海ニャンで海南(かいなん)市を知って欲しい

鱧の街・菓子の街海南プロジェクト実行委員会お菓子グループは、海南にてカフェや洋菓子店などを経営しているメンバーを中心に構成されています。

 

 

お菓子で海南の街を盛り上げていきたいと考え、「第1回お菓子祭り」の開催や、地元の名産をつかっての商品開発、地元の学校にてお菓子作りや食育の出張講座をおこなっています。また海南がお菓子のはじまりの地であることを伝えるべく、「たちばなとお菓子のものがたり」の冊子を作成し、イベントにて出張読み聞かせ等の活動もしています。

海南には貴重な歴史や文化が多数あり、そのことを一人でも多くの人に知ってもらいたいと考えています。

 

そこで海ニャンというキャラクターを公募で作り、さらにより身近に感じてもらいたくて、実際にふれあうことができる着ぐるみを作りたいと思っています。

 

またCF(クラウドファンディング)に挑戦することで、より多くの人に知ってもらう機会にしたいと思っています。CFは地域の宝探しになるからです。

CFをすることで、海ニャンが誕生した経緯(海南市がお菓子のはじまりの地であることの歴史の掘り起こし)を正しく伝えることができます。

 

また海ニャンがリアル招き猫(着ぐるみ)として皆さんの前にお披露目する時を、リアル招き猫となって海南の街で大活躍し、全国を飛び回って海南の街のPRをおこない活躍する海ニャンも紹介したく、海ニャンの存在を伝えるために、一緒に育ててもらうためにクラウドファンディングに挑戦します。どうぞご支援をよろしくお願いいたします。

 

海南の街はお菓子のはじまりだった!

西暦71年、橘本(きつもと)神社の御祭神である田道間守命(タジマモリノミコト)は垂仁天皇(スイニンテンノウ)のご命令で不老長寿の霊菓(現在のみかんの原種であるタチバナ)を常世国(今の中国)からはじめて日本に持ち帰ったと古事記・日本書紀に記されています。

 

▲橘本神社(和歌山県海南市下津)

※神社の更に詳細は本ページ最下部に掲載していますので、どうぞご覧ください。

 

10年の年月をかけて探し求め持ち帰ったもののすでに帝は崩御されていました。タジマモリノミコトは嘆き悲しみ自身も絶命したといわれています。その持ち帰った橘を最初に植えられた場所が橘本神社近くの「六本樹(ロッポンジュ)の丘」です。

 

橘はミカンの原種で現代のように砂糖などを庶民が口にできなかった昔は橘の実を加工してお菓子として食していたといわれています。

 

そのことから、「菓子の元祖」ともいえ、また植えられた橘本神社はお菓子の神社と呼ばれています。毎年(4月第1日曜日)行われる橘本神社の全国銘菓奉献祭では北は北海道から南は九州まで全国のお菓子屋さん約150社程度が繁栄祈願に訪れ、和菓子、洋菓子、飴菓子等のいろいろなお菓子が奉納されています。

 

お菓子業界の中では由緒ある、格式高い神社として崇拝されているのです。

 

しかしながら、地元に住む多くの方が、
「知らなかった・・・」 というのです。

 

あまりに残念でもったいない。
この素晴らしい歴史を伝えていかなくては。
お菓子で地域を盛り上げ、楽しい街にしていこう。

子どもたちに愛着を持ってもらえるような、楽しく伝える方法は無いか?

 

そこで、地元の子どもたちや大人も巻き込み、それぞれがイメージするお菓子の街、海南のキャラクター『海ニャン』を公募で考えてもらいました。


▲たくさんの応募をいただきました。そして決定した海ニャンです。

 

 

海ニャンにかける想い

地元の子どもたちや大人が考え、作り出してくれた『海ニャン』。

 

お菓子の神様に見守られたこの海南市を、お菓子で楽しい街にしていけるように

みんなの地元への愛着・誇り・自慢の象徴として、海ニャンは存在します。

 

お菓子という、楽しみ・癒し・安らぎ・笑顔といった、お菓子が私たちに与えてくれるものを、イメージそのままに海ニャンを通して、この海南市から全国へ発信していきます。

 

そして海南に行ってみよう、お菓子を買いに行ってみよう、橘本神社にお参りしてみよう、という県内外からの交流人口が増え、活気のある街へと導いてくれる招き猫的な存在になってくれるといいなと考えています。

 

海ニャンのご紹介

 

 

海南市のイメージキャラクター『海ニャン』

性別:おんなの子

誕生日:4月2日 (平成27年 第1回お菓子祭りに誕生)

好きなもの:お菓子♡とハモ

休日の過ごし方:橘の木の下でひなたぼっこ

特技:肉きゅうパンチ

習性:いつも飴ちゃんを持ち歩いている

特徴:海ニャン(カイニャン)を“ウミニャン”と呼ぶとふくれてしまう。走るのが苦手

秘密:のし飴のしっぽとタチバナの香り

市内のお気に入りスポット:海

 

ちなみにですが、和歌山県海南市はご存知ですか?

近畿のオマケのような扱いをうけがちな和歌山は近畿地方の南部、大阪府の南に位置しています。

そして海南市は和歌山県北部の沿岸部に位置しています。和歌山は海に山、川が身近にあり豊かな自然に囲まれていて、万葉の時代から多くの歌人に愛された情景のある地で、いくつもの歌碑が残されています。そして今年、和歌の浦にまつわるストーリー『絶景の宝庫 和歌の浦』が日本遺産に認定されています。そのストーリーには海南市黒江の町並み等も含んでいます。

 

 

気候は年中温暖で果樹栽培が盛んなフルーツ王国です。海南市下津は県内有数のミカンの産地で、『蔵出しみかん』という貯蔵みかんが評判です。ビワ作りも盛んで『下津ビワ』として販売されています。また黒潮の恵みをうけた新鮮な鱧やシラスなどの海の幸も豊富です。

 

 

海南市はなんと日本で2番目に多い鈴木姓発祥の地です。これを読んでくれている鈴木さんもいるかもわかりませんね。あなたのルーツは海南にあるかも!

 

文化財では徳川家の菩提寺である国宝建造物長保寺があります。なんと和歌山県下の国宝建造物7件のうちの4件が海南市にあります。 

海南市黒江は伝統工芸の紀州漆器の産地で江戸時代は大いに栄えていました。

 

また棕櫚を使った束子からはじまり家庭日用品産業が盛んです。

炊事・洗濯・トイレ・お風呂でつかわれる水回り品は和歌山で作られたものが全国の8割をしめているのできっとあなたのご家庭でも使われているものがありそうですね!

酒蔵も多く、全国にファンをもつ地酒の多い土地です。


海南市の人口は約5万人、平成32年には5万をきると予測されていて人口減少、特に若年層の減少が課題であり、中心市街地の活力の低下が問題になっています。

そして東南海・南海地震による浸水被害が危ぶまれています。
そんな海南市ですが、関西空港へは車で最短40分、電車で約1時間の好立地です。近くて遠いような、遠くて近いような和歌山県海南市に機会をつくってぜひお越しください。

 

スケジュール

7月9日(日)イオン和歌山にて鱧の街・お菓子の街海南プロジェクトPR

7月はじめ  業者に発注 発注済み

8月13日  ふるさと海南祭りにて広報

9月末   完成

橘本神社 秋の例祭「みかん祭り」にてお披露目

 

※「みかん祭り」とは

全国で唯一、みかんの神様を祀る橘本神社でおこなわれる「みかん祭」早生みかんやお菓子が供えられ、みかんの豊作と商売繁盛を祈願します。子ども神輿や獅子舞、もち投げなども行われます。

 

 

集まった支援の用途とその内訳

全体で100万円必要なうちの70万円を集めたいと考えています。

 

着ぐるみ制作費 700,000

海ニャンホームページ制作費、着ぐるみ維持管理費 300,000

 

自己資金 300,000 

 

 

海南市は、歴史的、文化的が多くあるにも関わらず知られていないことが多いです。また社会的な課題の高齢化、過疎化が進んでいます。

人口が減少していき衰退していく中、お菓子は救世主になれるのではと考えました。お菓子はその場で食べても美味しい(観光)、もらっても美味しい(移出、輸出)もので、お菓子自体に魅力があります。

また海南はお菓子のはじまりの地としてのSTORYがあります。

クラウドファンディングに挑戦することでSTORYを多くの人にしってもらうきっかっけとし、イメージキャラクター「海ニャン」の地位を確立し、商品開発をおこない地域の産品をプロデュース、販売とつなげていきたいと考えています。

 

応援コメントいただきました。

海南市長 神出政巳氏

「海ニャン」をきっかけに、菓子のまち海南市を沢山の方に知ってもらえたら嬉しいです
頑張れ!「海ニャン」

 

 

 

橘本神社宮司 前山和範さん(お写真右の方)

海南生まれの海ニャンが皆さんに愛されて幸せを運んで来ることを御祈り申し上げます。

 

 

海ニャンの生みの親 ののかちゃん(第1回お菓子祭り表彰式)

①どうして海ニャンのイラストを応募しましたか。

自宅で飼っているねこ(きなこ)が海南のマスコットになってくれたらうれしいなと思って応募しました。

 

②選ばれてどんな気持ちですか?

とってもうれしかったです。

 

③海ニャンの着ぐるみができたらどんな気持ちですか?

はやく会ってみたいなという気持ちとみんなに愛される海にゃんになってくれたらうれしいです。

 

④海ニャンにどんな活動をしていって欲しいですか?

笑顔をとどけながら「おかしのまちかいなん」をひろめていってほしいです。


 



 

 

お返しにご協力いただいたお店のご紹介

3時のかんぶつ屋さん

創業60年以上にもなるかんぶつ問屋さんがつくるかんぶつをつかったおやつ。

削りたて鰹節クラッカーや海苔クラッカーなど。

子どもたちの健康を守りたい。伝統食材のかんぶつの良さを伝えようとかんぶつの魅力を発信し続けています。

 

住所:〒642-0034 和歌山県海南市藤白189-1(株式会社野田商店内)

電話:073-482-3424

FAX:073-482-1144(24時間受付)

定休日:日・月

営業時間:午前11時~午後6時 (土曜日のみ午前10時~午後5時)

メールアドレス:info@3pm-kanbutsuya.jp

 

 

菓子工房アンシャンテ

美味しいものをお客様に届けるために、和歌山で採れる旬の食材など、こだわりの厳選素材をつかい地元の皆さんから愛されている菓子工房。

海南スイーツを誕生させるために日々新商品の企画に熱心です。

 

住所:和歌山県海南市且来247

電話:073-483-2288

定休日:水・木

営業時間:午前10時30分~午後6時

 

 

シフォンケーキの店HUMPTYDUMPTY(ハンプティ・ダンプティ)

住所:和歌山県海南市船尾 262-39

電話:073-483-5551

定休日:年中無休(年末年始を除く)

営業時間:9:00〜18:00

 

 

ケーキ工房*天花*

 

イベント出店メインのケーキ工房。
お店は月火のみ営業のカフェ。自家製野菜をメインにした週替わりランチと、日替わりスイーツを提供しています。
ケーキは予約注文のみ。
無添加をめざして、使う材料や調味料にもこだわっています。
 

 

 

アイシングクッキー教室

risapan 堀田理沙さん(日本アイシングクッキー協会 認定講師)

ちょっぴりひねりのあるパンと大人の乙女心をつかむアイシングクッキーを製造販売している。またパン教室を営む。
カフェ委託、イベントのみ販売のパン屋さん。

 

 

名手酒造店

店内は昔の酒づくりの道具をそのまま用いてテーブル・いす・壁板が設けられています。

天井に吊るされている照明などにもぜひ注目を。

壁にあるポスターも昭和レトロな趣きがあります。清酒「黒牛・一掴」などのきき酒ができるコーナーがあり 黒江街並み散策の休憩にぜひお立ち寄りください。

通りを隔てたところにある酒造資料等を多く展示している「温故伝承館」を見学することもできます。

 

温故伝承館」開館情報

住所:和歌山県海南市黒江846番地

電話:073-482-0005(平日)・073-482-1115(土・日・祝)

休館日:12/31~1/3 ※1/4~5 AM11~PM4

営業時間:10:00~17:00

E-Mail:info@kuroushi.com

 

 

 

中野BC株式会社

 

 

「日本庭園のある酒蔵」としてお客様に酒蔵全体を一般公開しています。日本酒や梅酒の製造工程や敷地内にある3,000坪の日本庭園の見学が可能。またギフトショップ「長久庵」にて中野BC商品の試飲販売も行っています。
また梅酒・梅シロップ漬け込み体験メニューもあります。
毎年、梅酒BAR・にほん酒BARのイベントを敷地内にて実施されており大勢の来場者でにぎわっています。

 

 

伝統工芸士 日展作家 林克彦氏

昭和36年生まれ、海南市出身。
父、祖父と紀州漆器に携わり、跡継ぎとして京都へ。
漆芸科の高等学校を卒業し、約10年間京都で修行。
後に地元海南市に戻り、漆芸家として独立。
専門は蒔絵。天然素材にこだわり、出来る限り地元の木地を使用。
あわせ、瓢箪や蜜柑などと言った珍しい素材にも挑戦。
「良い物を大事に長く使ってもらいたいから、職人は持てるすべてを作品に注ぎ込みます。今を生きる人に、新しい漆器を。」
 

 

 

池庄漆器店

紀州漆器の産地、黒江にて創業135年の漆器卸問屋。黒江の街並みに佇む築220年の実店舗は国の登録有形文化財に指定されている。

  

その他 参考

橘本神社

 

■橘本神社は指定文化財として、本殿棟札(1437年 市指定)、橘の大木(市指定天然記念物)、所坂王子跡(県指定史跡)登録されている。

創建の年代は不詳であるが、永享9年(1437年)と記された神社の棟札が残っている。天正17年(1589年)、白河法皇が熊野行幸の際に当社で一夜を明かし「橘の本に一夜のかりねして入佐の山の月を見るかな」と詠んだ。

貞享4年(1687年)、紀州藩主徳川光貞が社殿の修繕を行ったという記録があるが、その後廃頽し、明治初年には橘の老木と小祠だけが残されていた。里人の尽力により再興し、明治40年(1907年)11月、現在地の所坂王子(九十九王子の一つ)

 

■『万葉集』には、「橘は実さえ花さえその葉さえ枝に霜降れど弥常葉の樹」の一句がある。

 

■橘はみかん科の一種、現在日本では静岡県より西の本州、四国、沖縄に分布する植物。

橘の実や葉は、家紋や文化勲章にも描かれているなど古くから日本でなじみのある植物。

 

■古代の菓子は木の実や果物を天日で干して乾燥させたものであったこと、また聖武天皇が「橘は菓子の長上、人の好むところ」と言われたことから橘が菓子であると考えられるようになった。

 

■かつて教科書に掲載されていた。文部省唱歌「田道間守」

▲橘本神社内にある歌碑

 

香りも高い橘を 積んだお船が今帰る

君の仰せをかしこみて 万里の海をまっしぐら

今帰る 田道間守 田道間守

 

おはさぬ君のみささぎに 泣いて帰らぬ真心よ

遠い国から積んできた 花橘の香と共に

名は香る 田道間守 田道間守

 

 

 

お菓子まつり

 

起案者情報

【団体名】鱧の街・菓子の街海南プロジェクト実行委員会お菓子グループ 

【Facebook】https://www.facebook.com/hamokashi/

  • 2017/10/26 19:30

    海ニャンついに!インスタデビュー~!!!   海ニャンの日常やおでかけ情報を写真メインで紹介しちゃいます 全国にいるゆるキャラのお友だちも増えるといいな~。   みんな応援してね Follow me https://www.instagram.com/insta_kainyan/

  • 2017/10/19 21:48

    雨続きの和歌山です。みなさまいかがお過ごしですか。 先日、海ニャン誕生のご報告と応援のお礼に、お引っ越し前の海南市役所を訪問してきました!   海南市長が満面の笑顔で迎えてくださいました。 「湖南市の市長は蝶ネクタイつけてコナンになってるんやー!!」と、 お礼にお持ちしていた『kai...

  • 2017/10/12 15:57

    海ニャンプロジェクトを応援いただきありがとうございます! 皆様のご支援のおかげでリアル海ニャン実現しました   先日秋晴れの中、みかん祭でにぎわう下津町橘本神社にて無事にお披露目となりました。 当日はたくさんの関係者やファンの皆様、また報道陣に見守られながらの登場でした。   海...