◆本能寺寺宝 刀剣を保存修復して、100年1000年先に残したい!

 

 

 

法華宗本門派 大本山 本能寺です。

このページをご覧くださりありがとうございます。

「本能寺の変」の舞台となった寺院として有名な当寺は、
豊臣秀吉の命を受け現在の場所に移転し、以来400年あまりこの地で尊崇を集めてきました。

現在では、国内外から多くの観光客で賑わうスポットにもなっています。

 

本能寺には、さまざまな時代を超えて伝わる寺宝 刀剣が存在しますが、

その刀剣が今、長い歴史のなかで傷つき、朽ち果てようとしています。

それらの刀剣を、これから先の世代に、形ある姿で受け継いでいくためには、

一刻も早く刀剣の修復に着手する必要があります。

本能寺では、この修復にかかる必要なご支援を得るため、

この度、クラウドファンディングを立ち上げることにしました。

 

さらに、この取り組みによって、

100年1000年先に守り伝えられていく文化財の重みを、

多くの方と共有できれば幸いです。

◆人々の刀剣に対する想いに感銘をうけて 

 

昨今は刀剣が非常に多くの注目を集めています。

 

本能寺では2018年4月28日から6月3日にかけて、

[刀剣MERPプロジェクト]協力のもと、

本能寺寺宝の刀剣を展示する「本能寺刀剣展」を開催いたしました。

大変多くの方がこの展覧会に興味を持ってくださり、

これまで本能寺にて開催された多くの展覧会のなかで、

過去最高の来場者数を記録いたしました。

 

私たちはこの展覧会で、多くの刀剣に対する「熱い思い」と、「真摯な姿勢」に触れ、

寺宝 刀剣を守り伝えていくことの大切さに、改めて気付かされました。

 

先の「本能寺刀剣展」の開催に向けて、9振の刀剣を修復(研ぎ)しましたが、

あと10振、まだ研ぐことができていない刀剣が存在しています。

今回は皆様からのご支援をいただき、この10振の修復保存を目指したいと思っております。

修復後はそれらの刀剣の公開や、実際に触れていただける機会も設けたいと考えております。

 

すべての寺宝 刀剣の輝きを取り戻し、

そして、この先100年1000年と、その姿を伝えていけることを目指します。

ぜひご支援くださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

また、本能寺ではこのような活動を通じて、より人々に親しまれ、

より開かれたお寺であることを目指していきたいと考えております。

皆様にもっと本能寺を知っていただき、機会を得てお立ち寄りいただければ嬉しいです。

 

 

⎯⎯法華宗大本山 本能寺

執事長 佐藤泰慎

◆文化財を取り巻く環境そのものを守りたい⎯⎯全国の刀剣に関わる人々と共創し修復してまいります!


 


 

2018年7月、本能寺内において、

小浜の研師・古谷豊久氏に、修復が必要な刀剣の調査を行っていただき、

その状態や時代など詳細が明らかになりました。

 

今回のクラウドファンディングでは、

ご支援いただいた金額に応じて、優先順位を定めて

修復保存を行なっていきたいと考えております。 

 

▲⎯⎯錆など傷みが目立つ実刀 銘「眠竜子壽」

 

全国には研師・白鞘師・白銀師といわれる職人の方々がおられます。

研師は、刀剣を研ぐ人。

白鞘師は、桐の刀を収める鞘を作る人。

白銀師は、刀に使われる巾木を作る人。

その方々にお手伝いをいただき、本能寺寺宝 刀剣を修復保存していきたいと考えております。

 

文化財の保護には、文化財を修復する職人の存在は不可欠で、

文化財を修復することは、その技術を守り、後世に伝えることに繋がります。

今回のクラウドファンディングは、刀剣そのものだけではなく、

文化財を取り巻く環境そのものを守ることを目的としております。

 

また、より多くの方が文化財に触れることで

文化財保護に対する意識が高まることをも願い、

文化財を広く公開することを目標としております。

 

 

⎯⎯戦後日本刀は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ) によって、武装解除という名目で一時接収され、その多くは処分されました。

現在の本能寺に残る刀剣は「美術的価値の高いものは[武器]ではなく[美術品]である」、という主張のもとに返還されたものです。

◆ 対象刀剣詳細

 

①実刀 銘「眠竜子壽」 江戸末期

②銘「村正之劔(刀)」 室町時代

③銘「不動國行」 江戸初期

④長刀「南無妙法蓮華経」 室町時代

⑤「馬加剣」 江戸中期

⑥「助光刀」 室町時代

⑦鎧通 室町時代

⑧無銘 室町時代

⑨包久(なぎなた) 江戸中期

⑩銘「金道」 江戸中期

*①より順に修復の優先順位。

◆ 支援金の使いみち

集まった資金は

 

・刀剣の修復保存のための費用

・展覧会展示のための費用

・交通費および事務費

・返礼品製作費及び発送費

 

に使用させていただきます。なお、十振すべての刀剣の修復には500万円が必要となります。もし目標を大きく上回る資金が集まった暁にはすべて刀剣の修復に充てさせていただきます。

◆ 実行スケジュール

本年9月29日から12月23日の期間で「第二弾 本能寺刀剣展」を行います。

その展覧会に向けて、まずはじめに「眠竜子壽実刀」の研ぎにかかり、

修復次第、展覧会場にて披露したく思っております。

 

支援金が集まり次第、順々に刀剣の修復に取りかかります。

そして、修復を終えた刀剣は、11月中旬頃を目指して開催予定の

「本能寺刀剣展」追加展示 として展示する計画です。

◆ お問い合わせ先

本能寺寺宝刀剣保存プロジェクト

powerd by 刀剣MERP PJ

mail:merp.pj@gmail.com

Twitter:@MerpPj

 

 

  • 2019/07/08 14:30

    本能寺刀剣展2019を下記の通り開催いたします。 皆さまのご支援にて、新たに修復致しました刀剣も展示させていただきます!   【刀剣と寺宝展-クラウドファンディング修復刀剣報告展-】   期間: 2019年7月13日(土)~9月29(日)      (この展示替えのため、7月8~1...

  • 2018/12/13 11:43

    このたび皆様にご支援いただき修復することができました本能寺寺宝刀剣を初披露する機会として、本能寺にて【刀剣に触れよう体験】を緊急開催致します! 詳細は下記の通りでございます。 【刀剣に触れよう体験】 日時: 平成30年12月22日(土)      午前の部:9時~12時/午後の部:...

  • 2018/12/07 19:34

    大変お待たせを致しまして申し訳ございませんでした。 本日、御礼品の発送を完了致しましたので、それぞれのコースの発送方法をお知らせ致します。 また、年間パスポートにつきましては10月末に別送させていただいておりますので、今回は入っておりません。   【3000円・5000円コースの皆様】...