国立本店「ほんとまち編集室」です
はじめまして!東京都国立市にある「国立本店」を拠点に活動する「ほんとまち編集室」と申します。「本」と「街」をテーマとして、フリースペースである国立本店の企画・運営、本やフリーペーパーの企画・製作・出版・提案、国立市を中心としたまちとのコラボレーションによるイベント開催等を日々行っています。
昨年は一橋大学が神田一ツ橋から移転し、形成された国立大学町の開発最初期に建てられた文化住宅「旧高田邸」のさよならイベント(※)を地域の方々と企画・運営し、その解体までの記録を書籍化する等、「本」を媒介に「まち」とつながる活動も活発化してきています。
※ 旧高田邸と国立大学町:http://takadagiichirou.tumblr.com/
国立市最後の銭湯をすこぶる沸かします!
2016年4月中旬頃、国立市内にある銭湯「鳩の湯」において、銭湯背景画(ペンキ絵)絵師・丸山清人さんをお呼びし、浴場にある富士山のペンキ絵のライブペインティングや、壁面・天井のペンキの塗り替え等をイベント形式で実施します!
「松の湯」が営業終了、解体され...
今回このイベントを企画することになったきっかけの一つは、一昨年10月末、国立市で長く親しまれてきた銭湯「松の湯」が営業を終了し、それからあっという間に解体されてしまった出来事です。このことによって市内に残された銭湯は、今回イベントを実施する「鳩の湯」のみとなりました。
「鳩の湯」は営業を続ける!でも課題が
「松の湯」が解体された半年後、「鳩の湯」の店主・高張光成さんとお会いする機会ができました。お話を伺うと、世代交代した上で今後も営業を続けていく決意をされているとのこと。しかし老朽化していたボイラー(浴槽に加温する為に使用)の交換はできたものの、他の設備等へ廻す資金の余裕はなく、浴場では特に富士山のペンキ絵や壁面、天井等が傷んだままの状態となっていることをお話いただきました。
また「鳩の湯」は国立駅南口から伸びる「旭通り」を歩いて約10分程に位置しているのですが、通りから一本入ったところにあり、正直言って判りづらい。国立市民に話を聞いても知らない人がちらほらいます。学生街であるものの、最近では一人暮らしの家にも内風呂が標準化されているのが普通で、お客さんが徐々に減ってきている現実もあります。
30代の店主の気持ちを応援したい!
東京都の銭湯の数は、昭和40年代の約2,700軒をピークに、現在は計700軒を下回る程、その数を大きく落としていると言われています。「松の湯」しかり、経営者の高齢化も相まって銭湯が次々に潰れていく中、30代の高張さんが「鳩の湯」を引き継ぎ、営業を続けていく決意をされたのは大きな意味があると思いますし、なんらかの形でぜひ応援したいと考えました。
店主・高張さんのこと
鳩の湯の店主・高張光成さんは鳩の湯で生まれ育ち、今から約15年前に鳩の湯で働き始めました。それまでもお手伝いはしていたそうですが、それほど思い入れはなく。ただ、お客さんとの会話の中で「仕事頑張ってね」といった言葉を投げかけられるなか、徐々に愛着も生まれてきたそうです。
現在、お父さんも番台に立っていますが、店主として鳩の湯を切り盛りしているのは光成さん。銭湯の置かれている状況はあまり良いものではなく、銭湯を閉めようと考えることもしばしばあったそうです。ただ、お客さんからの「やめないでほしい!」という応援の声は多く、奥さんの後押しもあり、やれる限りはこの銭湯を続けていこうと考えるようになったそうです。
今回取組む、なかなか手を出せずにいたペンキ絵や天井・壁面のペンキ塗替えを、高張さんは鳩の湯を盛り上げていく契機と捉えており、そのサポートを我々もぜひ行っていきたいと考えています。
心強い2人の技術者
今回行うこの取組みに賛同してくださった方が2人います。
<丸山清人さん>
1人は、日本に3人しかいない銭湯背景画(ペンキ絵)絵師の1人、丸山清人さん。80歳の今も銭湯背景画の絵師として活躍されている丸山さんは、実は鳩の湯と同じ国立市内にある矢川という地域にお住まい。鳩の湯の現在のペンキ絵は丸山さんが描かれた富士。今回、ライブペインティングの形で多くのお客さんに見ていただきながらペンキ絵を更新することにご快諾いただきました。
<市川寛之さん>
そしてもう1人が市川寛之さん。店主の高張さんと幼馴染の市川さんは、現在塗装会社の社長をされています。鳩の湯にももちろん馴染みのある市川さんは今回、壁面・天井のペンキの塗り替えをしてくださいます。
ライブペインティング本番のスケジュール
ライブペインティング本番を4月中旬に設け、それまでの役ヶ月程度を使って徐々に壁面・天井のペンキ塗り替えを行なっていきます。
ライブペインティングの本番では、ライブペインティング以外に風呂に合う音楽や、地元飲食店とコラボしたケータリング、風呂にまつわる書籍を楽しむイベント等も行う予定です。
[イベント実施日時(予定)]
2016年4月16日(土)、17日(日)11時~18時
[イベント内容]
◆ ライブペインティング(メインイベント)
銭湯背景画絵師の丸山清人さんによる、ペンキ絵のライブペインティング。下書きなしでペンキ絵の上に直接新しいペンキ絵を描いていく様は間近で見ていて壮観です!1日目は女湯、2日目は男湯のペンキ絵をそれぞれ描いていきます。
◆ 風呂に合う音楽ライブ(仮称)
ライブペインティングが行われている間、様々なジャンルの音楽家による、風呂や銭湯で聞きたい素敵で心地よい音楽を演奏します。
◆ 足湯 × 風呂本読書(仮称)
湯船に足湯程度の湯を張っての読書。風呂にまつわる様々な書籍を用意します。
◆ 地域飲食店によるケータリング(仮称)
鳩の湯のある旭通りや多摩蘭坂下の商店街の飲食店にご協力いただき、このイベント限りの特別ケータリングを行います。
その他企画も開催予定。
(ライブペインティング以外のイベントは変更の場合あり)
集まった支援の用途とその内訳
■ペンキ絵及び天井・壁の塗り替え ¥700,000
■その他 ¥200,000
■FAAVO手数料 ¥180,000
このうち90万円の調達を目指します!
ぜひこの取組みを応援してください!
「鳩の湯」が多くの方に愛され、そして持続し続けることを私たちは望んでおり、今回のイベントのみの一過性の取り組みとなってはいけないと考えています。銭湯のペンキ絵を塗り替えていくライブペインティングを直に見ることができるのは大変貴重な機会です。
銭湯ファンや国立市民はもちろんのこと、銭湯を訪れるきっかけのなかった多くの方にも楽しんでいただけるようなイベントを実施し、「鳩の湯」や銭湯のファンが一人でも増えることを願っています。ぜひ応援をよろしくお願いします!
★FAAVOの操作が分からない方:「銀行振込」も対応いたします
クラウドファンディングを公開している中、「支援はしたいけどFAAVOの操作方法・決済方法が分からない」というお声をよくお聞きしていますので、「銀行振込」にも対応させていただきます。
<銀行振込をご希望の方へ>
銀行振込でのご支援方法をご希望される方は、担当者にて個別対応致します。下記アドレスまでメールにてご連絡ください。折り返し手順についてご案内させていただきます。
メール:info@kunitachihonten.info
【必須記載事項】
・お名前
・ご住所(リターン品送り先)
・電話番号
・メールアドレス
・ご支援金額
・ご希望の支援コース:30,000円コース、50,000円には、同一金額で複数のコースがあるので、ご注意ください。
ご連絡頂く際は、件名に"鳩の湯・銀行振込について"と記入下さい。また、本文中には「必須記載事項」をご明記下さいますようお願い致します
※ 振り込み手数料につきましては申し訳ありませんが、ご負担願います。
起案者情報
【団体名】国立本店「ほんとまち編集室」
【室長】加藤 健介
【HP】http://www.kunitachihonten.info
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