ユースアルティメットクラブとして、東京都福生市で活動するGONA(ゴナ)の代表篠田です。この度、我々のチームに所属する女子選手が2名、7月末からポーランドで開催されるアルティメット世界大会のU20日本代表に選出されました。(WFDF2016ジュニアアルティメット選手権大会@ポーランド・ウロツワフ)西多摩から世界へ羽ばたく彼女たちふたりの、ポーランドへの遠征費をご支援ください!
U20日本代表メンバー
http://www.jfda.or.jp/2016/02/15/2016wjuc_select_result/
アルティメットの将来~オリンピックへ向けて~
アルティメットが所属する世界フライングディスク連盟は2015年にIOC(国際オリンピック委員会)の承認競技団体となりました。フライングディスクとは、いわゆるフリスビーを使った競技団体です。その競技の中でも、世界的に競技人口が増えているアルティメットという種目が2024年夏季オリンピックにて正式種目入りを目指しています。いわゆる、オリンピック種目になる可能性が高い競技なのです。
代表入りした倉鹿野 南鼓音(上)と松崎 海李(下)
彼女たちの夢をかなえてあげたい
現在のスポーツ界ではサッカーや野球といった、ほんの一握りの大きな競技団体に限って、遠征費等の負担はそれぞれの協会がしてるのですが、アルティメットを含むその他多くのスポーツ団体は活動費を「自費」で集めているのが現状です。その活動の裏には、資金を集められず、夢を諦めてきた選手が数多くいます。大きな企業やスポンサーがアルティメット競技にはない分、地域皆さんに支えていただき、彼女らが一生懸命取り組んで掴んだ「日本代表として世界一になる」という夢をかなえてあげたい。そう願って、募集を致しました。
アルティメットの競技とは
【アルティメット紹介動画】
そもそもアルティメットとは、フライングディスク(登録商標:フリスビー)を使ったスポーツで、7人制で行う競技です。100m×37mのフィールドでフライングディスクを落とさずにパスをして運び、コート両端のエンドゾーン内でディスクをキャッチすれば得点となります。簡単に言えば、アメリカンフットボールをボールではなく、ディスクを使って行うイメージです。世界大会では17点先取の得点制で勝敗を決定します。他の球技にはないディスクの飛行特性を操る技術や走力、持久力を必要とすることから「究極(Ultimate)」の名前が付けられました。ディスクの特性を利用した「華麗なパスワーク」、風によって浮いているディスクを飛びつきながら掴む「ダイビングキャッチ」、コートの端まで届く「ロングスロー」などのダイナミックなプレーが魅力のスポーツなのです。その世界大会が、欧州ポーランドで行われるのです。
今回集めた資金の用途
世界大会エントリー費:18000円
大会期間中滞在費:42500円
航空券・宿泊費:240000円
ユニフォーム・代表活動費:70000円
国内代表合宿費用:200000円
※開催地(千葉・富士市・箱根・愛知県・和歌山県・未定(関西地区・関東地区)
一人合計:570500円
リターン品購入 81000円
FAAVO事務手数料 28万円
合計150万円
西多摩からオリンピック選手を!
西多摩には現在オリンピック選手がいません。一方で、2020年に東京オリンピック開催が決定し、日本国内でオリンピックへの関心が高まっています。日本代表に関して調べてみると、前回のロンドンオリンピックには293人の日本選手が参加しました。ですが、西多摩出身の日本代表選手はゼロでした。日本代表選手を西多摩から輩出し、地域に明るいニュースを届け、西多摩のスポーツがより一層盛り上がればと思っています。
最後に
彼女たちには、アルティメットという競技で世界一を狙ってきてほしいと思っています。その一方で、14歳という年齢で世界と触れ合うチャンスをもらい、人間的に成長してこの西多摩に帰ってきてほしいと思っています。14歳といえば、思春期で親にも反抗しがちで、色々なことに興味を持つ時期です。この多感な時期に海外で世界各国のプレーヤーと戦うことができるチャンスは彼女らの人生にとってとても貴重な経験になります。そして、その経験が彼女たちの学校の仲間や、地域に伝わり、そして彼女たち自身も西多摩にとって貴重な人材となることと思います。