畳のコミュニティースペースを作って、多世代交流で地域を盛り上げる!

AGURA運営委員会代表の本山千絵と申します。

私はシングルマザーとして子供を育てながら一級建築士の資格を取得して起業しました。そんな中、子育てしながら女性が働くことの大変さを身をもって感じてきました。子育てがひと段落したあと、シングルマザーの支援活動も始めました。


そのような活動をする中で、地域のみんなで子どもを育てる社会になったら、お母さんたちはもっと幸せに子育てができると感じました。私が建築士としてできること、地域の為の場所づくりをしたい、お母さんたちが生き生きと活躍できる場所をつくりたいという想いから、同じ思いの仲間と一緒にAGURAを立ち上げました。

 

代表本山と副代表緑川

 

私たちは、さいたま市内の空家を再生させ、「地域を元気にしたい!」と考える、建築士・不動産屋・行政書士・NPOスタッフ・ライターらのグループです。 これまでも多角的な視点で空き家活用事業に取り組んできました。 その集大成として今回、北浦和にある空き家を活用して地域のみんなが集まれるコミュニティスペースを作ります。 「特技を活かして地域で活動したい」「子どもを育てながら仕事がしたい」など、活躍の場を探している方の為に、メンバーそれぞれの特技を生かし、活動の仕方や働き方の実現をサポートするコミュニティスペース作りに挑戦しています。

 

AGURA外観写真

 

建物のオーナーは畳職人の吉川友一さん。先代から家業を引き継ぎ50年。繊細な手作業と堅実な仕事ぶりで人々の暮らしのひとコマを支えてきました。このコミュニティスペースにも藺草(いぐさ)の香り漂う真新しい畳がふんだんに使われています。畳の上にあぐら(AGURA)をかいて楽しく交流する、ひざを交えて思わず話し込んでしまう…。建物の名前にはそんな私たちの理想と思いを込めました。 

 

 

畳の原料である藺草の香り成分には、気持ちを落ち着かせる効果があります。素足で歩けるという日本の素敵な文化でもあり、あぐらをかいて話すというのは、テーブルをはさんで椅子に座っているよりも距離が近く親近感が増します。

 

私たちはそうした健康素材、コミュニケーションツールとしての畳の良さを活かして、誰もがリラックスできて、落ち着ける地域の「居場所」を目指します。

 

人と人との繋がりの中で、「高齢化問題」「子育て支援」「お母さんたちの就業支援」など地域の課題を解決していく拠点、それが『AGURA』なのです。 

高齢者と子育て世代ミックス!地域にいる人たちが地域を面白くする!

 

近年、日本の住宅事情は大きく様変わりしています。127万人都市さいたま市は駅前好立地の大型マンション建設により働く世代の流入と核家族化が進み、一方では昔ながらの住宅地には空き家が散見し、高齢者のひとり暮らしや高齢者のみ世代が増えています。

 

AGURAの運営メンバーは日ごろから地域の中で活動しており、そのような現状を常日頃から目の当たりにしてきました。「世代を超えて気軽に集まれる場所がほしい」「自分の経験や可能性を発揮できる拠点がほしい」という声を地域の人から聞くにつれ、地域を元気にするには、まず地域の拠点となる居場所の必要性を感じていました。

 

そんな中で、今回はご縁をいただき、地域の空き家が畳のコミュニティペース「AGURA」に生まれ変わったのです。

 

ターゲットは子育て中のお母さんと高齢者の方たち。普段から地域の中にいて、地域のことを見ている人たちが主役です。畳のスペースがあれば、赤ちゃんはゴロンとお昼寝。ママはゆったり。お年寄りはほっこり誰もがくつろいで交流することができます。

 

 

交流だけとどまらず、高齢介護に関する相談や女性の起業塾、各種セミナー、さらに子育て応援イベントや展示会など、日替わりでコンテンツを用意して、「足を運びたくなる場所」を作ります。

 

AGURA間取り図

 

 

 

地域の高齢化問題と、子育て中のお母さんの子育て・就労の問題を解決!

 

 

 

AGURAのある北浦和の元町エリアは、古くからの住宅街で高齢化が進んでいる地域。そこに子育て中のお母さんが気軽に立ち寄れて、趣味だけでなく、よりビジネス的な視点から地域課題の解決に取り組みます。地域のサークルなどを巻き込んだイベントだけでなく、2階は貸事務所機能を持たせてあります。また、起業に関する相談も常に受け付けるなど、サポート体制も万全。

 

北浦和駅周辺

 

AGURAのある北浦和の元町エリアは、古くからの閑静な住宅街で、高齢化が進んでいる地域。そこに子育ても仕事も頑張る女性が気軽に立ち寄れて、趣味だけでなく、よりビジネス的な視点から活躍・起業できる仕組みをつくります。

 

お母さんが趣味や特技を活かして、何か活動や起業をするのにはいくつかの障壁がありますが、まずは子ども預けることができない。これはお客さんとして来てくれるお母さんたちにも言えます。AGURAでは畳の空間でそこにいる人たちが子どもたちを見守ることもできます。

 

また、AGURAは空間貸しのコミュニティスペースがあり、1時間500円とリーズナブルに利用するこ

とができます。また、場合によってはイベントをスタッフがサポートすることができますので、気軽にお試しイベントを行うことができます。

 

ママ向けイベント

 

さらに本格的に取り組む際には2階の貸事務所を借りて、起業にチャレンジする場としても最適。スタッフには実際に起業した先輩女性起業家だけでなく、法律、コミュニティビジネス、情報発信などさまざまな専門家がそろっているので、ここで気軽に相談をしながら事業を進めていくこともできます。

 

メンバー写真(こんなメンバーがサポートします!)

 

集まった支援の用途とその内訳

リノベーション費用 30万円

機材購入 20万円

 

現在、6月1日にAGURAをオープンしましたが、まだまだ設備や機材が十分ではありません。

特にコミュニティスペース(イベントスペース)をより大きく使うために、キッチンとの間にある壁を撤去しようと考えています。しかし、現在も赤字で運営しており、リノベーション費用が出ません。

 

ここをリノベーションします!

 

私たちは地域の交流スペース、コミュニティビジネスの拠点として、AGURAを運営していきたいと考えています。畳を使った和風なスペースで、近隣の市民が主役になれるコミュニティスペースです。地域の人がいきいきと生活できれば、地域はかならずよくなります。そんな拠点としてAGURAを運営していきますので、ご協力お願いいたします!

 

スケジュール

2016年5月20日 プレオープン(~2016年7月末までプレオープンイベント期間)

2016年6月1日 介護者サロンオープン

2016年8月 インキュベーションオフィスも兼ねて正式オープン

 

起案者情報

【団体名】 AGURA運営委員会

【代表者】 本山 千絵