。 もしその壁を取り払う、日本人と外国人が交流する場所や機会があったら?もっとお互いに興味関心を持って、話をするきっかけが出来るはずです。そして伊勢崎市という場所がより元気になると思うのです! そこで、今回は日本語を一生懸命勉強している外国籍の子どもを通して、地元の日本人と外国人の交流イベント計画しました! ▼過去に参加したイベントの様子 *七夕まつりパレード *絣の郷交流まつり *地域の皆さんと芋掘り

お互いを知るきっかけ!
地元の名産名所に触れる交流イベントを開催!

《イベントの目的》 ★「国は違っても同じ人間、それを認め合う交流へとつなげる」 ★「交流することにより、互いの違いを知る」 そこで、まず外国人が興味を持ってくれるよう子どもたちには着物を着せたいと思います。日本文化の代表格・着物を通じ、子どもたちには日本文化を肌で感じてほしいと思います。 今回着用するのは、明治時代に一世風靡した【伊勢崎銘仙】です。最近では、NHKの朝ドラ「カーネーション」「花子とアン」などで着用され注目を集めています! 【伊勢崎銘仙】 銘仙は糸を染めてから織り上げる反物です。伊勢崎では図柄に合わせ縦糸・横糸ともに先染めし、織り上げたものです。ベテランでないと図柄がずれてしまうという、大変な織物です。 地元の文化を知ることで、外国籍の子どもたちは、より自分たちの住む伊勢崎市に親しみを感じてくれるのではないでしょうか。大人たちは、わが子が日本文化に触れている姿を見て「日本に住み、日本文化の中にいること」を実感すると思います。また、日本人にとっても「地域の特産品」の魅力を改めて感じることが出来る良い機会になると思っています。 この【伊勢崎銘仙】を着用し、伊勢崎の歴史ある名所や地元商店街などを散策したいと思っています。

地元が誇る名産【伊勢崎銘仙】を着て街に出よう!

【伊勢崎銘仙】は、【相川考古館】で着付けをしてもらう予定です。国重要文化財の埴輪、弾琴男子像、武装男子像、盛装男子像、広帯男子像4点が展示されています。弾琴男子像は教科書にも載っているので、本物を見ることにより、学校での勉強が身近なものになります。また、江戸時代からの古い人形や、伊勢崎銘仙なども数多く所わがしており、数年に一度、企画展等の催しなどで一般に公開しています。 そのすぐ近くに【明治館】があり、明治4年に建造した、県内最古の現存する2階建て洋風医院建築物で、和洋折衷の造りを外からも中に入っても楽しむことができます。 また近くには【伊勢崎神社】があり、そこも散策します。新田義貞が1329年に八坂神・稲荷神・菅原神の3神を合祀したという由緒ある神社です。 伊勢崎には古くからある和菓子屋さんも多く、【舟定屋】【赤石屋】【親玉】、そして、天皇陛下献上銘菓製造本舗の【松露庵】もあり、和菓子を目で見て楽しみ、食べて楽しみます。 創業130年というお茶屋さんの【茂木園】は交流パーティでのお抹茶を用意してくれます。 ▼天皇陛下献上銘菓製造本舗の【松露庵】  常務の矢内さんと店内で販売されているお菓子

地元は同じ!
国籍に関係なく交流できるパーティーを!

外国人は怖いと思っている日本人もまだまだいますし、外国人も知らない日本人は怖い、と思っている人もいます。そんな人たちも交流することにより、お互いの心がわかるようになり、考えた方の違いがわかるようになり、互いに認め合いながらより良い環境づくりがしていけるようになります。交流のための一つの手段として、地元の名産特産である「【伊勢崎銘仙】を着る」ということを考えました。地元の日本文化に実際に触れることにより、より一層理解が深まると思います。 しかし、【伊勢崎銘仙】は借りるにも高額な費用がかかってしまい、着用数が限られてしまいます。そこでより多くの人が交流できるように、交流パーティーもあわせて企画しました。小さな会場ですが、茶道体験が出来たり日本ならではの軽食(和菓子や赤飯など)を食べたりしながら、たくさんの人が日本文化に触れ楽しめる場にしたいです! ネットでどんな情報を仕入れたとしても、実際に顔を合わせること以上に、お互いを知る方法はないと思います。伊勢崎市に住むひとが、国籍に関係なく交流できるパーティーにしたいと思っています! ▼交流パーティで用意するお菓子などの一例 (※茶道具、お赤飯はイメージです)

イベントスケジュール

《開催予定日時》 11月8日(日) ■10:00  粋庵集合 着物(伊勢崎銘仙)を着る →着物を着た人たちと市内散策 ■13:00~ 交流パーティ開始 茶道でのお茶の飲み方を参加者全員で体験 →お抹茶やお菓子、赤飯などをいただきながら、自分が話せる言葉での交流

支援金の用途とその内訳

【伊勢崎銘仙】 ・銘仙借用費 100,000円 10人分 ・着付け費用 100,000円 10人分 【交流パーティー】 ・会場借用費 10,000円 ・軽食代 40,000円 和菓子・抹茶・お赤飯等 ------------------- 計250000円

子どもの可能性を伸ばしていきたい
みんなで支える「地元の未来」

日本語を母語としない子どもたちは、理解できないのではなく、理解できる力がついていないのです。このパーティをきっかけに、皆さんもぜひ支援に来てください。子どもたちは言葉が不自由なだけで、きちんと教えればしっかり学習できます。いま一生懸命日本語を学習している彼らも、この先、地元を支えていく大切なメンバーの1人です。 伊勢崎市に住む子どもたちには、国籍に関係なく「自分の地元」を好きになって欲しいと思います。そのために、これからもっと地域との関わりを深くもっていくことが重要なのではないでしょうか。 今回のプロジェクトが、その第一歩となりますように! 子どもが少なく将来が不安な日本にとって人材を育てるのは大切なことです。日本人・外国人と言っている場合ではありません。どこの国の子でも、みんなで協力し合い、子どもを一人前の社会人に育てましょう!

起案者情報

【プロジェクト代表者】高橋清乃 【団体名】NPO法人 Jコミュニケーション 【団体代表者】高橋清乃 【HP】http://npo-jcom.com/ 【facebook】https://www.facebook.com/kodomo.miraijuku
  • 2015/10/24 16:15

    https://www.facebook.com/kiyono.takahashi.14 着てみました。 似合うかしら?

  • 2015/10/22 15:30

    小学3年生の女の子。 学校の先生がお手本に書いてくれた漢字を、一生懸命書いている。もちろん見ながら書いている。頑張ってきれいに書いている。 しかし、しかし、意味は全然分からない。 少しずつ説明するが、ノート1ページくらい(漢字20くらい)説明すると飽きてしまい、なかなか進まない。 日本...

  • 2015/10/21 14:02

    子どもたちの喜ぶ顔を想像し、頑張ります。 あの子にはどんな着物が似合うかしら? みなさま よろしくお願いします