自産自消ができる社会を創る

こんにちは、株式会社マイファームの西辻と申します。 2007年より自産自消ができる社会を創るという理念のもと耕作放棄地を活用して様々なサービスを提供してきました。一つ目のサービスは都市部の耕作放棄地を再生させて、農業をしたことがない都市部の方々に対して農業を楽しんでもらう場所「体験農園マイファーム」を全国で120箇所以上提供してきました。延べ利用者数は1万人を超えており、市場も創出されてきています。さらに農業を楽しいと思ってもらえた人たちにより深い学びの場を提供して、その知見をもってより広い耕作放棄地へとフィールドを移行してもらうためにアグリイノベーション大学校を設立して現在3校で150名あまりの生徒が学んでいます。 この卒業生はそれぞれ地元へと戻っていき、農業を始めることが多いのですが私たちが支えることができる仕組みとして開始したのが彼らの農産物を買い上げるという形で仕入れを行って小売の窓口を開くことで八百屋マイファーマーを展開し始めました。

物流コストの課題がみつかった!買い物を難民を救える

その中で見つかった課題が、地元に帰って生産をしても近所のコミュニティが壊れつつあって地元に販売ができず弊社の八百屋のあるところまで運んでいるという課題でした。 その利益構造が物量にもよりますが35%程度が物流コストになっていることがわかりました。 一方で地元には買い物難民と呼ばれる高齢者が多く存在をしており、遠距離の買い物ができない状態にあり、それをつなげたいと思いプロジェクトをスタートさせました。

「ファミーゴ」で農家が近所の消費者とつながって効率よく配達できるCtoCの仕組み

本プロジェクト名は「ファミーゴ」で農家が近所の消費者とつながって効率よく配達できるCtoCの仕組みです。 このサービスの受益者は3者で生産者、消費者、そして仲介者が存在します。それぞれのメリットは以下の通りです。 ▼消費者のメリット!時間に合わせてとりに行ける またこのサービスは、配送日が週2回曜日と時間が決まっており、その時間に仲介者のところへ配送をして消費者は受取にいきます。さらにご近所同士で親密になってこれば直接取引をしてもらっていい形をとっており、ソーシャルプラットフォームとして社会全体の利益を優先させます。

近所の人同士をつなげたサービス

今まで、農家が直接消費者に届ける仕組みがありましたがいずれも会いにいくことができない遠くの人が対象でした。しかし、野菜の一番のおいしさの要素は名人が作った野菜よりも採りたての野菜であり、近所の人同士をつなげたサービスはありませんでした。 また、物流拠点に農産物を集約させて配送をするサービスはありましたが、それが近所のそろばん教室や介護施設になることで地元間のつながりを強くします。 さらに前述したように近所の関係性が密になればなるほど、このサービスは必要なくなるので契約上の縛りなどは一切存在させません。お互いが必要だと感じたらこのサービスのクレジット決済機能や配達不可時の補償などを利用していただければいいと考えています。

「採れたて新鮮野菜」が食べられる

中山間地では人口減少に伴って小売店の撤退が始まっており、農産物を買える場所が少なくなってきています。今日では購入できなくなった目の前の畑のお野菜を再び購入できるよう、農家と消費者を現代風に結び付けてコミュニティの再構築を狙います。 地方に住んでいる人は都会のことがわかりません、地方に住んでいる人の食に対する一番の魅力は「採れたて新鮮野菜」が食べられるということで都会ではこれは絶対に不可能なことです。その喜びを再び提供したいと思っています。 現代の物流網の発達によって、地元の野菜が都市部に流れることが多くなってきましたが農家の収入は減る一方です。それなのに目の前の消費者は違う産地の野菜を購入しています、このミスマッチを取り除くことが可能です。 消費者、仲介者、生産者がコミュニティの中に存在することで本当の意味でのCSA(コミュニティサポーテッドアグリカルチャー)が実現できます。※あえてCSAと呼んでおいたほうがわかる人にはわかりますので。

20年までに1万人の農家が利用してほしい

今後このプロジェクトを国内全域に広げて再び地方の人たちは一番おいしい野菜を地元のものを食べることができる世の中に変えたいと思っています。年間増えていく新規就農者で40歳未満で定着する新規就農者の数は約1万人、20年までにその20%の人たちである1万人の農家が利用してほしいと思っています。

集まった支援の用途とその内訳

システム「ファミーゴ」の開発費 5,000,000円の内一部に利用 ▲HPのトップ画像

もう一度当たり前だったことが当たり前のようにできる地域コミュニティを創りましょう!

従来、地域循環の中で農産物は売買されてお互いを知っている関係だったため、「安心」や「安全」は可視化しなくて可能なことでした。しかし現代では「安全」は農家が管理をしっかり行うことで担保されてきていますが、「安心」についてはあやふやなままです。「安心」というのは、生産者と消費者お互いの信頼関係の中で築かれるものでスーパーの野菜に顔写真が貼ってあるから安心ではありません。 世界の中で日本の農業の一番素晴らしいところは「日本人が作っていること」と言われており、決して技術や機械とは言われません。この日本人が作っているという言葉の裏にあるのは、きっときめ細かく丁寧に作っているだろうという安心感を持っているからで「安全」は別物だと考えています。この「安心感」を私はもう一度、地域に作りたいと思い、このプロジェクトを起案しました。 どうぞ応援よろしくお願いいたします。

起案者情報

▲西辻写真 【団体名】株式会社マイファーム 【代表者】西辻一真 【経 歴】 1982年6月 福井県にて生まれる 2002年4月 京都大学農学部に入学 2006年4月 株式会社ネクスウェイに入社 2007年9月 株式会社マイファームを設立 代表取締役に就任 2010年8月 平成22年度の農水省の政策審議委員に就任 【メディア掲載】 ▲2015年09月02日 月刊MOKU9月号特集に代表の西辻取材記事が掲載されました。 ▲2015年8月16日 「TBS『がっちりマンデー~日曜に勉強!月曜から実践!~』出演 2015年8月31日 「文化放送『福井謙二グッモニ』」出演 2015年6月 月刊事業構想に掲載されました。 ▲2015年05月18日 読売新聞に掲載されました。 ▲2015年02月25日 日経産業新聞 特集「異端力」に掲載されました。 2015年02月16日 東京都現代美術館開館20周年記念トークセッション(2015年2月22日)に西辻が登場いたします! 2015年02月12日 SOLAR JOURNAL NO.12(1月31日発売)特集「みんなの農業」に当社事業が紹介されました! 朝日新聞に掲載されました 2015年02月04日 e-コロンブス~地域経済をリードする産業栽培メディア~2月号増刊に掲載されました 2015年1月1日 ビッグイシュー日本版に掲載されました。 2014年11月20日 「向井理×12人のトップランナー ぼくらは働く、未来をつくる。 向井理 (著)AERA 編集部・編出版社:朝日新聞出版」インタビュー掲載 2014年11月04日 Farm+biz に西辻の取材記事が掲載されました。 【HP】http://myfarm.co.jp/ 【facebook】https://www.facebook.com/kazuma.nishitsuji 【Twitter】kazumyfarm 【Blog】http://myfarm.co.jp/feature001/

  • 2015/12/01 01:04

    ご支援を頂きました皆様へ   お世話になります、マイファームの西辻です。 この度は新サービスファミーゴのクラウドファウンディングへの ご支援ありがとうございました。   締め切り1時間前に目標金額に達することができまして 大変感動しておりますとともにすごい力を私自身頂いたと思って...

  • 2015/11/22 22:37

    明日は、鳥取の北栄町というところで講演をしてきます。 ということで倉吉に前入りしたのですが名古屋から遠すぎて温泉地に到着したら 温泉しまっていたので温泉地で気分だけ旅行感出しておきます。   一昨日のカンブリア宮殿の放送で問い合わせが殺到していて 講演の依頼も多くいただいているのです...

  • 2015/11/17 11:49

    昨日から福岡に飛んでましてまったくのド新規開拓を私自らしています。 マイファームを知らない人たちの地域で、イチから行政や農家さんを回っていますが 非常に新鮮です。   また同時に感じることは、まだまだ地方都市は、 政策をしっかりと把握していなかったり、 農家さんが法律に関して曖昧な...