皆さんはじめまして!

加藤木桜子と申します。現在38歳、社会福祉士として活動をしています。

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私は、23歳で初めてヘルパーの仕事を始めました。

自宅で暮らす介護の必要な高齢者が、介護が必要であるがゆえに元気な時にできていた趣味の活動をできなくなっていて、それをヘルパーが支援できていないなど、自分らしい生活を営めなくなっている現状を目の当たりにしました。

 

 

 以来、

「福祉を必要とする人が自分の暮らしたい地域に暮らし、自分の大切にしている趣味や生活を尊重しながら生きることのできる社会を作りたい。」

そう願って、相談を受けたり、福祉にまつわる啓発活動をするといった取り組みをしてきました。

 

26歳の時から、練馬区大泉学園を拠点に活動をしています。

そして現在、大泉学園町で新たな場づくりを進めています!

共同住宅「ウイズタイムハウス」をオープン!

▲建設中のウイズタイムハウスの写真です!

 

東日本大震災を機に東北から東京に避難してこられたご高齢の方からのご相談をきっかけに、高齢の人、障害のある人やご家族など、生活に少しサポートがあると暮らしやすくなる人が、ひとりでも家族でも安心して暮らせる共同住宅「ウイズタイムハウス」をオープンします。

 

その1階には、居住者だけでなく、さまざまな人が交流できる地域の居場所「ウイズタイム」があります。「高齢」「障害」「こども」を分けがちな既存の制度の枠にはまらない、新たな取り組みの場です。

 

そのオープンを記念して、「ウイズタイム」を、より過ごしやすい場にするために、多様性を象徴する十人十色の棚を作ったり、みどりを飾るイベントを計画しています。1日かけてみんなで作業することを通じ、障害のある人もない人も交流しながら、この場所で新たな出会いが生まれるきっかけにしていきたいと考えています。

 

このプロジェクトをクラウドファンディングで行なうことにしたのは、2つの理由があります。

 

●ひとつは、今回行なう予定のイベントに立ち寄ったこどもや障害のある人やご高齢の人が、参加費を支払わなくても気軽に参加できるようにすることで、「ウイズタイム」を地域に開かれた場として認識していただきたいからです。

 

●ふたつめは、この活動に賛同くださる人が、大泉学園は遠くてなかなか来られなくても、クラウドファンディングを通じてウイズタイムハウスの活動に参加していただけたらと考えたからです。

 

こうした、皆さんに関わっていただくやり方は、これからも工夫していきたいと思っています。今回はその第1弾です!

ウイズタイムハウスとは…雨が降ったときの傘のような存在! 

▲ウイズタイムハウスのロゴです!

 

私は社会福祉士として、福祉を必要とするさまざまな方の相談を受けてきました。

そして、あるとき、東日本大震災の原発事故の影響で福島から東京に避難してきた高齢のご夫婦から、もうすぐ公営住宅を退去しなければならないという相談を受けたのです。高齢のため、再び福島に戻るのは困難である様子。私は、そのご夫婦が東京で、安心して暮らせる場を作れたらと思いました。

 

振り返れば、私は様々なご相談を受ける中で、地域で暮らすにあたって現状の制度では解決できない壁にぶつかることが多々ありました。

 

例えば、知的障害のある息子さんを大切にケアしてきた80代のお母さん。

「年老いて息子の世話ができなくなっても、生きている限りは大切な息子と一緒に暮らし続けたい。でも、親子で入れる施設を見つけることができない。」とおっしゃっていました。

恋人と結婚したいと思っていた知的障害のある人が、2人で暮らせる住まいを見つけるのがなかなか難しいという話も伺いました。

 

施設やグループホームなど、既存の制度の枠組みの中にあるものは、「高齢者は高齢者」、「障害者は障害者」、「こどもはこども」と利用できる対象が分けられています。多様な立場にある人が一緒に暮らすことができない場合が多いのです。

アパートなどの住まいで完全にひとりまたは家族だけで生活するのは大変だという人に、施設ではない新しい選択肢を用意する必要があるのではと、私は常日頃から考えていました。

 

心身がどんな状況にあっても、自分らしく、楽しく暮らせる場が地域の中に必要だと思うのです。

 

また、東日本大震災や熊本地震など、大きな災害が起きた時、障害のある人や高齢の人が安心して避難生活を送れる場はいまだ少なく、福祉施設や学校が頑張ってなんとか急場をしのいだという話も聞きました。災害時要援護者に配慮した、災害時の拠点となる場所を、ふだんから考えて準備しておくことが必要です。

 

「住まい」を単なるハコとして捉えるのではなく、人権や福祉の観点で捉える必要性、そしてふだんも、災害時も、地域の人が気軽に集える場がある大切さを感じています。

福島から東京に来られたご夫婦の話を聞いた時、私の中に日ごろから募っていた思いが花開きました。

 

そして、「生活の中に少しサポートが必要な人が、安心して、自分らしく、楽しく暮らすことのできる新しい形の住まいを作りたい!」と計画したのが、ウイズタイムハウスという共同住宅です。

1人になりたいときは1人で過ごし、つながりたいときにはつながれる。時をともに重ねる、そんな空間を目指して、「ウイズタイムハウス」という名前をつけました。

 

人生の中で雨が降ってきたとき、少しの助けになる、傘のような存在になりたいと考えています。

 

【一般社団法人ウイズタイムハウス】

 

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ウイズタイムとは…「仕事の価値」「私の役割」を見いだせる場を目指しています!

ウイズタイムハウスの1階スペースにある「ウイズタイム」は、地域の人が立ち寄れる場にします。

 

ここを拠点にして、地域で暮らす障害のある人が、ハウスの共用部分のお掃除などの入居者サポートや地域の拠点づくりのお仕事をします。今のところ、週2回、カフェを開く予定にしています。それ以外の仕事は、来てくれる障害のある人と一緒に考えて決めていきます。

この場所に、学校帰りのこども達や近所で暮らすご高齢の方などがちょっと立ち寄り、過ごせる場になったらと思っています。

 

障害のある人が働く場は「作業所」と呼ばれますが、作業所では多くの場合、内職仕事や清掃、自主製品作りなどをして、障害のある人の「お給料(工賃)」を稼いでいます。働く人たちにできるだけたくさんの「お給料」を払えればいいのですが、実情は厳しい現状があります。作業所を運営する人たちも、働く障害のある人に対してできるだけたくさん「お給料」を払いたいと考えていますが、高い「お給料」を実現するためには、障害のある人にはたくさん働いてもらわなければなりません。

 

もちろん、たくさん「お給料」が払えたらそれに越したことはありませんが、そのために障害のある人が過労状態になってしまったら本末転倒ではないかと、私は疑問に思っています。

作業所に効率が求められ、障害のある本人が本当はどんなことをしたいのか、どんなことが得意で、どんなことにやりがいを感じるのかを考える機会を十分に持つことができていないことも多いのが現状です。

 

また、日本社会が高齢化しているのと同様に、障害のある人も高齢化が進んでいます。年齢が上がれば障害の状態が重くなることもあり、学校卒業したての若い頃のようにバリバリと働くことのできない人もいます。

仕事とは、本当は「稼ぐ」ということだけに意味があるわけではないはずです。その人にとってのやりがい、生きがい、役割、居場所…仕事にはそんな意味もあるのではないでしょうか。

 

ウイズタイムは、稼ぎだけに偏らない、広い意味での「仕事の価値」や「私の役割」を見出すことのできる場にしたいと考えています。

 

ウイズタイムハウスが傘のような場所だとすれば、ウイズタイムは、傘を閉じて1歩、歩き出す場というイメージです。

 

ウイズタイムの場所は、一般社団法人アライブに賃貸し、運営していただく予定です。

  

▲ウイズタイムのロゴです!

集う人がほっとできる空間づくりをめざして

障害の有無に関係なく、地域の人が楽しく集える空間を作りたい。そのために、ウイズタイムでは、おしゃれな空間づくりも目指しています。

 

ウイズタイムのインテリアを担うのはSOF


SOF は、「+遊び心(Sense of Fun)」を念頭に、作り手の創造性や歓喜を重要視した1990年代生まれの異業種クリエイター集団です。

 

今まで SOF が生み出したものは、例えば「棚⁺(タナプラス)」。国産の間伐材を使用することで環境保全の一端を担うなど、付加価値の高い製品づくりを心掛けています。

 

 ▲SOFのサイトより、棚⁺

 
SOF のメンバーには一級建築士、家具職人、デザイナー、カメラマン、ウェブデザイナー、映像クリエイターなど、それぞれ専門の技術をもった仲間が集結し、個人のスキルを活かしながら協業しています。

 

優秀な若者が企業の中でしか活躍の場がないのはもったいない、また、多様性のある働き方が今後必要になると感じた家具職人の細田真之介さんが、学生時代の友人に声をかけ、その仲間が新たな仲間を呼び、インテリアの展示会にオリジナル製品を出展したことから始まりました。

 

【SOF】

 

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今回のプロジェクトで、ワークショップを実現します!

ウイズタイムハウスの建物は、2018年5月に完成予定です。そして地域の拠点となるウイズタイムの活動は、6月から始動。

 

【皆さんにウイズタイムハウスをより良くする活動に関わっていただくプロジェクト第1弾!】

 

そこで、スタートを記念するイベントとして、SOFの協力のもと、今回、アライブ・ウイズタイムハウス合同のプロジェクトを計画しました。

ここで働く障害のある人、ウイズタイムハウスに住まう人、ご近所に暮らす人、そしてこの活動に関心を持ってくださるみなさんと一緒にこの場を作り上げるイベントを実現したいと考えています。

 

今回のプロジェクトは、棚づくり、まかないカレー、みどりのワークショップから成り立ちます。

 

【午前中:棚づくり】

 

ウイズタイムハウスの多様性を象徴する棚(ウォールキャビネット)を制作することからスタートします。

 

カットしてある木材を、ドライバーを使って組んでいきます。家具職人さんがコツを教えますので、電動工具に馴染みがなくても大丈夫です。DIY 好きのお父さんは腕の見せ所ですね。

次は箱に色を塗っていきます。使用する塗料は「mizucolor」。富士のきれいな水を使うなど原料にこだわったメイドインジャパンの自然派塗料です。天然成分 90% 以上なので、お子様でも安心してお使いいただけます。

様々な人が集まるウイズタイムハウ スの個性、「十人十色」をイメージして、カラフルに塗っていきます。最後は箱を一つ一つ 壁にかけて完成です。  

 

【まかないカレー】

 

障害のある人の自立生活を応援する活動をしている方が中心となったユニット「カオスフーズ」のご協力のもと、お昼は本格的なまかないカレーを作って食べます。カレーを一緒に作りたい!そんな仲間を募集したいと思います。

 

 

  

▲以前カオスフーズが行なったカレーのイベントの様子です!

 

【午後:みどりのワークショップ】

 

SOFのメンバーの一人であるグリーンドレッサーの大島郁乃さんのご協力で、午後はみどりのワークショップ。

 

ウイズタイムに飾る、おしゃれなみどりを作ります。

素敵なみどりのワークショップが、今後ウイズタイムでの継続的な活動、障害のある人のお仕事につながっていくかもしれません。

ウイズタイムハウスから新しいみどりのつながりが街に広がったら素敵ですね。

 

イベントにかかる費用を集めたい!

ステキな棚やみどりを作るためには、材料にはお金がかかりますし、ワークショップを運営してくださる専門家であるSOFのみなさんには、専門職としての謝礼を支払いたい。

 

一方で、こどもも障害のある人も、ご高齢の人も、経済的な状況に関わらず、どんな方にも気軽に立ち寄っていただき、参加していただきたい。

 

そこで、今回クラウドファンディングで資金を集めることにいたしました。

クラウドファンディングを通じて、多くの方にウイズタイムハウス・ウイズタイムの取り組みを知っていただき、活動に参加していただければと思っております。

プロジェクトに関わる主なメンバーの紹介です!

▲ウイズタイムハウス・アライブ合同研究会

一般社団法人ウイズタイムハウス、一般社団法人アライブの役員など、ハウスを拠点に実現する取り組みにコアに関わるメンバーたちです。

 

▲一般社団法人 ウイズタイムハウス代表 加藤木桜子

社会福祉士として約10年、大泉学園で活動してきました。

ウイズタイムハウスを拠点に、地域の人たちと楽しい活動を展開していきたいと意気込んでいます。

 

▲ウイズタイム管理者 木村英幸

障害のある人や高齢者の介護の仕事をしてきました。ウイズタイムの管理者として、障害のある人と楽しく活動できる場づくりを目指しています。

 

 ▲SOF 細田真之介

家具職人。「+遊び心」の取り組みを進めていきます!

 

▲SOF 大島郁乃

 グリーンドレッサーとして、みどりのワークショップを担当します!

 

▲カオスフーズ

都内を中心に色々なイベントやスペースにケータリングをしているユニットです。今回は得意とするインドカリーをお出しします。

 

ウイズタイムは、今後、いろいろな人が気軽に立ち寄っていかれる場にしていきたいと考えています。

 

今回のプロジェクトがその最初のきっかけになればと思っています。どうぞみなさんのご協力をお願いいたします。

 なお、今回のイベントにかかる収支の取り扱いは加藤木個人が行ない、その管理運営は一般社団法人ウイズタイムハウスが行ないます。

今後のスケジュール

今回の企画は以下のような流れで進めてまいります!

 

・2018年4月27日正午 クラウドファンディング開始

 

・2018年5月 ウイズタイムハウス完成、地域への開放に向けて準備

 

・2018年5月12日、13日 ウイズタイムハウスオープンイベント

→くわしくはこちらをご覧ください。

 

・2018年5月28日23時59分 クラウドファンディング終了

 

・2018年6月30日 ワークショップイベントの実現

 

イベント詳細

【日時】

2018年6月30日(土)午前10時~午後5時

 

【場所】

ウイズタイムハウス大泉学園(練馬区大泉学園町4-30-20)

googleマップ

 

【申し込みについて】

ワークショップはそれぞれ定員を設けますが、申し込み方法は改めてご案内させていただきます!

 

カレーやお茶飲み、ウイズタイムハウスの見学はご自由にいらしてください!

 

 

 

集まった資金の用途

集まった資金は、以下のように使わせていただきます。

 

・ワークショップ開催費

 

・カレー材料費

 

・クラウドファンディングにご協力くださった皆様へのお返しにかかる費用

 

・目標より多く集まった場合は、ウイズタイムハウスに集う皆さんに使っていただく椅子やテーブルの作成費に充てます。

 

・目標額より下回った場合も予定通りイベントを実施します!

皆さまの応援、心よりお待ちしています!